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東方神起のメンバーが語った分裂騒動

 分裂騒動で「JYJ」のジェジュン、ユチョン、ジュンスと袂を分かった「東方神起」のユンホとチャンミンが2日放送の、韓国・MBSのバラエティー番組「黄金漁場」の人気トークコーナー「膝打ち導師」に出演し、分裂騒動についての率直な心境を包み隠さず打ち明けた。

 芸能界デビュー、海外進出を積極的に行った5人での8年間の活動とその成功については笑顔を交えて語った2人だが、分裂騒動の話題になるとガラリと神妙な面持ちに。

 ユンホは「正直言えば、僕たちは若くして成功し、日本でも成功したが、その雰囲気に押し流されてしまい、今の状況にいたったのだと思う」と冷静に分析した。

 09年7月に東方神起のメンバーでJYJの3人が所属事務所「SMエンターテインメント(以下SME)」との間の専属契約効力停止仮処分などを求めてソウル中央地裁に提訴し、この訴訟が分裂のきっかけとなってしまった。双方は和解せずに訴訟は長期化、先月、事務所の異議申し立てが却下されている。

 ユンホは訴訟について「何よりも告訴という極端な選択についてはメンバーとしてとてもさみしく残念だ。周囲から『裏切り者』という目でみられたのもつらかった」と告白。

 チャンミンも「いまだに(自分の)親がののしられることもある。そして、まったく関係のない若いファンたちが傷つくのでは、ととても心配している」と悲しんだ。

 5人そろっての最後のステージは09年のNHK・紅白歌合戦。来日する際や、会場内の控え室ではすでに東方神起とJYJに別れて行動していたと報じられていたが、ユンホは「あの時は『これで最後だ』という無念の思いのまま歌うことになってしまった。同じ夢を胸にここまで走って来たのに、最後になるかもしれないと思うと怖かった」と複雑な表情で紅白当日の心境を振り返った。

 SMEとの訴訟が決着したJYJだが、「事務所の社長がマネジメントしていた某韓流スターとトラブルを起こしたいわく付きの人物で、エイベックスは日本でのマネジメントを取りやめた。韓国音楽界をリードするSMEに刃向かったため、韓国国内での活動も難しい。米国やほかのアジア諸国での活動を視野に入れてのプロモーションを行っている」(韓国芸能界に詳しいジャーナリスト)。

 再び5人で活動する可能性は限りなくゼロに近いだけに、絶妙なハーモニーで量産したヒット曲の数々は“封印”されるというファンにとっては最悪の結果になってしまった。

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