栗山英樹監督
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スポーツ 2022年01月07日 11時00分
侍ジャパン・栗山監督、大谷翔平の招集は絶望的? 初陣前に噴出する編成面の難題とは
日本野球機構(以下=NPB)は“大忙し”となりそうだ。 1月6日夜、巨人から各メディアに向けて通達があった。沖縄県内で自主トレ中の坂本勇人内野手ら主力選手たちの取材は、対面ではなく、リモートに変更するという。感染防止の観点からすれば当然だろう。 「沖縄県では9球団がキャンプを張る予定です」(スポーツ紙記者) ファンのキャンプ観戦を認める方向でいたが、慎重論も出始めた。NPBは新外国人選手の来日遅延を防ぐため、動き始めている。その迅速な対応はさすがだが、発表が早すぎた案件もある。 野球日本代表・侍ジャパンの親善強化試合だ。昨季までペナントレースを戦っていた栗山英樹新監督は、その危険性を予測できたはずだが…。 >>侍ジャパン、栗山監督の抜擢は権力抗争が原因? 愛弟子・大谷招集よりも期待される役割とは<< 「3月5、6日に台湾選抜チームと試合を行います。新型コロナウイルス禍はもちろんですが、それ以上に心配なのは『新生・侍ジャパン』入りするメンバーたちのことです」(球界関係者) 選手たちの体調が心配される理由は、一つ。「2021年の疲労」だ。 昨季は東京五輪によるペナントレースの中断により、日本シリーズを終えたのは11月27日。通常シーズンより1か月ほど遅かった。しかし、22年1月に自主トレ、同2月1日にキャンプインという日程は変わっていない。 「例年よりも1か月短いオフが故障につながるとの見方もされています。12球団とも、キャンプの練習メニュー作りに慎重でした。『ベストコンディションで来い』と選手に伝えても、ビシビシと鍛え上げろとは言っていません」(前出・同) NPBが今年3月に国際試合を実施する狙いは、次回WBC大会に備えるためだ。現時点では「23年3月の開催予定」となっており、22年3月のタイミングを逸すれば、国際試合ができるのは、同年オフと23年3月の直前だけだ。 「3月上旬と言えば、通常日程ならオープン戦も始まったばかり。侍ジャパンに選ばれたメンバーは早めの調整をしなければなりません」(プロ野球解説者) 台湾戦が行われた場合、肝心の選手たちに負担をかけ、故障を負う危険にも晒すことになる。 「前任者時代の主力メンバーのほとんどを入れ換え、栗山監督は若手中心の新チームを編成したいと考えています」(前出・同) 阪神・佐藤輝明、東京ヤクルト・奥川恭伸、オリックス・宮城大弥、DeNA・牧秀悟、千葉ロッテ・佐々木朗希らの代表入りも予想されている。しかし、彼らも21年シーズンの疲労を蓄積しているだろう。栗山監督の代表指揮官への就任が伝えられた時、日本ハム時代の師弟関係から「大谷翔平の招集も!?」と期待されていた。 疲労困憊の若手を送り出す各球団に対し、栗山監督は起用法など十分な説明をしなければならない。23年本番の招集に向け、大谷と話す時間もなくなってしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月18日 11時00分
日本ハム・栗山監督は中田の残留を望んでいる? 意味深発言の裏にある温情、次期監督の意向も去就を左右か
北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が“謹慎中”の中田翔内野手について初めて言及した(8月16日)。球団が出場停止処分を発表したのは、8月11日。中田をチームリーダーに押し上げた“育ての親”である栗山監督がコメントを発するまで6日も要したわけだ。 「誰が一番悪いのかと言ったら、監督である私自身」 栗山監督も気持ちの整理がつかなかったのだろう。“中田擁護”の言葉が多く聞かれたが、意味シンな発言もしていた。 「正直、このチーム(での復帰)は難しいと思っている」 >>日本ハム・中田、セ・パ全チームから締め出される? 栗山監督が放出示唆も厳しい声「絶対どこも手を挙げない」<< 額面通りに受け止めれば、日本ハム球団を退団だ。本人の反省が大前提だが、今後も現役生活を続けたいと思うのなら、移籍先を探すことになる。「暴行なのでイメージが悪い」とトレード移籍そのものを否定する声も聞かれたが、「退団の選択」には肯定的な見方もされていた。 「事件前、『中田が首脳陣批判をしている』など“告げ口”をしていたOBもいました。だから、中田をよく思わないチーム関係者も増えていき…」(球界関係者) しかし、退団が肯定的に捉えられる理由はそれだけではない。 「3年前のオフ、中田がフリーエージェント権を行使するか否かで去就が注目されました。行使せず、今日に至りましたが、どうも関西球団がラブコールを送っており、中田も興味を示していたみたいです。でも、18年の打撃成績が良くなかったのでラブコールもトーンダウンし、中田も動けなくなってしまいました」(前出・同) 3年契約で合意し残留となったが、フロント幹部たちとの間に溝のようなものもできてしまったようだ。 栗山監督は会見後半で「何か良い方法はないのか」と記者団に聞き直していた。 「彼の人生にとって野球をやるべき」栗山監督が最後に言った言葉だ。 現役続行を果たす現実的な選択として考えられるのは、チームメイト、首脳陣、そしてフロントや関係各所に謝罪し、チームに残るしかないだろう。 「中田は繊細。そんなことをさせたら、精神的に落ち込んでしまう」(前出・球界関係者) 出場停止を告げた最初の会見でも、気になる部分はある。球団社長は出場停止処分の期間を聞かれ、「具体的な期日は申し上げることはできない」と返していた。「無期限処分」とも解釈できるが、改めて確認したところ、トレーニング施設への出入りは許されているという。中田は試されているのではないだろうか。 二軍戦を含めた試合には出場させない。しかし、練習することは妨げない。現役を続けると思う気持ちがホンモノなら、「練習態度で示せ」と――。 「来季の監督と中田の処遇について摺り合わせができていません。期限を定めなかったのは、その辺も影響しているので」(地元関係者) 稲葉篤紀氏の指揮官就任は既定路線とされている。しかし、「2023年の新球場移転に新監督就任を合わせる」との情報もないわけではない。栗山監督の言った「何か良い方法はないのか」は、記者団への逆質問ではなく、球団幹部に向けられたものなのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月06日 10時40分
日本ハム栗山監督ら元監督の大島康徳氏を悼む「2023年に完成する新球場を見ていただきたかった」
北海道日本ハムファイターズは、日本ハムで選手、監督として活躍した大島康徳氏が6月30日、ご逝去されたと発表した。大島氏は1969年にドラフト3位で中日に入団。宇野勝氏らとともにチームを引っ張る存在だった。1988年に日本ハムに移籍。通算2204安打を記録している。2000年から2002年までは日本ハムの監督を務めた。2006年の第1回WBCでは、日本代表の打撃コーチに就任し、日本の世界一に貢献。その後は解説者として的確かつわかりやすい解説で、人気が高かった。大腸がんとの闘病中もプロ野球をチェックしており、最後まで野球人だった。 訃報を受けて、栗山英樹監督は「大記録を残され、長きにわたって野球界を背負われた大先輩であり、今はただ感謝しかありません。またファイターズが苦しかった時期を監督、選手として支えていただきました。もっと、もっと野球に関わっていきたかったはずでしょうし、悔しかったと思います。心残りは2023年に完成する新球場を見ていただきたかったこと。私たちにできるのはこれからも懸命に戦って、大島さんに喜んでもらえるファイターズを作っていくことです。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」とコメント。 同じく、日本ハムや中日に在籍した小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチは「非常にショックで、言葉がありません。監督を辞められてからも親身になって気にかけていただきました。状態が悪い時には心配して連絡をいただいてアドバイスをもらい、いつも助けてもらっていました。引退後もプライベートで交流がありましたし、私にとって大きな存在でした。心よりご冥福をお祈りいたします」とショックを隠せない。 大島チルドレンでもある田中賢介スペシャルアドバイザーは「大島監督の1年目が私の1年目で、ドラフトで自分のくじを引き当ててくれたのが監督として最初の仕事だったと思います。ファイターズに導いてくださった方で、同じ九州出身という縁もあってか早い段階から起用してくれましたし、それもあって長くプロの世界でプレーできたと感謝しています。入団から3年間お世話になり、打撃指導を受けても当時は仰ることがよく飲み込めなかったのですが、解説者としていらした時にはいつもケージの後ろからアドバイスをくださり、ベテランと言われる年齢になってからは指導されることが少なくなっていましたので、一言ひと言に有難みを感じていました。東京ドームでの私の引退セレモニーにはサプライズで花束贈呈にいらしてくださり、体調が思わしくないとお聞きしていた中でしたので思わず涙がこぼれました。お会いするたびに冗談めかして「バカヤロウ」と愛のこもった言葉をかけていただいたこと、この先も忘れることはありません。どうか安らかにお休みください」と大島氏との思い出を語っていた。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年01月26日 11時30分
日本ハム2021年スローガン決定!栗山監督「一から挑戦者のつもりでぶつかっていく」
北海道日本ハムファイターズは、2021年チームスローガンが「01karat~イチカラ~」に決定したと発表した。 今年は「2004年の北海道日本ハムファイターズ誕生後、初めて2年連続のBクラスを経験した昨シーズン。悔しさを晴らすべく、1プレーに全身全霊をかけて挑む真のファイターズを再び一から作り上げる。1カラットは0.2グラムと微量だが、これから磨かれる原石も含め、きらめきを放つ一つひとつの宝石が合わさってリングを形成し、どこよりも強く光り輝くチームとなる」というコンセプトのもと、優勝に向けた強い思いを込めて付けられたという。 日本ハムでは2月1日からスタートする沖縄県名護市での一軍春季キャンプに、育成選手として球団初の一軍キャンプスタートを決めた長谷川凌汰投手が、3ケタの背番号からの一軍スタートとして注目を集めている。エースだった有原航平投手はポスティングシステムにより、メジャーに流出してしまったが、キャプテン西川遥輝外野手は残留となり、名護でのキャンプにも気持ちをリセットして参加する。 栗山英樹監督は「全員がまぶしいくらい輝いて初めて本当の勝負を挑めると思います。4年間優勝から遠ざかってしまい、一から挑戦者の気持ちでぶつかっていきます。まだまだ力を発揮しきれていない選手がいれば、監督・コーチと一緒にファンの皆様の叱咤激励で磨き上げ、輝かせてください。もう一度最高の瞬間を北海道で迎えられるよう、チャンピオンリングを取りに行くんだという覚悟のもと、新たなシーズンに臨みます」と10年目の節目を迎える今シーズンは不退転の覚悟でシーズンに臨む考えを明らかにした。 栗山監督就任時からのチームスローガンは次の通り。2012年:「9+ NinePlus」2013年:「純―ひたむきに―」2014年:「前進せよ〜トゥミコロクル〜」2015年:「EZOlution」2016年:「爆ぜる」2017年:「F-AMBITIOUS」2018年:「道 -FIGHTERS XV-」2019年:「驀進」2020年:「羽撃く」2021年:「01karat~イチカラ~」 2023年には北海道北広島市内で建築中の「北海道ボールパーク」を新たな本拠地にすることが決まっており、新球場に強いチームで乗り込みたい球団にとって、今年は大切な一年になる。イチカラのスタートを切ることにより、再び優勝争いが出来るチームを構築していく。(どら増田 / 写真(C)北海道日本ハムファイターズ)
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スポーツ 2020年11月18日 11時30分
日本ハム契約延長の栗山監督、10年目のシーズンへ「全てをさらけ出していく」
北海道日本ハムは17日、栗山英樹監督と来シーズンの契約を締結したと発表した。1年契約。チームは今シーズン5位に終わり、2年連続でBクラスに終わったことから、栗山監督の去就が注目されていたが、球団は10年目の栗山体制を迎えることを決断。2023年に開業が予定されている北海道ボールパーク元年に向けて、チームの再建を栗山監督に託す。【栗山監督の監督成績】2012年 74勝59敗11分勝率.556(1位)2013年 64勝78敗2分勝率.451(6位)2014年 73勝68敗3分勝率.518(3位)2015年 79勝62敗2分勝率.560(2位)2016年 87勝53敗3分勝率.621(1位)2017年 60勝83敗0分勝率.420(5位)2018年 74勝66敗3分勝率.529(3位)2019年 65勝73敗5分勝率.471(5位)2020年 53勝62敗5分勝率.461(5位) 通算1267試合 629勝604敗34分勝率.510 ※日本シリーズ優勝1回(2016年) 日本ハムの畑佳秀オーナーは「全ての球団が同じ条件だったとはいえ、開幕延期やコンディション調整など新型コロナウイルス感染症に直面しながらの舵取りは極めて難しいものだったと理解しています。思い通りいかなかった歯がゆさ、悔しさは誰より栗山監督が感じており、それを晴らしたいという思いを最も強く抱いているのは監督自身です。これまでも信念を貫き通すだけでなく、結果で示されてきました。10年目という一つの節目を迎え、これまでの集大成を見せていただけると信じて栗山監督に2021年のファイターズを託します」と来シーズンも栗山監督に託した理由を説明。 栗山監督は「もう1年というお話をいただいて、自分でいいのかということと同時に、責任ある行動がどういうものなのかじっくり考えました。今シーズンが終わってこんなに悔しい年はなかったですし、絶対にこの成績で終わる選手たちではないので、引くことは簡単ですが、やると決めた以上は情を捨ててチームが勝つために向かっていく。それが責任の果たし方だと思っています。もう一度1年目にお受けしますと答えた時の気持ちに戻って全てをかけてやります。責任を果たし切るために厳しさを求めるのが本当の愛情。選手がはつらつとしていて、試合を見ていただいてわくわくするような、ファイターズらしい特徴が出るように選手やコーチには言葉ではっきり伝えていきますし、全てをさらけ出してやっていきます」と不退転の決意で10年目のシーズンに臨むことを誓った。 エース有原航平、キャプテン西川遥輝がポスティングでのメジャー行きを表明しているだけに、球団は栗山体制をさらにバックアップしていく必要があるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月13日 11時45分
「本当に監督がヘボい」日本ハム・栗山監督、誤算続きのチームにため息 リーグ最低クラスの貧打にも怒り心頭か
最下位、転落。栗山英樹監督がちょっと心配だ。 京セラドームで行われたオリックス戦に敗れ、北海道日本ハムファイターズが単独の最下位となってしまった(7月12日)。試合後、栗山監督はオリックス先発の山本由伸投手を指して、「プロ野球の中で素晴らしいと言われるピッチャーであるのは間違いない」と好投を認めながらも、「そのピッチャーを打てるようにレベルを上げないといけない」と言い放った。極めつけは最後のひと言。 「本当に、監督がヘボいのでそうなっている。しっかり、やりましょう」 この敗北は自分の責任と位置づける姿勢は、さすが。しかし、その口調は完全にキレていた。いや、選手個人の名前を挙げて非難しなかったのだから、理性は僅かに残っていたと見るべきだが、自虐的な発言はちょっと気になる。 「昨年オフ、栗山監督はチーム低迷の責任を取って退任の意向をフロントに伝えました。球団上層部が必死に慰留し、大事には至らなかったのですが」(ベテラン記者) 球団が慰留に努めた理由はいくつかある。若手育成、選手個々の力を伸ばそうとする采配が評価されたのだが、それだけではない。 「栗山監督の次は、侍ジャパンの指揮を取っている稲葉篤紀氏と目されています。その稲葉監督の代表指揮官としての任期は、『東京五輪終了まで』でした。何事もなければ、2020年夏に稲葉代表監督はフリーとなり、ファイターズの成績に関係なく、オフに栗山監督とバトンタッチすると予想されていたのですが」(前出・同) 新型コロナウイルス禍で、色々と事情が変わってきた。今後、どうなるかは本当に分からないが、予定通りに行けば、東京五輪は21年夏。稲葉監督の任期も自動的に1年延長となった。つまり、栗山監督には稲葉代表監督が“フリー”になり、21年シーズンまでチームを指揮してもらわなければならないのだ。 「エースの有原に勝ち星がつかなかったり、急成長した野村佑希が故障離脱、大田泰示、王柏融の打撃が今年はイマイチです」(プロ野球解説者) 栗山監督が憤怒した試合だが、その大田や渡邉諒などスタメン野手4人を下げる新オーダーで臨んでいる。代わって出場した選手たちも期待に応えられなかった。同日先発のルーキー・河野竜生も力投したが、プロ初勝利とはいかなかった。今はジッと耐える時なのかもしれないが、120試合しかない今季、長期連敗なんてことになれば、取り返しがつかないだろう。 「前日(11日)、清宮が9回に代打出場し、2ランを放ちました。4点ビハインドの場面だったので、『明日につながる本塁打』とはなりませんでした」(前出・ベテラン記者) まだ21試合を終えたところだが、日本ハム打線のチーム打率、総安打数、本塁打、打点、盗塁はリーグワースト(本塁打のみ千葉ロッテと同数)。三振の数が167と多いのも気になる。打撃陣の不振が敗因であり、栗山監督が負う責任ではない。打撃担当はヘッドコーチ格で迎えられた小笠原道大コーチだ。 「小笠原コーチは清宮の教育に適任と思われていました。同じ左バッターで大砲タイプなので、フロント主導で招聘されました」(球界関係者) 栗山監督は早急にチームを建て直すため、コーチスタッフと話し合いをするべきだろう。でないと、稲葉監督が侍ジャパンと日本ハムの指揮を兼務することにもなりかねない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月13日 11時45分
“ガラスの天才”日本ハム・近藤が大記録を樹立? バース越え実現に栗山監督も全面サポート、シーズン縮小で記録独走か
これも、オーナー会議で何も決められなかった影響だろう。 ペナントレース開催の方法を模索するオーナー会議が開かれた(5月12日)。会議後の発表では「かつてない危機的状況」「今後も(開催に向けて)努力していく」といった“抽象論”しか出ていない。開催されたとしても、日程問題などさまざまな点で「変則」となるのは避けられないが、そんな“特殊なペナントレース”のカギを握るのは、北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督になりそうだ。 「6月19日の開幕が濃厚ですが、政府の緊急事態宣言が解除されることが大前提であり、同26日、7月3日にずれ込む可能性も出てきました」(在京球団スタッフ) 6月19日よりも遅れての開幕戦。その場合の試合数は「1カード20試合強」、ペナントレースは100試合余となる。野球関係者から試合数の話が多く出る。しかし、この理由は「試合減=収入減」の経営危機だけが理由ではなかった。 「100試合程度で決まるタイトルに価値があるのかどうか…」(球界関係者) 投手の最多勝、セーブポイント、打者の本塁打王、打点王、盗塁王などの数字は寂しいものになるだろう。懸念されているのは最多勝や本塁打王のように数字を積み上げていくものではなく、計算式に出場試合数が絡む首位打者、防御率などのタイトルだ。 首位打者のタイトルについて、こんな情報も聞かれた。 「日本ハムの近藤健介です。バットコントロールに関しては天才、でも、故障が多いので出場試合数が少なく、規定打席数に到達できないシーズンもありました」(前出・同) 思い出されるのが、2017年だ。近藤は6月に右太股を痛め、さらに同月下旬、椎間板ヘルニアが見つかり、3か月もチームを離脱した。9月下旬にはチームに復帰したものの、当然、規定打席数443には及ばなかった。しかし、シーズンを通して231打席に立って、打率4割1分3厘の数字を残している。当時の報道でも伝えられたが、「年間100打席以上に立った選手の史上最高打率」である。 「怪我の多い選手、怪我さえなければ…」 これが、天才・近藤に対する評価であり、プロ8年でも首位打者のタイトルを獲得できなかった理由でもある。 仮に今季、1カード22試合・110試合のペナントレースが行われた場合、規定打席数は「110試合×3・1=341打席」。近藤は昨季、600打席に立っているので、その半分程度の打席数で“勝負”できるのだ。 「栗山監督が近藤の起用法を変えてくるかも。1打席でも多く立たせてやろうとし、3番で使ってくる打線も考えられます」(ベテラン記者) 栗山監督は「1番投手・大谷」の打順でファンを驚かせたこともあった。昨季、600打席に立って3割2厘の好打率を残した近藤なら、短期決戦の今季に“4割超え”を実現させるかもしれない。プロ野球史上最高打率は、1986年にバース(元阪神)が残した3割8分9厘。130試合制の当時、541打席に立ったバースの記録と、さらに200打席も少ない数値を比較するのはおかしな話だが、栗山監督は選手思いでも知られている。近藤の“バース超え”をサポートする場面も出てくるだろう。変則・短期決戦で誕生しそうな新記録の価値が問われそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月03日 11時30分
日本ハム栗山監督「気持ちだけをお届けしたい」球団が北海道の医療機関へマスク5万枚を寄付
北海道日本ハムは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、医療従事者のために役立つよう、不織布マスク5万枚等を北海道へ寄付すると発表した。 球団では選手会とも協議し、この難局を乗り越えるため、医療現場の最前線で懸命に力を尽くしている医療従事者への支援を優先すべきと考え、過去のチャリティオークション等でファンの善意を積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入し、北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配を依頼することになったという。 北海道では、感染症が依然、猛威を振るい続ける状況下で、地域やファンに支えられるプロ野球球団として、何らかの支援ができないかとの考えから、球団と自主練習期間に入っている選手らが4月上旬から検討を開始。医療現場の最前線で感染防護具の不足、医療従事者の心理的負担の増大、新型コロナウイルス感染に対応する医療体制により外来診療や入院、手術の減少で病院経営に影響があることなどを把握すると、球団の取引先から医療物資が確保できたため、球団が長年続けている地域貢献活動に役立ててほしいとの申し出があり、社内や選手会と協議した結果、購入し、北海道への寄付を決定に至ったそうだ。不織布マスク5万枚、フェイスシールド920個が寄付される。 栗山英樹監督は「ウイルスとの闘いで、本当に大変な思いをされてると思います。その中でも、特に医療関係に従事されている皆さん。本当に命を懸けて、多くの皆さん、感染された方々のケア、検査を含めまして、本当にありがとうございます。ドクター、看護師の皆さんだけではなくて、病院で働くいろいろな方々。そして、そういったものを作ってくださる皆さん。本当に感謝しております。そういった皆さんの気持ちを考えると、本当に我々は何も出来ないんですけど、何とか応援する気持ちだけを皆さんにお届けしたいと思います。僕らも精一杯応援していきます。そして僕らも頑張っていきます。皆さんも本当に大変ですけども、みんなが感謝をしております。その思いをもってこれからも頑張ってください。本当にありがとうございます」とコメントし、医療従事者に対して感謝の意を述べた。 投手陣では、自主練習中の加藤貴之と宮西尚生が、寄付するマスクの段ボール箱を手にした写真撮影に応じている。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月20日 11時50分
日本ハム・栗山監督に契約延長説が急浮上? 昨オフの辞意表明から一転、その厳しい条件とは
異例尽くしとなれば、「評価」が難しい。今季で契約任期を終える監督、新任監督との今後に関する話し合いはどうなるのか…。 北海道日本ハムの栗山英樹監督と侍ジャパン・稲葉篤紀監督のツーショットが実現したのは、4月13日だった。2023年の開業を目指す新球場予定地の起工式が行われ、稲葉監督も球団の「スポーツ・コミュニティ・オフィサー」として参列した。 「昨年オフ、栗山監督は成績不振の責任を取るように辞意を伝え、球団が引き止めました。昨季の下位低迷の敗因は故障者の続出。栗山監督の責任ではありません」(プロ野球解説者) 栗山監督は今季で9年目。北海道移転後、球団史上最長となる。若手育成にも定評があるが、慰留の理由はそれだけではなかったらしい。 「栗山監督の次は稲葉監督という雰囲気も感じられます」(球界関係者) 勝手な想像だが、前年オフ時点で2020年シーズンを見た場合、“後任”稲葉監督は侍ジャパンの指揮官として、東京五輪を戦わなければならない。この時点での代表監督の任期は「東京五輪まで」だったので、「2020年は栗山監督、21年からは稲葉監督」とイメージしていたのかもしれない。 「延長された栗山監督の任期は、1年。2020年までです」(スポーツ紙記者) しかし、稲葉監督の代表監督任期は東京五輪の延期に伴い、1年の延長が決まった。「栗山監督の次は稲葉監督」の流れが本当なら、栗山監督には今季を含めて“2年”やってもらわなければならない。 「ペナントレースが5月か6月に始まるとしても、今季は交流戦だけではなく、クライマックスシリーズもできそうにありません。通常143試合のペナントレースを100試合で決着させる計算ですから、短期決戦の様相もあります。かといって、投手を酷使させたら、終盤戦まで持ちこたえられないでしょう」(前出・プロ野球解説者) また、ペナントレースが始まらない今の状況を指して、「投手よりもバッターの調整が難しい」の声も聞かれた。実戦の“生きたボール”を打っていないからだ。オープン戦中盤まで投高打低の傾向が続くのがその一例で、今季は「投手力の勝負になる」と見る向きと、「早く打線の調子を上向きにさせたチームが有利」という声が出ている。 「日本ハムは、主砲・中田翔の影響を強く受けるチームです。中田が打つとチームが調子付きます」(前出・スポーツ紙記者) 栗山監督は育成に長けている。もっとも熱い視線が向けられているのは清宮幸太郎であり、中田とポジションがかぶる。また、斎藤佑樹に対しても「なんとかしてやりたい」の気持ちを強く持ち続けている。投手力でスタートダッシュを掛けるならば、斎藤の出番はない。打線奮起を掲げるならば、中田を優先させるべきだろう。 「昨季、栗山監督は他コーチの進言を聞き入れず、清宮を暫く一軍に帯同させていました。長期的なビジョンで見れば、清宮を一軍の舞台で鍛えるべきですが。優勝すれば、今季までの『1年契約』を延長させる大義名分ができますが、もし、優勝できなかったら…」(前出・同) 変則的な日程となる以上、球団も栗山監督の評価が難しくなる。 清宮、斎藤。栗山監督が選手の力を見誤れば、新球場のお披露目前に球団は大混乱に陥るだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月04日 22時30分
日本ハム中田翔「シンプルかつさわやか」北海道シリーズユニ発表!
北海道日本ハムは4日、毎年恒例の人気イベント『北海道シリーズ2020 WE LOVE HOKKAIDO』で着用する限定ユニフォームを発表した。 限定ユニフォームは、4月24日、北海道白老町のポロト湖畔にアイヌ文化復興・創造の拠点『ウポポイ(民族共生象徴空間)』が誕生することを記念。北海道遺産で災いなどから身を守る魔よけの意味を持つとされるアイヌ文様をモチーフに、北海道庁・公益社団法人北海道アイヌ協会・ファイターズが共同でデザイン。「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味しており、チームとファン、そして北海道が、一丸となることを表現しているという。今後、発表されるさまざまなシリーズ企画を通じて、北海道の魅力を届けていくことになりそうだ。 会見に出席した栗山英樹監督は「北海道が一つになって戦うシリーズです。いつも北海道の皆様に力をいただいて、我々はいい試合ができています。北海道の原点であるアイヌの方々をはじめ、道民の思いを胸に、このユニフォームを着てしっかり戦っていきます」とコメント。中田翔は「シンプルかつさわやかで、いいデザインだと思います。この限定ユニフォームでチーム一丸となって勝利を目指します」とユニフォームの感想を述べた。 『WE LOVE HOKKAIDO』は2007年から2011年を除いて、毎年開催されているファンに人気のイベント試合。毎回どんな配色になるのか注目されているが、今年は中田が話しているように、シンプル。まるで雪を連想させるかのようなアイヌ文様をモチーフとしたユニフォームとなっている。4月に札幌ドームで開催するパ・リーグ5球団との試合で着用し、4.11ロッテ戦、4.25楽天戦では来場者全員にプレゼントされる。(どら増田)
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2020年01月16日 19時30分
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月10日 17時00分