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スポーツ 2014年10月21日 18時00分
ドラフト戦線異常アリ! 2014年のキーワードは「外れ1位」(DeNA編)
「投手だけで42人はやっぱり多すぎた。適切なのは33、34人ぐらいだろう」 去る10月3日、育成選手を含む大量12選手の解雇を発表した後、高田繁GMは一部メディアにそうこぼしたという。12人の解雇選手の内訳は『投手11人、野手1人』。たしかに、70人の支配下登録内にいるDeNAナインのうち、37人が投手だった。 旧経営陣の残した『負の遺産』と言っていいだろう。だが何故、こんなアンバランスなチーム構成になったのかと言えば、大黒柱になりうる投手がいなかったからだ。今季は山口俊、久保康友、モスコーソ、井納翔一が活躍し、三浦大輔も復活した。思い切った『チーム改革』に乗り出すことができたのはそのためで、あとはバランス面を考えれば、『左の先発投手』が欲しいといったところだろう。 10月17日、スカウト会議が開かれた。吉田孝司部長は「即戦力(投手)が中心になる」と語るだけで、当然のことながら、詳しい内容は教えてくれなかった。 同日、3時間強のビデオも映像されたという。DeNAも有原航平(早大)、安楽智大(済美高)をトップ候補に位置づけたのは間違いないが、高田繁GMの動向から『別の2人投手』の1位指名も予想されている。 今年3月、同GMは山崎福也(明大)を直接視察し、「欲しい投手の1人。必ず(今後も)見ていく」と語り、その後、松本裕樹(盛岡大付属)も直接視察している。しかも、わざわざ岩手県まで出向いて、だ。また、今年のドラフト全体を指して、こうも語っていた。 「故障があったり、調子を落としたりで見極めが難しい」 故障と聞いてピンとくるのが、有原と安楽。有原は18日の立教戦に登板し、『6回被安打7失点4』という結果だった。右肘の違和感で今季はほとんど投げていない。本来のポジショニングである先発は、この日が初めてだった。各球団スカウトは「問題ナシ!」と声を揃えており、そのネット裏には吉田部長の姿もあった。有原と山崎で最終判断に入り、松本を『外れ1位』に考えているのではないだろうか(同時点)。 新日鐵住友鹿島の好左腕・横山雄哉(20)、さらに、中日が一歩リードしている状況だが、お膝元の社会人・野村亮介(21=三菱日立パワーシステム横浜/右投右打)も高く評価しているという。横山は「1位でなければ獲れない投手」との声も聞かれた。明大・山崎も1位で消えるだろう。 ライバル球団の関係者が2位指名までの流れをこう予想していた。 「今年は大半の球団が有原、安楽で1回目の指名入札を行い、2回目の入札で山崎、石田(健大=法大/左投左打)、佐野泰雄(平成国際大/左投左打)、松本らに散らばるのではないか。球団によって、抽選クジを3回も4回も引くことになると思う」 高橋光成(前橋育英)も1回目の指名入札が集中すると予想されている。本命と『再入札の選手』の力量差が心配であれば、さほど指名の集中しない投手に切り換える方法もある。しかし、DeNAは2年連続で1位指名の抽選を外している。球界参入してまだ3年目だが、最初の抽選クジに当たったことがないため、希望選手の入札が重複するのを強く嫌う傾向もあるのだ。同時点で、抽選クジを引くのは高田GMだと聞く。高田GMが抽選クジを避ける側にまわれば、最初の1位入札選手を松本か横山に切り換えてくるだろう。 「飯塚悟史(日本文理高)、岡本和真(智弁学園)の上位指名もあり得る」(前出・同) 他球団からは、DeNAが高校生を上位指名すると予想する声も聞かれた。 飯塚は夏の甲子園を沸かせた好投手であり、1人で5試合を投げ抜いたスタミナと精神力に、プロスカウトも舌を巻いていた。飯塚は甲子園大会終了後、「投手で勝負したい」とコメントしていたが、『左のスラッガー』として育てたいと言うスカウトも多かった。 この飯塚を『投手』として評価しているのが、DeNAと阪神。「1位で即戦力、2位で将来性の高校生」の戦略ではないだろうか。 また、中畑清監督は二遊間の強化を要請している。梶谷、筒香が外野コンバートされ、内野手の頭数が足らない状況を考えると、即戦力でなければならない。『二遊間を守れるタイプ』と条件を満たすのは、日本新薬の倉本寿彦(右投左打)、江藤圭樹(セガサミー/右投左打)。石川駿(JX-ENEOS)、早大の中村奨吾もいるが、12年1位指名の白崎浩之が右バッターなので、左バッターの倉本、江藤の方が指名リストのランキングが「上」だろう。
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芸能 2014年10月21日 15時30分
妻が離れ美人ママにはフラれた番長・清原
先月、モデルの亜希元夫人と離婚した、元プロ野球選手の番長こと清原和博だが、一部で再婚も報じられていた東京・銀座の高級クラブの美人ママにフラれていたことを発売中の「フラッシュ」(光文社)が報じている。 同誌によると、再婚のお相手と報じられたのは、これまで有名企業のオーナーや格闘技界の大物ともうわさになったという、和服の似合う高島礼子似の美人ママ。清原とは以前から知り合いで、最近になって深い仲になり、清原がママの自宅マンションに入り浸っていると思われていたというが…。 ママは同誌の直撃に対し、10年以上前からの知り合いであることを認めたものの、口説かれたこと自体を否定したうえで、「キヨさんと結婚? 慈善事業じゃないんだから! ありえない!」と真っ向から否定。再婚報道後、清原が一度来店したそうだが、その際、ひと言もなかったそうで、「キヨさんを殴り倒したいぐらい」、「しばらく来店は控えてほしい」と一時的な“出禁”を通告したという。 「清原といえば、この春『週刊文春』(文芸春秋)で薬物使用疑惑が報じられて以来、仕事のオファーがパったりとなくなり、ほぼ無収入の状態。さらに、同誌によると、自宅マンションには、2人の子供への養育費支払いが滞った際に担保として8300万円の『養育費債権』が設定されているという。金欠でウィークリーマンションに引っ越したとの報道もあるだけに、プロ入りして以降、想像もできなかったほどの金欠状態であることは明らか。これから日本シリーズや日米野球があるが、野球関係の仕事も今やどこからもお呼びがかからなくなってしまった」(プロ野球担当記者) 現状からすると、美人ママにフラれるのも仕方なさそうだが、この状況をどうやって打開し、身の潔白を証明していくのかが注目される。
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芸能 2014年10月21日 15時30分
【週刊テレビ時評】関ジャニ・丸山、錦戸主演ドラマ視聴率はW急落! “新婚”仲間の「SAKURA〜事件を聞く女〜」は1ケタスタート
テレビ朝日のシリーズものが絶好調だ。 第3弾となった「ドクターX〜外科医・大門美知子」(米倉涼子主演/木曜日午後9時)第2話(10月16日=15分拡大)視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、20.9%で2週連続大台超え。「相棒season13」(水谷豊主演/水曜日午後9時〜)初回2時間スペシャル(15日)は、仲間由紀恵のゲスト出演も功を奏してか、19.8%とシリーズ第11弾の19.9%に次いで、初回としては過去2番目の好発進となった。 それをシリ目に、悲惨な状況となったのが、関ジャニ∞勢の主演ドラマ。初回13.3%のスタートだった丸山隆平主演「地獄先生ぬ〜べ〜」(日本テレビ/土曜日午後9時〜)第2話(18日)は7.9%で、5.4ポイントもの大幅ダウン。プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(巨人対阪神)第4戦の放送が急きょ延長され、1時間遅れとなったのは同情すべきだが、それにしても下がりすぎだ。 錦戸亮主演の「ごめんね青春!」(TBS/日曜日午後9時〜)第2話(19日)は7.7%で、初回の10.1%から、2.4ポイントダウン。「日曜劇場」枠としては、異例の低視聴率となった。ともに、第3話で、どこまで回復させることができるか? 田中哲司と結婚して初の連ドラ主演となった仲間の「SAKURA〜事件を聞く女〜」(TBS/月曜日午後8時〜)初回(20日)は、午後7時から2時間スペシャルで放送されたが、視聴率は9.9%と1ケタ台だった。ここ最近、主演ドラマの不振が続いている仲間としては、今後なんとしても盛り返したいところ。 初回15.8%と好発進した小栗旬主演「信長協奏曲」(フジテレビ/月曜日午後9時〜)第2話(20日)は13.5%で、2.3ポイント下落。 綾瀬はるか主演「きょうは会社休みます。」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)初回(15日=10分拡大)は14.3%。裏の沢尻エリカ主演「ファーストクラス」(フジ/水曜午後10時〜)初回(15日=15分拡大)は8.8%。 シリーズ第14弾「科捜研の女」(沢口靖子主演/テレ朝/木曜日午後7時58分〜)初回(16日)は14.4%の好スタート。 西島秀俊主演「MOZU Season2〜幻の翼〜」(TBS/木曜日午後9時〜)初回(16日=15分拡大)は8.4%。 石原さとみ&松下奈緒W主演「ディア・シスター」(フジ/木曜日午後10時〜)初回(16日=15分拡大)は11.8%。 榮倉奈々主演「Nのために」(TBS/金曜日午後10時〜)初回(17日=15分拡大)は11.8%だった。 また、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第42話(19日)は15.6%で、前週より1.5ポイント上げた。(坂本太郎)
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ミステリー 2014年10月21日 15時30分
正体は「悪魔」か「人形」か? 謎の牛型生物「ホダッグ」の謎
右の写真は1893年ごろ、アメリカの新聞に掲載された「怪物捕獲」の瞬間をとらえたとされる写真である。 現地人らしき群衆が手にクワや斧などを持ち何やら攻撃態勢に入っている。その目線の先には倒れた人間と小型の牛らしき動物が写っている。 さて、この動物のビジュアルにご注目いただきたい。大きい角に大きな顔を持つ謎の生物の姿が鮮明に写し出されているのが確認できるだろうか。また、写真ではわかりづらい背中には無数のトゲも生えているようだ。この生物はまるで人間のような顔をしており「ニッ」とむきだした白い歯はまるで夢に出てくる「悪魔」のようである。 この未確認生物の名は「ホダッグ(Hodag)」という。日本ではあまり知名度は高くないが、本国アメリカでは子供を中心に幅広い世代に人気の高い未確認生物だという。 現にアメリカのテレビゲームには敵キャラクターとしてホダッグが登場するほか、テレビアニメやコミックにもキャラクターとして登場しているという。 確かに顔こそちょっと怖いが小型の体に短い手足(一説によると手足の関節がないという)はまるで子供のカバのようにユーモラスである。 さて、今回のホダッグの写真であるが、アメリカではフェイク説が強い未確認生物としても知られている。 仮にこの写真ひとつとっても、おかしな点は山のようにある。まず、ホダッグを捕まえんと得物を持ち出す群集たちがあまりにも集まりすぎている。 彼らがハンターだとするならば、まずは動物を威嚇しないよう少人数で行動をするだろうし、野次馬だとしても悪魔のような未知生物を目の前に一般の人間がここまで接近しているのは自然ではない。 そのため、このホダッグは精工に作られた人形でエキストラを使って撮影されたトリック写真であるというのが一般的である。 現にこの写真以降、ホダッグの姿は目撃されておらず、現在ではキャラクターとしてのみ生き続ける存在である。 写真自体はちょっとオマヌケではあるが、非常にユーモラスな未確認生物写真なのでぜひとも日本での知名度アップを期待したいころだ?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2014年10月21日 15時30分
日テレ踏んだり蹴ったり! CS盛り上がらず、日本シリーズ吹っ飛んだ
プロ野球セ・リーグのCS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージ(巨人対阪神)は、レギュラーシーズン2位の阪神が1位の巨人に怒涛の4連勝を飾り、下剋上を果たして、05年以来、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。 この予想外の事態に、まさに踏んだり蹴ったりなのが、日本テレビだ。 CSファイナルステージは、同局が第1、3、4戦を地上波放送(第2戦は地上波中継なし)したが、巨人の連戦連敗で全く盛り上がらず、関東地区での視聴率は第1戦(10月15日)=8.4%、第3戦(17日)=10.4%、第4戦(18日)=13.3%と極めて低調だった。 一方、阪神の地元・関西地区(読売テレビ)では、第1戦=16.8%、第3戦=16.2%、第4戦=23.9%と高視聴率を連発した。 日テレにとっては、CSの中継が低視聴率に終わったのもさることながら、日本シリーズ中継が吹っ飛んでしまったのは、あまりにも痛かった。 当初、同局では巨人が日本シリーズに進出した場合、第1、2、6、7戦を中継する予定となっていた。近年、巨人戦の視聴率は低下するばかりだが、日本シリーズとなれば、話は別で、昨年の巨人対楽天戦も高視聴率を獲った。同局では高い視聴率が見込め、第7戦までもつれた場合は、最大4試合放送できたはずなのに、巨人の失態で、消滅したとあっては、あまりにも痛すぎた。 巨人が出場しない日本シリーズは、11年の中日対ソフトバンク以来、3年ぶりとなる。関西地区と北部九州地区では、局地的な盛り上がりをみせそうだが、関東では“お寒い”日本シリーズとなりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2014年10月21日 15時00分
視察したスカウトの役職で球団の本気度がわかる! 2014年ドラフトで本当の目玉選手たち 高校生編
10月23日に迫ったプロ野球ドラフト会議。新聞紙上や専門紙上を賑わせている注目選手たちは、大会での実績や、50m走に球速や遠投能力などといった身体能力が評価されている。そういった注目度とは別に、今回は視察したスカウトの役職の高さや、球団数などから、独自に上位指名必至の“本当の目玉選手”を紹介。まずは高校生から。別記事で大卒・社会人もピックアップ。●松本裕樹(まつもと・ゆうき=盛岡大付/投手・右投左打) 投手として150キロ強の直球と、打者として高校通算54アーチを誇る“二代目二刀流”。スカウト部長など、編成トップの直接視察数が最も多い。高田繁DeNAベイスターズGMも「凄い伸びしろを感じる」と絶賛している。 だが、プロスカウトたちが最も評価しているのは、したたかな投球術だ。投手としてのスキルは、他にドラフト1位候補として名が挙がっている有原航平、安楽智大、山崎康晃、高橋光成以上。走者が得点圏に行くまでは70%の力で投げ、窮地になって初めて全力投球する。また、要所になるまで決め球の変化球を隠し、かつ、外角勝負もできる投球術も光る。中村勝広阪神GMは「北別府(学=元広島)みたい」、早川実楽天スカウトグループマネージャーは「ベテラン投手みたい」、山下哲治巨人スカウト部長も「息の長い投手になる。軽く投げても、グッと(ボールが)伸びる」と、各球団の編成トップクラスたちから絶賛されている。 松本自身は「練習なら打撃の方が好き。試合では投手の方が面白い」とコメント。各球団とも投手として視察してきたが、打席に立つセ・リーグ向きだろう。●塹江敦哉(ほりえ・あつや=高松北/投手・左投左打) 夏の甲子園で富山商が快進撃する立役者となった森田駿哉が進学表明したことにより、一気に急浮上してきた未完の大器。「課題は多いが、大化けする可能性がある」と、山本宣史阪神スカウトが言えば、山下巨人スカウト部長は「3位より上で指名される可能性がある」と上位指名必至との見解。中田宗男中日スカウト部長は「(今春のセンバツで活躍し、すでに社会人入りを表明している)佐野日大の左腕、田嶋投手と比べても勝るとも劣らない」とドラフト1位候補だった選手を比較対象に挙げた。 将来性では法大の左腕、石田健大以上だが、制球力の課題に課題が残りそうだ。●栗原陵矢(くりはら・りょうや=春江工高/捕手・右投左打) 18Uアジア選手権で評価を高めた投手が高橋光成なら、圧倒的な存在感でプロスカウトを唸らせたのが栗原だ。 四番打者で正捕手として九州国際大付を夏の甲子園へ導いた、ドラフト上位指名候補の清水優心も強肩だが、その清水より投手とのコミュニケーション能力に長けていると評判が高い。スカウトの間では大卒選手の青学大の加藤匠馬、創価大の寺嶋寛大と比較されるほどの能力がある。池之上格スカウト阪神課長は「ウチにいた矢野(燿大)を思い出す」と、長年レギュラーを張った名捕手に例え、由田慎太郎オリックススカウトも「野球のセンスがある。目に力がある」と高い評価をしている。●宗佑磨(むね・ゆうま=横浜隼人/遊撃手・右投左打) ギニア人の父を持つハーフ。今夏は怪我の治療のため、甲子園神奈川県予選にも出場できなかったが、身体能力の高さが非常に評価されている選手だ。その証拠にヤクルト、ソフトバンクなど9球団が視察している。「体が細すぎるので心配」という声もあるが、水谷哲也横浜隼人監督は「スポンジのように吸収力がある子。朝から晩まで野球漬けになれば、果てしなく力がつくかも」と、将来性に太鼓判を押している。(スポーツライター・美山和也)
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芸能 2014年10月21日 14時33分
文化放送 中森明菜の特別番組を放送 ベストアルバム60曲を一挙紹介!
文化放送は、22日(水)の午後7時から、特別番組『中森明菜 オールタイム・ベストスペシャル』を放送する。 今もなお“永遠のアイドル”として輝き続ける中森明菜の大ヒット中の2作のベストアルバム「オールタイム・ベスト–オリジナル-」「オールタイム・ベスト‐歌姫(カヴァー)‐」に収録されている楽曲60曲をフラッシュに編集し、全曲紹介。同アルバムは、オリコン初登場3位、4週連続TOP10入りを果たしており、発売10週目現在2作合計で20万枚を売り上げている。また、デジタル配信でもiTunesアルバムチャート最高位2位を獲得するなど快挙を記録。 中森明菜がデビュー後、初のラジオレギュラー番組を持った文化放送。番組では60曲紹介だけでなく、中森明菜のデビュー当時を知る吉田照美や、番組MCの太田英明アナウンサーが語る「私が知っている中森明菜」、ゲスト出演するユニバーサルミュージックの高瀬宣伝本部長が分析する「なぜ今、中森明菜が売れているのか」など聴き所満載となっている。
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社会 2014年10月21日 13時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 誰も考えていなかった
北海道、東北、四国、沖縄の大手電力4社が、9月30日に再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)に基づく事業用発電の新規買取契約を停止すると発表した。これで、先に発表した九州電力を含め、5社が買取停止を決めたことになる。 買取停止を決めた電力会社は、電源供給の不安定な太陽光発電による電力買取をこれ以上進めると、電源全体のコントロールが利かなくなってしまうためだとしている。 しかし政府は、電源構成の中に占める再生可能エネルギーの比率を2030年に2割とするビジョン(10年総合資源エネルギー調査会)を示している。その目標がまったく達成されていない状況で、なぜ買取中止という事態に陥ったのか。 私は太陽光発電による電力の買取価格の設定に失敗したからだと思う。現在、10キロワット以上の太陽光発電は、1キロワット(毎時)あたり32円の固定価格で20年間、全量買取が保証されている。この単価が十分な利益を保証する金額だったから、多くの事業者が参入した。ところが、単価が全国一律だったために、当然、投資は北海道や東北、九州といった地価が安く、遊休地がたくさんあるところに集中した。そのため、そうした地域の受け入れがパンクしてしまったのだ。 一方で、東京、大阪、名古屋といった大都市の電力会社には、まだ太陽光発電の受け入れ余力があるのだが、地域間で電気をやりとりする「連系線」の容量に限界があるため、他地域で作られた再生可能エネルギーの電力を受け入れることは困難だという。 しかしそれは、理不尽な話だ。メガソーラーの立地が地方に偏在することは、最初からわかっていたはずだ。特に原発事故の影響で産業が低迷する東北地域にとっては、太陽光発電は確実な収入の見込める大きなビジネスだった。 また被災地の自治体にとっても、大きな固定資産税が入ってくるから、震災復興の重要な手段になっていたのだ。それを、いきなりハシゴをはずしたのは、被災地に対する裏切りだと思う。連系線が足りないなら復興予算で整備すべきではないか。 実は、今回の買取停止には、もう一つ裏があるのではないかとみられる。経済産業省が、FIT制度の認定を受けたすべての再生可能エネルギー設備が稼働すると、電気料金に上乗せされている再生エネルギー電力の買い取り費用が年間2兆7018億円に達し、平均的な世帯の負担額が現状の月額225円から935円に増加するとの試算を示しているからだ。このまま放置すると電気代がとんでもない値上げになってしまう。それを防ぎたかったのかもしれない。 いずれにせよ、現在のFIT制度は完全に行き詰まっているので、抜本的見直しが不可欠だ。そのとき、私は地熱発電をメーンに据えるべきだと考えている。 日本は火山国で、世界第三位の地熱資源を持っている。しかも地熱は、他の再生可能エネルギーと違って安定した発電が可能であり、ベースロード電源となる。地熱発電は、二酸化炭素も一切排出しない。うまく仕組みを作れば、民間がカネを出すことはFITで証明された。いまこそ、地熱に舵を切るべきだろう。
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社会 2014年10月21日 12時00分
『FC2』騒動でAVメーカーの高額賠償請求に怯える投稿者たち
あらゆるアダルト無修整動画を垂れ流し続けてきた、動画配信サイト『FC2』。その関連施設が、9月に京都府警を含む5府県警の家宅捜索を受けたことが、思わぬ事態を招いている。 これまで、『FC2』はユーザーから投稿された無修整AVや援助交際動画、果てはリベンジポルノをサイトにアップしてきたが、同サイトに著作権のある動画を投稿していた者たちが、次々と訴えられだしたのだ。 社会部記者がこう語る。 「米・ネバダ州に本社を置く『FC2』は、長らく米国法人との理由で国内の摘発を逃れてきた。ところが、『日本人経営者が日本に向けたサービスを提供している以上、言い逃れはできない』との判断で警察が家宅捜索に踏み切ったことで、今まで泣き寝入りしていたAVメーカーなどが、投稿者らを訴えだしたのです」 ちなみに、『FC2』は課金制度を設けており、ユーザーが支払う料金の一部が投稿者らに分配されるシステム。そのため、メーカー販売のAVを違法に流して小遣い稼ぎする輩が絶えず、こうした者たちがターゲットになっているのである。 「すでに大手AVメーカー数社が『FC2』に対して計6500万円の損害賠償を求める裁判を起こしており、複数の投稿者を訴えるメーカーも出始めた。『FC2』側も、著作権者からの投稿者情報の開示請求に積極的に応えていて、今後はこうした動きが加速化する可能性が高いのです」(同) 注目されるのはその損害賠償額だが、これがとんでもなく高額らしいのだ。 IT関係に詳しい弁護士が言う。 「同サイトの違法アダルト動画は、10万人以上が視聴するケースが珍しくない。ネットの公式HPなどで500円で売られているAVを無断配信したとすれば、単純計算で5000万円。何本も配信していれば、1億円以上の請求が来ることになる。安易に投稿した者たちは、思わぬしっぺ返しを食らうことになるのです」
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芸能 2014年10月21日 11時45分
注目のASKA関連公判がスタート
執行猶予付きの有罪判決を受けた、歌手のASKA元被告とともに覚せい剤使用の罪で起訴された元交際相手の栩内香澄美被告の第4回公判が今日の午後、東京地裁で開かれる。 これまで、栩内被告サイドは一貫して薬物の使用を否認。毛髪鑑定や尿検査で陽性反応が出ているにもかかわらず、性交時にASKAの汗や体液が付着したことによる結果であることを主張していた。 「栩内被告サイドはかなり必死。栩内被告は性行為の際、普段からピルを服用しているため避妊していなかったことや、自宅マンションでの6年間に渡るASKAの愛人生活を垣間見せる赤裸々な証言をしていた。第4回公判でもさらに赤裸々な証言が飛び出すかが注目される」(全国紙社会部記者) 栩内被告はすでに保釈保証金300万円を支払って保釈されているとあって、「公判は残り1、2回で、遅くとも年内には結審される」(同)。 栩内被告の公判は午後1時半からだが、遅れること1時間半、同地裁では注目のASKA関連公判が開かれるというのだ。 「ASKAに違法薬物を売り渡したとして逮捕・起訴された、逮捕当時無職の柳生雅由被告と指定暴力団住吉会系傘下の組幹部の安成貴彦被告の公判が行われる。特に、安成被告が所属していた組織は新宿・歌舞伎町のド真ん中に事務所を構え、『新宿の薬局』とも呼ばれていた。ASKAのほかにも、薬物を購入していた芸能人がいるとうわさされており、逮捕の一方に背筋を凍らせた芸能人もいたはず。果たして、公判で芸能界を震撼させるような証言が飛び出すかが注目される。ただ、傍聴席は、“口封じ”のため、その筋の人がプレッシャーをかけているに違いないが」(週刊誌記者) ASKAは依然として、千葉県内の更生施設に入所しているが、柳生・安成両被告の公判が気になって仕方ないはずだ。
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