リンジーは9月にコカインとアンフェタミンの薬物検査に失格したことで、執行猶予の規則を破った。刑務所に逆戻りはしない代わりに、ロサンゼルスにあるベティ・フォード・クリニックで2011年1月初めまで治療を再び受けるようエルデン・フォックス裁判官から言い渡された。
同時にリンジーは、アルコール数値を監視するSCRAMブレスレットが外されることになったが、2007年に起こした飲酒運転の保護観察期間が終了するまでは、麻薬とアルコールの薬物検査は引き続き行なわれることになった。
リンジーは審理の最中、フォックス裁判官に対して何の意見をすることはなかったが、リハビリ施設入りの判決が下された時は涙を流していた。
裁判官は、リンジーに対し、「あなたは中毒者です。それを理解することを切に願います」と語った。また、裁判官はビバリーヒルズ裁判所にて、ある理由からリンジーには1月3日までリハビリ施設に滞在して欲しいと語ったが、その理由は明らかにしなかった。
リンジーの父マイケル・ローハンは、この裁判を傍聴席で見守り、母ディナもまた、同じ部屋の反対側で審理を聞いていた。