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【放送事故伝説】年末のスペシャルドラマがまさかの放送中止!その原因は?

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 2020年に放送予定の大河ドラマ『麒麟がくる』に出演予定だった沢尻エリカの降板が発表され、ドラマの撮り直しに注目が集まっている。

 さて、撮影したドラマが日の目を見ずに、お蔵入りするのは主に出演者の不祥事によって発生するケースが多いが、ごくまれに関係者から許可を得られず放送中止になることがある。

 有名なのが、2003年に日本テレビで放送予定だった『戦後最大の疑獄事件! ドラマ…ロッキード事件』である。

 これは「今太閤」「コンピュータ付きブルドーザー」とも称された昭和の大政治家・田中角栄を主役にした特別ドラマで、主人公を2018年に亡くなった津川雅彦さん、ロッキード事件のキーマンである小佐野賢治役を津川の実兄、長門裕之さんがそれぞれ演じており、撮影前には大規模な記者会見も行われていた。

 撮影は無事に終わって年末の2003年12月29日に放送が決まり、日本テレビも宣伝に大きな力を入れていた。

 しかし、放送から20日前の12月9日、日本テレビはドラマの放送を突如中止にした。延期の理由について日本テレビは「編成戦略上の理由」と説明しており「近く放送する予定」と予告されたが、それから16年間、一度たりとも放送されておらず作品としては「完全封印」になってしまっている。

 ちなみに、津川・長門兄弟以外には阿部寛、長嶋一茂、大鶴義丹、本田博太郎という主役級のキャストがそろった豪華版だった。今でも「一度でいいから見てみたい」との声が多い。

 なお、田中角栄のドラマは日本テレビ以外にもフジテレビも計画していた。2004年春にはビートたけし主演で単発ドラマ『田中角栄〜異形の将軍〜(仮題)』というドラマをつくる予定だったが、こちらは「田中家の承諾が得られず中止になった」とフジテレビから発表されている。日本テレビの場合も、同様の事情があったのではないかとされている。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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