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新日本プロレス 中邑真輔が目隠しトレーニング

 新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス2008」(9日の愛知大会で開幕〜17日の東京・両国国技館大会で決勝)に臨む“真エース”中邑真輔が6日、都内の同道場で練習を公開した。悲願のG1初制覇に向けて目隠しトレーニングを行い、3種類の必殺サブミッションを披露。そればかりか、本紙記者を試し切りし、“絞殺デモ”まで敢行した。

 G1開幕まで3日を切ったこの日、高校のアマチュアレスリング時代から「五感の1つを排除することで集中力を高めて技が確認できる」と行っている「目隠しスパーリング」に臨み、ヤングライオン、吉橋伸雄を幾度となくタップさせた。
 単なる目隠しスパーではなかった。3分の間には、新日プロ入団前から総合格闘技の練習をしている和術慧舟會で伝授された新たな技も見せた。日本総合格闘技界のパイオニア、宇野薫直伝の変型羽根折り固めや、UFCに参戦する岡見勇信からアドバイスされたという変型フットチョークのほか、米国の武者修行で習得したアナコンダチョークなどを披露した。
 最後は本紙記者に変型羽折り固めを試し切り。捕獲されると、わずか3秒足らずで意識がもうろうとなる超絶兵器。大一番を前に、“リーサル・ウエポン”を得て「出せるかどうかわからないけど、こうして引き出しが増えたのはでかい」。
 昨年はベスト4で、左肩負傷で無念のドクターストップ、2005年も脳震とうを起こすなど、近年立て続けにアクシデントに見舞われているが、秘策を携えた今年はG1初制覇を成し遂げる。

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