広島
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スポーツ 2020年01月31日 11時43分
広島、V奪回ローテに異変? 新人が開幕投手争いに参戦、悩みを抱えるエースも波乱を巻き起こすか
“シンキングタイム”は終わったようだが、昨季ジョンソンと並ぶチームの勝ち頭でもある大瀬良大地の「迷い」が、広島の開幕投手争いにも影響を与えそうだ。 「昨季の広島はBクラス低迷で悔しい思いをしたはず。外国人選手の補強を確実に進め、昨秋のドラフト会議では即戦力の森下暢仁投手(明治大)の指名にも成功しました。巨人追撃の一番手は、間違いなく広島です」(プロ野球解説者) 本格的な予想はこれからだが、広島のV奪回をイメージする解説者、スポーツメディアは少なくない。その根拠とされている一つが、先発投手陣の実績と伸びしろだ。 「大瀬良、ジョンソン、野村の3人はまず当確でしょう。昨季、先発ローテーション入りして結果を出した床田、ここに新人の森下が入って…」(ベテラン記者) 岡田、薮田、九里もいる。「実績」という点では、大瀬良、ジョンソン、野村。「伸びしろ」ではまだ24歳と若い床田(7勝6敗)と新人の森下となるが、それだけではない。 「3年目の右腕、遠藤(淳志)ですよ。遠藤は昨季6月に一軍昇格し、その後、リリーフで奮闘し、プロ初勝利と初セーブも挙げています。19-20年オフは先発転向を首脳陣に通達され、かなりの練習量を積んでいます」(関係者) この遠藤の台頭と森下の評判が、先の大瀬良のシンキングタイムと絡んで、良い意味で波乱を呼びそうなのだ。 そもそも、大瀬良のシンキングタイムとは、投球モーションの迷いのこと。昨季、大瀬良は、投球モーションで左足を上げたあとにいったん「溜め」を作り、もう一度、上げる2段モーションを取り入れ、3年連続2ケタ勝利の結果を出した。しかし、オフの間、大瀬良はこの2段モーションを「辞める」と言ったが、キャンプイン直前の自主トレ中、「やっぱり続けるべきか…」と迷い始めたのだ。 「大瀬良に言わせると、2段モーションの方が体力の消耗が激しいそうです。言われてみれば、昨夏、一時的に勝てなくなった時期もありました。『辞める』と言い出したのは体力的な理由。でも、2段モーションを続ける方向でキャンプインしましたが」(前出・同) この迷いが、出遅れにならなければいいのだが…。こんな情報も聞かれた。 「広島はベテランが多くなってきました。ベテランとは年齢的な意味ではなく、レギュラーに定着している選手のこと。刺激が少なくなった分、チームはスロースタートになりがち」(前出・ベテラン記者) 昨季、序盤戦で大きく出遅れたのも、チームに刺激、発奮材料が少なく、モチベーションが上がらなかったからだ。 そんなスロースタートになりがちな状況を打破するためだろう。「新人の森下も開幕投手争いに入っている」との情報も聞かれた。遠藤の先発枠争いに加えて、森下が高いレベルで競争をすれば、チーム全体が活気づく。今回の大瀬良のシンキングタイムは、むしろ、プラスに転じるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月26日 17時30分
日本一、そして世界一を掴むシーズンへ 広島・鈴木の2020年、「神ってる」打棒で責任と期待に応えられるか
プロ野球は春季キャンプを目の前にし、新シーズンへ向け、選手たちの自主トレのニュースで賑わっている。その中で、カープの鈴木誠也も、21日から広島県廿日市市内の練習場に場所を移し、若手選手たちのトレーニングに合流している。 今季は鈴木にとって、カープの4番としてだけでなく、あらゆる意味で特別な一年となりそうだ。昨シーズンは首位打者と最高出塁率に輝き、自身初の打撃タイトルを手にした。出場試合数、打席も自己最多となり、カープの「顔」として十分な活躍を続けた。 反面、チームは4年ぶりに優勝を逃し、Bクラスに沈んでいる。レギュラーに定着した2016年からの3年間、何れも優勝を果たしていただけに、昨年のチームの成績は誰よりも不本意に感じていたことは想像に難くない。 2020年シーズンは佐々岡新監督が新たに就任し、新しいカープの再出発の年と言える。チームの転換期こそ、さらに鈴木の打棒に大きな責任と期待が込められることも確かであり、プレーヤーとしてさらに飛躍しなければならない1年になるだろう。 また、東京五輪でもすでに侍ジャパンの4番としての出場が確実視されている。稲葉篤紀日本代表監督は就任当初より「右の4番」への強いこだわりを明かしており、現段階では鈴木誠也「1択」であることは揺らいでいない。 何より、初優勝に輝いた昨年のプレミア12では全試合で日本の4番に座り、そして3試合連続本塁打、さらには打率も4割を越え、MVPに選出されている。主軸としてチームを引っ張り、2009年第2回WBC以来となる世界大会での優勝に導いた功績は、貴重な事実として人々の脳裏に刻まれる。日本の4番という立場は、3大会振りでの開催される五輪での野球競技での成績はもちろん、世界中に野球の魅力を伝える「伝道師」としての役割も少なからず担うはずだ。 既に球界を背負う存在にまで成長したものの、25歳という年齢からもまだまだプレーヤーとしての伸びしろは計り知れない。走・攻・守、全てのスキルにおいてトップクラスであり、また、試合を決定付ける場面などでの「神ってる」一打もファンは待ち続ける。昨年末には結婚したことも発表し、まさに公私とも充実し、さらに重要な一年を迎えることとなる。様々な節目の年となる2020年、カープの背番号1、鈴木誠也は球界No.1プレーヤーを目指し、邁進する。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年01月22日 11時49分
広島・佐々岡監督が抱える“2つの課題” V奪回を期す今シーズン、「元甲子園ヒーロー」の育成は至上命題か
元甲子園ヒーローが挑む「6億円の壁」。広島の中村奨成捕手が合同自主トレに参加して以降、打撃練習に重点を置いている。記者団がぶら下がってくる度に出る言葉は「ヤバイ」だそうだ。2017年・夏の甲子園大会では6本塁打を放ち、「1大会個人最多本塁打記録」を更新した。当時は「清宮よりも中村!」の声も出たほど。1位指名した広島も、「攻守ともに中心選手になれる」と大きな期待を寄せていたが、今のところ、一軍戦での試合出場数はゼロだ。 「ヤバイ」発言も分からなくはない。しかし、捕手としてアピールすべきなら、「守備」だと思うのだが、中村は打撃を重要視している。おそらく、正捕手・會澤翼の残留が影響していくのだろう。 「今のところ、打てる捕手、打撃面も期待できる捕手は會澤だけと言っても過言ではありません。その會澤が19-20年オフ、FA移籍せず、チーム残留を決めました。この時点で、V奪回を確信したカープ関係者もいたくらいです」(地元メディア) 會澤が広島と新たに交わした契約は「3年推定年俸6億4000万円プラス出来高」。一部メディアではそれ以上の金額を報じていた。「打てる捕手」、侍ジャパンの正捕手に対し、“払い過ぎ”とは言えないだろう。しかし、こんな見方もされている。今季、佐々岡真司監督は中村を使ってくるのではないか、と――。 「近年、どの球団も捕手の査定が甘くなってきました。捕手の務めはピッチャーを助けること。その評価は数字に表れにくいもので、ひと昔前、『捕手の守備評価』は査定には全く反映されていませんでした。捕手出身の野村克也氏がヤクルト、阪神、楽天で『配球の重要性』を訴え、以後、どの球団も捕手を大切にするようになりました。その傾向を會澤に当てはめて考えると、彼が他球団に移籍してしまえば、広島バッテリーのマル秘事項が全部流出してしまう恐れもありました」(球界関係者) 會澤が破格の好条件を提示された理由は、この辺にもありそうだ。 「佐々岡監督に課せられているのは、優勝と世代交代です。まずは、一昨年ドラフト1位の小園海斗をレギュラークラスに引き上げ、中村も一軍戦力としてファンに認められるところまで押し上げないと」(前出・同) その情報の通りならば、夏の甲子園を沸かせた打撃面で、まずは「代打」となるだろう。バットで結果を出せば、「キャッチャーでも使ってみよう」という流れになるだろう。 中村の打撃優先の自主トレは、合理的な自己アピールでもある。 「佐々岡監督は二軍コーチも経験し、中村を見てきました。彼の強肩ぶり、スローイングの正確さも目の当たりにしています」(前出・地元メディア) バットアピールが巧く行けば、一気に正捕手奪取もあり得る。中村がチームの起爆剤になってくれたら、広島のV奪回は決して難しくない。(スポーツライター・飯山満)
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「7番・會澤がポイント」鈴木福の“ガチトーク”に広島ファン歓喜 「爪の垢を煎じて飲め」加藤紗里と比較する声も?
2020年02月06日 18時38分
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2020年01月26日 17時30分
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広島・佐々岡監督が抱える“2つの課題” V奪回を期す今シーズン、「元甲子園ヒーロー」の育成は至上命題か
2020年01月22日 11時49分
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