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その他 2009年03月10日 15時00分
競輪人国記 奈良(4)
奈良の人国記で忘れてならないのは女子選手の田中和子だ。昭和27年の川崎・日本選手権女子、18歳で優勝すると女子の特別競輪タイトルを総なめにした快速選手だった。高松宮妃杯では昭和29年から32年まで4連覇。日本選手権女子も27年の川崎に続いて29年川崎、30年大阪中央と連覇。競輪祭女子も昭和30年に制して、女子の特別競輪タイトルを全て獲っている。 昭和27年の競輪選手賞金獲得額では男子の1位が高倉登(埼玉)で374万円余、田中は185万円を獲得して当時のライバル渋谷小夜子(神奈川)を抑えている。その年の女子の年間獲得賞金は669人の登録選手がいて平均21万円だったから、田中がいかに強かったか分かる。 昭和28年には有江美和子(長崎)立川玉子(岡山)に次ぐ3位で翌29年には立川に敗れ2位となったが、30年から34年まで4年連続、賞金女王の座を占めた。男子の賞金アップに比べ女子の賞金はほとんど増額しなかった。当時の世相を反映したものだった。その後は高橋恒(大阪)と結婚して移籍したが、夫の高橋も昭和28年4月の名古屋・全国都道府県選抜6000メートルで優勝。同年9月の花月園・全国都道府県選抜2800メートルでタイトルを獲った。 とにかく田中の強さは女子選手では練習相手がいないほどで「男子でも練習では負ける選手がたくさんおったよ」(河内正一)というほどだった。全プロ大会でも田中は活躍。昭和31年静岡、32年岸和田、33年小倉、34年名古屋と女子速度競走(競輪と同じようなレース)で4連覇している。 日本選手が世界選手権出場を認められたのが、昭和32年だから、もしも女子の参加が認められていたら、田中もヨーロッパの女子を相手にメダルを獲得していたかもしれない。
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その他 2009年03月09日 15時00分
元祖アキバ系パフォーマー FICEの 『私たちヲタクです』これからは名古屋だっ 名古屋が熱い!!
インディーズアイドルやアキバ系アーティストが一番たくさん集まっているのは東京。やっぱりアキバがあるからかな。アーティストも多けりゃライブヲタクも多いです。でも東京以外にだってそれぞれのカラーでこのシーンはちゃんと存在している。そして、最近特に熱いなと感じるのが「名古屋」だ。 その中でもFICEのイチオシ定期イベント、ここならば間違いはないだろうというのが、名古屋のアキバ系&アイドル系シーンを開拓→発展させたD-FACTORY主催イベント。HomeライブハウスGSP STUDIOは春日井とちょっと名古屋中心部から外れているにもかかわらず、定期開催の成果か固定客をがっつり掴み、2006年に始まった毎月第2土曜日開催の東海地区唯一のレイヤー系ライブイベント『SuperCosplesson』は来月でちょうど30回を迎える。 また、完全アイドル系にジャンルを絞った毎月第4日曜日の開催『Super☆Idolume』も来月で16回目。この他アニソン限定のカヴァーライブ『スパコスアニソンCarnival!』、オールナイトのアニソン系ダンパ『スパコスダンパ!』などなど、多様なコンセプトのイベントを織り交ぜて幅広く展開している。このイベントにFICEが最初におじゃましたのは2007年10月。この時はまだ手拍子程度のお客さんがほとんどだったのに3か月後の2008年1月にはヲタ芸らしきものがちらほら、翌月2月にはヲタ芸がかなりの人数に普及と目を見張る進化をみた。 こんな急速進化した名古屋のアキバ系&アイドル系をごっそり集めてビッグイベントにしたのがZoo Station主催の「世界のFUN! FUN! FUN! Big17」。 なんと名古屋ではメジャーアーティストが普通にライブをするキャパ1000人越の大箱「クラブ ダイアモンドホール」で開催。メインステージとサブステージ合わせて総勢40組、8時間に及ぶ一大イベントとなった。 いやぁ、数百人規模のヲタ芸は壮観だったぁ♪そして大盛況につき2回目のダイアモンドホール公演「世界のFUN! FUN! FUN!アタック25」も今年2月に無事終了。ちなみに主催のZoo Stationはもともとライブバー。「世界のFUN! FUN! FUN!」の通常版もZoo Stationにて毎月2回ペースで開催されている。 このほか、FICEが名古屋進出当初からお世話になっているThe Shadow's TVも個性的な出演者が多く、アイドル系はほとんど出演しないもののアキバ系のキワモノ的なポジションのアーティストはたまに出演するから個性派好きは要チェック。ここは上記2つとは全く異なり、 2003年10月に開始したケーブルTVで定期的に公開収録ライブをやっている。出演はバンドが多いが「上手い下手に関わらず、音楽に対して真面目に取り組んでいる事」という出演基準のためプロデューサーのTETSUさんが気に入ればなんでもあり。 放送は、豊橋ケーブルネットワーク、CC-net豊川局、CC-net養老局、CC-net本巣局の4局。 これからは名古屋だっ、まだまだ名古屋がくるに違いない! なんてゆうか名古屋のみなさん、楽しむことにめちゃめちゃ積極的で熱くてあったかいです。そんな名古屋がFICEは大好きなので、これからもちょこちょこ行くからよろしくねっ☆■D-FACTORY OFFICIAL WEB SITE > http://www.dfac.jp/event_schdule.html『Super Cosplesson vol.30』〜スパコス 3th annniversary おかげさまで30回!! 2Days LIVE!!〜 日時:2009.4.11(sat) OPEN:15:30 START:16:00〜 前売・当日:¥2,500+D(¥500) 名古屋・LIVE HOUSE GSP STUDIO 出演:FICE/みりん☆/IBUKI@CROSS VEIN/にゃん☆パラ/ちびみら。/水城 司/柚樹みすみ/★SAKUR∀ん☆/城 奈菜美■MUSIC&BAR Nagoya “Zoo Station” OFFICIAL WEB SITE > http://zoo-st.com/■The Shadow's TV プロデューサー TETSUさんのブログ「影的電交録」> http://red.ap.teacup.com/theshadow/ 『The Shadow's TV公開録画』 会場:club 3 star( http://club3star.com/ ) 日程:4月11日(土曜日) 開場:17:30、開演18:00 前売り:1500円(Drink別途500円)、当日2000円(Drink別途500円) 出演者:FICE/他<プロフィール>FICE(ファイス) 完全人型アンドロイド(2001年2月製造、FIRE(炎)+ICE(氷)=FICE)のアニメビジュアルパフォーマンスユニット。アキバを中心にオリジナルCDを引っさげてパフォーマンス活動によって 人々の心の平和とどこからともなく現れる敵から街の平和を守ってます。近年では、ライブハウスでの活動がメインとなり、2007年は年間201本達成と活躍中。
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芸能 2009年03月09日 15時00分
ナカミー&小倉 とくダネ!新コンビは波乱だね!?
今月末からフジテレビ朝の情報番組「とくダネ!」に出演する中野美奈子アナ(29)。メーン司会が大物の小倉智昭(61)とあって、なにやら波乱含みの展開が予想されている。 5月出産予定を前に産休に入る佐々木恭子アナの後任として、3月30日から「とくダネ!」のキャスターを務めることになったフジテレビのナカミーこと中野美奈子アナ。 「ここにきて、ナカミーの表情はますます明るくなってきているようすです。情報番組のメーンを張れるということもうれしいことですが、実は彼女が一番喜んでいるのが、これから“夜の飲み会”に参加できるということなんです。『めざましテレビ』は、常に朝2時から3時起き。それが『とくダネ!』だと5時起き位でいいですからね。終電くらいまでは十分遊べるというわけです」(芸能ライター) しかし、「とくダネ!」の主な視聴者は、亭主や子どもを送りだした主婦層だ。前任の佐々木アナと比較して、中野アナは“チャラチャラ感”が強いと言われているだけに、もし視聴率が下がるようなことがあると、それは中野アナの責任ということにもなりかねない。 そして、最大の注目点は、中野アナが小倉キャスターとどこまでうまく折合っていくかだ。 「何でも知っていて、どんなVIPとも交流があるのを時万する小倉キャスターは、人一倍自己顕示欲の強い人で、“ツッコミ”もきつい人。東大出身の佐々木アナでさえ、プレッシャーで胃痛を起こしていたようです。昨年10月末に“デキちゃった婚”が発覚した際、小倉さんには“事後報告”になりましたが、そういったこれまでの事情があったからと言われています」(芸能リポーター) 万が一にも、中野アナの代表的なNGシーン「銀行のチカチンコ(地下金庫)」などと言い間違えないようものなら大変なことになる。 「唯一の不安材料といえば、このあたりでしょうか。小倉キャスターを“剛”とすれば、これまで一緒にやってきた『めざましテレビ』の大塚範一キャスターは“柔”の人でしたからね。彼女もそのへんは“とても緊張する”と話しているようです」(芸能リポーター) また、一方ではこんな声も。 「彼女をよく知る上司が、彼女のすぐ逆ギレする性格を心配しているというんです。ああ見えて、彼女は短気。本番中に小倉さんが一番気にしている、あのことを口にしなきゃいいがと心配しているようです」(芸能ライター) 新コンビの行方が注目される。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
WBC 侍ジャパンに不穏な空気
一番乗りで第2ラウンド(現地時間15日、米サンディエゴで開幕)進出を決めたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に不穏な空気が流れ始めている。本戦で登板機会のない内海哲也が「不安がいっぱいになってきました」と本音を漏らした。野手では岩村明憲の調子が上がらない。侍ジャパンに早期点検が迫られている。 7日の韓国戦にコールド勝ち、第2ラウンド進出一番乗りを決めた。一夜明けた8日は、きょう9日に行われる第1ラウンド最終戦、韓国戦との1位決定戦に向けて調整を行った。 自由参加ながら全選手が参加し、時折、笑顔を見せるなどリラックスムード。本大会開幕後も不振だったイチローが6日の韓国戦で3安打猛打賞と復調。自慢の投手陣も松坂大輔以外は無失点と好調を持続している。連覇に向け死角は見当たらない。 だが、喜んでばかりもいられない。第2ラウンド以降の戦いを見据え、修正しなければならない懸念材料があるのだ。 投手陣ではいまだ出場機会がない小松聖、内海のコンディションが気になる。小松といえば、2月28日の西武との強化試合で1死しか取れず4失点と大炎上している。 まだ登板機会のない内海からは「(投げていないと)体が怠けてよくない。不安がいっぱいになってきました。そろそろ当事者(投げたい)になりたい」という意見も出ている。総力戦となるであろう第2ラウンドを前に、2人の投手に不安が残る。 それ以上に深刻なのが9番・二塁でスタメン出場している岩村だ。イチローの影に隠れクローズアップされていないが、22日に行われた巨人との練習試合以降、ヒットが出ていないのだ。 岩村は「四球を選べているうちはまだいいんじゃないかな」。だが、結果を求めるあまり、イチローのように打ち気にはやって四球を選ばず、積極的に打ちにいくようになると危険信号なのだという。安打が出ない焦りを感じつつある様子だけに、凡打の山を築き、出塁すらできなくなる可能性はある。 原監督は打順について「その時、その時、いい状態の人間を選ぶのが仕事」と語っており、第2ラウンド以降、岩村の状態次第ではレギュラーの座も危うい。 米国進出後は、初戦でキューバ、メキシコのいずれかとの対戦が予想される。第1ラウンドではアジア勢相手に快進撃が続いているが、楽観視は出来ない。侍ジャパンの早期見直しが必要だ。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
WBC 反撃に燃える韓国
日本に大敗を喫した韓国は、中国にコールド勝ち。日本戦に向け、秘密兵器もベールを脱いだ。 初回、制球が不安定な中国・孫国強を攻め、2点を先制すると4、5、6回にも追加点を奪い、14-0で7回コールド勝ち。第2ラウンド進出を決めた。 「打撃コーチからアンダースローに強い選手だと推薦を受けた」(金寅植監督)というイ・ボムホを起用すると、2点本塁打を放った。先発投手は6回を投げ抜き、投手の温存にも成功した。 完全に息を吹き返した韓国。「今度の日本はピッチャーを全員使う予定です」。今度は手強い相手になりそうだ。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
DREAM KIDも苦言!フェザー級GP厳しい船出
「DREAM.7 フェザー級GP2009」が8日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。観客動員で苦戦したほか、後味の悪い判定決着で、同階級の絶対的エース、山本“KID”徳郁が愛弟子の試合に不快感を露わ。暗雲漂う不穏な船出となった。 スッキリしない幕開けとなった。ミカ・ミラーと前田吉朗のGP1回戦。ミラーは終始、関節技で試合を優勢に進めながらも判定0-3で敗北。試合後は「試合をコントロールしていたのは俺。判定に満足してない」と判定結果に異議を唱えた。 今成正和とKIDの愛弟子、山本篤のメーンでも後味の悪い結末が待っていた。得意の足関節技を狙って後手にまわった今成に対し、山本はスタンドやマウントで休むことなく打撃を打ち続けた。だが、判定は1-2で山本の敗北。試合後もガッツポーツで勝利を確信していただけに、「KIDさんもおかしいねって言っていた」と語った。 2つの腑(ふ)に落ちない判定決着に加え、その他の試合でも軽量級らしいスピーディーな攻防がなかった。笹原圭一イベントプロデューサーも「重たい感じ」と総括。さらには「きょう出た選手の試合内容では、KID選手は振り向かない」と2回戦から推薦枠で出場する絶対的エースの対抗軸が出てこなかったことを嘆いた。 観客動員でも1万9528人と不振で空席も目立った。厳しい船出となり、改めてKID頼みの階級であることを露呈した。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
DREAM ウォーレン格上に流血TKO勝ち
元レスリング王者がTKOデビューだ。 総合格闘技初参戦となったジョー・ウォーレンは、格上の元WECバンタム級王者チェイス・ビービを圧倒。マウントで鉄ついとヒザ蹴りを浴びせ、額を割って血まみれにし、1R終了時にドクターストップでTKO勝ち。デビュー戦でいきなり元王者を破る大番狂わせを演じ「もっと強くなれる」。 フェザー級GP開幕戦では高谷裕之がキム・ジョンウォンにKO勝ち。カウボーイ戦士のエイブル・カラムが西浦“ウィッキー”聡生に判定勝ち、ビビアーノ・フェルナンデスも大塚隆史に判定で競り勝って、5月のベスト8大会に駒を進めた。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
DREAM 青木が圧巻絞殺ショー
4月の愛知大会で開幕するウエルター級GPに参戦予定の青木真也が、貫録の絞殺劇でGP挑戦に弾みをつけた。 ライト級から一階級上げてウエルター級のGPに挑戦する青木は、デイビッド・ガードナーとウエルター級の契約体重で調整試合に臨んだ。 得意のグラウンドに引きずり込み、1R5分58秒、バックを取ってチョークスリーパーでタップを奪った。体重差を感じさせない圧勝劇に「ウエルター級はデカイし怖いけど、やってみせます」と決意を新たにしていた。
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スポーツ 2009年03月09日 15時00分
DREAM 川尻がライト級王座挑戦権奪取へ
川尻達也がライト級王座獲りに動き出した。 同級のロス・エバネスとの一戦。4分過ぎにグラウンドで決着をつけた。バックマウントから、スリーパーでギブアップを奪った。 試合後は勝ち名乗りを聞くや、リング上で「5月にJ・Z・カルバン選手と次期挑戦者の決定戦をやらせて下さい」と要求。ヨアキム・ハンセンの持つライト級王者挑戦権獲得なるか。
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社会 2009年03月09日 15時00分
オバマ大統領“麻生化”の兆し
バラク・オバマ米大統領(47)に“麻生化”の兆しが出てきた。先週のニューヨーク株式市場の大暴落から景気の先行き不透明感は一層強まり、その強いリーダーシップと政治手腕が期待されている。それなのにオバマ氏は株価を「支持率調査のようなもの」とバッサリ。目先の株価に一喜一憂しない“無視作戦”をとった。これでは、都合の悪い数字から目をそむけるどこかの国の首相と同じではないか。 オバマ氏はさきごろ「株価収益率は、長期的にみれば株が良い買い物となりうる水準に近づきつつある」と異例の“買い推奨”をブチ上げた。 さらに株価好転の気配がないことにイラ立ち、「株式市場は日々浮き沈みする支持率調査のようなもの。すべての時間を市況への不安に費やしていたら戦略を誤る」とやった。政権支持率の急落&続落を直視できない麻生首相にそっくりではないか。 麻生氏は内閣支持率の低下について、記者団にたずねられると決まって「世論調査は良かろうと悪かろうと真摯に受け止めるべきものだと思っています」のフレーズで逃げる。支持率が落ちたからといって政策をどうこうしない、という妙なプライドがあるのだろう。新聞は読まないとも公言しており、ネガティブな話題は徹底的に遠ざける。 これでは国民の声がその耳に届くはずもない。そんな麻生首相に日本国民が抱く心情と同様、株価に一喜一憂しないオバマ氏の姿勢にNY市場が絶望感を持ちつつある。 そこへきて米国雇用統計(6日発表)の悪化が重なり、もはや手詰まり感さえ漂い始めた。同統計によると、2月の失業率は8.1%と約25年ぶりの高水準。貧困層の生活がさらに苦しくなることも予想される。ところがオバマ氏は「失業の悪循環」を断ち切るため、大型景気対策を大胆に実行するよう訴えるばかり。ミシェル夫人がホームレスの人々に手作りの食事を給仕している非営利団体を訪問し、自ら調理場に立って昼食を給仕するパフォーマンスもあったが、どこまで共感を得られるかは疑問である。 そもそもNY株の暴落は、オバマ氏が打ち出した超大型景気政策に対して、市場が「NO」を突き付けたものだ。しかし、本人がその反応を気にしないと言ってしまえばそこまで。そんなリーダーシップに市場が安心できるはずもなく、いつまでたっても景気回復の出口は見えてこない。 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の巨額赤字で再び燃え上がった金融不安の炎は、いまも消える気配がない。米政府はAIG救済のためすでに1630億?(約16兆円)をブチ込んでおり、追加支援も匂わせる。しかし、対処療法的なやり方には懐疑的な見方が広がっている。 米国では新政権誕生から100日間は「蜜月期間」と呼ばれ、普段手厳しいメディアも政権批判を控える暗黙の了解がある。まずはお手並み拝見ということらしいが、米ウォールストリート・ジャーナル紙は早くも「オバマの過激主義がダウを殺している」との見出しで批判的意見を掲載。蜜月期間は事実上、約3分の1で打ち切りとなった。 それでもオバマ氏はパフォーマンス先行だ。4月20日の英ロンドンサミット(G20)開幕前日には、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と会談することが決まった。公式訪問でない米大統領と英女王が面会するのは異例のことだが、これもまた市場の信頼回復につながるはずもない。 そんな調子だから、東京をはじめ世界中の市場が大迷惑を被っている。東証株価指数(TOPIX)はバブル後最安値を記録。それでもオバマ氏は長期的視野で米国と世界経済の再生を目指す考えを繰り返している。 就任演説で200万人の聴衆を前に「試練は本物だ。しかし米国は克服する」と宣言したまでは威勢がよかったが、どうも雲行きが怪しくなってきた。