事の発端となったのは、はじめしゃちょーが9月30日、ゲーム実況動画などをアップする自身のチャンネル「はじめしゃちょー2」に投稿したある動画。「【希少】なんでポケカ1箱12,000円なんや…まぁ買うけど…」というタイトルだった。動画の中ではじめしゃちょーはポケモンカード「サン&ムーン」の拡張パック「禁断の光」のボックス商品を紹介。「高くてもいいから買おう! と今回2パック購入しました」と話していた。
しかし、はじめしゃちょーはボックスの値段について、「1万2千円、2つで2万4千円」と紹介。さらに、「おそらく普通に買ったら5000円くらいなんで」と、“定価”は「4500円+税」程度の価格だと明かしていた。
公開直後から、この動画に対する疑問の声が殺到した。定価の約2.5倍の金額を出して購入したことに関して、「明らかに転売屋から買ってるじゃん」「影響力がある人が転売から買うのってどうなの?」「モラルがなさすぎる」などと批判が集まる事態になっている。
はじめしゃちょーと言えば、単一のものとしては日本一のチャンネル登録者数を誇り、知名度もトップクラス。しかし、2017年には女性との三股疑惑が取りざたされ、ゴルフクラブを悪ふざけで折るなどして炎上した。一度は活動休止に追い込まれるなどトラブルとは決して無縁とは言えないユーチューバーだ。
今回の騒動に関しては、「合法的なショップで買い、単にプレミア価格がついただけでは?」といった声もあるものの、はじめしゃちょーはポケモンカード公式のYouTubeチャンネル「ポケモンカードチャンネル」でポケモンカードバトルをするなど、“公式”とも仕事上の付き合いがある。ネットユーザーは、この動画を見た悪質な“転売ヤー”が「ポケモンカードが高額で転売できると知り、転売目的で大量購入する」といった転売行為を助長するのではと指摘。騒動はいまだに尾を引いている状態だ。はじめしゃちょー側から“疑惑”に関する釈明は出ていないものの、果たして何か動きはあるのだろうか――。