【訃報】“巨鯨”キングコング・バンディさん逝去、新日本で猪木とボディスラムマッチ!

スポーツ 2019年03月06日 11時33分

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、かつて新日本プロレスやWWEなどで日米に渡って活躍した巨漢レスラー“巨鯨”キングコング・バンディさんが、現地時間の4日に亡くなられたと発表した。61歳の若さだった。

 バンディさんが日本のお茶の間に初登場したのは、当時テレビ東京で放映されていたプロレス番組で、1982年に“鉄の爪”フリッツ・フォン・エリックの引退試合の相手を務めた時である。エリック一家のテリトリーだったダラス地区で活躍。1983年には同地区でジャイアント馬場が保持していたPWFヘビー級王座にも挑戦しており、全日本プロレスへの来日が有力視されていた。しかしその後、テリトリーを移動し、マスクド・スーパースターとのタッグで、あのロード・ウォリアーズからNWAナショナルタッグを奪取。テネシーのAWAエリアに移ると、数々のタイトルを獲得するなど、後にクラッシャー・バンバン・ビガロを輩出したラリー・シャープが主宰していたモンスター・ファクトリー出身とあって、若くて大きく動けるバンディさんが売れっ子になるのは、当然の流れだったように思う。

 日本マットには1985年1月シリーズに待望の初来日。バンディさんが選んだ日本のリングは新日本プロレスだった。ロード・ウォリアーズのようにプロレス番組や専門誌での前評判が高かったため、初来日ながら同シリーズの外国人エース格に抜擢され、シリーズ終盤の愛知、大阪の2連戦では、アントニオ猪木と1万5000ドルを賭けたボディスラムマッチを行い話題となった。“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントをボディスラムで投げている猪木だが、170kgのバンディさんのひょうたんのような体型は投げ難かったようで、愛知では投げられない上にリングアウト負け、大阪は延髄斬りでフォール勝ちを収めたが、ボディスラムでバンディさんが投げて、猪木が試合に勝ってルールに負けたと言われている。

 その後もアンドレとのシングル、“超獣”ブルーザー・ブロディとのキングコングタッグ結成、藤波辰巳(辰爾)とも抗争を繰り広げた。新日本との提携ラインで、WWF(WWE)とも契約し、アメリカではハルク・ホーガンのライバルとして対峙。第1回『レッスルマニア』でデビューするという破格な扱いを受けている。WWEでは、ボビー・ヒーナンをマネージャーにホーガンとの抗争に突入すると、ドル箱カードに。ホーガンと結託していたアンドレとも対戦している。しかし、体調を崩したため1988年に一旦引退。1994年から再びWWEに復帰。ジ・アンダーテイカーとも対戦したが、1996年に契約を解除され、1997年にはIWAジャパンに12年振りとなる来日を果たし、日本のファンを喜ばせた。

 世界的に怪物レスラーが減少する昨今のプロレス界において、バンディさんの訃報は非常に残念。21世紀のモンスターレスラーの登場を期待したい。

合掌

※文中一部敬称略

文 / どら増田
写真 / 舩橋諄

ピックアップ
スポーツ新着記事

プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「山本小鉄」“人間爆弾”の知られざる名勝負
2019年09月17日 23時03分

注目動画

一覧へ

アクセスランキング

  • 総合

  • お笑い

  • アイドル

注目画像
  • ゆうみ 最新DVD『ふわっとゆうみ』発売記念 7月16日
  • 平塚奈菜 9枚目DVD『32(サーティーツー)』発売記念 7月16日
  • 柳瀬早紀 12枚目DVD『溢れる想い』発売記念 7月16日
  • 阿部桃子 ファーストDVD『switch on』発売記念 7月9日
  • 手塚せいあ 3枚目DVD『手塚せいあはリアル彼女』 発売記念 7月9日
  • 本田みく デビューDVD『MIX Juice』発売記念 7月9日
  • 戸田れい 25枚目DVD『BEAU T RENTE』発売記念 7月8日
  • 本郷杏奈 2枚目DVD『はにかみカノジョ』発売記念 7月2日

一覧へ

▲ページトップへ戻る