「全部をさらけ出した」という内容の本書は、家族、音楽との出会い、NMB48の仲間、AKB48グループ総選挙のことなど、これまで語ることのなかったことを書いた一冊である。「アイドルというのはキラキラした明るい部分を見てもらえる存在だと思うので、その逆について出してみました。特にこれまでそういうことを言葉にしたり文にしたりすることが無かったので、すごく考えながら書きました」と説明した。
AKB48グループ49thシングル選抜総選挙の辞退を表明した山本は「昨年を最後にと応援してくれている皆さんに伝えていましたし、その覚悟で挑んであの結果(4位)をもらえたのが、自分にとって光栄なことだったので、今年はそのままの気持ちでいたいと思いました。でもギリギリまで総選挙に出ることも悩んだんですけど、中途半端な覚悟で出るとしたら皆さんに期待を押し付けるように感じたので辞退しました。そこで違う舞台でも自分をもっと高めたい気持ちになりました」と理由を語った。
総選挙の出馬を決めた指原莉乃について聞かれると「私と指原さんは人間性が違うので、そもそも戦って比較することは違うと思いました。そういうところもあったので、次元の違うところにいると比較しにくいんじゃないかと思います。私はこれからも順位にこだわらないでグループを良くしていきたいです。私以外にも辞退した人もいるので、選抜の枠が空くと思うので、そこにNMB48のメンバーに食い込んで欲しいです」と話した。
総選挙を辞退するとグループを卒業するというウワサもあるが「現時点ではそういうつもりはありません。私としてはグループとして活動を続けますし、もっと先を見たところで辞退という選択があって、自分を成長させてくれると思っています」と話した。
卒業はしないということでファンは安心とのことだろう。山本の向かう先に何があるかわからないが、これからの山本の動きにも注目が集まりそうだ。