貴景勝
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スポーツ 2022年07月19日 19時30分
大相撲、大関・貴景勝戦で行司に批判「引退レベルの失態」 不可解なタイミングの“待った”が物議、致命的ミスは前日にも
18日に行われた大相撲7月場所9日目。結び、結び前の2番を裁いた立行司・式守伊之助の判断がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは結び前の一番、大関・貴景勝対平幕・若元春戦でのこと。同戦は先に腰を下ろし両手をついた貴景勝が、若元春が右手をついた瞬間に勢いよくぶつかる。しかし、両名は共に立ち合いの呼吸が合わなかったと感じたのか、ぶつかった後に自発的に動きを緩めた。 相撲では立ち合いで力士の呼吸が合わなかった際は、行司がすぐに待ったをかけ取組を止めるのが一般的。ただ、伊之助は貴景勝が立ってぶつかるまでの間に待ったをかけておらず、両名が動きを緩めたのを見て後を追うように待ったをかけた。 >>大相撲、大関・貴景勝に「みっともない」「失望した」批判相次ぐ 格下相手に顔面張り手・ダメ押し連発、過去対戦の仕返しか<< この伊之助の判断に、ネット上では「何だ今の待ったは、明らかにタイミングが遅すぎる」、「力士がセルフジャッジする前に、行司がちゃんと判断してやらないと取組が混乱するだろ」、「昨日に続き今日も待ったが遅すぎる…こんなことあまり言いたくはないが、引退考えるレベルの失態だろ」といった批判が多数寄せられた。 「伊之助は前日8日目の結び、横綱・照ノ富士対若元春戦でも待ったをかけたタイミングが物議を醸しています。同戦は立ち合いからの激しい攻防を経て右上手、左下手をつかんだ若元春が力強く前に出ましたが、その瞬間に伊之助は若元春のまわしが緩んでいるとして待ったを指示。若元春はこれに気付かず照ノ富士を寄り切りましたが、審判団からすぐに物言いがつき協議された結果、両名に待ったがかかる直前の体勢を作り直させた上で取り直しという異例の事態になりました。力士のまわしが緩んでいることを理由に、行司が取組中に待ったをかけることはルール上認められてはいるのですが、ファンの間では若元春が攻め始めたタイミングでかけるのは遅すぎると不満が上がりました」(相撲ライター) 現在62歳の伊之助は年齢の影響もあってか、以前から判断・位置取りのミスがたびたび物議を醸している行司。定年となる65歳まではまだ2年以上あるが、一部からは「注意力や反射神経がもういよいよ限界なのでは」という指摘も上がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月17日 11時00分
大相撲、非常識な勝ち方に「今すぐ角界から出て行け」批判殺到 横綱が謝罪する事態に、貴景勝以上に騒がれた取組後のダメ押し
12日に行われた大相撲7月場所3日目。2勝目を挙げた大関・貴景勝の相撲内容がネット上で物議を醸した。 平幕・琴ノ若と対戦した貴景勝は立ち合い直後に右フックのような強烈な張り手を見舞うと、そこから土俵外に押し出した琴ノ若の胸を左腕で強く突くダメ押しも見せる。ネット上には「張り手はまだしも、勝負が決したのにダメ押ししたのは論外」などと批判が相次いだ。 >>大相撲、大関・貴景勝に「みっともない」「失望した」批判相次ぐ 格下相手に顔面張り手・ダメ押し連発、過去対戦の仕返しか<< 今回の貴景勝のように、対戦相手へのダメ押しがネット上で物議を醸した力士は過去にもいる。2013年11月場所6日目の平幕・徳勝龍(現十両)対平幕・琴勇輝(現君ヶ濱親方)では、土俵際で粘る琴勇輝を何とか押し倒した徳勝龍が、あお向けに倒れた琴勇輝の腹を右手で1回たたくように押す。ただ、琴勇輝は押し倒された際に故障していたようで、ダメ押しには全く反応せずその後も自力では立ち上がれなかった。 親方らに車いすに乗せられ花道を下がった琴勇輝は翌日、左膝蓋腱断裂、左膝前十字靭帯損傷で途中休場となったことが伝えられ、ネット上には「大怪我した相手に追い打ちをかけた最低な力士」と徳勝龍への批判が噴出。また、当時の報道では相撲協会審判部も取組直後に「けがもしたし、後味が悪い。今後気を付けるように」と徳勝龍を口頭で注意していたことが伝えられた。 2021年9月場所では、平幕・豊昇龍(現小結)がダメ押しに加えガッツポーズも見せたとして問題視された。豊昇龍は8日目の小結・逸ノ城戦(現平幕)で強引な上手投げを食らうも、体を密着させて何とかこらえると、そこから下から突き上げるような寄せを見せ逸ノ城を寄り切った。 しかし、豊昇龍は土俵外に両足が出た逸ノ城にもろ手突きを見舞いダメ押し。さらに、ダメ押しの直後には右手を小さく、鋭く前に突き上げるような仕草も見せた。この一連の振る舞いに対する協会側からの注意は特になかったようだが、ネット上には「ダメ押しした上にガッツポーズするとはなんて奴だ」などと呆れ声が上がった。 徳勝龍、豊昇龍の2名以上に、ダメ押しで大バッシングを受けたのが2016年3月場所の横綱・白鵬(現間垣親方)。8日目に関脇・嘉風(現中村親方)と対戦した白鵬は、立ち合いからかち上げや顔面張り手を連発する荒々しい相撲で嘉風を引かせ、寄り切りで勝利。しかし、白鵬は土俵外に左足が出た嘉風を両腕で抱え込むと土俵下へ勢いよく投げ飛ばし、嘉風は土俵下で勝負審判を務めていた故・井筒親方(元関脇・逆鉾)と激突した。 嘉風に休場に至るようなけがはなかったものの、取組・ダメ押しの影響で鼻から大流血。さらに、その嘉風と激突した井筒親方は左大腿骨頚部骨折で全治3か月の重傷を負ったため、ファンの間からダメ押し自体への批判に加え、「こんな野蛮な横綱はいらない、今すぐ角界から出て行け」と引退・廃業を求める声も殺到した。 当時の報道によると、翌9日目終了後に協会審判部から厳重注意を受けた白鵬は「申し訳ない。何でもしたいという気持ちです」と井筒親方へ謝罪の意を示し、2か月後の5月下旬には井筒部屋を訪れ井筒親方に直接謝罪。これを井筒親方が受け入れたため騒動は収まったが、この間に嘉風に謝罪したとは特に報じられていない。 白鵬のケースのように、重大なアクシデントにつながるリスクもあるダメ押し。今回問題視された貴景勝も、今後の取組では自重することを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月13日 15時30分
大相撲、大関・貴景勝に「みっともない」「失望した」批判相次ぐ 格下相手に顔面張り手・ダメ押し連発、過去対戦の仕返しか
12日に行われた大相撲7月場所3日目。今場所2勝目を挙げた大関・貴景勝の相撲内容がネット上で物議を醸している。 前日まで「1勝1敗」の貴景勝はこの日、埼玉栄高校時代の1年後輩で今場所2連勝中の平幕・琴ノ若と対戦。立ち合い貴景勝は琴ノ若からもろ差しを狙われるも、両脇を締めながらの押しでこれを封じ少し距離ができる。この直後、貴景勝は琴ノ若の顔面に右フックのような強烈な張り手を食らわせた。 「バチンッ!」と大きく響いた音に観客からどよめきが起こる中、貴景勝は体勢を崩した琴ノ若をそのまま土俵外に押し出し勝利。ただ、貴景勝は琴ノ若の両足が出て勝敗が完全に決したにもかかわらず、なおも琴ノ若の胸を左腕で強く突くなどダメ押しのような動作も見せていた。 >>大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問<< この貴景勝の相撲内容を受け、ネット上には「今日の貴景勝、勝ったとはいえ取り口が荒すぎて不快だった」、「張り手は別に反則じゃないけど、大関が格下相手にやるのはみっともないな」、「張り手もそうだけど、その後のダメ押しも見苦しくて失望した」、「これまで張られ続けて怒りが溜まってたのか? それでも到底褒められた相撲じゃないが」といった批判が寄せられた。 「貴景勝は立ち合いから激しい突き押しで相手に圧力をかける相撲を持ち味とする力士ですが、自分から顔面を張りに行くことも、取組後のダメ押しも過去にあまり見せたことがないため、現地やネット上のファンは騒然としているようです。では今回なぜ荒い取り口となったのか。貴景勝は琴ノ若と過去3回(2021年9月・勝利、2022年3月・勝利、同年5月・敗北)対戦し、その全てで琴ノ若から顔面張り手を見舞われたのが関係したのでは。2022年3月の対戦では立ち合い張り手から変化を見せた琴ノ若に激怒したのか、取組後花道を下がる際に通路の金網フェンスを左手で1度強くたたき物議を醸しましたが、こうした鬱憤(うっぷん)が取り口に影響した可能性はあります。さらに、琴ノ若は今回の対戦まで対大関戦7連勝中でもあったため、貴景勝には大関として意地を見せなければならないという気持ちもあったのではないでしょうか」(相撲ライター) 取組後の報道によると、今回の一番については「あまり覚えていない」と詳細は語らなかったという貴景勝。ただ、心の中に秘めた思いがあった可能性はゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月28日 11時00分
大関・貴景勝戦の審判に「大誤審だ」批判殺到 大相撲5月場所、ネット上をざわつかせた怪しい判定の数々
5月8〜22日にかけ行われた大相撲5月場所。「11勝4敗」の好成績を挙げた小結・大栄翔、平幕・隆の勝、平幕・佐田の海の3力士を、横綱・照ノ富士が「12勝3敗」でわずかに上回り自身7度目の優勝を決めた。 照ノ富士が千秋楽の大関・御嶽海戦で敗れていれば、4力士による優勝決定戦に突入していた5月場所。最後まで優勝争いが盛り上がる中、それ以上に話題となったのが疑惑の判定の数々だった。 >>大相撲・優勝決定の取組、解説が「こんなもんか」敗れた御嶽海を北の富士氏が酷評し物議<< 8日目の大関・正代対小結・豊昇龍戦では、正代勝利の判定が物議を醸した。同戦は立ち合いから前に出た正代に豊昇龍が土俵際で投げを合わせ、両者ほぼ同時に地面につく。ただ、行司は正代に軍配を上げて物言いもつかなかった。 NHK中継では取組終了後にリプレー映像が流されたが、この映像でもはっきりとは分からないほど両者が地面についたタイミングは同時。これを受け、中継解説の舞の海秀平氏(元小結)や相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が「物言いはつけた方がいい」と土俵下の勝負審判に苦言。ネット上にも同様の意見が多数寄せられた。 翌9日目の大関・貴景勝対関脇・若隆景戦では、5月場所中にファンの間で最も問題視された判定が飛び出した。同戦は貴景勝の引きをこらえた若隆景が逆にはたき込みを見せ勝利。ただ、取組後のリプレー映像では、若隆景が引きをこらえる際に右手の先でわずかに土俵を触ったような様子が映っていた。 しかし、勝負審判が物言いをつけなかったため、若隆景の怪しい手つきは見逃される形に。これを受け、ネット上には「貴景勝の勝利を台無しにする大誤審だ」、「4人も審判いるのに誰も若隆景の手の動きに気づかないのはおかしいだろ」と批判が噴出。また、一部からは前日の正代戦とは違い、協会側から判定を問題視する声が上がらなかったことへの不満も寄せられた。 12日目の正代対平幕・翔猿戦では、物言い後の協議の結果が不当だとしてネット上がざわついた。同戦は両者がほぼ同時に地面につき、行司は翔猿に軍配を上げるも、勝負審判が物言いをつけ協議に。中継では協議の間に取組のリプレー映像が流されたが、この映像では正代の右膝が翔猿の左肘よりわずかながら早く地面につくような様子が映っていた。 しかし、審判は協議の結果、両者同体と判断し取り直しを決定。取り直しの一番は正代が勝利したが、ネット上には協議の結果はおかしいとする批判が続出した。ただ、この取り直し判定については正代の右膝と同じタイミングで翔猿の左足つま先が返って地面についていたことや、翔猿本人が敗戦後に「取り直しだと思った」と語ったことなどから妥当だったのではという見方も少なからず寄せられている。 白熱した優勝争いのかたわら、ネット上で物議を醸す判定が頻発した5月場所。近年では珍しいレベルで怪しい判定が相次いだが、次の7月場所ではこのような判定がなるべく出ないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月24日 19時30分
大相撲、横審委員長に「照ノ富士に喧嘩売ってる?」大関陣への苦言が物議、直前の訴えを無視?
22日まで行われた大相撲5月場所でほぼ総崩れとなってしまった御嶽海、貴景勝、正代の3大関。23日に伝えられた横綱審議委員会・高村正彦委員長のコメントがネット上で話題となっている。 今場所の大関陣は御嶽海が「6勝9敗」、正代が「5勝10敗」で負け越してカド番に転落し、唯一勝ち越した貴景勝も「8勝7敗」とギリギリ。横綱に次ぐ地位として優勝争いに絡むことが求められる大関の責任を誰一人として果たせなかった。 その大関陣について、高村委員長は23日に行われた横審定例会後の会見の中で「勝ち越したのが1人だったというのは残念だ。あれでよかったということは、力士に相当同情的な私もそうは言えない」、「今、クンロク大関(2ケタ勝利に届かなかった大関をやゆする表現)が、いい大関になってしまっている」とコメント。貴景勝がマークした勝ち越しギリギリの8勝が大関トップの成績になってしまったのは残念と苦言を呈した。 >>大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問<< 高村委員長のコメントを受け、ネット上には「横審が不満げなのも当然なくらい今場所の大関陣は酷かった」、「ギリギリ勝ち越しが1人、余裕の負け越しが2人は話にならん」、「横綱と平幕が場所を盛り上げる中、大関連中はほとんど空気だったな」と同調の声が寄せられている。 一方、「直前の照ノ富士コメントを踏まえるとなんか意味深に聞こえるな」、「照ノ富士が直前に釘刺した大関批判やってるじゃん」、「批判し過ぎって訴えてた照ノ富士に喧嘩売ってる?」、と、横綱・照ノ富士の発言を引き合いに出したコメントも多数見られた。 「今場所『12勝3敗』で自身7度目の優勝を果たした照ノ富士は、23日午前に優勝一夜明け会見を開催。その中で『いいときも悪いときもありますし。だからといって、いいときに褒めて悪い時にたたいちゃうのはよくはないと思う』と、成績不振を理由とした大関陣への批判がいき過ぎていないかと苦言を呈したことが伝えられています。照ノ富士は故障・病気の影響もあり一時序二段に転落していた時期に『力士としてはもう終わりだな』といった冷ややかな声を少なからず浴びせられており、その経験もあって大関陣をかばったものと思われますが、このこともあり同じ23日午後に飛び出た高村委員長の大関批判が照ノ富士への当てつけのように聞こえたというファンも少なからずいたようです」(相撲ライター) 会合後会見では、今場所の照ノ富士については「休場明けで心身ともに大変な状況の中で、最初は不安はあったけれども、最後はきっちり横綱として、しかるべき成績を残してくれた」と絶賛している高村委員長。ただ、タイミングのせいで邪推するような見方をされてしまったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月22日 11時00分
大関・貴景勝、協会からの扱いに「明らかにおかしい」ファン激怒 今場所最大の誤審以前にもあった不幸エピソード
16日の大相撲5月場所9日目。この日行われた大関・貴景勝対関脇・若隆景戦の判定がネット上で物議を醸した。 同戦は貴景勝の引きをこらえた若隆景が逆にはたき込みを見せ勝利。取組後のリプレー映像では、若隆景が引きをこらえる際に右手の先でわずかに土俵を触ったような様子が映っていたが、勝負審判から物言いはつかなかった。 これを受けネット上では、最低でも物言いはつけるべきだったと審判への批判が噴出。また、前日にも物議を醸した大関・正代対小結・豊昇龍戦とは違い、八角理事長ら協会側から物言いがつかなかったことを疑問視する声が挙がらなかったことにも「前日の正代戦は問題視したのになぜ貴景勝の時は何も言わないのか」、「先輩親方から何も言ってもらえない貴景勝はかわいそう」など不満の声が寄せられた。 >>大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問<< 貴景勝は、今回の誤審騒動以外にも不幸なエピソードが多い力士。特に、2019年は初っぱなの1月場所から土俵内外で数々の不運に見舞われている。 当時関脇だった同場所で優勝次点となる「11勝4敗」をマークした貴景勝は、2018年11月場所(小結/13勝2敗/優勝)、同年9月場所(小結/9勝6敗)を合わせた3場所成績が「33勝12敗」となり、“三役で直近3場所33勝以上”という大関昇進目安をクリア。優勝1回、優勝次点1回と内容面も伴っていることから昇進は確実視されていた。 ところが、昇進を預かる審判部は起点の2018年9月場所が1ケタ9勝だったこと、2019年1月場所千秋楽で大関・豪栄道(現武隈親方)に敗れたことなどを理由に「もう1場所見せていただきたい」と昇進を見送り。これを受けたネット上には理解を示す声以上に、「勝ち星は十分で、2場所連続優勝争いもしてるのに昇進見送りは明らかにおかしい」、「稀勢の里(元横綱/現二所ノ関親方)や豪栄道は32勝で昇進させてるのに」といった不満が噴出した。 また、当時は貴景勝の元々の師匠だった貴乃花親方(元横綱)が協会とのあつれきを理由に退職(2018年10月)して間もなかったことから、このことも影響したのではと勘繰る見方も。ただ、貴景勝は自身の処遇が騒がれる状況にも乱されることなく、次場所の2019年3月場所で「10勝5敗」と2ケタ勝利をマークし大関の座を射止めた。 しかし、貴景勝は新大関として迎えた翌5月場所で右膝靭帯を痛め途中休場すると、この影響で続く7月場所も全休し関脇に転落。2ケタ10勝以上で大関再復帰が可能な9月場所で「12勝3敗」を挙げ何とか地位を取り戻したものの、1ケタ以下なら再び昇進目安を達成しなければいけない状況に陥っていた。 また、同場所では5連勝して迎えた6日目の小結・遠藤戦で行司と接触したことで、爆弾を抱える右足が滑り自爆する形で敗戦(決まり手はつき膝)。さらに、千秋楽の優勝決定戦で関脇・御嶽海に敗れた際に左大胸筋肉離れのけがをするなど、立て続けにアクシデントに襲われたことから、「あまりにも不幸なことが続き過ぎじゃないか」と心配を寄せるファンも少なくなかった。 その後も幾度となくけがに襲われながらも、今場所まで大関の座を維持している貴景勝。今回の誤審騒動については何かコメントしたとは特に伝えられていないが、新たに見舞われた不運な出来事を不憫に思うファンも少なくないようだ。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年05月17日 15時30分
大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問
16日に行われた大相撲5月場所9日目。大関・貴景勝対関脇・若隆景戦のリプレー映像を見たネットユーザーから疑問の声が噴出している。 同戦は立ち合いから出足鋭く前に出る若隆景に、貴景勝が引き押しを繰り出しながら応戦。その途中貴景勝は左に動きながらの引きを見せたが、若隆景は体勢を崩しながらも地面には落ちず、これを好機とみて前に出てきた貴景勝に逆にはたき込み、土俵にはわせた。 若隆景が勝利した取組後、中継では取組のリプレー映像が流される。ただ、この映像には貴景勝から左に動きながらの引きを食らった若隆景が、体勢を崩して前方に倒れかかった際に右手の先でほんのわずかに土俵を触ったような様子が映っていた。 >>大相撲、大関・御嶽海戦で行司が大失態!「引退考えた方がいい」取組中の接触・土俵下転落に怒りの声相次ぐ<< このリプレー映像を受け、ネット上には「え? 若隆景先に手ついてない?」、「完全に誤審だろこれ、何回見ても土俵に指先が触れてるようにしか見えん」、「手がついた瞬間にほんの少し砂も舞ってるんだが、行司は一体どこを見てたのか」と行司の誤審を疑う声が相次いだ。 同時に、「行司だけじゃなく勝負審判にもどこ見てんだよと言いたい」、「審判5人もいるのに誰1人気付かないのはおかしいのでは」、「昨日も同じこと言ったけど、せめて物言いくらいはつけてほしかった」と、取組を判定する勝負審判への批判も多数見られた。 「大相撲の取組は土俵上の行司1名、土俵下に配置された勝負審判5名(正面・東・西に各1名、行司溜に2名)の計6名が判定に携わっており、審判は行司の軍配に異議を感じた場合は物言いをつけ判定を協議することが可能。また、協議の際にはビデオ室で取組をチェックしている親方に意見を求めることもできます。ただ、今回は誰も物言いをつけずに若隆景の怪しい手つきが見逃された形となったため、物言いをつけ慎重に判定をしてもらいたかったと審判に不満を抱いているファンは少なくないようです。また、前日8日目の大関・正代対小結・豊昇龍戦で、両者がほぼ同時に地面に落ちながらも物言いをつけなかった(結果は正代勝利)ことも審判への風当たりが強まっている一因となっているようです」(相撲ライター) ファンだけでなく、朝青龍氏(元横綱)も16日に自身の公式ツイッターに「大関関脇戦手? 早かったな」と投稿するなど物議を醸している今回の一番。勝った若隆景は「4勝5敗」で2ケタ勝利へ望みをつないだ一方、敗れた貴景勝は「5勝4敗」と2敗力士がトップに立つ優勝争いから大きく後退している。 文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2022年03月24日 19時30分
大関・貴景勝、勝ち越し決めるもフェンスを殴り激怒? 琴ノ若戦直後の一場面が物議、逃げ腰の相撲に失望か
23日に行われた大相撲3月場所11日目。今場所8勝目を挙げた大関・貴景勝の取組後の振る舞いがネット上で物議を醸している。 前日まで「7勝3敗」の貴景勝はこの日、「9勝1敗」の平幕・琴ノ若と対戦。立ち合い琴ノ若は顔面を張りながら右に変化し、押しをいなされた貴景勝は土俵際に追い詰められる。しかし、そこから琴ノ若が一気に前に出てきたところに左の突き落としを合わせ逆転勝利を収めた。 >>大相撲、舞の海氏に「過去最悪レベルの失言」批判相次ぐ 首痛めうずくまる力士に“冷める”、非情な発言が物議<< 取組後、NHK大相撲中継では貴景勝が花道を下がり支度部屋へ引き揚げる様子が映し出される。ただ、貴景勝は今場所勝ち越しでカド番脱出を決めたにもかかわらず、通路の金網フェンスを左手で1回強くたたき怒りをあらわにしていた。 この貴景勝の振る舞いを受け、ネット上には「え? 立ち合いからの攻めを上手く捌いて勝ったのに納得してないのか?」、「勝ち越し、カド番脱出決めたのにまるで負けたみたいな振る舞いでビックリした」と驚きの声が挙がった。一方、「『なぜ真っ直ぐ当たってこないんだ』っていう後輩への怒りが抑えられなかったのか」、「注文相撲に走った琴ノ若に対する失望の表れに見えた」と、フェンスをたたいた背景を推測するコメントも多数みられた。 「琴ノ若は祖父に元横綱・琴櫻、父に元関脇・琴ノ若を持つサラブレッドであり、貴景勝にとっては埼玉栄高校時代の1年後輩にあたる力士。今場所は右四つから前に出る相撲で、平幕ながら優勝争いに絡み土俵を盛り上げています。そのため、11日目も真っ向勝負で貴景勝とどれだけやり合えるのかと期待するファンは少なくなかったのですが、目先の1勝を欲しがったのか、立ち合いぶつからずに変化し優位に立とうとする相撲、いわゆる“注文相撲”を見せました。立ち合い変化は規則で禁止されているわけではありませんが、貴景勝としては前日まで真っ向勝負で星を重ねていた後輩が、突然逃げ腰の相撲を仕掛けてきたことに強い不満を抱いたのかもしれません」(相撲ライター) 琴ノ若は身長188センチ・体重165キロで、身長175キロ・体重163キロの貴景勝を上回っていることもあり、一部からは「自分より小柄な力士に正面から当たれないメンタルでこの先大丈夫なのか」という声も挙がっている琴ノ若。今回の敗戦は1敗の関脇・若隆景、平幕・高安を星の差一つで追う今後にも響いてきそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月25日 15時30分
キャバクラ通い・朝乃山、復帰が早まる? 横審委員長が「処分軽減」言及で驚きの声、不振の貴景勝・正代への怒りもあるか
キャバクラに通っていたことが昨年の大相撲5月場所中に発覚し、6月に日本相撲協会から「6場所出場停止、50%の減給6カ月」の処分を受けている元大関・朝乃山(現十両)。25日に伝えられた、横綱審議委員会・矢野弘典委員長の発言がネット上で話題となっている。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 報道によると矢野委員長は24日、東京・両国国技館で開かれた横審定例会合に参加。終了後に行った会見の中で「6場所(出場停止)は何とかならないのかな、という意見が出ましてね。再考の余地があるなら再考してもらいたいものがあってもいいのではないかという感じであります」と、一部の委員から朝乃山の処分軽減を望む意見が出たことを明らかにしたという。 朝乃山の出場停止は昨年7月場所からスタートしているが、このままなら処分が解け復帰する今年7月場所では三段目まで転落する見通しとなっている。ただ、横審委員の中には処分期間を4、5場所に軽減し、1つでも高い番付で再始動させた方がいいと考えている委員もいるようだ。なお、これまでには元横綱・北の富士勝昭氏が2021年11月場所千秋楽のNHK中継内で「長すぎるんじゃないの?(処分)期間がね」、元関脇・貴闘力氏が12月18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画内で「恩赦じゃないけど、(処分は)4場所にしてあげようみたいな形でもいいかなと思う」とそれぞれコメントするなど、複数の角界OBから処分見直しを求める意見が挙がっている。 この矢野委員長の発言を受け、ネット上には「ファンや外野のOBじゃなく、協会に近いところから処分軽減論が出たのは初めてじゃないか」、「仮に今場所で処分終了なら幕下上位付近にはとどまれるとは思うが…」と驚きの声が寄せられた。一方、「現大関の体たらくにキレてる説もありそう」、「両大関があまりにも振るってないことへの不満もあるんだろうな」と、処分軽減論が挙がった背景を推測するコメントも多数みられた。 「今場所は横綱・照ノ富士(11勝4敗)、関脇・御嶽海(13勝2敗)、平幕・阿炎(12勝3敗)が千秋楽まで激しい優勝争いを展開し、賜杯を手にした御嶽海が新大関の座を確実にするなど大きな盛り上がりを見せました。一方、現大関陣は貴景勝(1勝3敗11休)が右足首負傷を理由に4日目から途中休場し、正代(6勝9敗)も優勝争いに全く絡めないまま負け越しとどちらもカド番に。次場所の3月場所では、2人そろって関脇転落という最悪の事態も考えられます。このように両大関の体たらくが、横審内で朝乃山の処分軽減を望む意見が挙がった一因ではとみているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 25日の報道では相撲協会・芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が「すぐに(場所に)出るということではない」と処分軽減を否定しつつも、「目標がない中ではあるが、体は動かしている」と日々調整に励んでいることを語ったことも伝えられている朝乃山。一部からは「ちゃんと稽古してるなら、処分軽減無くてもすぐに元の地位には戻ってこられるのではないか」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月12日 20時30分
大関・貴景勝、右足首故障・休場に「キャリアが崩壊しかねない」心配の声 押し相撲一本はもはや限界?
12日に日本相撲協会に「右足関節靱帯(じんたい)損傷で約2週間の治療期間を要する見込み」との診断書を提出し、同日の1月場所4日目から休場となった大関・貴景勝。同日に伝えられた師匠・常盤山親方のコメントがネット上で話題となっている。 >>平幕・宇良、取組後の退場シーンに驚きの声「脳震とうでは」 土俵下に激突し頭部に大ダメージ? 八角理事長は取り口に苦言<< 貴景勝は前日11日の3日目に平幕・宇良と対戦し取り直しの末敗れたが、一度目の取組で倒れ込んだ際に右足首を負傷。取組終了後に本人から報告を受けた常盤山親方は一旦様子を見ようと話をしたが、12日朝になり貴景勝から「やっぱり相撲を取れない。休場させてください」と申し出を受けたため休場に至ったという。 また、常盤山親方は今場所の再出場についても「多分出られない。そんなにすぐには治らない。今場所中に相撲を取れる状態にはならないと思うので(残りは)全休ですね」と、患部の状態が思わしくないため困難という見方を示したという。 常盤山親方の発言を受け、ネット上には「自分から休むって願い出たということは相当状態悪そうだな」、「来場所はカド番になるけど回復は間に合うんだろうか」と驚く相撲ファンの声が見られる。一方「また下半身痛めたのか…もうここまでくると押し相撲だけというのは難しいんじゃないか」、「そろそろ取り口を見つめ直さないと、キャリアが崩壊しかねない事態になるのでは」と今後を危惧するコメントも多数挙がった。 貴景勝は当時22歳だった2019年5月場所で、日本出身力士としては史上最速の所要28場所で新大関に昇進。しかし、昇進以降は右膝関節内側側副靭帯損傷(2019年5月)、左大胸筋肉離れ(2019年9月)、左膝内側側副靭帯損傷(2020年7月)、左足関節靭帯損傷(2021年1月)、頚椎椎間板ヘルニア(2021年7月)と下半身を中心に故障が頻発している。 「貴景勝は身長175センチ・体重163キロと小柄な体格を生かした、下から上に相手を突き上げる押し相撲を武器に大関まで上り詰めた力士。ただ、押し相撲は相手を組んだ状態から勝機をうかがう四つ相撲に比べ、相手のバランスを崩すため休まず攻める必要がある分、体への負担が大きいとされています。加えて、自分より大柄な力士を押すという行為によって人一倍ダメージが生じているものと思われます。実際、近年は毎年のように故障が相次いでいるわけですが、どこかのタイミングで押し相撲一本からの脱却を図らないと、今後も故障が連続し落ち目になっていくのではと不安を募らせているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) このまま再出場がなければ1月場所は負け越しとなり、次場所の3月場所はカド番として迎えることになる貴景勝。負け越せば関脇に陥落する3月場所までに、故障続きの現状への打開策を見つけることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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