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レジャー 2011年09月27日 15時30分
昼はOL夜はホステス実は人妻な秋田まちこの“お水なう”(11)〜夫がどうしようもない嬢〜
おはようございます。秋田まちこです。さて今日は、なんとも複雑な問題を抱えた嬢、あゆみさんのお話をしたいと思います。 あゆみさんは私が以前お勤めしていたお店を寿退社された嬢で、ご結婚されたあとに知り合いになりました。実はあゆみさんの夫とは、そのお店で働く従業員の1人でした。 その従業員を、ここでは仮に杉本さんとしましょう。 杉本さんは非常に優しく気遣いもできる“アラフォー”で女の子からの信頼もあつく、私も慕っていた男性です。あゆみさんとは“授かり婚”をされたのですが、お互いを本当に大切にされていて、素敵なカップルだなぁと思っていました。 しかし、彼らには金銭的な問題がありました。杉本さんは以前自らキャバクラを経営していましたが、あと一歩で法に触れる過ちを犯してしまい、莫大な金額の借金を残したままそのお店は閉店。あゆみさんもまた、以前1人のバンドマンに貢いでいた過去があり(これは次回詳しくお話致します)、お2人の生活は、常に借金の返済に追われていました。 そんな中での授かり婚。もちろんあゆみさんは妊娠中ですから、キャバ嬢として働くのも無理がありました。そして杉本さんは自分の収入だけで家族を支えようとしていました。 経済的に余裕はなくても、お2人は一生懸命前に進もうとしておりました。しかし、あるとき事件は起こりました。 「杉本が飛んだ」 開店前のミーティングでのマネージャーの一言に私は動揺しました。杉本さんが、前日のお店の売上金を全て持ち去って、行方がわからなくなったというのです。ちなみに杉本さんは経理なども含めお店の運営に関わる重要な役職に就いておりました。 私はあわててあゆみさんに連絡を取ろうとしましたが、彼女もまた音信不通に。 マネージャーの怒りは頂点に達していました。実はマネージャーは個人的に、杉本さんに金を貸していたというのです。 さてこの続きは次回またお話させて頂きたいと思います。お楽しみに!文:秋田まちこ ブログ http://ameblo.jp/akitamachiko69/Twitter akitamachiko69
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芸能 2011年09月27日 11時45分
いまだに不可解な別居婚がバレた及川光博と檀れい
7月に女優の檀れいと入籍した及川光博が今月20日、東京都内で及川と30代美女の親密デートしている姿を今週発売の「女性自身」(光文社)が報じている。 同誌によると、及川と美女は午後7時から日付が変わった0時半ごろまで和食店と串揚げ店をハシゴ。すでに及川の左手薬指から結婚指輪は外され、店を移動した際、雨が振っていたが、美女がビニール傘を開いて及川に差しかけると、及川は自分で傘を持っていたにもかかわらず、美女の傘におさまり相合傘で歩きだす親密ぶりだったという。 「同誌によると、及川は美女に『自分を安売りしちゃダメだぞ』とアドバイスしていたというから、仕事関係の女性のようだが、店を出ると2人で住宅街に消えたというからかなり深い関係なのでは」(芸能記者) 新婚2カ月にもかかわらず、早くも女性スキャンダルが浮上した及川だが、同誌によると、いまだに檀との新居を見つけていないため、檀がときどき及川の家に通う別居婚状態が続いているというが、2人の結婚はかなり不可解な点が多かったというのだ。 「結婚を発表した際の報道によると、2人は09年11月に人気ドラマ『相棒 season8 元日スペシャル』(テレビ朝日系・2010年元日放送)の収録で出会い、交際に発展。一度距離を置いたものの、3月の震災を機に復縁し一気にゴールイン…とあまりにもできすぎていた。というのも、それまでデートの目撃情報や交際のうわさすらなかった。及川が出演する人気シリーズの新作『相棒 season10』が10月からスタートするが、結婚はそれに合わせたとの見方が強く、檀は先日、結婚後、初めて公の場となった映画の公開アフレコ収録で『幸せですか?』と聞かれ『もちろんです』と即答。檀が今後、芸能界で生き残るために、結婚は注目を浴び続けるための強力な“ネタ”。2人にとっては中身よりも結婚を発表することが重要だった気がしてならない」(テレビ関係者) 幸せなはずの檀だが、及川と美女のデートを受け、胸中やいかに?
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芸能 2011年09月27日 11時45分
AKB48の片山陽加、佐藤亜美菜がミュージカルに挑戦!
第2回AKB48じゃんけん大会では残念ながら敗れてしまったが、AKB48の片山陽加と、佐藤亜美菜の二人が、話題のブロードウェイ・ミュージカル「ブルース・イン・ザ・ナイト」に出演のため、現在、都内の稽古場にて歌や芝居の猛特訓に励んでいる。 オペラ歌手の森公美子、元宝塚歌劇団星組トップ男役の湖月わたる、黒人演歌歌手のジェロら超実力派の共演者に囲まれたこのミュージカルに、今回二人はWキャストで挑む。 二人とも、普段は少し天然で愛くるしいキャラクターで知られているが、稽古場での表情は真剣そのものだ。「はーちゃん」こと片山陽加は、かつてAKBで歌唱力のある順に選抜者を決める「カラオケ選抜」をして欲しいと願っていたというエピソードを持ち、またミュージカル出演は随分前から夢でもあったと聞く。歌の方に少し自信があるのかもしれない。「あみなちゃん」こと佐藤亜美菜はミュージカルの舞台は2回目。経験もあり、今回の舞台では役者としてのさらなる飛躍を目指したいところ。 稽古場でそんな二人に今回の舞台について聞いてみた。 −−今回のミュージカル「ブルース・イン・ザ・ナイト」について教えてください。 片山陽加(以下 片山):1930年代のシカゴが舞台のミュージカルです。あるホテルでプレイボーイのサロンシンガーMan(ジェロ)と、今は落ちぶれているけどかつては輝かしいキャリアを持ったブルースシンガーLady(森公美子)、セレブでスタイリッシュな年齢不詳の女Woman(湖月わたる)、そしてわたしたち(Wキャスト)が演じる夢と希望を胸に都会に出てきたGirl(若い娘)が出会い、それぞれの人生模様をユーモアたっぷりに、また熱く、ブルースで歌い上げていくという。 佐藤亜美菜(以下 佐藤):どの年代の人も男女問わずどこかしら共感できるし、ミュージカルは初めてという人でも決して置いてきぼりにはならないミュージカルです。ちなみにわたしたちが演じるGirlという役は、 感情の起伏が激しい、落ち込んだと思ったらすぐに立ち直る、「美味しいもの食べたら忘れちゃった!」みたいにあっけらかんとしているけど、弱気になると守ってあげたくもなる、みんなに支えられながらも、一生懸命前向きに生きている女の子ですね。 片山:この作品で普段とは違う、弾けたところを見せたいです(笑)。できれば、共演の森さん、湖月さん、ジェロさんを観にきた人にも、AKB48の虜になっていただけたらと願ってます! −−Wキャストでよかったところ、また共演者の印象など教えてください。 佐藤:まず、一人じゃないってところで精神的に十分助かってます! あとは、人の振りみて我が振り直すで、自分だけでは気がつかなかったところに気付いたり、教えあったり。 片山:わたしも亜美菜ちゃんの良いところを吸収して、いい表現の仕方はどんどん取り入れてます。 佐藤:共演者に関しては、森さんも湖月さんもジェロさんもおもしろい。そして優しい。稽古が始まって間もない頃から沢山話しかけてくださって、こんなに優しくしてもらえるとは思っていませんでした。 片山:ジェロさんはフランクな方で、たわいもない話やモノマネをしたりといつも和ませていただいています。 −−ブルースを歌うということで歌についてはどうですか? 片山:難しいし、大変なことがいっぱいあるけど、新しい歌い方やリズムの取り方を教えてもらって、とてもいい経験をさせてもらってます。 佐藤:こんなに歌ばかりのミュージカルは初体験なので、初めて本格的なボイストレーニングをさせてもらってます。稽古しながら自分なりの表現を作り出していくので、はーちゃんと私は演じる役は同じでもまた違ったGIRLを演じることになると思います。 −−ファンの方にメッセージを 佐藤:観に来ないと人生損すると思います。ホントに。私は舞台が好きで、いろんな舞台を観に行ってますが、稽古だけでこんなにおもしろいのだから、本番は相当おもしろいに違いないと思います! これは、劇場でしか観られないので、できれば亜美菜の回もはーちゃんの回も両方観ていただけたらいいなと思います。 片山:毎日、仕事とか家庭とか大変だと思いますが、これを観たらきっと楽しくて元気になってもらえると思います。AKB48とは違う私たちを見せますので、 絶対に観に来てくださいね!(取材・文 名鹿祥史/山口敏太郎事務所)ブルース・イン・ザ・ナイト多彩なキャスト陣でおくる、ライブ感満点ミュージカル『BLUES IN THE NIGHT』9月30日(金)〜 10月9日(日)天王洲 銀河劇場 ほか全国お問合せ:コマ・スタジアム公式HP http://www.blues-itn.jp/
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芸能 2011年09月27日 11時45分
関根勤がほしのあきを祝福「いっぱいお子さんを産んで、少子化問題を解決してほしい」
タレントの関根勤(58)、野球解説者の野村克也氏(76)、前宮崎県知事の東国原英夫氏(54)、女優の栗山千明(26)が26日、都内で開催された「スター・チャンネル BS ハイビジョン 3ch 開局記念」記者発表会に登場。同チャンネルの特別番組『映画のミカタ』の収録の感想を語った。 この日は、映画専門チャンネル「スター・チャンネル」が、10月1日から、「メガヒットチャンネル」「日本映画特集チャンネル」「日本語吹き替え映画専門チャンネル」の3つのチャンネルで、BSデジタルにてハイビジョン放送を開始することを記念して会見が行われた。また、10月から放映開始予定の、著名人が映画への思いと自分流の映画の見方を語る特別番組『映画のミカタ』の収録を終えた関根、野村氏、東国原氏、栗山の4人がゲストとして駆け付けた。 5、6歳のころから母親におんぶされて映画館に通っていたという関根は、映画は人生論にも通じ、映画の趣向からその人のキャラクターも見えてくると映画の魅力を紹介した。新たな開局を迎えるスター・チャンネルについては、選択肢が増えて、漢字が読めない小さな子どもでも吹き替え版で映画を楽しむことができ、映画を通して人生を豊かにしてほしいとPR。 野村氏は、映画の魅力を、夢を持たせてくれることや、自分の立場に置き換えて考えさせてくれることなどと語った。娯楽が映画しかなかった若いころを振り返り、沙知代夫人との初デートも映画館だったというエピソードを紹介した。野村氏は、『映画のミカタ』の番組の中では、お勧めの映画として『ゴッドファーザー』を紹介したというが、家では、(沙知代夫人が)「ゴッドマザーですよ(笑)」と明かした。 東国原氏は、知事時代の4年間に見た映画は、忙しくて2本だけという。「映画やドラマを見ないと心が殺伐となります」と語り、政治家は心のビタミン剤である映画をもっと見るべきと主張。そうすれば「失言もなくなる」と、政治家たちの多忙に警笛を鳴らした。ただ、「『冬のソナタ』はどこがいいんだかわからない」と口にした。しかしすぐに、言ってしまってまずかったですか? などと苦笑した。 アクション、サスペンス、ミステリー、アニメなど、映画は何でも好きという栗山。しかし、「インドア派なので、家で映画が見れるのはうれしい」と、スター・チャンネルの開局に胸を膨らませた。 また、関根は、報道陣から、タレントのほしのあきとJRAの三浦皇成騎手の結婚について聞かれ、「すばらしい」「いっぱいお子さんを産んで、少子化問題を解決してほしい」と祝福した。(竹内みちまろ)
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芸能 2011年09月27日 11時45分
高倉健とビートたけし&佐藤浩市&綾瀬はるかが豪華競演
俳優の高倉健が出演する映画「あなたへ」のキャストが発表、高倉の妻役に女優の田中裕子が担当。さらに、ビートたけし、佐藤浩市、浅野忠信、草なぎ剛、綾瀬はるかなど、豪華メンバーが競演することも発表された。 今月7日にクランクインし、都内と物語の出発点・富山のロケも終了し撮影は順調だという。
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芸能 2011年09月27日 11時45分
香川照之が歌舞伎舞台出演
俳優の香川照之がはじめて歌舞伎の舞台に出演することがわかった。香川の父は3代目市川猿之助。歌舞伎の家に生まれたものの、俳優の道へ進んだ。また、一部報道によると、香川は長男を歌舞伎俳優にさせたい意向があり、日本舞踊の稽古などに通わせていることから、親子そろって初舞台となる可能性もあるという。 香川が出演するのは来年6月の新橋演舞場「六月大歌舞伎」。香川の曽祖父の初代市川猿翁と祖父の3代目市川段四郎の追善興行でもあり、この縁で出演が実現した。
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芸能 2011年09月27日 11時45分
海老蔵が映画舞台挨拶で「申し訳ありません」
昨年11月に暴行を受け重傷を負った歌舞伎俳優の市川海老蔵が主演映画「一命」(三池崇史監督、10月15日公開)の完成披露舞台あいさつに登場、自身のトラブルについて改めて謝罪した。 海老蔵は「申し訳ありませんでした。今後は新たな気持ちで精進、努力していく覚悟でございますので、どうぞよろしくお願い致します」と頭を下げた。また、司会者から、「命をかけて守りたいものは?」と質問されると、「家族と歌舞伎」とキッパリ。「非常に大事だと思っています」と語った。
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社会 2011年09月27日 11時45分
入籍発表のウラで…三浦皇成の元師匠が暴力団との交際で免許取り消し
タレントほしのあきと入籍を発表した競馬騎手の三浦皇成の元師匠である河野通文調教師が調教師免許を取り消されたことが日本中央競馬会(JRA)の会見で発表された。 昨年の7月に暴力団幹部から1000万円の借り入れ依頼に応じた件が詐欺事件として発覚。JRAより免許取り消し処分となった。 河野通文調教師は1950年生まれ。1990年に5度目の挑戦で調教師免許を取得。弟子の三浦皇成とほしのあきとの交際には、批判的であった。
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スポーツ 2011年09月27日 11時45分
1カ月前にコーチ陣に『退任』を伝えていた! 落合監督の人情味
中日が落合博満監督(57)との「契約任期を延長しない」と発表したのは、9月22日。だが、関係者によれば、落合監督は「8月中から身辺整理を始めていた」と言う。 3月下旬に就任した坂井球団社長、佐藤球団代表は『アンチ落合』の急先鋒と目されている。また7月22日、前半戦終了の『オーナー報告』でも“続投”の言葉は聞かれなかった…。過去2回の契約更新の際は「この席上でオーナーから伝えられた」とも言うだけに、落合監督は“異変”を感じていた。 「日付は分かりませんが、8月中旬、落合監督はコーチスタッフを集めました。コーチ陣のほとんどが落合監督の招聘した『外様』ですし、(退団を)覚悟しておいてくれとも伝えたそうです」(関係者) 落合監督の言葉を聞いた後、フロント職員を捕まえて「本当か?」と確認するコーチは1人もいなかった。球団が発表するまで退任の情報が漏れなかったのはそのためだろう。 「高木体制になれば、現コーチ陣の残留は難しいと思います。もし残留があるとすれば、生え抜きの近藤真市・投手コーチくらいかな。OBの立浪和義氏を招聘し、高木氏が指導者として教育していくんだと思います。あと、井上一樹二軍監督も英才教育が施されるはずです」 そう予想するプロ野球解説者は少なくなかった。 高木守道氏(70)は各方面から『新生ドラゴンズ像』の質問をされていたが、そのコメントを聞いていると、どうも、『落合カラーの払拭』も託されたようである。たとえば、故障で今シーズンを棒に振った山本昌(46)の処遇がそうだった。「もう一花も二花も咲かせてほしい」と高木氏は答えている。このコメントには“裏”がある。 「阪神を解雇された下柳(剛=43)ですよ。下柳の蘇生に太鼓判を押していたのが、落合監督の腹心・森(繁和=57)ヘッドコーチでした。両者は日本ハム時代の師弟関係にあり、下柳獲得に動くと目されていました。山本昌の現役続行は、『下柳は獲らない』というメッセージですよ」(前出・関係者) 下柳の推定年俸は9000万円。『戦力外通告』からの出直しになるので、金銭面での懸念はない。しかし、中日は高木新体制での「福留孝介、川上憲伸の帰還」も狙っているとされ、ドラフト1位の2人を帰還させるとなれば、それ相応の軍資金が必要となる。下柳獲得の余剰金はなく、『落合−森ライン』の息のかかった選手をあえて獲得するつもりはない。 「福留は落合監督とは不仲だったわけではありません。でも、FA権を行使したときと同じの指揮官では帰還しにくいとこぼしています。PL学園の大先輩で兄貴分だった立浪氏が監督なら、『中日に帰る』と話しています。たとえコーチ入閣でも、福留の帰還は現実味が増す」(プロ野球解説者) 坂井球団社長は3月の株主総会で選出された。白井文吾オーナーには『赤字体質の改善』を勅命されたが、同社長が着眼したのは落合監督の推定年俸3億円(一部では3億7000万円)。白井オーナーは落合監督を高く評価していたが、他球団の監督と比較しても突出している現状を突き付けられ、反論できなかったそうだ。当然、こうした“不穏な様相”は落合監督も感じ取っていた。 落合政権下での過去7年、球団の黒字収支は1度もない。しかし、優勝3回、日本一が1回。Aクラスからこぼれたシーズンも、1度もなかった。 生え抜きを大事にする姿勢はともかく、ポスト谷繁、アライバの故障による内野陣の再編、外国人選手に依存しきった4番、米挑戦が確実なチェンの後継など、高木新監督が着手しなければならない課題は難しいものばかりだ。 9月10日、球場入りした高木氏と落合監督は試合前に談笑していた。このとき、両者はお互いの今後を知っていた…。日本ハム・梨田監督の退団にも驚かされたが、監督業は「勝つだけでは務まらない職種」に変わりつつある。
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トレンド 2011年09月27日 11時45分
『江〜姫たちの戦国〜』第37回、親心に勝る親思う心
NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第37回「千姫の婚礼」が、9月25日に放送された。淀の幼少時代を演じ、『マルモのおきて』でブレイクした芦田愛菜の再登板が話題の今回は、期待に違わず子役の切なさが光った。 今回のメインはタイトルの通り、千姫の婚礼である。既に秀忠との次女・珠が政略結婚によって僅か3歳で前田家に嫁いでおり、娘と引き裂かれた江(上野樹里)は傷心のままであった。妊娠中であるが、ふさぎ込む江に千(芦田愛菜)は「珠の代わりが生まれます」と励ます。母子の精神年齢が逆転している。 江は千の婚礼に身重の身で同行する。これは江の女丈夫を物語るエピソードであるが、伏見に到着した江は千に「本当に嫁に行ってよいのか」と尋ねる。これに対して千は「私は父上と母上のお役にたちとうございます」と答える。 娘の思いに涙を流す江を「母上が泣くと、お腹のややも泣きます」と慰める。天才子役の面目を示す泣かせるシーンであった。幕末の思想家の吉田松陰は「親思う心にまさる親心」と詠んだが、子どもの親を思う心が親心に勝っていた。 大阪城では三姉妹が久しぶりの、そして最後の対面を果たす。さらに淀(宮沢りえ)の計らいで前夫・秀勝との娘・定(山本舞香)とも対面する。江は幼い定を置いて徳川秀忠(向井理)に嫁いだが、それを定は「豊臣に置いていったと聞いています。ありがたいこと」と答える。ここでも娘が殊勝である。 婚礼を待つうちに江は産気づき、秀忠との三女を出産する。この三女は初(水川あさみ)の養女になる。これまでの展開では初の「娘をくれ」との強い要望に押し切られた結果と描かれると予想されたが、娘の政略結婚の道具にしないという江の決意を反映したものであった。江の決断を聞いた初の方が驚くほどであった。江にとっては娘を政略に使う徳川家康(北大路欣也)への精一杯の抵抗であるが、子どもの意思を無視している点は家康と同レベルである。 千も定も親を思う心は感動的であるが、文句ばかりであった同年代の江と比べてバランスを失している。これは親世代に甘くて子ども世代に厳しい現代日本の世代間不公正に重なる。伝統的な大河ドラマ視聴者層が離反気味の『江』であるが、親世代に翻弄されても健気に生きる子ども世代という親世代に都合のいい演出が、高齢視聴者を呼び戻す契機になるかもしれない。(林田力)
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