「TBSは今年の4月に『水戸黄門』などを生み出した月曜20時台のドラマ枠を、6月には『渡る世間は鬼ばかり』、『HOTEL』などを生み出した木曜21時枠を減らす。この2枠はバラエティー番組に生まれ変わる」(制作関係者)
テレビ界でドラマ廃枠の流れは止まらない。
「NHKでさえも、視聴率が2〜5%台の火曜22時枠ドラマなどの打ち切りを検討中。受信料を貰っていてこの数字では、視聴者に顔向けが出来ないというわけです。後枠にはニュース&情報バラエティー番組が検討されている。かつてドラマの隆盛で視聴率三冠王の礎を築いたフジテレビも、火曜21時枠の廃止に続き今度は火曜22時、水曜22時、土曜23時枠の打ち切りに向け動いているようです。日テレも、ドラマ枠を減らしバラエティー枠を増やす方向です」(同)
各テレビ局を悩ませるドラマ制作費(ゴールデン&プライム帯)だが、一本いくらかかっているのか。
「民放一、強気なのがフジ。最低5000万円からで平均すると約7000万円。テレ朝も最近の高視聴率を受けてアゲアゲ傾向にあり、最低4000万円から。TBSは最低3000万円からだが、『天皇の料理番』などには一本7000万円〜を投入している。NHKは大河が一本最低1億円〜、他は最低でも5000万円〜の設定。地上波で一番安いのが日テレで、1500〜3500万ですべてをまかなう。こうした制作費の大半を、出演者のギャラが占めているんです」(制作会社幹部)
少数精鋭型は功を奏するのか。