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連日行われた新人発掘オーディションの決定的な違い

 女優の木村佳乃、杏らが所属する芸能プロ「トップコート」の創立20周年を記念した新人が2日、女優の深田恭子、石原さとみらを輩出した「ホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)」の決勝大会が3日に行われ、その様子を各メディアが報じている。

 報道をまとめると「トップコート」のオーディションは応募総数1万315人の中から、滋賀県出身で日大芸術学部映画学科1年の小林京香さんが受賞。身長165センチ・18歳で、事務所の先輩・佐々木希に祝福されると「橋本愛さんのように主役のできる女優になりたい」と感激の面持ちだったという。

 一方、TSCは応募総数3万8628人の中から、福島県出身での女子大生・生田若菜さんが受賞。身長155センチ・20歳で、深田が祝福に駆けつける中、CDデビュー・女優デビューが約束されているとあって、「大きな舞台に立てるようになりたい」と紅白出場に意欲をみせ、目標の女優を聞かれ「石原さとみさん」と即答。元アイドルというだけに、即戦力になりそうだ。

 1日違いでに芸能界入りした小林さんと生田さんだけに、何かと比較されそうだが…。

 「ホリプロは毎年TSCを開催し話題になっているのに対し、トップコートは10周年の2005年に大々的なオーディションを行っただけ。おまけにその時のグランプリは、もうほかの事務所に移籍してしまった俳優の大東駿介。野球でいえば、ドラフト1位のゴールデンルーキーがあっさり他球団に流出してしまったようなもの。受賞の際のコメントにしても、生田さんがホリプロの先輩である石原をあげたのに対し、小林さんはほかの事務所の橋本をあげた。事務所のオーディションで所属する先輩タレントの名前をあげるのは“暗黙の了解”だが、その辺に両事務所の歴史とオーディションの体制の違いが現れてしまった」(芸能プロ関係者)

 ただし、それぞれのオーディションは一長一短なのだとか。

 「ホリプロはとにかく所属タレントが多く、売れるのが大変。グランプリを受賞したからといって、必ず売れるというものではない。それに対し、トップコートは少数精鋭で、所属タレントが20人程度なのにそれぞれがしっかり売り上げを上げている」(同)

 どちらが先にブレークするか注目だ。

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