-
芸能ネタ 2015年10月09日 16時30分
注目度急上昇! デビュー戦でパンチラの美人お天気キャスター・福岡良子
お天気キャスター界に“超新星”が誕生した! それは、この10月からTBS早朝の情報番組「はやドキ!」(月〜金曜午前4時〜5時30分)のお天気お姉さんとなった福岡良子(りょうこ=28)キャスターだ。 福岡キャスターは同5日から、同番組に登板となったが、あろうことか、デビュー戦で信じがたいハプニングに見舞われたのだ。お手製の吹き出し型フリップを掲げようとした際、その角が引っ掛かって、スカートがまくり上がり、パンティが露わになってしまったのだ。その後、番組はCMに入ったが、福岡キャスターは気丈に出演を続け、翌6日も堂々とスカート姿で臨んだ。 早朝であることから、視聴者は早起きした人か、徹夜をしていた人に限られるが、思わぬパンチラで、福岡キャスターへの注目度は急上昇。来週以降は、録画をしてでも同番組を見る視聴者が増えそうだ。 福岡キャスターは86年12月14日生まれ、兵庫県出身。“関西の名門”同志社大学商学部在学中の10年3月に気象予報士の資格を取得。同大卒業後は、ウエザーマップに所属し、東北放送「Nスタみやぎ」に出演。その後、TBS系のニュース専門CS放送「TBSニュースバード」、「おはよう健康体操」(BS-TBS)などで活躍。「はやドキ!」は初の全国ネットのレギュラーとなった。 女子アナ・ウォッチャーのA氏は「ネット上では、“大人版・橋本環奈”と呼ばれるほど、アイドル系のルックスで、とても20代後半には見えません。典型的な癒し系タイプです。『TBSニュースバード』を見ている女子アナフリークからは、絶大な人気を誇っていました。事情はともあれ、注目度がアップしたことで、春の改編では、視聴者がもっと見やすい時間帯の情報番組に移籍する可能性もありそうです」と語る。 予期せぬハプニングで注目を浴びる格好となった福岡キャスター。お天気お姉さんも人気商売。これをいいきっかけにして、飛躍してほしいものだ。(坂本太郎)
-
芸能 2015年10月09日 16時08分
インストバンド「Manhole New World」が新作MV公開 11・7下北沢251で初ワンマン
5人組インストバンド「Manhole New World」が、5月に発売した2ndミニアルバム「S.M.L.XL」から新作MV「Folklore」をYouTube上(http://youtu.be/2BqP8HWrcI4)に公開した。 ライブで魅せるグルーヴと一体感、感情を剥き出しにしたまま個々がアグレッシブに体現をするステージでは爆発的イキオイを感じさせるバンド。8月には大阪「Zepp Namba」で、スピッツ主催の3000人規模イベントに大抜擢されるなど、その活動範囲を広げている。今回、ファンの間で人気の高かった楽曲「Folklore」の映像が遂に完成、公開となったもの。 「Manhole New World」は、メンバー有野拓洋(Gt)、松田ナオト(Ba)、関根米哉(Dr)、細沼章吾(Perc)、オノシンサク(Gt)の5人。2014年6月SORAMIROレーベルより、1st mini Album「なぜ蓋は丸いのか」を発表。15年5月に、2nd mini Album「S,M,L,XL」(サイズ)をリリースしている。そして、11月7日には、東京・世田谷のライブハウス「下北沢CLUB251」で初のワンマンライブを開催する。
-
レジャー 2015年10月09日 15時24分
サウジアラビアロイヤルC(オープン、東京芝1600メートル、10日)藤川京子のクロスカウンター予想!
東京11R、サウジアラビアロイヤルCは◎イモータルが非凡な末脚で大物ぶりを発揮します。 新馬戦では、スッと3番手につけ外目を折り合って追走。直線で先頭に立ち、2着馬が外から並びかけようとしましたが、軽く追われるとみるみる突き放して独走。最後は5馬身差の圧勝でした。好位から上がり3ハロン32秒9の脚を繰り出したのだから後続は当然追いつけないし、今後もこのレースができれば鬼に金棒。ちゃんとスタートを出て、前につけられ折り合えるレースセンスがあり、追えば追うほど味が出るタイプ。しなやかなフットワークで気合つけで瞬時にスピードに乗れるし、518キロの大型馬らしく馬っぷりが良くてとても力強い走り。直線の長いコースを生かせたので、東京でも持ち味が出せそう。 1ハロン距離短縮も前につけられる脚に、スピードもありそうだからこなせると思います。スローペース必至なので上がり勝負は臨むところ。奥に秘めた能力を開花していきます。(12)イモータル(11)アストラエンブレム(4)マコトルーメン(3)リセエンヌ(9)ハレルヤボーイ(6)ブレイブスマッシュ(7)クラウンスカイ馬単 (12)(11) (12)(4) (12)(3)3連単 (12)-(11)(4)(3)(9)(6)(7)イモータル 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
-
-
芸能ネタ 2015年10月09日 14時00分
梨園の妻の座がかなり遠いトリンドル玲奈
モデルで女優のトリンドル玲奈と交際中の歌舞伎俳優・中村七之助が、九州に住む20代半ばの女性とデートしていた様子を、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。 すでに交際が報じられ、一度は破局説も流れていた七之助とトリンドルだが、9月には一部が都内でデートを楽しむ姿を報じ、順調な交際ぶりかと思われていた。 ところが、同誌によると、7月下旬、公演後の七之助は件の美女と合流し都内のホテルにお泊まり。翌日、チェックアウトした、デビュー時の浜崎あゆみ似の女性は福岡行きの便に乗り込んだという。 さらに8月中旬、舞台後の七之助はタクシーで都内の高級ホテルで美女と合流。ジンギスカン屋とフグ料理店をハシゴし、ホテルに戻り、今度は連泊していたというのだ。 「かつては、泥酔してタクシー運転手の暴行を働き謹慎するなど、父・中村勘三郎さんに似てやんちゃな七之助だが、まだまだ遊びたい盛りのようだ。女性はおそらく、福岡の“現地妻”のような存在か」(歌舞伎関係者) ちなみに、同誌に対して七之助サイドは、「七之助から交際相手がいるとは報告を受けていません。だから、トリンドルさんも、その女性の方もお友達」とコメント。つまり、トリンドルは周囲も“公認”の彼女というわけではなく、七之助が二股以上をかけている可能性も浮上しそうだ。 「梨園の話題といえば、片岡愛之助と藤原紀香の結婚報道だが、紀香の場合、事務所が強力なので、すっかり愛之助を取り込み、着実に“外堀”を埋めている。それに比べ、トリンドルは事務所にそこまでのパワーはない。うまく七之助に遊ばれてしまいそうだ」(芸能記者) トリンドルに梨園の妻の座をゲットするための“秘策”はあるのか?
-
社会 2015年10月09日 14時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 安保関連法案の本質
国会を紛糾させた安全保障関連法案がついに成立した。しかし、国民の7割以上が審議が尽くされたとは考えていない。理由は、自衛隊が外国軍隊の後方支援を行うことができるのは、具体的にどのようなケースになるのかを政府が一切説明しなかったからだろう。 「様々なことが起こりうるので、具体的なケースを設定してフリーハンドを失いたくない」というのが表向きの理由だが、本当の理由は、「米国がどんな要求をしてくるか分からないので、どんな要求にも対応できるようにしておきたい」ということだろう。米国に言われれば、いつでも自衛隊を後方支援に差し出しますというのが、本音なのだ。 その片鱗は、国会審議のなかで何度も見られた。例えば、7月30日の参院・平和安全委員会で社民党の福島瑞穂議員が、これまでの周辺事態法では外国の軍隊に弾薬の提供を禁じていた理由を質すと、中谷防衛大臣が、「現行法の制定時においては、米軍からのニーズがなかった」と回答したのだ。 また、中谷大臣は8月3日の参院平和安全委員会で、外国の軍隊に対して武器を提供することを今回の法案に入れなかった理由について聞かれて、「米側からのニーズはなかった」からだと述べている。 さらに、8月19日の参議院審議では、山本太郎議員が、「第三次アーミテージレポート」の通りに日本政府が政策を決めていると批判。アーミテージ米国元国務副長官が'12年夏に発表したレポートは、日本に対して、原発の再稼働、TPP推進、秘密保護法、武器輸出三原則の撤廃、そして集団的自衛権の行使容認を提言している。いまの自民党が行っている政策は、すべてアメリカの言いなりだと山本議員は主張したのだ。 安全保障関連法案に賛成する人は、「いまアメリカの軍事力の傘を失えば、日本の平和と安全は守れない」と考えているのだろう。しかし、国会で本当に議論しなければならなかったのは、それが本当に正しいのかという根本問題だ。 太平洋戦争の後も、米国は、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争など、大きな戦争を繰り返してきた。その米国への従属を強め米国の戦争を後方支援していくことが、本当に日本の平和と安全をもたらすのだろうか。もっと言えば、日米安全保障条約が、日本の平和を維持するために、いまだに最も効果的かつ効率的な方法なのかということをしっかり議論すべきなのだ。 もし日本が日米安全保障条約を破棄したら、一体何が起きるのか。残念ながら国会審議では、そうした議論は、一切行われなかった。 私は、戦後70年も経ったのだから、日本は、そろそろ独立国家として、行動する時期にきていると考えている。周辺国との外交努力を積み重ね、戦争の火種をなくしていくとともに、専守防衛で自力で国土を守ることが、本当にいまの日本にはできないのか。 TPP参加で日本の農業を破壊し、原発依存を続けることで国民を原発事故のリスクにさらし続け、沖縄県の反対を踏みにじって辺野古に米軍の巨大基地を建設し、自衛隊員の命を米国の戦争の犠牲にする。米軍の傘は、そんな巨大な犠牲を支払ってでも手に入れないといけないほど重要だとは、私には思えない。
-
-
芸能ネタ 2015年10月09日 12時31分
ヒロミ 自身の“生意気キャラ”を振り返る「君たちが考えられる生意気のその上をいってた」
8日、NHK Eテレ「ミュージック・ポートレイト」で再ブレイク中のヒロミが、生意気キャラとして活動していた若手時代を振り返った。 番組では、ヒロミと元サッカー日本代表選手で現在タレントとして活動している前園真聖が対談形式でトークを展開。お互い人生を振り返り、本音を赤裸々に語った。 ヒロミといえば、年上の芸能人に対しても物怖じしない言動で一躍人気者に。生意気キャラでブレイクし、全盛期にはレギュラー番組10本を抱えていた。仕事で大忙しだったが、2000年代に入ると状況は一変。生意気キャラが、徐々に周囲と噛み合わなくなってしまったという。 ヒロミは「君たちが考えられる生意気のその上をいってたと思うからね。俺の生意気度は」と明かし、「スタッフとか、大人にたいしても。俺120%でやってますから、おたく何パーセントでやってんの? みたいな。頭、オカシイんだよ」と当時の生意気ぶりを振り返った。 また、「いろんなスタッフとかと仕事して、俺が思うのとスタッフの思う番組作りとか多少ズレてるなぁとか、でも俺は修正できないし、これが合わなかったらしょうがないと思ってた頃だね」と笑い飛ばした。 ヒロミは2004年にレギュラー番組はゼロになり、芸能界から離れることとなったが、最近仕事を再開し活躍している。
-
芸能 2015年10月09日 12時23分
PUFFYとロバート、メンバー間格差問題を暴露
PUFFYの吉村由美、大貫亜美が8日、都内で行われた「mercari Halloween Night」PR発表会にロバートの山本博、秋山竜次、馬場裕之と登壇。ハロウィンイベントにちなんだ大胆な仮装とメイクを披露し合って会場を沸かせた。 フリマアプリ「メルカリ」の世界観とハロウィンを表現した同イベントに仮装姿で登場した5人。互いの仮装を論評し合うも、ロバートの3人は奇抜なPUFFYの衣装にすっかり白旗状態。山本は「このクオリティで来られたらどうにもできない」と意気消沈気味で「僕らのはなんかお遊戯みたい。力の入れかたが全然違う。事前にどのくらいのクオリティでくるか教えておいてくださいよ」とPUFFYに恨めしげな表情。 イベントではPUFFYがライブで実際に着用した衣装をメルカリに出品するという試みも行われ、吉村は「昨年のフェスで本当に着させてもらったものです。ものすごい豪雨の日でびっしょびしょになってしまったものですけど」と衣装を紹介。値段は2着で2万20円で出品されたが、出品とほぼ同時に落札され、会場は大盛り上がり。PUFFYの二人も「こんなに早く売れると思わなかったね」と目を丸くして驚いた。 衣装の2万20円については「来年20周年なんで、20にかけて」と大貫。「わたしの取り分が2万円。由美が20円」と内訳を明かし、吉村が「PUFFYは縦社会なので」と紹介すると、山本は「由美さん、安過ぎでしょ。よくそんな関係性で20年やりましたね」と苦笑い。 だが、ロバートもメンバー間の格差があると明かし、秋山は「僕らも3等分というのはなかなかできない。一応賞金なんかをもらうと僕が多くもらっています。当然だろうと思っています」と告白。「ネタも僕が作っていますし、それで何回も何回もルノアールに行って時間つぶしていますからね。文句を言われても、絶対認めないですね」と強気な態度。馬場と山本はばつが悪そうに「僕ら何を言われてもシンとなっちゃいますね」と話して会場の笑いを誘っていた。(取材・文:名鹿祥史)
-
芸能 2015年10月09日 12時13分
ローラ、ハリウッドデビューで「心の中の世界が変わった」
ローラが8日、都内で行われたライフスタイルブランド「FURLA」の銀座店リニューアルオープン・テープカットセレモニーに出席した。ローラは『バイオハザード6:ザ・ファイナル』でのハリウッドデビューが最近話題になったばかり。感想を問われると「すごく楽しかった。心の中の世界が変わった感じ。これを機会に頑張っていきたい」と笑顔を見せた。 ブランド関係者らと和やかにテープカットに参加したローラ。その後、店内で報道陣の取材に応じると、ハリウッドでの撮影を振り返り、「パリで撮影して帰ってきた。本当に素敵な経験だった」とにっこり。 「みんな違う国から来ていて、それぞれ自分の国のことを話していて、わたしも日本の話をしたら、みんな『日本に行ってみたい』って言ってくれて、『来年、案内してあげるよ』って。すごくいいコミュニケーションだった」と共演者らとの交流を楽しんだようす。 演技についても「全然緊張しないで役に入り込めた。ローラに恋人役がいるんだけど、その感じをぜひ楽しみにしていてほしい」としみじみ。終始充実の表情で撮影を振り返っていた。 この日テープカットに参加した「FURLA」はローラがプライベートでも愛用しているブランドの一つ。先日、Instagramに同ブランドのバッグを投稿しただけでブランドサイドに問い合わせが殺到する騒ぎとなったというが、ローラは「私服でも愛用している。いい感じ。好き」とこの日改めて「FURLA」への愛着を口にすると、Instagramでの反響についても「嬉しい。わたしはアップするだけだから、いつも何も考えていないんだけど、問い合わせがいっぱいくるなんて知らなかった。楽しい」と感激していた。(取材・文:名鹿祥史)
-
レジャー 2015年10月09日 12時01分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(10/10) サウジアラビアRC 他
4回東京競馬初日(10月10日土曜日)予想・橋本 千春☆東京11R「サウジアラビアRC」(芝1600メートル)◎4マコトルーメン○11アストラエンブレム▲12イモータル△1トウショウドラフタ、9ハレルヤボーイ 春さん「11日は義母の100歳の誕生日。何より健康長寿が素晴らしい。オレも、100歳まで現役を続けられるようにあやかりたい。バースデープレゼントの資金は、マコトルーメンで捻出したい。函館、新潟の両2歳Sで強敵相手に5着、3着の実績はここでは最右翼。経験の浅い馬同士だけに、重賞経験は大きな強み。広い東京コースも追い込みタイプのこの馬には最適。差し切りが期待できる」 千さん「トウショウドラフタが不気味。有力馬はいずれも差し、追い込みだしこの馬の先行力は魅力だ。休み明けを1度使って状態も確実に上昇中」☆東京10R「本栖湖特別」(芝2400メートル)◎6エイシンアロンジー○5ポトマックリバー▲4テスタメント△9タケルラムセス、10アルバート 春さん「センスの良さが光る、エイシンアロンジーに期待。ここまで、<3510>と、複勝率10割を継続中。これは特筆されて良い。昇級も形だけ。春は現級で連続2着の実績があり実力は立証済み。トップハンデ57キロも背負い慣れているし、全く心配無用。2連勝の可能性は高い」 千さん「2階級降級のタケルラムセスが狙い目。新馬→寒竹賞を連勝しているように素質は高い。重賞で揉まれて来た経験がここで生きるハズ。ハンデ53キロも強調材料だ」☆東京9R「山中湖特別」(芝1800メートル)◎4ラインハーディー○2プロクリス▲11レオフラッパー△7ダイワミランダ、8スマイルミーティア 春さん「このクラスの安定勢力、ラインハーディーで今度こそ。担当厩務員の高田さんは、『状態は前2戦((2)(2)着)とは雲泥の差、ピークに近い。普通に走ってくれば勝ち負けになる』と、自信満々だった」 千さん「レオフラッパーが怖い。前走は9着といっても、出遅れ直線だけの競馬でコンマ4秒差だから決して悲観する内容ではない。広い東京に替わるのはプラス材料だし、一発ある」☆京都11R「平城京ステークス」(ダ1800メートル)◎1カラパナビーチ○8イースターパレード▲2ヒルノデイバロー△3マイネルオフィール、5エクストラゴールド 春さん「1戦ごとに地力強化の跡を示す、カラパナビーチをイチ押し。連続5着中だけど、前々走は重賞メンバー相手に0秒9差、自己条件に戻った前走は0秒3差と好走。チャンスは時間の問題を印象付けている。京都1800メートルは3走目に快勝しているし、条件はベスト」 千さん「ここはパス。代わりに東京7Rの(3)イダクァイマ、(5)フクノグリュックの複勝勝負。2頭とも放牧効果で『別馬のように良くなっている』と、両陣営とも意欲満々だった」※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
-
-
その他 2015年10月09日 12時00分
【不朽の名作】犬の演技と制作陣の本気で大ヒットした「南極物語」
今回は『もののけ姫』に抜かれるまで、邦画の興行収入で長らく1位にいた1983年公開の『南極物語』を扱う。 この作品は、1956年(昭和31年)に、日本の南極地域観測隊第1次越冬隊の奮闘と、天候や、南極観測船・宗谷の不調などにより、やむを得ず極寒の地に置き去りにしてしまった犬ぞり犬15頭のその後を描く、実話を元にした作品となっている。最近、SMAP・木村拓哉主演で、同じ題材を使ってドラマ化されたので、知っている人も多いかもしれないが、この15頭の中で兄弟犬・タロ、ジロと2頭が生き残り、第3次越冬隊として参加した犬ぞり係と再会することになる。この作品の、同じ実話が元なので、概ね同じ流れだと思ってもらっていいだろう。 本作では主役の第1次・第3次越冬隊員で、犬係の潮田暁に高倉健、他にも同じ隊員で、潮田の良き理解者である、越智健二郎役に渡瀬恒彦、越智の婚約者の北沢慶子役に夏目雅子など、豪華出演者陣が揃った作品となっている。しかし、この出演者たちも魅力も、“真の主役”の前では霞んでしまうほどだ。その、真の主役とは、犬ぞり犬を演じる犬たちのことだ。 劇中では、とにかく犬の演技が光る。大雪原を颯爽と走る姿、1頭、1頭の表情、死の危機に瀕しているときの様子など、どれを取っても、まるで本当に南極にとり残された犬のようだ。そして劇中では、犬が走りロングショットのシーンなどで、南極の雪の砂漠ともいえる、過酷な自然の途方も無い広さが、効果的に挿入されている。その絶体絶命の危機の前にして、必死に生きようとする犬の姿は、言葉は話さないが、人間ドラマ以上に訴えるものがある。もちろん、南極越冬隊が去った後の犬のシーンは、調べようがないので、ほぼフィクションなのだが、それでも、本当にそう生きていたのだろうと、ドキュメンタリーを観ているような錯覚を感じるほどだ。 しかし、人間に取り残された犬のシーンに関しては、多少過度に色づけしすぎな部分もあるので、やりすぎだと印象を受けるかもしれない。なかには、置き去りにした犬の死を美談にしすぎていると、怒りを覚える人もいるかと。しかし、まあそこは、あくまでエンターテイメント作品であるということを考慮して欲しい。 撮影の方もかなり本気だったようで、同作では雪原のシーンの殆どを、カナダの北極圏で撮影している。初期段階では、実話通りに南極で撮影するという案もあったそうで、極限までリアルに見せようとする制作側の熱意が感じられる。ロケ地の選定やロケハンには、実際の第一次越冬隊に参加した、菊池徹氏も関わったそうだ。ちなみに、「昭和号」と呼ばれた、宗谷の搭載の水上飛行機は、同型の「デ・ハビランド・カナダ DHC-2」を探して、越冬隊のカラーリングに変更して使用。劇中に登場するオーロラも実際に現地で撮ったもので、これは、映画史上初めてのことだったそう。そういった制作サイドの努力の数々が、この作品の臨場感を高めている。 この本気度をよく表しているのが、この映画にまつわる都市伝説だ。劇中では、犬が谷底に落ちたり、氷の割れた海で溺れる場面、足を負傷して血まみれになるところなど、ショッキングなシーンが幾つかあるのだが、現在でも一部で、この映画で負傷したり、「死んだ犬がいる」という噂がある。これと似たような話題で、1979年公開の『マッドマックス』のカーチェイスシーンで「死人が出た」と長らく信じられていたことがあったが、これもそのカーチェイスが、今までにはない凄まじい迫力だったゆえの反応だ。同作でも同様に、あまりにリアルすぎる描写が、そういった都市伝説を産んだのは間違いない。 また、人間の役者たちも、この本気の撮影に応えている。まず、寒いでは済まされない北極圏で、数か月に渡る撮影をしている点だけでも、かなりの決意だろう。しかも、高倉と渡瀬は、前記した菊池氏に犬ぞりの技術訓練も受けていたそうで、劇中のボツヌーテンを目指すシーンでは、犬ぞりの操作なども披露しており、かなりの準備をして撮影に望んだのがうかがえる。しかも、監督の蔵原惟繕氏のこだわりもかなりのものだったようで、寒風吹く北極圏で、犬が鳴くのが足りなかったからとNGを出した時もあるそうだ。その時も、淡々とふたりは撮り直しに応じたという。そういった出演者たちの忍耐のおかげで、この作品がより良いものとなっている。 しかし、欲を言えば、帰還後のシーンを多少削ってでも、宗谷の昭和基地へ向かうことを断念するまでの、詳細なシーンがもっとあれば、この作品はもっと完璧なものになっていただろう。同作に登場する初代南極観測船・宗谷は、戦後間もない頃の、貧しい日本が戦中に使用した特務艦を流用して作った、砕氷船で、当時の米ソが所有していた砕氷船などと比較にならないほどのボロ船だった。劇中でもスクリューが故障したなどの説明があったが、それでも、簡単に犬を置き去りにしたような気がしてしまう。『南極物語』というのだから、宗谷の修理に奔走する人々の描写や、記録的な悪天候でどうにもならない描写などが、もっとあってもいいのではないか。(斎藤雅道=毎週金曜日に掲載)
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
