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食事を出してくれた女性にホームレスが激怒、殴って片目を破裂させる 理不尽な理由に恐怖の声

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 困っている人がいたら、助けてあげたいと思うものだ。しかしそんな親切心が踏みにじられる事件が海外で起こった。

 海外ニュースサイト『METRO』は2019年4月30日、イギリス・レスターシャー州に住む45歳の女性が、39歳のホームレスの男に食事を振る舞った後、暴行を受けたと報じた。

 同記事によると、今年2月、女性は寒さで凍える男を見かけ、親切心から男を自宅に招き、サンドイッチや温かいお茶を振る舞ったという。数時間後、ある程度食事が済んだところで、女性が男に「そろそろ寝るからお帰りください」と伝えると、男は激怒。女性の意識がなくなるまで殴り続けたという。女性は意識を取り戻した後、自力で病院に行ったが、片目は破裂してあごの骨も骨折していることが分かった。目は治療のしようがなく、摘出を余儀なくされたそうだ。女性はパニック発作に苦しむ日々を送っており、「もう誰にも親切にはしたくない」と同記事のインタビューで話している。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「ひどすぎる。女性は恩を仇で返された」「ホームレスに親切にしてはいけないと学んだ」「知らない人は家に招いてはいけない」などの声が寄せられた。

 世界には善意を踏みにじったホームレスに関するトラブル例がいくつかある。

 2014年11月には、アメリカ・カリフォルニア州で親子がホームレスになりすまし、物乞いをして騒動となったと海外ニュースサイト『FOX31』が報じた。若い女性と5歳くらいと思われる息子は週末になるたびに、同州のショッピングセンターを訪れ、「私たちを助けてください」と書いた段ボールを持って、人々に金銭を恵むよう訴えていたという。しかし、親子がショッピングセンターを去る際、毎回ベンツが送り迎えに来ていることを、たまたま見かけた人が動画に撮影したことで発覚。動画は拡散され、多くの地元メディアで報道された。その後、親子はショッピングセンターに姿を見せず、どのようになったのかは分かっていない。

 また2019年1月には、アメリカ・ニュージャージー州で、カップルとホームレスの男がグルになり、寄付金詐欺をしていたと海外ニュースサイト『ABC News』が報じた。39歳のマーク・ダミコとその彼女である28歳のケイト・マックルーは2017年11月、「高速道路でガソリン切れとなって困っていたとき、ホームレスの男性からなけなしの20ドル(約2200円)をもらった」とクラウドファンディングサイト『GofundMe』に書き込み、ホームレスの男のための寄付を呼び掛けた。約40万ドル(約4300万円)の寄付金が集まったが、ホームレスの男が7万5000ドル(約820万円)しか受け取っていないとして、カップルに対して訴訟を起こした。しかし裁判が進むにつれ、3人がグルであったことが分かり、2019年1月に3人は詐欺と窃盗の疑いで逮捕された。ガソリンが切れたという話も、3人の作り話だったという。

 欧米では、キリスト教の奉仕の精神などから、ホームレスに対して親切にしようとする人が多い。その親切心を踏みにじったり、自分の利益のために利用することはあってはならないだろう。

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