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お笑い芸人、あのファイナリストは元料理人だった

 にわかに見るようになった若手コンビの片方が、元料理人というパターンが増えている。昨年末の『M-1グランプリ2016』で、敗者復活戦から準優勝に上りつめた上方漫才界のホープ・和牛の水田信二もそのひとりだ。

 芸人になる前は、大阪の和食店、神戸の有名洋食店で修業を積んだ実績保持者。最終学歴は、神戸国際調理師専門学校(現:神戸国際調理製菓専門学校)だ。コンビ名の由来も、「バイト先でいちばん高いメニューが和牛ステーキだった」と、食へのこだわりを見せている。

 漫才のネタでも、元来の屁理屈な性格の水田が彼氏役となって、彼女をはるかに上回る本格的な手作りハンバーグを作るものがあるが、これは実話。ジェスチャーといえど、包丁さばきやハンバーグの空気を抜くしぐさは、さすがと唸るものがある。“M-1”予選でも披露した、和牛渾身のネタである。ちなみに、その理屈っぽい性格が災いして、今までに相方が6人も変わっている。

 いっぽう、コントで世に出るきっかけをつかんだのは、「ダンソン フィーザキー」のフレーズで人気を得たバンビーノ。“キングオブコント”(KOC)で14年と15年にファイナリストに名を連ねた2人組だが、このネタで、獲物のマスクをかぶっている藤田裕樹は、辻調理師専門学校の卒業生。イタリア料理店で勤務していた。

 友人の家に遊びに行っても、冷蔵庫の余り食材で豪華メニューをそろえる藤田。上方落語界の大御所である桂きん枝の甥でもある。コンビ名は、ドラマ化にもなった人気料理マンガ『バンビ〜ノ!』から取っている。15年10月に結婚し、翌16年6月に第1子となる男児が誕生。プロポーズは、“KOC”の決勝進出が決まったあとだった。

 その“KOC”で12年、13年、15年と実に3回もファイナルの舞台を踏んでいるのは、うしろシティ。阿諏訪泰義は、日本料理の老舗・なだ万の元店長が出店した料理店で、6年間も修行していた。

 現在住んでいるマンションの部屋の大半は、大きなアイランドキッチンが占める。包丁は、用途ごとに5本を使い分け。鍋は、10種類以上も保持。調味料にいたっては、常時100種類は取り揃えている。市販メニューや、有名飲食店のレシピを完全に再現させられることから、バラエティ番組『あのニュースで得する人損する人』(日本テレビ系)では、「サイゲン大介」という別キャラで準レギュラー出演。神の舌を持つ男として、毎回奇跡を起こしている。

 芸人で食えなくなったら、食の道へ戻る選択肢がある彼らたち。本業の笑いで手にするギャラが、料理関連より下回らないことを願うばかりだ。

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