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毎日王冠 ラストシーズンへウオッカ完璧

 今春、ヴィクトリアM→安田記念でGIを連勝した女王ウオッカが、「第60回毎日王冠」(GII、東京芝1800メートル、11日)から始動する。昨年同様、夏は栗東で過ごし、十分すぎるほどの乗り込みを行ってきた。今朝(7日)の最終調整でも軽やかなフットワークを披露。GI5勝を誇る東京で、いきなりベストパフォーマンスを見せつけそうだ。

 春は完成度の高い走りを見せた。後続を7馬身ぶっちぎったヴィクトリアM、そしてディープスカイの末脚を跳ね返した安田記念…ウオッカは女王としての期待に100パーセントの形で応えた。
 「春は強い形でGIを2つ勝ってくれた。その後、目指した宝塚記念は疲れが抜けきれずに断念したけど、それを回避したことで何の不安もなく夏を乗り越えられた」(清山助手)
 春の激戦から4カ月。いよいよ女王が秋初戦を迎える。今年も夏は手元に置いて調整を行ってきた。4日には栗東CWで5F65秒2を軽々とマーク。調整過程には寸分の狂いもない。
 「1週前追いでも終いの反応が良かったし、ここまでしっかりやれている。追い切った後もチャカチャカすることなく、ドッシリ構えていられるようになったからね。心身ともに充実期に入ったんじゃないかな」

 さらに成熟度を増した女王が秋のスタートに選んだのは、幾度も強烈な末脚を繰り出してきた府中だ。「東京に対してはいいイメージを持っているからね」。しかも、今回は開幕週で絶好の馬場コンディション。自慢のスピードと切れ味をいかんなく発揮するにはこれ以上ないステージだ。
 昨年の天皇賞・秋で名勝負を演じたダイワスカーレット、さらに今春の安田記念で死闘を繰り広げたディープスカイが引退。ファンの期待がますます大きくなっていくなか、今秋はこれまで以上の走りが求められる。
 「JRAの中でもナンバーワンのスターホース。中途半端な形で出走させるわけにはいかないし、ファンを裏切るような走りはできない。ここでもいいレースを期待しているので、ぜひ皆さんにもこの馬の素晴らしい走りを生で見てもらいたい」
 すでに年内で引退が決定しているウオッカ。集大成の秋がいよいよ始まる。

 【最終追いVTR】CWで武豊騎手を背に、例によって3頭併せを行い、5F65秒9→51秒9→38秒3→11秒2。最後まで鞍上の手は動くことはなかったが、直線では自らハミを取って好気合を見せた。ゴール前はグイッと前へ出て3馬身先着。馬体の張り、動きともに休養明けの不安はないに等しい。

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