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田原俊彦“ビッグ発言”から辛酸なめて23年 ジャニーズ呪縛が解かれる日

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提供:週刊実話

 田原俊彦(56)の“ビッグ発言”が全マスコミを敵に回した。口から出た言葉は元には戻らない、覆水盆に返らずだ。
 田原はジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏の“秘蔵っ子”と言われ、たのきんトリオのメンバーとして歌手デビュー。その後、ソロとしてスターまで上り詰めた。

 これまで辛酸をなめてきた田原が11年ぶりにメジャーレーベルのユニバーサルミュージックジャパンから新曲をリリースすることで、かつて所属していたジャニーズ事務所との完全和解が注目されている。
 「しかし、ジャニーさんの意に反してモデルだった彩子さんと結婚。長女出産後の記者会見で『何事も隠密にやりたかったけど、僕くらいビッグになると…』といった“ビッグ発言”をしたことでマスコミの顰蹙を買い、芸能界から干されたと言われていたんです」(夕刊紙記者)

 6年前にバラエティー番組に出演した田原は「ビッグ発言はテレビ局に編集されたもの。僕が干されたのはマスコミの陰謀」と発言しているが、事情を知る音楽プロデューサーはこう否定する。
 「田原はジャニーさんに相談もなく結婚し、同時に個人事務所を設立した。これに激怒したジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長が、その年に予定されていた田原のコンサートツアーを中止。'94年に追われるようにして独立したんです。大手レコード会社幹部は、そんな田原を一度は引き取ろうとしたが、結局はメリーさんの逆鱗に触れることを恐れて手を引いた。田原が芸能界を干されたのは、ジャニーズから独立したためなんです」

 以降、田原がメジャーレーベルからリリースしたのは、'06年の『ジラシテ果実』のみ。テレビ出演のオファーも歌番組ではなく、バラエティーだった。
 しかし、前出の音楽プロデューサーはこう続ける。
 「'13年のコンサートで、田原はメリーさんから『(ジャニーズの)若い子たちがトシの歌を歌っています。よかったら今度、見に来てください』との直筆の手紙をもらったことを明かしており、実は、すでに水面下で関係は修復していた。だから田原も、干された原因をジャニーズではなくマスコミに転嫁していたんです。それでもジャニーズ事務所の“独立したタレントは許さない”という姿勢は変わらなかったが、SMAP解散騒動のダーティーな印象を払拭したい思惑も加わり、今回の田原の新曲リリースになったと見られます」

 「たのきんトリオ」の田原俊彦もすでに56歳。謙虚に新人当時の気持ちに戻って臨んでいただきたい。よもや、ビッグ発言はないとは思うが…。

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