TBS系で土曜夜10時から放送されている『情報7daysニュースキャスター』のコメンテーターが、4月から「3」から「2」に減らされ、波紋を広げている。
3月末までは、三雲孝江(元TBSアナ)、女優の渡辺えり、齊藤孝(明治大学教授)の3人だった。だが、4月から渡辺が降板。当然、補填があるとみられていたが、2人体制でいくことになったようだ。
「渡辺の場合、男スキャンダルが週刊誌で報道された。また、とりわけ気のきいたことを言うわけでもない。番組は“毒気”を期待していたようですが、渡辺のコメントにはそれがなく、中途半端に終わったような気がします」(テレビ雑誌編集者)
4月21日放送分では、欠席した齋藤氏に代わり、無名の米国人金融アナリストが出ていた。
「ただ、コメンテーターが三雲と2人では、迫力不足でしたね」(番組制作関係者)
あまり名前の知られていないコメンテーターでは、信用性に欠ける。さらに、コメントそのものも意味不明なところがあり、盛り上がりも欠けていた。それにしても、TBSの娯楽系報道番組では看板である同番組なのに、欠員補填をしないのはさみしいではないか。
なぜこうなったのか。
「情報番組の制作費圧縮をこれからもやっていくという外部へ向かっての示唆、ともいえますね。平均13〜15%はいく看板の『情報7』でさえコメンテーターの補填はしない、という趣旨を強調しているのです。たしかに、渡辺えりは初回から出ていたが、存在感はなかった。それより、ビートたけしが、毎回いろいろな時の人物に変装し、ギャグを連発しているほうがおもしろい。貢献度からいえば、誰がみてもたけしの方が圧倒的に上です」(芸能界事情通)
渡辺えりの年間のギャラは推定2000万円で、これではいつクビになってもおかしくないだろう。
アベノミクス効果で景気は戻っているという。だが、テレビ局に広告収入が見込まれるのはまだ先のこと。いっそのこと、コメンテーターをなくしてはどうか。