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芸能ニュース 2011年03月10日 19時00分
オノ・ヨーコ「ダンスミュージックもいいわね!」
オノ・ヨーコがダンスミュージックで成功に対し罪悪感を持っているらしい。 『ムーブ・オン・ファスト』で6曲連続USダンスチャートナンバー1を達成したヨーコ、しかし、レディー・ガガのようにトップに立つことはリアルではないとコメントした。 「私と一緒にチャート入りしている人はみんな驚くほどクリエイティブな人達。レディー・ガガのことはとても尊敬しているの。私が1位だなんて、なんだか後ろめたいわ。だけど、まぁ、そんなこともあるのよ」 ヨーコは、バックグラウンドがロックのために、昔の曲からいくつかリミックスするというアイデアには反対だったと、ローリング・ストーン誌で語った。 「最初、このアイデアはイヤだった。ロッカーとしてのプライドがあったから。でも、人間って簡単にエリート意識になるものよ。それが私」 アルバム『ムーブ・オン・ファスト(ザ・リミックシズ)』ではリチャード・モレル、デジタル・ドッグ、ワワ、クリス・ザ・グリークらを起用したヨーコ、今ではダンスミュージックを以前よりずっと尊敬していると語る。 「ダンスチャートに入るなんて思ってもみなかった。今はダンスミュージックのプロデューサーたちをとても尊敬しているの。いつの日か、ダンスミュージックが音楽的にとても重要なものになるんじゃないかと思うわ。今でも高度な芸術よ…とにかくみんなが踊ってくれると気分が良いの」
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芸能ニュース 2011年03月10日 19時00分
ケイト・ウィンスレット「おデブちゃんと言われていたのも昔のコト…」
ケイト・ウィンスレットのニキビ退治秘策とは…。 出始めのニキビには必須アミノ酸を摂取して対処するというケイト、リピートを防ぐためには継続が大事だと語った。 「私はアゴのあたりに出やすいの。すごくイヤな気分になるわ。必須アミノ酸のリシンはすごく肌にイイのよ。絶対にオススメするわ。でも大量にとらないとダメなの」 またケイトは、昔太っていた頃に言われたコトや、スタイルを維持するために、ピラティスなどのエクササイズも欠かさないようにしていると語っている。 「私の体重がちょっと重かった頃の話なんだけど…周りの人たちったら、ほめ殺しのような言葉で『ホント、端正な顔してるわね。だから、クビから下のコトなんて、たいした問題じゃないわよ』なんてね」「今、35歳でしょ。ちゃんと気をつけなくちゃいけないわね。本当に変化が出始めちゃうからイヤになっちゃうわよね。最近はピラティスやジョギングをしているの。少しずつ、いろいろとね」「自分に手をかけるということは、いろんな意味で私の生き方の一部になっていると思うの」 ケイトは更に、ショッピングが「大嫌い」だとも語った。 「ショッピングは行かないわ。私は1日お買い物をしていられるようなタイプの女じゃないの。そうなったことは今まで一度もないし。本当に嫌いなのよ」
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トレンド 2011年03月10日 19時00分
『相棒season9』過去の事件やキャラと連動した最終回
テレビドラマ『相棒season9』最終回「亡霊」が、3月9日に放送された。人気シリーズの最終回にふさわしく、過去の事件やキャラクターと連動する重厚なストーリーであった。 最終回では死刑囚・本多篤人(古谷一行)の秘密裏の釈放にまつわる国家の陰謀に迫る。本多は数多くのテロ事件に関与した左翼過激派・赤いカナリア幹部で、その娘の早瀬茉莉(内山理名)と共にSeason8の第1話「カナリアの娘」に登場した。 他にも瀬戸内米蔵・元法務大臣(津川雅彦)や片山雛子・衆議院議員(木村佳乃)が登場し、初代相棒である亀山薫(寺脇康文)の名前も言及された。さらに『劇場版II-警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』で死亡した小野田公顕・警察庁官房室長(岸部一徳)も登場し、その思いが明かされる。 単純に過去のエピソードやキャラクターと関係させるだけでなく、レギュラー陣の成長が見られる点が興味深い。「カナリアの娘」では杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)は相棒になり始めた当初であり、二人の関係はギスギスしていた。神戸の質問「今どちらにいらっしゃいます」に対し、右京が「言いたくありません。いちいち君に指図されるのは不愉快ですから」と答えるやり取りもあった。それが今回は右京が神戸に小野田官房室長の墓参りに誘っている。二人が文字通り相棒になったことを象徴する。 根強いファンがいる割には活躍が少なくなっているトリオ・ザ・捜一も今回は上層部と対立するなど見せ場があった。但し、上層部の決定に納得のいかない伊丹憲一(川原和久)は独自に調査するものの、調べた情報を特命係に教えるだけで、「俺は死にたくないので」と自らは手を引く。保身に走るのは伊丹刑事らしくない。もし亀山が存在していたならば、亀山への対抗心から上記のような発言は絶対になかったであろう。一方で特命係と役割分担し、特命係を操縦するようになったと見ることも可能である。 小野田官房室長の遺言とも言うべき思いは「私の目の黒いうちは、誰一人殺させません」であった。もともと小野田は外務省公邸人質監禁・篭城事件で強行突入を命じ、人質と警察官に死者を出してしまう。これが粘り強い交渉で解決を目指した右京との確執の原因であり、左遷部署「特命係」誕生の背景であった。人命よりも迅速な解決を目指して右京と対立した小野田が最終回は死者を出さないことを目指していた。劇場版では右京との価値観の相違が強調されていたが、ここでは右京と同じ立場になっている。 その小野田の死亡は恐らく今後制作されるであろう『相棒season10』にとって、大きな損失である。最終回で小野田の仕事を引き継いだ片山議員がseason10での巨悪的存在になりそうである。しかし、片山議員は現時点では小野田のように愛憎半ばするキャラクターとは言えない。『相棒season10』が放送されるならば、小野田の代わりになるようなキャラクターが登場するかにも注目である。(林田力)
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トレンド 2011年03月10日 19時00分
売りセンとセレブな人たち
新宿2丁目・仲通り−−。 幽霊が店の鏡に映る等々のオカルト話を聞きに初めて足を踏み入れた。 ところで、売りセンのボーイは、かっこいい子は本当にかっこいい、と聞いていたが…いた! すぐにそれらしい男の子を発見、しばし取材主旨を変えてみた。 松岡充似のギャル男君は、コウジ(仮名・21歳)。ヴィトンのボストンバッグを片方の肩に背負ってなよっとしてる。 「関西から来たの…。…なのよ。お友達とね…」 などと、しなをつくりながら、女言葉を小さな声で話す。 (なんだ、この倒錯感…) これははじめての体験。いくらキレイとはいえ、見かけは男のままのコウジ氏。なのに、妙に色っぽいのだ…。逆に女装をしていないほうがエロいかもしれない…(これはいかん)、不意に訪れた衝撃だったが、なんとか気を取り直す。 話を聞くと、彼は、誰かエラい人に囲われていたらしい。そして、現在も売りセンボーイであることも明かしたのだった。 界隈に詳しい事情通がこう語る。 「売りセンの有名店があるんです、そっち系の大物芸能人などがこぞってやってくる…。その店にアノ超大物政治家が変装をしてやって来た、という噂がまことしやかに語り継がれています」 全くすごい世界だ。 浜○○ゆみの向こうを張って、ほかの大物女性芸能人たちもこぞって仲間を引き連れてやって来て、イケメン君たちとドンちゃん騒ぎしつつある種のステイタスを得る遊び場…すっかりそんなイメージになった街だと思っていたが、やっぱり2丁目の闇は恐ろしく深いようである。
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トレンド 2011年03月10日 15時30分
チャリティーライブ「ROADtoRed」 3・11渋谷はアニソンナイト!
2008年から2か月に一度、全国主要都市(東京・福岡・大阪・名古屋)で同時に開催されている音楽を主体としたチャリティーライブイベント「ROADtoRed(ロードトゥーレッド)」。今回は11日(金)に渋谷のライブハウス・Gladで行われる。このイベントは「聴導犬育成の会」への募金も行っている。また「TABLE FOR TWO」による出店も行われ、売り上げの一部が開発途上国への学校給食への寄付金となる。 今回ライブのテーマはずばり「アニソン」。各出演者がとっておきのアニソンを披露してくれる。曲目は当日のお楽しみだ。また、主催するバンド「サンズオアクラウド」村山タクヤの新ユニット!? 「AzureFleur」もROADtoREDで初お披露目。歌姫登場とも噂されるユニット、どんな陣容になるか目が離せない。■『ROADtoRed in TOKYO ×TABLE FOR TWO Vol.18 アニソンNight』3/11(金) 渋谷Glad ※聴導犬育成募金を行いますので御協力下さい【出演】サンズオアクラウド/Latte/LIQUIDGRAM/ガリットソング/キョロザワールド/POT@RA/AzureFleur/ハモニカのぼる and more...【ゲスト】河野匡泰(声優:アイシールド21/家庭教師ヒットマンREBORN!)/Yo-Yo paformers (YO-YO master TAKA)TICKET:前売り/¥2000(ドリンク別) 当日/¥2500(ドリンク別)開場 16:30 開演 17:00 【ライブ告知YouTube】http://www.youtube.com/watch?v=-IFq_n-1FB4■Ustreamでも同時配信 http://www.ustream.tv/channel/road-to-red-tokyo「ROADtoRed」HP http://roadtored.web.fc2.com/
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スポーツ 2011年03月10日 15時30分
ガッツワールド・プロレスリング3・12蕨大会に注目!
3月12日(土)、蕨・イサミレッスル武闘館で「ガッツルハウス in わらび 5th」が開催される。 現在、別ブランドの「Truth」を並行して開催しているガッツワールド・プロレスリングにとって、本興行は1・10北千住以来となる。 今大会のメーンイベントは、ダイスケ&竹田誠志&星野勘九郎(王者組)VS清水基嗣&小川内潤&ベアー福田(挑戦者組)のGWC認定6人タッグ選手権。昨年7・25蕨で同王座を奪取した王者組にとっては初防衛戦となる。SECRET BASEの清水組は、昨年12・4新木場での挑戦者決定戦で、梁和平&CHANGO&アミーゴ鈴木を破って挑戦権をゲット。満を持しての王座挑戦となる。4・10北千住ではガッツワールド、STYLE-E、SECRETの3団体による全面対抗戦が行なわれるだけに、SECRET勢としては、王座奪取で弾みをつけたいところ。 セミファイナルではTruthジュニアのリーダー、ジャニー田村が成長株の吉野達彦と一騎打ちを行なう。立場的に田村には負けられない一戦だ。 第4試合の梁&マスクド・ミステリーVSヤッくん(山本SAN)&ヨシちゃん(山田太郎)、第3試合のレオナルド高津VS矢野啓太も見逃せないカード。 第2試合、恒例のアイスリボン提供マッチでは、志田光&藤本つかさの美人コンビが、都宮ちい&宮城もちの異色キャラコンビと対戦する。 第1試合では、松崎和彦&gosaku&神威&那須晃太郎が、悪魔同盟のガッツ石島&円華&CHANGO&アミーゴと激突。軍団結成後、アンダーカードに甘んじている悪魔同盟としては、ここらで自己主張したいところだ。 全6試合、注目カードが揃った3・12蕨。休日でもありますし、お時間がある方はぜひ足を運んでみてください。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)<大会概要>●3月12日(土)19時試合開始(18時半開場) 埼玉・蕨市イサミレッスル武闘館(交通:JR京浜東北線・西川口駅西口より徒歩10分)●チケット情報 スーパーシート=3000円、自由席=2500円(当日券は各500円増)●前売り券販売所 チケットぴあ(Pコード=818-325)、プロレスショップチャンピオン、Eメール予約●公式HP http://guts-world.com/guts/<対戦カード>▼メーンイベント GWC認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負<王者組>ダイスケ&竹田誠志&星野勘九郎 VS 清水基嗣&小川内潤&ベアー福田<挑戦者>▼セミファイナル シングルマッチ 45分1本勝負ジャニー田村 VS 吉野達彦▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負梁和平&マスクド・ミステリー VS ヤッくん&ヨシちゃん▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負レオナルド高津 VS 矢野啓太▼第2試合 アイスリボン提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負志田光&藤本つかさ VS 都宮ちい&宮城もち▼第1試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負松崎和彦&gosaku&神威&那須晃太郎 VS ガッツ石島&円華&CHANGO&アミーゴ鈴木
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トレンド 2011年03月10日 15時30分
BEAT CRUSADERSのヒダカトオル新加入で、さらに“イケメン平均値”が上がった! MONOBRIGHT(モノブライト)。第2弾シングル!
人気女優・吉高由里子がデート中に居眠りしたり、違う男の肩に乗っておみくじを結んだり、とにかくかわいいコラボPVが完成したMONOBRIGHTの新曲『DANCING BABE』(『COME TOGETHER/DANCING BABE』両A面シングル)。吉高由里子主演映画『婚前特急』の主題歌にもなっているこの曲は、最高にハッピーな歌って踊ってのテクノブレイク曲でありながら、異色のイケメン新メンバーを歓迎しての“結婚”ソングでもある。なんと男ばかりのMONOBRIGHTに“婿入り”してしまったイケメン新加入メンバーとは? 日本テレビ系で2009年に放送したドラマ「サムライ・ハイスクール」(三浦春馬主演)の主題歌『孤独の太陽』や、大人気アニメ『銀魂』のオープニングテーマだった『アナタMAGIC』などで知られ、どこか懐かしげで次世代的なロックを追求してきた若手人気バンドMONOBRIGHT(モノブライト)。北海道出身の映像カルチャー系専門学校の同級生4人からなるバンドであった彼ら。先の2つのタイアップ曲の他にも、『雨にうたえば』(2010年9月発売シングル)など抜群にセンスのいいPVと共に曲を世に送り出してきた。そこへ昨年、ある人物がこのバンドの歴史を変える事になる。 2010年9月に惜しまれつつ解散した人気バンドBEAT CRUSADERSのヒダカトオルが解散から2か月後の11月から加入。1982年〜1983年生まれの彼らの中に、1968年生まれのヒダカが入り、ひとりでどど〜んとバンドの平均年齢を上げてしまった。しかし、ヒダカの強烈な愛とPOPが注入され、新しくなったMONOBRIGHTの曲は軽くみずみずしく若返ってしまった。まさにラブ注入である。そして今まで“似顔絵のお面”でしか見ることが出来なかったヒダカの素顔をこのPVで披露し(サングラスはそのまま)、思わぬイケメンぶりにもともとイケメン揃いだったMONOBRIGHTの「イケメン平均値」はぐーんと上ったようだ。 今年春にリリースが決定している4thアルバム『ACME』の先行アイテム第一弾として、約2年ぶりにミニアルバム『淫ビテーションe.p.』を1月にリリースした彼ら。引き続いてアイテム第二弾が吉高由里子主演映画『婚前特急』とコラボ(PVは映画と同じく前田弘二の監督によるもの)した『COME TOGETHER/DANCING BABE』(両A面シングル)。レコードレーベルのディレクター、音楽ライター、プロデューサー、そしてバンドのフロントマンとして常に活躍してきたヒダカトオルの加入で、さらに勢いづくMONOBRIGHT。今年一番の注目バンドである。(コダイユキエ)写真:MONOBRIGHT『COME TOGETHER/DANCING BABE』発売中(DefSTAR RECORDS)
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その他 2011年03月10日 15時30分
明和電機×YGAの「NUT」メカ萌え系アイドル結成!
明和電機プロデュースのメカ萌え系ガジェット・アイドル「NUT」が結成され、「おめでトーン ありがトーン」のCDが3月30日に発売される。 メンバーは先月「恋愛ストライカー」がオリコン10位に入った、よしもとのアイドルユニット「YGA」から花乃由布莉、林沙奈恵、三澤佳奈の3人が、明和電機の「特別候補部 派遣女子社員」として所属し、明和電機が開発しているナンセンスな製品を用いりながら歌とダンスを披露しその活動を広く世界に向けてアピ−ルしていくそうだ。 テレビ東京系でOA中の大人気番組『ピラメキーノ』(月曜〜金曜18:30〜)のエンディングテーマ曲にもなっており、現在、鬼才・田口清隆監督による特撮PVがユーチューブでも公開されている。 そしてCD発売を記念してのイベントが、4月2日に品川よしもとプリンスシアターで、『明和電機×NUT「おめでトーン ありがトーン」フェア』と題してのスペシャルLIVEも予定されている。
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芸能ニュース 2011年03月10日 15時30分
一向に本業に戻らない渡部陽一氏と山路徹氏に違和感
チュニジア、エジプト、リビアと中東は不安定な情勢が続いている。リビアに至っては、政府軍と反政府軍が内戦状態に陥っている。 そんななかで、テレビを見ていると、最近やけに違和感を感じるのが、戦場カメラマンの渡部陽一氏とAPF通信社代表・山路徹氏だ。劇的に動いている中東の現状は、本来なら、彼らが専門とするはずの絶好の取材地と思われるのだが…。 渡部氏は依然、バラエティー番組に出まくって、笑いを取っている。「バラエティーに出るのは、取材費を稼ぐため」と公言していた渡部氏。今年は世界に飛び立つことを明言していたが、一向にその気配はなし。一部週刊誌では、夫人の反対で戦場取材に赴けないとも報じられる始末。スローな語り口調以外に芸があるわけではなく、視聴者からあきられてきた感もあり、そろそろ潮時なのでは…。 一方の山路氏。昨年末に起きた不倫騒動で、めっきりジャーナリストとしては色あせた感あり。たまにテレビに出演したかと思えば、本業とは関係ない恋愛の話を振られ、「まだまだ恋をしたい」と懲りない一面を覗かせている。山路氏は昨年11月にミャンマーから帰国して以降、紛争地取材には出ていない。麻木久仁子に縁を切られ、取材費が捻出できないからなのか…。 渡部氏も山路氏も、そろそろ本業に戻らないと本末転倒。本業とは関係ないメディア出演は、あくまで資金確保のためであるべき。戻らないなら、その肩書きは変えた方がいいのでは?(蔵元英二)
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スポーツ 2011年03月10日 15時30分
キャンプ・オープン戦中間報告「福岡ソフトバンク」 12球団トップの巨大戦力で連覇を
宮崎県宮崎市は「キャンプ取材」のやり易い町でもある。繁華街から巨人がキャンプを行ったサンマリンスタジアム(一次キャンプ/県営球場施設)まで、約10分。ホークスのキャンプ地・生目の杜球場にも10分程度で行ける。両球団をハシゴしようと思っても、10分で移動できる。そんな移動のタクシー内で必ず、話題に上がるのがホークスのこと。「本当に良く練習している」−−。福岡ソフトバンクホークスの猛練習は、2月の風物詩と言っていいだろう。 生目の杜球場周辺で待機するタクシードライバー、飲食店関係者によれば、「夜8時すぎに二軍首脳陣が球場から出てくる日もあった」そうだ。若手がその時間帯まで練習しているのである。 秋山幸二監督(48)は若手の突き上げに期待しているという。いや、「若手がどうの」という前に、レギュラー争いそのものがサバイバルである。一塁の定位置はキャプテン・小久保裕紀(39)と新加入のカブレラ(39)が争っていた。カブレラは「指名打者もあり得る」と思ったが、そうもいかないようだ。二塁は盗塁王・本多雄一(26)と福田秀平(22/登録は外野手)、三塁は松田宣浩(27)とオーティズ(33/登録は外野手)、遊撃は川崎宗則(29)と成長著しい2年目の今宮健太(19)が、並んでノックを受けていた。他ポジションのレギュラー争いも熾烈化しているので、「小久保対カブレラ」の正一塁手争いに敗れた側が「指名打者にまわる」なんてノンキなことは言っていられないのだ。外野も、同様である。松中信彦(37)、FA加入の内川聖一(28)、長谷川勇也(26)、多村仁志(33)、柴原洋(36)…。新人の柳田悠岐(22)もいる。実績のある松中、柴原も使いたい。オーティズの勝負強い打撃も捨てがたい。松中はレフトで必死にノックを受けていた。そういうベテランの姿を見ると、若い選手は「お先に〜」なんて、練習を切り上げられないはずだ。松中自身も「指名打者」争いでもライバルの多いことに危機意識を感じているのだろう。小久保、松中の必死な様子がチームに活気と緊張感を与えているのである。 ホークス野手陣はチームを2分割しても戦えるくらい、選手層が厚い。状況によっては、内川もスタメン落ちする試合もあるのではないだろうか。 高いレベルでの『レギュラー争い』がホークスの強さとも言えるが、フリー打撃で光っていたのが、福田と柳田の両左打者だ。福田は昨季までスイッチヒッターだったが、今季からは「左打席1本」で勝負するという。けっこう、パンチ力がある。柳田が広島六大学野球で4度の首位打者に輝いた経歴は知っている。しかし、打球を見ていると、従来のアベレージヒッターとは違うタイプのようだ。打球が伸びる。紅白戦の一発は見られなかったが(2月19日)、フリー打撃でスタンドインする打球は高々と上がるのではなく、ライナー性のものが多かった。ヒット性の打球にしても、「野手の間を抜ける」のではなく、「内野手の頭を越えていく」。外野のレギュラー争いも熾烈だが、柳田と福田は「左の代打」でも使ってみたい選手だと思った。 投手陣も層が厚さを感じさせる。先発スタッフだが、和田毅(30=17勝)、杉内俊哉(30=16勝)、ホールトン(31=8勝)の3人はローテーション入りが間違いない。大隣憲司(26)、大場翔太(25)、復活を目指す新垣渚(30)、同じく怪我からの復調を目指すホールトン(31=8勝)、新加入のレルー(28)、そして、セットアッパーから転向する摂津正(28)、育成枠からの大飛躍を遂げた山田大樹(22)が4番手以降を争う。秋山監督は「7人でローテーションをまわす」案も示唆したが(3月7日)、大場、新垣、ホールトンの右の先発候補に一抹の不安があるから、摂津の先発転向に踏み切ったとも推測できる。 右の先発候補のなかで、レルーは面白いと思う。194センチの長身から投げ下ろす投球は、対戦打者に「角度」ウンヌンを思わせる前に、「見づらい」という印象を持つはずだ。セットアッパーのファルケンボーグも身長200センチ。リリーフポイントはファルケンボーグの方が「高い位置」にあるはずだが、レルーはストレートが速い。だから、「見づらい」のであって、推定140キロ半ばのスピードで「小さく沈む変化球」も投げていた。本人はチェンジアップと話していたそうだが、「縦の小さいカーブ」といった感じだった。面白いボールだと思ったが、オープン戦では結果を出せなかった。プロ野球解説者によれば、「ストライクを取れる球種が限られている」と言う。『日本球界の配球』を早く理解してもらいたい。 4年目の岩崎翔(21)を推す声が多く聞かれた。昨年オフ、プエルトリコのウインターリーグで8勝(10試合)を挙げたそうだが、ストレート、変化球に際立った特徴があるわけではない。しかし、総合力の高い投手だと思った。将来のエース候補だという。ホークスが近年抱えてきた課題は、強い右の先発投手がいないこと。この岩崎が一軍に定着すれば、「死角」はなくなる。 正捕手争いは、FA加入の細川亨(31)が頭1つリードしている。山崎勝己(28)は昨年77試合に、田上秀則(30)は84試合に出場している。「捕手としての実績」は細川の方が「上」だが、山崎、田上は悪い捕手ではない。ただ、山崎も田上も有力投手から「アイツでなければダメだ!」という“ご指名”を受けたことはない。日本ハム・ダルビッシュが鶴岡を信頼するような『親密関係』を、山崎たちにも構築してほしいと思った。このままベンチを温めるだけでは惜しい捕手たちである。 選手層の厚さが、そのままレギュラー争いを激しさに直結していた。キャンプでの練習の活気、選手層を見る限り、ホークスが優勝候補だろう。ペナントレースがより面白くなるためには、予想は外れた方がいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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