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前門の虎・日本と後門の狼・中国で万事休す 「サムスン」頼りの韓国経済が悲鳴

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提供:週刊実話

 日本の輸出規制強化を受け、韓国の文在寅大統領は「半導体価格が急騰し、世界は混乱に陥って日本への非難が高まる」との見解を示した。

 しかし、これは精一杯の強がりでしかない。
「半導体は不況の真っただ中にあり、1年前に比べてメモリーの価格は半値になっています。市場に溢れているので、日本が輸出管理を強化しようが、ユーザーは焦って手当てしようとはしていません。だから市場は安定しているのです。文氏の思惑は完全に外れました」(経済アナリスト)

 日本からの技術や部品など、あらゆる面で、日本への依存度が高い韓国の輸出産業は、日本の「鵜飼いの鵜」にすぎない。
「韓国は、日本に高い原材料費や特許使用権料を支払いながら、高度な工業製品を輸出することで豊かになった。それが、日本を怒らせて一気に追い込まれた。実は韓国は、中国からもプレッシャーをかけられている」(経済アナリスト)

 5月17日、中国国営の通信社・新華社は〈サムスンは中国陝西省西安の工場でNAND型フラッシュメモリーを増産するため、140億ドルの新規投資に踏み切る〉と報じたが、すぐにサムスン側はこれを否定した。
「記事を流すことで、中国はサムスンに中国工場の能力増強を迫ったのですが、米国の顔色もうかがわなければならないサムスンは、慌てて報道を打ち消さざるを得なかったのでしょう」(韓国ウオッチャー)

 いずれにせよ、サムスンは最新鋭半導体工場用の原材料をどこから調達するのか、視界不良のままだ。

 韓国経済は、極端な輸出依存(67・61%)、財閥依存で成り立っている。中でも三星財閥(サムスン)に依存する割合が高く、韓国GDPの18%、輸出の21%を占めている。
「韓国経済はサムスンに頼り切りの“超一本足打法”です。その足をすくわれたら即アウトなのに、日本と中国が足首を掴んで離さない。今は強がりを言っている文大統領も、内心、穏やかではないでしょう」(同)

 かわいそうな国である。

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