テレビレギュラーはないが(ニッポン放送に番組を持つ)、毎月15本前後の単発仕事が入るという。オカマタレントとしては多い部類だ。
テレビ1本の稼ぎは推定70万円。15本とすれば1000万円前後になる。年収に換算すると1億2000万円を稼いでいる計算だ。
「同時期に活躍したオカマタレントたちが消えていく中、IKKOは長続きし、儲けてもいる。先日は家賃100万の豪華マンションを披露した」(芸能レポーター)
では、長持ちの秘訣はどこにあるのか。
「じつは、番組プロデューサーや全共演者に対し、毎回プレゼントすることで株を上げている面がある。中身は、アンプルールやセラムデューといった国産化粧品。そのプロモーション役をつとめているため、タダ同然で手に入る。一個一個包んで、自分なりのメッセージとともにそれを渡すのです」(芸能界事情通)
くわえて化粧品の輸出入の仕事をしているのはあまり知られていない。とりわけ韓国にクライアントが多く、繁華街ではポスターをよく見かける。
IKKOはもともとメイクアップアーティストだった。本名が豊田一幸で、下の名前から現在の芸名にした。
故逸見政孝を担当し、売れっ子にしたのも当時の“彼”である。現在も月命日には花を贈っているという。
「とにかく神経細やかな人物です。ハッタリも言わない。『どんだけ〜』のギャグも、もともとは新宿2丁目のママが発信源であり、その年の流行語大賞にも選ばれた。その際、自分が火をつけたものではないと明らかにしている。そんな正直なキャラも、まわりから愛される理由といえますね」(前出・芸能界事情通)
今後、IKKOのプレゼント作戦を真似するお笑いタレントが増殖しそうだ。