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社会 2008年10月10日 15時00分
小泉進次郎氏包囲網拡大
金融恐慌を理由にしているが、結局のところ自らの不人気から解散・総選挙の時期をズルズルと先延ばしにしている麻生太郎首相。しかし、水面下では各政党の候補者探しが本格化している。中でも注目は小泉純一郎元首相引退後の神奈川11区(横須賀市、三浦市)だ。地盤を譲られた次男・進次郎氏が「父の威光を後ろ盾に圧勝する」との予測も出る中、民主党は強力な対抗馬を立てようと画策中。純一郎元首相のお株を奪うような“サプライズ”が飛び出すかもしれない。小泉家4代目へのバトンタッチは案外、困難を極めそうだ。 小泉元首相の突然の政界引退宣言により、これまで「無風選挙区」だった神奈川11区はがぜん「注目の選挙区」へと変貌した。もっとも、地元政界通は「進次郎くんならトップ当選間違いなしでしょう」(会社会長)と、地盤を継いだ次男・進次郎氏に太鼓判を押す。 いつのまにやら“カリスマ政治家”にまで上り詰めていた元首相の息子が、そのまんま地盤を継ぐというのだから、前出のような意見もうなずける。「加えて進次郎氏自身の評判も今のところいい。なにしろルックスがさわやかだから、女性受け、高齢者受けするんです」(前出・会長)と、本人の下馬評も悪くないようだ。 しかし、地元を中心に早くも盛り上がりつつある“進次郎人気”を、世間は冷たい目で見ているようだ。その第一の理由こそ、まさに「世襲」だ。永田町関係者が指摘する。 「いまさらですが、小泉元首相の“最後のサプライズ”は大失敗だった。自分の政治家としての価値をゼロにしたと言ってもいい。『自民党をぶっ壊す』がウリ文句だったのに、その自民党に最愛の息子を委ねるんですから。ぶっ壊してもいなければ、変人を気取った切れ者でもないことを自ら証明してしまった。いまやただの『親バカ政治屋』です。いくらなんでも、まともな有権者なら『化けの皮がはがれた』と思って今まで支持していたことを後悔しますよ。まあ自分は辞めるんだからいいでしょうが、果たして狙いどおり禅譲がまかり通るか、進次郎氏の今後は意外とイバラの道じゃないでしょうか」 こういった指摘から、少なくとも進次郎氏の「楽勝」の線よりは「混戦」の可能性が高そうな神奈川11区。衆院選に政権奪取をかける民主党は、どんな手を使ってでも勝たなければならない選挙区として候補者探しに奔走中だ。 “候補者候補”の第1弾として名前が挙がったのが前長野県知事で民主党と選挙協力する新党日本代表の田中康夫氏。先月末に鳩山由紀夫幹事長が出馬の可能性を匂わせたものだが、民主党広報は「その話自体聞いていない。神奈川11区については候補者を模索中です」と、そっけない。前出・永田町関係者は民主党の苦しい“台所事情”についてこう解説する。 「田中さんの出馬はまずないでしょう。そもそも田中さんが進次郎討伐の刺客となれるのかも疑問。選挙協力体制にある新党日本の代表自ら落選させるわけにはいきませんからね。ただ、民主党はほかにもいろいろ手を考えていて、水面下では動き回っていますよ。インパクトと知名度があって、しかも万が一落選しても党のイメージに傷がつかない人間。これが神奈川11区の候補の条件でしょうね」 民主党が狙いを定める1人が、お笑い芸人として現在ブレーク中のEだという。Eといえば奇声を上げるギャグが一世を風靡したが、前職は「マナー講師」だけあって人柄はかなり折り目正しいと評判で、スーツも似合う。加えて先日某番組の企画でマラソンを完走したことで人気の幅を老若男女にまで広げた。候補として、また進次郎氏の刺客としても十分な器だろう。ただ、「そのマラソンが逆に出馬の邪魔になっているんです。人気が再燃しCM契約などが増えたため、突然の出馬というわけにはいかない。せっかくブレークしたんだから、本人もまだ芸能界を楽しみたいでしょうしね」(芸能事務所関係者)と、実現は微妙な様子。 しかし民主党は、さらなる隠し玉を準備中という説もある。純一郎元首相には、進次郎氏の下に三男がいるのはあまり報じられない本当の話。離婚成立後に元妻・佳代子さんが産んだ子で現在25歳、名を佳長氏という。情報は薄いが、京都外語大卒とも慶応大卒ともいわれる秀才だ。「佳長氏は(進次郎氏のように)親のコネをフルに使って『米シンクタンク出身』なんて経歴を作るボンボンではないですから。育った環境もあって人の痛みの分かる好人物らしい。民主党執行部はこっちを対抗馬に立てられないかと画策しているようです」(野党関係者)。出馬すれば、本邦初となる「小選挙区兄弟対決」が実現するわけで、注目必至だ。民主党関係者が締めくくる。 「いずれにしても党執行部は『神奈川11区はいい候補を立てさえすれば勝算がある』と読んでいます。前回『郵政選挙』での大敗の借りを小泉一族に返してやりたい気持ちもありますし、世襲の象徴的存在ともなった進次郎氏の当選は是が非でも阻止したい。必ずや某かの刺客は送り込みますよ」 ボンボン4代目に今後、さらなるプレッシャーがのし掛かることは間違いなさそうだ。
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
ペルセウスS アベコーの気になる推奨馬は!?
みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 今週からいよいよ本格的な秋を告げる東京競馬が開幕。日曜日は最終週の天皇賞に向け大きなカギを握る注目の毎日王冠。一方、京都ではこれまた古馬戦線に、重要な位置を占める京都大賞典が目を離せません。 京都といえば、初日のメーン「大原S」に、1年1カ月ぶりの実戦となるフサイチジャンクが参戦。デビュー戦から若葉Sまで4戦無敵の快進撃。皐月賞では2番人気で3着。メイショウサムソン世代の主役級の存在でした。 ところがその後、まったくの不振に陥り2度に渡る長期休養。復活を願う関係者の努力で、昨年の9月9日以来の登板。鞍上に武豊騎手を配してきました。この結果が今後の古馬戦線の重要なカギとなることも考えられ大いに注目です。 私の予想は休養明けを叩いたソリッドスライダー。前走のレインボーSで直線不利がありながら3着。良績ある中3週、得意の距離でチャンスです。 東京はハンデ戦の「ペルセウスS」。ダート1400メートル。トップハンデが目下2連勝のバンブーエール。長期休養明けを3度叩かれて素晴らしい勢いですが、実はハンデ戦で狙ったのがベストオブミー。 前走のエニフSで6着。出遅れとレース中の不利、それに致命的だったのが右前の落鉄。敗因がハッキリしているのです。当時、2番人気だったことからも、巻き返しがあって当然だと見ています。 休養明けのオープン・マリーンSで古馬相手に5着。優勝したトーセンブライトは地方の重賞を含めオープン4勝。2着だったフェラーリピサも同じようにオープン4勝。これらの強豪を相手に0秒5差5着は立派なものです。速い流れに持ち込むダンツキッスイに、早め先頭を目論むユビキタス、同じくバンブーエール。流れが速く、追い込むベストオブミーにとっては願ってもない展開。加えて、ダ1400メートルの若菜賞で独走。これは大きなセールスポイント。さらにハンデが51キロ。切れ味を生かす馬に、このハンデは間違いなく後押し材料です。ゴール前で一気のドンデン返しに期待!
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
ペルセウスS 藤川京子 ベルーガで一獲千金よ!
ペルセウスSは◎ベルーガが得意のコースで巻き返します。 2年ぶりの勝利となった3走前の春望Sが東京のダ1400メートル。いつものように後ろから脚をタメる競馬で、4角では12番手。そこから大外を回り、長い直線でエンジンがかかると、11頭をごぼう抜きの鮮やかな勝利。先行有利の流れをただ一頭、後方から追い込んだあたり、自慢の末脚はまだまだ健在ですね。 上がり3Fはメンバー最速の35秒0。芝並みの時計を叩き出しています。なるべく砂を被らないように配慮して乗られていたし、この馬を知り尽くしている鞍上ならではの騎乗でした。 今回は蛯名騎手とのコンビになりますが、彼ももうベテラン。実際、東京で2着の実績を残しており、そのときは理想の追い込みを披露していますので何ら心配はないと思います。 前走の欅Sは13着に終わりましたが、不良馬場で勝ちタイムは1分21秒9のレコードでしたからね。今のところお天気はもちそうだし、超高速馬場にはならないでしょう。中間の坂路の好気配から、調子は文句なし。良馬場の東京コースなら今度こそ、です。
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
ペルセウスS(オープン、東京ダ1400メートル、11日) 本紙・橋本は51キロのハートオブクィーン狙い撃ち
休み明け3戦目で走りごろのハートオブクィーンに白羽の矢を立てた。 いわずと知れた昨年の函館2歳チャンピオン。中央勢を手玉に取り、0秒7突き放す圧勝劇を演じた実力は半端じゃない。中央転厩後は完全に鳴りを潜めているが、桜花賞ではレジネッタに0秒2差4着と迫り、実力の片りんを示しており、まだ見限るのは早計だ。 とりわけ、ここ3戦は距離が長すぎたもので敗因は歴然。道営出身のこの馬にとってダ1400メートルは最適の条件といえる。注目のハンデも51キロと裸同然で、勝利のおぜん立ては整っている。 完調手前のユビキタスは対抗の評価が妥当。
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
大原S(1600万下、京都芝2000メートル、11日) 本紙・谷口は能力非凡なヒカリシャトルを指名
実り多き秋を満を持して待っていたヒカリシャトルが本命だ。 他馬を怖がる気性が災いし、出世が遅れたが、デビュー3戦目から装着したブリンカー効果が顕著に現れ、今春は500万→1000万→1600万特別を3連勝。今回はリフレッシュ放牧明けだが、ここ2週が僚馬カワカミプリンセスを問題にせぬ猛スパー。「体はさらに大きくなっているが、攻め馬をやってのもの。勝って天皇賞に挑みたい」と青写真を描く西浦師。ここは負けられない。
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その他 2008年10月10日 15時00分
マサノウイズキッドの携帯クリーナーを5人にプレゼント
ホッカイドウ競馬から、ハートマークの流星が話題となっている2歳馬マサノウイズキッドの携帯クリーナー=写真=を5人にプレゼント。 ※プレゼントの応募は締め切りました。
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
東京記念 ルースリンド快勝
「第45回東京記念」は9日、大井競馬場で行われ、1番人気のルースリンドが粘るマズルブラストをゴール前でかわして勝利。4つ目のタイトルを獲得した。 「休み明けの分、道中で手応えが怪しくなったが4角を過ぎたらまたグッと伸びてくれた。力のある馬」と久々にコンビを組んだ内田博騎手。 次走について矢野義師は「JBCも考えているが、間隔がない分がどうか。暮れの(東京)大賞典が大目標」とした。
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レジャー 2008年10月10日 15時00分
瑞穂賞 コンテが重賞初V
伝統の一戦「第41回瑞穂賞」(H2、2100メートル)は9日、旭川競馬場で行われ、6番人気の伏兵コンテ(牡5歳、北海道・角川秀厩舎)がまんまと逃げ切り、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は2分17秒8(稍重)。 「陣営からデキはいいと聞いていたし、ハナへ行こうと決めていた」と五十嵐冬騎手もしてやったり。自身の通算1300勝も決め、「父に連れられて初めて競馬を見たのが旭川競馬場で、僕の初重賞も旭川。このレースで旭川は最後の騎乗となったが、このような形で決められ、感慨深いです」と、目を潤ませていた。
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芸能 2008年10月10日 15時00分
紅白に向けて動き出した森進一
演歌歌手の森進一(60)のニューシングル「波止場」が、10月13日付オリコン週間シングルランキングで27位に初登場。今作でシングルトップ100入りが100作目に到達、史上初の快挙となった。その勢いをかって年末の紅白出場のために懸命のイメージ改善作戦動きだしているという。 オリコンのシングルトップ100入りの記録は、2位が五木ひろしの98作、3位が北島三郎の93作。ちなみに、森の記念すべきトップ100入り処女曲は、1968年1月4日付のチャートに2曲同時ランクインした「命かれても」と「盛り場ブルース」だった。オリコンはこの号が創刊号。当時、森がいかに売れていたかが分かる。 新曲「波止場」は今月1日に発売。5日には、都内で100人限定の招待客を入れ、新曲発表会を行い、先の公開レコーディング以来、約1か月ぶりに報道陣の前に登場した。 ファン相手のMCでは、「C型肝炎も完治しました。離婚もしちゃいましたけど、傷はかさぶたになって取れました。私にも春が来ました」などと年配の女性が喜ぶ前向きなコメントを盛り込んで饒舌だったという。 “「おふくろさん」問題”について報道陣から質問が飛ぶと「進展があった」と明かし、翌日のスポーツ紙にも報じられた。しかし、芸能関係者によると「進展といっても作詞家の故・川内康範さん側の事務所に、レコード会社のビクターが前向きに話し合おうという連絡を取り付けただけ。しかもそれは、半年前のこと。実質、何も進展していないということですよ」と分析する。 また、離婚前に勘当したと報じられた長男・森田貴寛(20)がボーカルを務める「ONE OK ROCK」のライブを見に行ったことを、ライブ中に自ら報告。自ら良き父親ぶりを強調していたらしい。 森サイドの事情に詳しいマスコミ関係者によると、「すべては、年末の紅白出場のための画策ですよ。イメージを良くしておかなきゃNHKだって使ってくれない」と話す。 一方、離婚した元妻の森昌子(49)は、復帰直後の06年に、「バラ色の未来」が話題になり、紅白にも出場した。しかし、今年3月にホリプロから独立して以降はからっきし話題もなく、今年に入ってからはCDの発売もない。 某テレビ局関係者からは「川内さんは亡くなられ、仕事復帰した元妻は泣かず飛ばず。彼はよく意味深な発言をしますが、彼の言う『春が来た』というのも、目障りなものが視界からいなくなって清々しいという風にも取れますよね」という声も聞こえてくる。 紅白出場者決定まであと約2カ月。かつての威光は消えたとはいえ、演歌歌手にとって紅白はまだまだ大きい存在。今年も出場できるのか? ベテラン歌手のお手並み拝見といったところだ。
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その他 2008年10月10日 15時00分
映画「D-WARS ディー・ウォーズ」試写会入場券を25組50人にプレゼント
11月下旬から有楽町スバル座ほか全国でロードショーされる空前のバトル・アクション超大作「D-WARS ディー・ウォーズ」の試写会入場券を読者25組50人にプレゼントします。 LAの中心部で突如起こった大惨事。取材したイーサンは、幼いころの記憶に残るある人物が関係することに気付く。そして、その記憶は現実となり、人類を戦争へと巻き込んでいく。白昼の大都市で爆撃と破壊を続ける侵略者。やつらの狙いは何なのか…? 試写会は11月4日(火)18時30分開場、19時上映。東京・新宿、東京厚生年金会館。 ※プレゼントの応募は締め切りました。