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大阪杯 3度目の盾制覇へメイショウサムソンが始動

 昨年もここを勝って春の天皇賞を制した。自身3度目の盾獲りへ向け、メイショウサムソンが「第52回大阪杯」(GII 阪神芝2000m 6日)から始動する。今年はドバイ遠征を目指していたが、チャーター便の都合がつかず、春は国内に専念。秋の欧州遠征をにらみつつ、まずは日本の王者として足固めだ。

 抜かりはない。春の大目標に掲げていたドバイ遠征こそ、チャーター便の都合がつかず断念せざるを得なかったが、その分じっくり乗り込みをこなしてきた。メイショウサムソンが文句なしの仕上がりで今年の初戦に臨めそうだ。
 「ドバイを想定していたから放牧に出さず、ずっと厩舎で調整してきた。気負いもなく、いい感じで仕上がっている」と高橋成師はうなずいた。
 前走の有馬記念は秋GI3走目の疲れが出たのか、8着に敗れた。しかし、その後はしっかり立て直されてきた。
 調教の動きにも効果ははっきり表れている。2週前の3月19日には栗東坂路で800mを51秒9→38秒2→25秒1→12秒4。さらに、1週前の3月26日には坂路51秒5→37秒8→25秒2→12秒8と続けて好タイムをマークした。
 水曜日には速い時計、日曜日にも15-15をこなしている。入念かつ慎重な調整過程だ。腹袋が大きくどっしり映る体形も、日を追うごとに引き締まってきた。
 「昨年もこのレースから始動して勝っているけど、あの時は転厩初戦で手探りな面ばかりだった。しかも、放牧帰りだったからね。その点、今年は自信を持って調整できているから」
 オールマイティーに距離をこなしているサムソンだが、最も安定感があるのはこの2000m。GI初制覇となった皐月賞をはじめ、昨秋の天皇賞、そして昨年の大阪杯と<3100>の素晴らしい成績を誇っている。
 「昨年よりいい感じでこられたから、期待通りの結果を出してくれると思っている。ケイコをやればやるほど覇気が出てくるタイプで、今はじんわり気合も乗っている。体にも柔らかみがあるからね」
 馬インフルエンザ騒動で流れた昨年の凱旋門賞挑戦、そして今年のドバイと海外とは縁がないサムソンだが、この秋には欧州遠征のプランもある。それまでに必要なのは国内王者の足固め。3度目の盾制覇に向け、まずはここをきっちり勝つ。

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