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レジャー 2009年11月02日 15時00分
天皇賞・秋(GI、芝2000メートル、1日) 8歳馬カンパニー ウオッカ蹴散らす
「第140回天皇賞・秋」(GI、芝2000メートル)は1日、東京競馬場で行われ、横山典騎手が手綱を取った5番人気の伏兵カンパニーが優勝。8歳馬によるGI制覇は史上初で歴史にその名を刻んだ。勝ちタイムは1分57秒2(良)のタイレコード。2連覇を目指したウオッカは、スクリーンヒーローにも先着を許し、3着に終わった。 前哨戦の毎日王冠に続き、ウオッカを撃破。カンパニーが名実ともに中距離ナンバーワンの座を射止めた。衰えを知らぬ8歳馬のパワーにはただただ頭が下がる。 「パドックで跨ったとき、今日が今までで一番いい状態だと感じた」と横山典騎手。「あとは不利なく自分の競馬をすれば、結果はついてくると信じてました」 レースは、イメージ通りに運んだ。「1頭になるとソラを使うところがある。でも、スクリーンヒーローがいい目標になってくれた」。馬場の内から直線先に抜け出したスクリーンヒーローをターゲットに、道中じっくり温存していた伝家の宝刀を一気に爆発。メンバー最速タイとなる上がり3F32秒9の末脚で2着以下を1馬身3/4突き放すケチのつけようがない勝利だった。 音無調教師は「(カンパニーとは)2歳から6年間の付き合い。この日がくるのをずっと夢見ていたので、最高にうれしい。状態は(毎日王冠を勝って)さらに良くなっていたし、横山典騎手も満点の騎乗をしてくれました」と感無量の面持ちで振り返った。 8歳馬で頂点を極めたカンパニー。しかし、天皇賞はあくまで序章にすぎない。「次は予定通り、マイルCSに行きます」とトレーナーは宣言した。「普段の素振り、気性は若いし、8歳馬とは思ってません(笑)。今日、結果が出なくても、来年も現役続行のサインが出ていました」 また、横山典騎手は「今日はオジサン世代に力を与えられてよかった。8歳馬だが、まだ進化を続けているし、人知の及ばない馬ですよ」とオールドファンにエールを送った。 常識では測れないカンパニーの飽くなきチャレンジは、まだまだ続く。
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レジャー 2009年11月02日 15時00分
AR共和国杯(GII、芝2500メートル、8日) ジャガーメイル 初重賞制覇へ意欲
もう、待ったなし。今週の東京メーンは「第47回AR共和国杯」(GII、芝2500メートル、8日)。重賞Vの壁に、再三、あと一歩で跳ね返されてきたジャガーメイル陣営が今度こそと意欲満々だ。今回はカンフル剤としてスミヨン騎手とのコンビを結成。主戦を務めてきた石橋脩騎手は「仕上げ人」に徹してサポートしている。馬の状態を知り尽くす男が「今度は大丈夫」と大幅な上積みを強調した。 ジャパンCを目指すジャガーメイル陣営の合言葉は「最高で1着。最低でも1着」。重賞初Vへ、ここは負けられない一戦となった。 1番人気に支持された秋初戦の京都大賞典は、オウケンブルースリの差し脚に屈し4着。重賞奪取はまたも失敗に終わった。 「後ろから差される馬じゃないんですけどね。追い出してからの反応が鈍かったし、休み明けと右回りが響いたとしか思えません」と石橋脩騎手は振り返った。自身も初重賞制覇のチャンスを逃しただけに、ショックは大きかった。 「だけど、あれがこの馬の実力ではないですから」。リベンジを誓っていた矢先、今回はスミヨン騎手への乗りかわりが決まった。ジャガーメイルもすでに5歳の秋。重賞を獲るチャンスはそうたくさんあるわけではない。勝つために陣営は、非情な決断を下した。 だが、こういうことは勝負の世界では日常茶飯事。石橋脩はくさらず、悔しさを胸の奥に閉じ込めて、調教役に徹している。 10月29日の1週前追い切りは、美浦ポリトラックで6F81秒2→65秒5→51秒8→37秒7→12秒3の好タイムを楽々と叩き出したように、良化の跡は歴然だ。5Fで2秒も後ろから追いかけたスカーレットライン(古馬500万)を1/2馬身突き放し、貫録の違いを見せつけた。 「休み明けを1度使って息遣いが良くなっているし、確実に上積みが見込めます」と石橋脩はうなずいた。 AR共和国杯は、昨年、初の重賞挑戦となったレース。結果は惜しくも2着に終わったが、この直後にジャパンCを勝ったスクリーンヒーローとは0秒2差。東京の2500メートルは今春の目黒記念でも2着しており、ベストの条件といっていい。 さらに香港ヴァーズでも3着と国際級の能力を発揮。あと一歩、勝ち運には恵まれないが、GI級の底力があるのは間違いない。 「東京の二五はぴったりでしょう。前走は勝負どころでスッと反応できなかったけど、1度実戦を経験した今回は大丈夫だと思います」 悔しさをこらえて仕上げに徹した石橋脩。その思いは馬にも伝わっているはずだ。
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レジャー 2009年11月02日 15時00分
武蔵野S(GIII、ダ1600メートル、7日) 世代交代狙うテスタマッタ
GIがひと休みになる今週の東京はダブル重賞。土曜はJCダートの前哨戦「第14回武蔵野S」(GIII、ダ1600メートル、7日)が行われる。砂の頂点を目指す勢いのある馬がそろったが、主役はテスタマッタ。前走のジャパンDDで快勝した3歳馬が、世界戦を前に古馬を撃破。弾みをつける。 やはりタダモノではなかった。前走のJDDでは強烈な決め手を発揮。同世代のライバルをバッサリ斬り捨てたテスタマッタ。 「前走は一気に距離が800メートル延びた中でよく折り合ってくれた。最後は着差以上に強いレースだったね」。村山調教師もその内容を高く評価している。 新馬戦は芝で勝ち上がったものの、5月の500万戦でダートへ路線変更するや2連勝を達成、オープン入りを果たした。しかも両レースとも、最後方近くから芝並みの上がり3F34秒台を叩き出した。 「芝もこなせるけど、ダートの方がより切れる。もちろん、古馬相手の重賞戦でも終い勝負になればヒケを取らないよ」。トレーナーも末脚勝負に絶対の自信をみせた。 前走後は北海道のノーザンファームへ放牧。当初は秋初戦を南部杯に設定していたが、除外となりここまで延びた。じっくり乗り込めた分、仕上がりは万全。1週前には栗東Wコースで6F83秒4をマーク。復帰戦を前に動きは軽快だ。 「南部杯を目標に乗り込んできた分、仕上がりはすごくいいね。ここまではホント、順調にきている」 ダートに路線変更してからわずか1カ月半足らずで3歳の頂点を極めた。異例のスピード出世を見せてきたテスタマッタにとって、今回は初めて古馬の一線級が相手。試金石となる。さすがにこれまでと違って分厚い壁がそびえ立つものの、指揮官に気後れはない。 「東京コースは合いそうなのであとは休養明けの分、折り合いがカギだね。テンションさえ上がらなければ、いい勝負になると思う」 最大目標であるJCダートに向けても、ここで弾みをつけたい。
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芸能 2009年11月02日 15時00分
ヒロミ 大人の遊び指南
タレントのヒロミが大人の遊びについてつづった著書「時遊人」(Bbmfマガジン)の発売記念イベントを1日、都内で行った。 陸・海・空のあらゆるアウトドアスポーツをこなしたというヒロミが、40歳くらいから始めたというトライアスロンを筆頭にサーフィン、スカイダイビング、ゴルフなど12種類の遊びを解説。20年前からやっているゴルフではベストスコアでパープレーを誇り、石川遼選手に刺激されてアマチュアの大会に出場したという。 自らの2人の子供たちにも「ゲームとかやってるけど、だんだん興味を示してきてる。自分でロード自転車に乗ってたりするから、そのうちトライアスロンをやらせようと思ってる」といっぱしの“遊び人”として英才教育を施すつもりだ。 「今の大人は何をして遊ぼうか迷うかもしれないけど、本が何かきっかけになればいい」とアピールした。
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レジャー 2009年11月02日 15時00分
新重賞今昔物語 1998年AR共和国杯を勝ったユーセイトップラン
毎年リーディング争いを繰り広げ、いまや中央競馬を代表する一流トレーナーに成長した音無調教師だが、開業当初から順調に勝ち星を重ねたわけではなかった。 初年度の1995年はわずか1勝で終了。素質馬を集めるために、他の若手調教師と同じように、歩き続け、頭を下げて回った。そんな地道な努力が結実するきっかけをつくったのが、1998年のAR共和国杯を制したユーセイトップランだった。 トップラン以前にイナズマタカオーで重賞を2勝(ちなみに95年の1勝は同馬の北九州記念)していたが、この馬は日迫厩舎が解散したとき、スタッフとともに受け継いだもの。音無厩舎の「生え抜き」としては、トップランが最初の重賞ウイナーだった。 しかしこの馬も、厩舎の道のり同様、いきなり能力を発揮したわけではない。なんと96年2月のデビュー戦(10着)は、勝ち馬から6秒遅れという文句なしのタイムオーバー。イバラの道を思わせた。だが同年10月に初勝利を挙げると、そこからじわじわ地力を強化。いかにも晩成型の上昇軌道をたどり、98年2月、ダイヤモンドSで初重賞Vを達成した。 このときはすでに、長距離戦で見せるしぶとい追い込みが板に付いていたが、AR共和国杯は12番人気と非常に評価が低かった。前走の宝塚記念が12着の大敗。しかもそれから4カ月ぶりの実戦ながら、馬体重が16キロも減っていたのが敬遠されたようだ。 レースは道中、最後方を追走。1番人気のグラスワンダーと2番人気のダイワオーシュウは、3、4番手を進んだ。1000メートル通過は62秒前後と、先行した有力馬に有利なスローペースだったが、直線手前の大けやき付近からロングスパートをかけたトップランは、エーピーランドとの最後の競り合いも、上がり3F33秒8の末脚でハナ差しのぎ切った。 その後は、翌年のダイヤモンドSで連覇を達成したが、春の天皇賞を目指していた矢先に骨折。秋には復帰したものの、往年のしぶとい脚は影を潜め、2001年10月に登録を抹消された。 引退後は乗馬に転向。2008年9月3日には、マリンスタジアムで行われた千葉ロッテVS埼玉西武戦で、始球式を行う柴田善騎手を背に登場。ファンを沸かせるなど、幸せな余生を送っている。
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スポーツ 2009年11月02日 15時00分
新日本 観戦IGF勢に罵声
IGF勢が“アポなし来場”。新日ファンから吊るし上げを食らった。この日の新日プロ後楽園大会にはIGFファイターのジョシュ・バーネット、モンターニャ・シウバ、エリック・ハマーら選手と新日本の前社長サイモン猪木氏、宇田川強エグゼクティブ・ディレクターのフロント陣が7000円の席を購入してお忍びで観戦。だが、休憩時間には新日ファンから取り囲まれ「猪木は来ねーのか!」「何しに来たんだ。小川を連れて来いよ」「猪木がダメならサイモンがリングに上がれ!」などとば声を浴びせられていた。 なお、観戦したバーネットは青義軍の永田裕志を礼賛。「まだまだ(現IWGPヘビー級王者)中邑は若いヤングガイだけど、やっぱりナガタさんはナイスガイだ」と最高の賛辞をおくっていた。
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スポーツ 2009年11月02日 15時00分
新日本 飯塚テロ行為!! 新日社長、真壁が襲われる
あってはならない事態だ。新日本プロレス1日の東京・後楽園ホール大会後に、社長車が襲撃される事件が発生した。同社の菅林直樹社長がG1覇者の真壁刀義を連れてスポンサーの接待に向かおうとしたところ、テロの標的に。後楽園ホールの駐車場が惨状と化した。 試合後の後楽園ホールの駐車場に、選手の出待ちをしていたファンの悲鳴が響いた。選手やフロント幹部が車で会場を後にする帰り際のいつもの光景。この日は菅林社長が真壁を接待に連れて行くため、共に会場を後にしようとしたが、そのとき信じられない襲撃事件が起こった。 去り際に報道陣に対し「11・8の両国大会? 飯塚とチェーンデスマッチやってもいいぞ」と言い残して社長車の後部座席に乗り込んだ真壁を、駐車場に潜んでいた飯塚がいきなり強襲。金属バットで後部座席の窓を割り、真壁を強引に外に引きずり出して暴行したのだ。常軌を逸した駐車場テロ。 一瞬にして辺り一帯が散乱したガラスと真壁の鮮血で染まる異様な光景となった。 被害者は真壁だけはなかった。愛車BMWの窓ガラスを割られた菅林社長もガラス片で右目を負傷する始末。リング外の許されざる無法行為に、痛めた目を押さえながら「こんな事はありえない。こうした問題にはき然として対応する」とだけ言い残し、医務室に直行した。 過去に新日プロでは、リング上で長州顔面襲撃事件、リング外でも猪木の新宿伊勢丹前襲撃など、さまざまな襲撃があったが、社長車が襲われるのは前代未聞。果たして今回の一件に新日プロはこの先どう対応するのだろうか。
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スポーツ 2009年11月02日 15時00分
新日本 G1タッグリーグ戦 バーナード組優勝
G1タッグリーグは、ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンが田口隆祐&プリンス・デヴィット(アポロ55)を破り初優勝した。11・8両国国技館大会でチーム3D(ブラザーレイ&ディボーン)に挑戦することが決定。さらに全勝優勝を成し遂げた王者には“ビックボーナス”が発表された。 この日、中西学&大森隆男を下し、決勝進出を決めたバーナード組。決勝では、中邑真輔&矢野通を退けたアポロ55を“伝家の宝刀”マジックキラーで粉砕した。 試合後、バーナードは「相撲アリーナで今度こそIWGPのベルトをチーム3Dから取り戻す」と奪還を宣言。この日発表されるチーム3Dと両国でのタイトルマッチが決定した。 また、予選リーグから勝ち点をひとつもおとすことなく、完全優勝したバーナードには来年日本で公開予定の「マザコング」で主演を務めることが発表された。
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スポーツ 2009年11月02日 15時00分
三田涙のお別れ ラスカチョ伝説に幕
三田英津子がNEOの11・1後楽園ホール大会で現役生活にピリオドを打った。 栄光の名タッグチームラスカチョのファイナルとして行われた三田の引退試合は、女子の大会では久しぶりに後楽園を全面開放。立すいの余地のない超満員の観衆で埋め尽くされた。 三田はまずシングルのラストマッチで愛弟子の真琴を圧倒的なパワーで翻弄。真琴の野望を粉砕し、元祖デスバレー・ボムを炸裂させ完勝した。 そして正真正銘の引退試合は盟友、下田美馬とのラスカチョで出陣し井上京子&高橋奈苗の実力者コンビと最後の大勝負。下田のイスが高橋の頭を直撃し出血。場外でもラスカチョは大暴れし、京子にも合体のデスバレーを敢行。だが終盤に京子がラリアットで2人を吹き飛ばし、滞空時間の長いナイアガラ・ドライバーで三田をフォールし闘いに終止符が打たれた。 引退セレモニーでは師である北斗晶も駆けつけるサプライズもあったが、三田は「今、こうしてリングに立って最後を迎えること、三田英津子は本当に幸せです」とファンに挨拶。22年間の現役生活に別れを告げ、ラスカチョは永遠の伝説となった。
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スポーツ 2009年11月02日 15時00分
20周年記念興行 GAMI ガッツファイト
GAMIが1日、新宿FACEで開催した自身の20周年記念大会は、女子プロのオールスター級のイベントになった。 団体の枠を越えて、アジャ・コングや尾崎魔弓らのベテラン勢、トップクラス、若手が集結。主役のGAMIは実に4試合に出場。一つずつカラーを変え、かつて自分が所属していた団体のメンバーたちと対戦。メーンイベントにはジャパン女子の同期が集い、OGの福岡晶、紅夜又、斉藤澄子が一夜限りの復帰を果たしたが、全試合を終えた時点で勝ち星のないGAMIは、超満員札止めとなった客席から「大人げない」という声が飛ぶが、自分が勝つまでメーンを延長。 それでもなんとかボリショイを下すと安堵の表情を見せた。GAMIは試合後、「疲れた」とポツリ。それでも本人の現在、過去、未来が詰まった20周年記念大会は、出場した選手たちが「楽しかった」と笑顔を見せる、温かみに満ちたものであった。
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