ダイエー
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スポーツ 2020年05月06日 11時00分
王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは
新型コロナウイルスの影響により、GW期間の現在も開幕延期が続いている今シーズンのプロ野球。本日5月6日は2005年にセ・パ交流戦が始まった日でもあるが、その交流戦も新型コロナの影響により中止された。 中止となった交流戦で最も結果を残しているのが、昨シーズンを含めて過去8回優勝しているソフトバンク。交流戦の存在もあり近年は5月を得意としているが、前身のダイエー時代には今では考えられない事件が起こった。 舞台となったのは、1996年5月9日に大阪・日生球場で行われた対近鉄3連戦の3戦目。同年のダイエーは、4月を終えて「7勝16敗」の最下位。5月に入ってからも調子が上がらないチームに不満を抱くファンも多く、同月7日に同球場で行われた3連戦1戦目の試合後にはファンが移動バスを取り囲む騒ぎが起きていた。 同戦にも「2-3」で敗れ4連敗を喫したダイエー。すると、試合終了直後に客席から発煙筒が投げ込まれ、激怒した一部ファンがグラウンドに乱入するなど球場は騒然となった。 また、1戦目の取り囲みを受けて停車場所を移動していたバスも先回りしたファンに取り囲まれていたため、選手たちは逃げるようにバスへ。すると、バスを取り囲んだファンの中の複数人が、選手やバスを目がけて生卵を投げ付けた。 当時ダイエーの指揮を執っていたのは、就任2年目の王貞治監督。王監督はその直後のミーティングで「ああいうファンこそ本物なんだ」、「将来優勝した時に、一番喜んでくれるのはああいう人たちなんだ」と選手に檄を飛ばしたが、バスに乗り込む際は怒りで体を震わせていたという。 選手が受けた衝撃も大きかったようで、当時主に4番を務めた小久保裕紀は2016年8月17日の『現代ビジネス』(講談社/電子版)のインタビュー内で、「あんなやつら人間じゃない」とファンに激怒していたと告白。また、当時外野のレギュラーだった村松有人は、2010年オフの引退会見で「日生球場で卵をぶつけられた時は、本当に悔しかった」と涙ながらに語っている。 この騒動に奮起したチームは6月に「13勝11敗」と勝ち越し一度は最下位を脱出するも、終盤に失速し「54勝74敗・勝率.422」で最下位に。この間も王監督に対する批判はすさまじく、客席には「頼むからヤメテくれ!王」、「王貞治 死んでお詫びしろ」といった辞任を求める横断幕もたびたび掲げられた。 しかし、同年のダイエーは小久保が2年連続で20本塁打をクリア(24本)し、村松が58盗塁で盗塁王を獲得するなど一部選手がブレーク。また、ドラフトでは井口資仁(当時の登録名は井口忠仁)、松中信彦、柴原洋と、後に主力となる野手3名の獲得に成功した。 その後、チームは1997年に4位、1998年に3位と着実に順位を上げ、1999年にダイエー時代では初となるパ・リーグ優勝を達成。その勢いのまま日本シリーズでも中日を下し、こちらも初となる日本一を果たしている。 同年を含めてチームは昨シーズンまでにリーグ優勝8回・日本一8回を記録するなど、球団名がソフトバンクに変わった現在も結果を残し続けている。ファンの怒りが渦巻いた“生卵事件”は、チームの転機になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月08日 17時30分
ソフトバンク、優勝はおろか最下位も? 球団史に残る名将も再起不能に、今シーズン危惧される“ねずみ年の呪い”とは
昨シーズンパ・リーグ2位からCS、日本シリーズと勝ち上がり、3年連続の日本一に輝いたソフトバンク。今シーズンはオフにバレンティン(前ヤクルト)を獲得したこともあり、早くも「リーグ優勝は固い」、「順当なら4年連続の日本一」との見方も強い。 しかし、あまり取り沙汰されてはいないが、決して軽視するべきではないと思われる不安要素が1つある。それは今年2020年の干支である「ねずみ年」。今年で球団創設82年を迎えるソフトバンクだが、実は過去のねずみ年シーズンは前身球団も含めてかなりの苦戦を強いられている。 現在に至るまでに南海軍(1938秋-1944)、近畿日本軍(1944-1945)、グレートリング(1946-1947)、南海(1947-1988)、ダイエー(1989-2004)、ソフトバンク(2005-)という変遷を辿っている球団が、これまでに戦ったねずみ年のシーズンは計6シーズン。南海時代に迎えた最初のシーズンである1948年は「87勝49敗4分・勝率.640」で優勝と好結果だった。 しかし、次の1960年は「78勝52敗6分・勝率.600」で2位、その次の1972年は「65勝61敗4分・勝率.516」の3位と、Aクラスではあるものの1つずつ順位が低下。そして、南海時代では最後となる1984年は「53勝65敗12分・勝率.449」の5位とBクラスに転落してしまった。 さらに、南海からダイエーに移行し、前年から王貞治監督(現球団会長)が指揮を執っていた1996年は「54勝74敗2分・勝率.422」で最下位という結果に。ちなみに、同年は負けが込むチームに怒ったファンがチームのバスに生卵を投げつける、いわゆる“生卵事件”が起こったシーズンでもあった。 ダイエーはその後王監督の下でリーグ優勝3回、日本一2回と黄金期を迎え、ソフトバンクに移行した2005年以降もAクラスを継続。しかし、ソフトバンク時代で最初のねずみ年である2008年、チームは「64勝77敗3分・勝率.454」で1996年以来の最下位に沈み、王監督も辞任を余儀なくされてしまった。 以上に挙げたねずみ年6シーズンの内、全てBクラスに沈んだ後半の3シーズンはいずれもチーム防御率が4点台以上(1984年4.89/1996年4.04/2008年4.05)という共通点がある。この点を考慮すると、過去の二の舞とならないために2020年のソフトバンクが回避すべき点は、“投壊”であると言えるだろう。 なお、ソフトバンクの投手陣は翌2009年から昨シーズンまで一度も防御率4点台を突破してはいないため、順当に行けば今シーズンも防御率は4点台を下回る可能性が濃厚。ただ、近年は投打共に怪我人が続出し、チーム戦略に狂いが生じるシーズンが続いているため、このあたりのケアをどのようにするのかも、“投壊”を防ぐための重要な要素であると言えそうだ。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月01日 11時30分
昨季キャリアハイを叩き出した選手も 球団身売りから15年、絶滅危惧種となった球界の“ダイエー戦士”たち
1989年から2004年まで、パ・リーグに存在した球団である福岡ダイエーホークス。1994年オフに就任した王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)の下、リーグ優勝3回、日本一2回を成し遂げたが、2004年オフにソフトバンクへ身売りしその歴史を終えている。 ソフトバンクへの身売りから15年が経過する中で、ダイエー所属経験を持つ選手は一人、また一人とユニフォームを脱いでいる。しかし、そんな時代の流れにも負けず、今なお日本球界で現役を続けている“ダイエー戦士”もいる。それがソフトバンク・明石健志、和田毅、オリックス・山崎勝己の3名だ。 2003年のドラフトで4位指名を受け入団した34歳の明石は、翌2004年5月2日近鉄戦で1軍デビューし、初打席でいきなり三塁打をマーク。同年はこの試合を含め7試合の出場にとどまったが、その後現在に至るまで所属するソフトバンクでは昨シーズンまでの15年間で859試合に出場している。 昨シーズンは春季キャンプ中にヘルニアの摘出手術を受けるも、99試合に出場しキャリアハイとなる5本塁打を記録した明石。体調が万全ならば、今シーズンも内外野を守れるスーパーサブとして多くの出場機会を得る可能性は十分といえるだろう。 2002年のドラフトで自由獲得枠として入団した38歳の和田毅は、1年目からいきなり14勝をマークしチームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献。翌2004年は2年連続2ケタ勝利となる10勝を挙げるかたわら、8月に行われたアテネ五輪の野球日本代表にも選出された。 その後ソフトバンクでも7年間プレーした和田は、2011年オフに海外FA権を行使してメジャーに挑戦し、2015年オフに古巣へ5年ぶりに復帰。翌2016年は「24登板・15勝5敗・防御率3.04」といった数字を残し最多勝、最高勝率(.750)の二冠に輝いた。ただ、2017年以降は3年間で8勝と思うような結果が出せていないため、今シーズンも不振なら現役続行に黄信号がともる可能性は否定できないところだ。 2000年のドラフトで4位指名を受け入団した37歳の山崎は、翌2001年から2004年までは一軍出場がゼロ。ダイエー時代は時の正捕手・城島健司の牙城を崩すことができず、ソフトバンク時代も初年度の2005年はわずか3試合しか出場機会を得られなかった。ただ、同年オフに城島が海外FA権を行使してメジャーへ移籍すると一軍に定着し、2013年までの8年間で634試合に出場した。 同年オフに国内FA権を行使してオリックスに移籍し、昨シーズンまでの6年間で304試合に出場している山崎。昨シーズンは24試合に出場にするも無安打に終わってしまったため、今シーズンは“背水の陣”として練習・試合に臨む必要がありそうだ。 どの選手も、年齢的には既にベテランの域に達しているダイエー戦士たち。また、和田、山崎に関しては、成績次第で引退、もしくは戦力外となる可能性もゼロではない状況だ。来たる2020年シーズン、“生き残り”としての意地を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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