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社会 2011年03月07日 14時30分
郵政事業のチグハグさ 犠牲になる非正規社員
日本郵政グループの郵便事業会社が、3月末で契約切れとなる非正規社員の契約更新をしない雇い止めによって、2000人規模の人員削減を行なう見通しだ。同社には約15万3000人の非正規社員がいるが、人減らしで経費削減を目指す。 おかしな話である。郵便事業会社は昨年12月、非正規社員のうち約6500人を正社員化したばかりなのである。それであれば、正社員化しなければよかったのだが、これは政治主導で、やりたくなくてもやらなければいけなかったのが実情。 郵便局会社は11年度の事業計画で営業損益が約110億円の赤字になる見通しを立てており、非正規社員の雇い止めの背景には経営不振がある。郵便物の減少、宅配便・ゆうパック事業の不振…。 ゆうパックは昨年7月に旧ペリカン便と統合したが、これがスムーズにいかず、お中元時に遅配を起こし、信用を失墜。客離れにつながった。旧ペリカン便とトータルして見た場合、引き受け数は減少した。これを受けて、郵便事業会社はゆうパック事業のサービス縮小を決断。受付翌日の午前中に配達するサービスを、6月から一部地域で縮小する方針。このサービス見直しに伴い、追加で5月末で非正規社員を雇い止めする意向だ。雇い止めの対象となるのは、10年5月以降に雇用契約し、ゆうパックの仕分けや配達、コールセンターの業務に携わっている非正規社員の一部。統合時には、旧ペリカン便の非正規社員を吸収しており、これまたチグハグな印象をぬぐえない。 経営不振となれば、犠牲になるのは非正規社員であるのは世の常ではあるが、今回、整理対象になった労働者にとっては、なんとも納得がいかないことであろう。ちなみに、日本郵便のアルバイト情報のホームページを見ると、現在も各支店では募集をかけている。どこまでいっても、チグハグだ。(ジャーナリスト/落合一郎)
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その他 2011年03月07日 14時00分
大人気ライトノベル『いつか天魔の黒ウサギ』サンプル本無料配布の太っ腹
人気ライトノベル『いつか天魔の黒ウサギ』(鏡貴也)のTVアニメ化を記念して2月の中旬、JR新宿駅構内で富士見書房のファンタジア文庫マガジン「ちょこ読み!ファンタジア文庫 Vol.5」が展示配布。「いつ天」を知る人も知らない人もとりあえず萌えなキャラクターが描かれた巨大看板から、「ベリッ」とサンプルマガジンを剥がして持っていく姿が見られた。 高校生の主人公・鉄大兎(くろがね たいと)が、ヴァンパイアのヒロイン・ヒメアにより15分に7回死なないと死ねないという魔術をかけられ、ある日を境に不死鳥のように死んでも生き返る…。という、大人には何が何だかさっぱり分からない内容だけど中高生には大人気の『いつか天魔の黒ウサギ』。 JR新宿駅構内に貼られた100冊あまりのサンプル本を最初に「ベリッ」っと剥がしていったのは、アニメファン風の男性や女子中高生ら。その他外国人観光客、OL、サラリーマン、家族づれと、実に様々な人が嬉しそうに「いつ天」を持ち帰る。本が全部無くなっても、キャラクターの隠れていた部分が完全に姿を現し、萌え〜な看板が完成するのだから、画期的なPR広告といえよう。
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その他 2011年03月07日 13時30分
「ももいろクローバー」Zepp Tokyo公演に5000人! チケットは3分で完売!!
いま、会えるアイドル・週末ヒロインの「ももいろクローバー」のLIVEが6日Zepp Tokyoで3公演おこなわれ、約5,000人を動員した。 サブリーダーの早見が「Zeppは3回公演と聞き、これは大丈夫かなとドキドキした」と言いながらも、新曲「ミライボール」や「Chai Maxx」など、ノリノリな曲とももクロ流の激しくスピード感あるダンスで魅了し会場を熱気に包んだ。 さらに3月21日には「3.21 上野大感謝祭 ももテン」が上野水上音楽堂で、入場無料のフリーLIVEで開催すると発表した。 5日に販売開始となった「4.10 中野サンプラザ大会」の2回公演チケット4444席が発売され、3分で完売となり、現在の注目度の高さがうかがえた。
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芸能ニュース 2011年03月07日 13時00分
【ドラマの見どころ!】サブヒロインの女生徒・ひかりちゃんが、ドSでめちゃくちゃ。『大切なことはすべて君が教えてくれた』
今日の【ドラマの見どころ!】は、戸田恵梨香・三浦春馬W主演の『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)。思ったより面白いのだけれど視聴率がなかなか上がってこないのが悩みのタネのこのドラマ。でもサブヒロインの武井咲ちゃんが、ある事情でめきめき存在感を現しているの。それにしても、別れてから妊娠に気づいた女教師が引く手あまたって設定もうらやましいけど、シングルマザーの娘を応援してくれる両親ってのも心強い。とうとう“大好き五つ子”のアノ人の出番かしら。 クラス一の美少女生徒・佐伯ひかり(武井咲)と一夜を共にした事が学校にバレて、半年間の謹慎処分を受けた柏木修二(三浦春馬)。婚約者の上村夏実(戸田恵梨香)は、修二との結婚を白紙に戻し、商社勤務のエリート・山下有悟(福士誠治)と見合いするこ事に。しかしお腹に修二の子どもがいる事が分かり、両親と共に生まれてくる子を育てるシングルマザーへの道を選ぶ。しかし有悟は妊娠していても「結婚を前提に」夏実に交際を申し込みむが…。 この間ヘルニアで入院してたのに、孫が出来ると分かって急に長生きする決意を固める夏実の父・上村克実(新井康弘)。さすが『大好き!五つ子』シリーズの父だけあって子どもが増えると張り切るのね。その頃学校では、修二のクラスの生徒でひかりの友達・園田望未(剛力彩芽)が学校をやめて海外に行きたいと言い出す。そんな彼女の相談に乗り、力づけてくれるのはなぜか隣のクラスの中西センセイ(西村雅彦)。修二センセイ、感心している場合じゃないと思うけど…。 夏実の妊娠について何とも煮え切らない態度の修二にブチキレ、それをわざわざ夏実に知らせに来たひかり。せっかく夏実が「修二が強くなって、あなたに感謝している」と大人の対応をとるも、「先生は修二の心も子どもも手にしてズルイ!」といった暴言をはく。夏実センセイも黙ってないで「そんな事言われたって、結婚決まってたのにこんなにこじれちゃったのは、全部あんたのせいじゃない」ぐらい言ってやればいいのに。そしてそんなひかりに、メガネの美少年・児玉賢太郎(中島健人 ジャニーズ事務所所属。)が、保健室で「ずっと君が好きだった」と告白。しかしひかりはホーローの洗面器ごと賢太郎をぶっ飛ばして「どうせ、私が病気でかわいそうだからって告白したんでしょ!」と酷い返答をする。なんでもいいけど、このドラマにおいてサブヒロインのはずのひかりちゃん、ナイフのようにみんなを傷つけまくって、ドSな上にずい分めちゃくちゃいう子だわ。(チャッピー)
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スポーツ 2011年03月07日 12時05分
橋本真也の長男・橋本大地! 父譲りのミドルキックで蝶野を追い込む
ゼロワン旗揚げ10周年興行が6日東京・両国国技館で盛大に行われた。05年に死去した橋本真也の長男・橋本大地のデビュー戦が蝶野相手に行われ善戦空しく敗れた。父のテーマ曲、「爆勝宣言」が流れると白いハチマキに黒のジャージ姿で登場した大地。満員の観客席からは橋本コールの大合唱。 試合序盤は蝶野のヘッドロックで締めあげられ苦痛の表情の大地。場外でもパンチ、パイルドライバーで脳天を打ちつけられ大ピンチ、「大地、大地」のコールに立ち上がる大地。父親譲りのミドルキック連発からニールキックで蝶野を追い込むが、最後は蝶野のケンカキックからSTFで無念のギブアップ負け。 解説席にいた武藤もリングに上がり「次は俺だ」と名乗り上げた。これからの大地の活躍が楽しみだ。 またメインでは大谷vs高山戦が激突、16分16秒高山の高角度ジャーマンで大谷はピンフォール負け。 大谷は「本当に勝ちたかった、プロレスは最高ですか? ゼロワンは最高ですか?」と雄叫び。車いすの星川もリングに上がり「3、2、1、ゼロワン」と満員となった観客とともに大合唱で締めくくった。○蝶野(13分38秒STF)橋本大地×(アミーゴ・タケ)【訂正】07年に死去とありましたが、05年の間違いです、訂正してお詫び致します。
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芸能ニュース 2011年03月07日 11時59分
矢口真里 「お祝いメッセージ待ってます」
日本コカ・コーラの会員制ポータルサイト「コカ・コーラ パーク」の累計会員登録者数1000万人の突破を記念し、6日都内でタレント矢口真里とオリエンタルラジオが出席して記者発表が行われた。 「コカ・コーラ パークオフィシャルナビゲーター」に就任した矢口、藤森、中田の3人はユニット名の募集を開始。オフィシャルガイドブックの発刊やUstream番組の開始などでさまざまな形で活動していく。矢口は交際中の俳優・中村昌也との交際について聞かれると「そろそろしたいですね、パーク内で発表したらお祝いメッセージ待ってます」とニッコリ。(アミーゴ・タケ)
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芸能ニュース 2011年03月07日 11時45分
海老蔵の“隠し子”は今?
先日、妻でフリーアナウンサーの小林麻央が妊娠5カ月で7月に出産予定であることが発表された歌舞伎俳優の市川海老蔵だが、03年に発覚した“隠し子”の母親・Aさんを今週発売の「週刊ポスト」(小学館)が直撃している。 「海老蔵との間に“隠し子”をもうけた女性は4歳年上の元歌手。大物アーティストのプロデュースでデビューしたが、鳴かず飛ばずだった。海老蔵とは高校生のころに知り合い、一時期真剣交際をしていた。02年に女児を出産し海老蔵は認知。いまでも月に100万円ほどの養育費を払っていると言われている」(週刊誌記者) 同誌によると、現在Aさんは9歳の娘とともに首都圏のベッドタウンにあるマンションに2人で暮らし。Aさんは海老蔵夫妻について、「もちろん、お二人のことは祝福しています。(麻央の妊娠について)娘は『お母さんは違うけど、弟妹(きょうだい)なんだ』って喜んでいるんです。娘には小さい頃から父親のことは何も隠していません」と祝福した。 また、「やっぱり自分の子供だからでしょうか、(海老蔵は)娘に壁を作らずに可愛がってくれると思います。娘は父親のことが大好きなんです」と海老蔵が定期的に“隠し子”と面会していることを伺わせた。 一方、麻央との間の第一子については、「早ければ、そろそろ性別が分かっているはず。ただ、“跡取り”になれる男の子でなかった場合、麻央に対する風当たりが強そうなので、出産するまで発表しないだろう」(女性誌記者)。 いずれにせよ、今夏以降、海老蔵は別々の世帯で2人の子供を養っていかなければならないが、「海老蔵を暴行して逮捕・起訴された伊藤リオン被告は海老蔵との間で示談を交わしているにもかかわらず起訴されたことに憤慨。納得のできる判決がでるまで徹底的に争う構え。そうなると、公判が夏以降まで長引くことになる」(社会部記者)というだけに、一部で報じられている5月もしくは6月の復帰は難しそうだが、2人の子供のためにも1日も早く復帰したいはずだ。
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スポーツ 2011年03月07日 11時30分
キャンプ・オープン戦中間報告(9)「埼玉西武」 豪腕ルーキー・大石は「条件付き」で先発枠入り?
注目の新人・大石達也(22)が先発枠を争っている。学生時代は主に救援で活躍してきたこと、そして、渡辺久信監督(45)以下首脳陣が「それでも先発で育てたい」としているのは改めて説明するまでもないだろう。去る3月2日、その大石が先発デビューした(対巨人戦)。最速144キロ、2回被安打2、無失点。数字上では「合格」かもしれないが、昨秋ドラフト会議で6球団が入札した本領は見せてくれなかった。 早稲田大学時代、大石の持ち球にはチェンジアップ(緩いボール)も数えられていた。「緩急の配球=先発投手の必須事項」とも言われている。チェンジアップが投げられるのに、『緩急』に疑問符が付けられるのは、その精度がプロのレベルに到達していないからだろう。 今季の西武・先発ローテーション候補は、涌井秀章(24=14勝)、岸孝之(26=10勝)、帆足和幸(31=11勝)、ベテラン・石井一久(37=9勝)の4人。残り「2議席」を、4年の平野将光(27=4勝)、サブマリンで26歳のオールドルーキー・牧田和久、トレード加入の坂元弥太郎(28)、そして、大石が争う図式になった。当落を予想するならば、まず、牧田は面白い。千葉ロッテの渡辺俊介同様、地面をかするような低い位置からボールが放たれており、ブルペンを見学した限りでは「超の付くほど遅〜いカーブ」と、120キロ台のカーブを使い分けていた。渡辺俊介とも異なる配球構成は、面白い。昨季プロ初完封をマークするなど、成長著しい平野の落選も考えにくい。左投手不足のチーム事情からして、帆足も同様だ。ライバルたちの仕上がり具合からして、大石は当確ラインのギリギリにいると思われる。また、事実上の一軍を意味する『キャンプA班』に組み込まれた新人投手は、大石と牧田の2人だけ。大石を先発で使うとすれば、救援の経験も持つ坂元がセットアッパーにまわされるだろう。しかし、救援陣も「再編」が必要と思われる。昨季、長田、藤田、小野寺、シコースキー、岡本篤たちが頑張ったが、ペナント終盤戦、全員が息切れしてしまった。彼らは順調に仕上がっていたが、大雑把な分け方をすれば、この5人は全て『右のオーバーハンド』だ。坂元も右のオーバーハンドである。07〜08年にクローザーを務めた左腕・グラマンの復活が待たれる。本人も「今年も駄目ならクビ」の危機意識は持っているはずだが、キャンプは慎重に、ゆっくり調整していた。今季も、「左のリリーバーが1人もいない」状態で臨む試合があるかもしれない。 大石が救援にまわれば、往年の大魔神・佐々木のような絶対的な守護神になる。「ストッパー・大石」を推す声が消えないのは、こうしたブルペン陣の不安要素が解消されないからだろう。 しかし、今季は「先発・大石」で行くべきかもしれない。投手出身のプロ野球解説者によれば、大石はまだ身体が出来ていないという。確かに、ランニングなどではすぐに辛そうな表情を見せていた。つまり、大石にはまだまだ「伸びしろ」があるわけだ。身体を絞り、筋肉が付いてくれば、もっと凄いボールを投げられるはずだ。先発投手の利点は、シーズン中、一定の登板間隔のなかで調整ができること。対照的にリリーバーは毎日肩を作らなければならない。おそらく、首脳陣も大石が先発する試合は「これ以上の球数は投げさせない」といった制限も設けるだろう。今シーズンは実戦経験を積みながら、身体を作っていけばいいのではないだろうか。 2年目の菊池雄星(19)は「一軍デビューできるかどうか」だろう。「育てる」という意味では大石と同じだが、投球フォームがまだ固まっていない。甲子園を席巻したときと投げ方が違う。そりゃ、そうだろう。一昨年の夏の甲子園で背筋を痛め、プロに入ってすぐに肩痛…。1年半近く、ピッチングらしいピッチングはしていないのである。焦らず、じっくり、二軍で身体を作らせるべきだ。昨秋11月まで全力投球していた大卒と、故障を経験した19歳の差は歴然としていた。プロ野球人生はこれからである。 もう1つのチーム課題だった『新・正捕手』だが、炭谷銀仁朗(23=登録名「銀仁朗」)の肩の強さはピカイチである。エース・涌井とも息が合っており、正捕手は銀仁朗で決まりだろう。ただ、昨季、91試合に出場した上本達之(30)も捨てがたい。突出した特徴はないが、スローイングや打球を処理する動作など、全てのプレーにおいて堅実である。こういうプレーはゲームに出て初めて光るのだが…。 野手では、一発のある秋山翔吾(22)に注目が集まっているが、主に二塁の守備練習に入っていた林遼(22)もいい。小柄だが、打球が速い。中村剛也、中島裕之、片岡易之らのいる内野陣に割って入るのは並大抵ではないが、『右の代打』も務まるのではないだろうか。20歳の新星・浅村栄斗は『ポスト中島』の最有力だが、この林もやってくれそうな気がする。秋山、林。西武は本当に良い新人を見つけてきたものである。(スポーツライター・飯山満)
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トレンド 2011年03月07日 11時00分
鎌倉散策 兵どもが夢の跡=平家物語
鎌倉には、無数の楽しみ方がある。神社仏閣を巡ったり、人で賑わう小町通りを鶴岡八幡宮へ向けて食べ歩きをしてもよい。しかし、その小町通りにしても、脇へ一歩、踏み出せば、山のふもとに広がる閑静な街並みがある。美術館や映画館、情報誌には載っていないカフェや史跡に巡り会うこともある。歴史と自然、そして、人々の暮らしが共生し、そのことにより魅力を増していく場所がある。鎌倉は、そんな街の一つ。 JR鎌倉駅から、大仏様がある高徳院へ歩くと、道ばたに大木があった。枝振りが見事。幹も太い。木の隣に庚申塚が建っていた。木の周りには民間信仰の石碑も集められていた。 大木に寄り添うようにして「盛久頸座(もりひさくびのざ)」という、大正8年に建てられた碑が残っていた。碑文で、平家物語の中のエピソードが紹介されている。平家の家人である主馬八郎左衛門盛久が、鎌倉の正面に広がっている由比が浜の海岸で斬首されることになった。しかし、「不思議の示現ありて」赦されたとのこと。 「盛久頸座」の隣に、謡曲史跡保存会による碑があった。こちらに詳細が記載されている。鎌倉に送られた平盛久は首を切られることになったが、厚く京都清水寺の観世音菩薩を信仰していた。盛久は、処刑前夜に観音様の夢を見た。すると、当日、持っていた経巻が光を発し処刑人の刀を折った。その話を聞いた源頼朝が、「自分も同じ夢を見た、観世音のお告げである」と助命し、盛久に舞を所望したという。 平家物語には、生死に関わる逸話が多く残されている。有名なのは、織田信長が好んで舞った「敦盛(あつもり)」。源平の戦い隋一の要塞戦となった「一の谷の戦い」は、平家が万全に守っていたが、頼朝の弟・義経の奇襲攻撃により勝敗が決した。戦いに参加していた熊谷直実は、平家方が停泊する船団に逃げ込むとみて、渚へ向かった。熊谷は、馬を海に入れている一騎を見つけた。みぐるしくも敵に背中を見せるなと扇を開いて招く。平敦盛が応じた。しかし、対峙した熊谷が見たのは、17歳の少年の姿であった。当日朝の戦いで自分の息子が負傷していた熊谷は、敦盛を逃がそうとする。が、振り向くと、友軍の50騎ばかりが駆けつけていた。自分が見逃してもいずれ誰かに捕まる、そう思った熊谷は敦盛の首をはねた。敦盛の鎧を解くと、錦の袋に笛が入っていたという。 敦盛の兄経正(つねまさ)も誉れ高き武人であった。経正は、都落ちのさい、暇乞いのため仁和寺に立ち寄った。琵琶の名器「青山(せいざん)」を、「田舎の塵になさん事の口惜しゅう」と置いていった。経正がかつて宇佐八幡宮の神前で琵琶の秘曲を披露したときは、神官たちがみな袖をしぼったという。経正は一の谷で戦死している。 経正と同じく一の谷で命を落とした平忠度(ただのり)は、武人であり、歌人であった。勅撰和歌集である『千載和歌集』には、忠度の歌が、詠み人知らずとして、一首だけ載せられている。(竹内みちまろ)
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レジャー 2011年03月07日 10時00分
弥生賞、単勝1番人気サダムパテック直線抜け出し優勝
競馬の皐月賞トライアル「弥生賞」(GII・芝2000メートル、6日中山・11頭)は、中団後方から直線勝負にかけた単勝1番人気のサダムパテック(岩田 康誠騎手)が最後の坂を上がってから、渾身の力を爆発させ、上位5頭が0秒1差にひしめく混戦の中から1/2馬身差抜け出して優勝。本番に名乗りを挙げた。 勝ちタイムは2分1秒0。2着プレイ・1/2馬身、3着デボネア・ハナ。以上の3頭が皐月賞の優先出走権を獲得した。単勝2番人気を集めたターゲットマシン(田中 勝春騎手)は、パドックから激しい入れ込みが響いたか、よもやの11着シンガリ負けに終わった。 岩田騎手、西園 正都調教師とも弥生賞初勝利。 単勝(6)270円 複勝(6)140円(3)300円(4)220円 枠連(3)(6)1,660円 ワイド(3)(6)670円(4)(6)480円(3)(4)800円 馬連(3)(6)2,220円 馬単(6)(3)3,130円 3連複(3)(4)(6)3,780円 3連単(6)(3)(4)1万8,840円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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