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芸能 2009年10月05日 15時00分
独身女性が堺雅人に「結婚して〜」
俳優の堺雅人が主演する映画「クヒオ大佐」の特別試写会が4日、東京・麹町のTOKYO FMホールで開かれ、堺らが舞台あいさつに立った。 結婚詐欺師のクヒオ大佐を演じる堺は「どちらかというと僕はだまされやすいほうなのかな。信じるところから始めたいので、謙遜で『演技苦手なので』と言われるとそう思っちゃう。あんまり僕の前で謙遜しないようにして」とクヒオ大佐とは真逆のキャラでファンを安心させた。 共演の松雪泰子は「だまされたくはないですが、だまされたフリして、のってみたい。どんな技を繰り出すのか、検証したい」と大人の余裕を見せた。 この日、独身女性であることを条件として招待された観客は、最後に全員そろってクヒオ大佐が記入済みの婚姻届を手に、MCの「クヒオ大佐!」の掛け声に続き、みんなで「結婚して〜!」とお願いした。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
スプリンターズS(GI、中山芝1200メートル、4日) 電撃GI春秋連覇 ローレルゲレイロの今後の課題は!?
4日(日)に行われた秋のスプリント王決定戦「第43回スプリンターズS」(GI、中山芝1200メートル)は、6番人気のローレルゲレイロがビービーガルダンとの大接戦をハナ差制した。勝ち時計は1分7秒5(良)。万全とはいえない状態のなか、GI馬の底力をいかんなく発揮し、史上3頭目となるスプリントGI春秋連覇を飾った。一方、1番人気のアルティマトゥーレは5着に沈んだ。 6番人気のローレルゲレイロが長い長い写真判定の末、外から猛然と追い詰めたビービーガルダンをハナ差(1センチ)しのぎきった。 高松宮記念が完勝だったとすれば、スプリンターズSはまさに辛勝だった。その象徴といえるのがスタートの内容だ。春先は馬なりでスッとハナに立っていた現役屈指の韋駄天(いだてん)が、今回は鞍上の強引な“しごき”でようやく先頭に出るイマイチな行きっぷり。同タイプのアルティマトゥーレが途中で引く幸運がなければ、おそらくすんなりと「定位置」は確保できなかった。鞍上の藤田騎手も「行くので精いっぱいだった。いつもの二の脚がなかった」と振り返ったほどだ。 ただ、ここからがGIウイナーの底力。モッサリと映ったスタートだったが、高松宮記念が前半3F通過33秒1だったのに対し、今回はそれを上回る32秒9というハイペース。加えて、「春に比べて良くなかった」と昆調教師が明かす万全とはいえない状態で驚異的な二枚腰を使うあたり、やはり、ただものではない。 この走りには、藤田も「セントウルS(14着)が負けすぎだったので正直、信用していなかった。状態も良くなりつつある段階だった。馬をほめるべき」と驚きを隠せない。昆師も「今回も体重が減っていたのでどうかなと思っていたけど、直前追いでジョッキーが『気が入ってきた』と言っていたように気で走るタイプ。GI馬の意地を見せてもらった」と脱帽した。 今後は暮れの香港スプリントを最大目標にローテーションが組まれる。現時点では現地で行われるTRレースを使うことが有力だという。 ただ、順風満帆とはいえないのが、先にも述べたゲートの出の悪さだ。藤田も「今日は勝てたが、これでは速いのがいたらハナさえ奪えない」とハッキリと指摘する。 世界を制するには、春のスピード、行きっぷりを取り戻すことが最優先。栄えある春秋のスプリント王に輝いたとはいえ、陣営にとっては気の抜けない日が続きそうだ。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
毎日王冠(GII、東京芝1800メートル、11日) 女傑伝説最終章―ウオッカ 満を持して始動
ウオッカの女傑伝説がいよいよ最終章を迎える。 前走の安田記念を快勝して、牝馬として初めて獲得賞金10億円を突破。さらに牝馬では歴代トップとなるGI6勝の快挙を達成した。 すでに伝説は作った。それでも、奥底まですべてを見せていない。まだ眠っている能力、それを発揮するのがこの秋だという思いを陣営は強く持っている。 「1週前に騎乗した(武)豊さんが、今なら引っ掛かる心配がないって言ってくれた。ゆったりしたキャンターを落ち着いて乗れるよう、繰り返し鍛錬してきたけど、それがようやく実を結んだ。やっと彼女も大人になった」と酒井助手は満足そうにうなずいた。 昨年の毎日王冠の敗因がまさにそれだった。レース前から気持ちがレースに入り込みすぎてしまい、テンからハナに立つ競馬となってしまった。抜群の切れ味とともに同居する精神面のモロさ。それがスーパーホーネットの強襲を許した。 だが、この秋はそんな唯一の死角が解消したという。無敵の馬が誕生したといっていい。 「3歳時からまだ心身ともに緩いと言い続けてきたけど、年を重ねるたびに成長してくれた。昨年の毎日王冠と比べてもまったく違う」 毎日王冠の後は、天皇賞・秋からジャパンCへ。昨シーズン同様、今年も王道を歩む。牝馬限定戦が続いた春とは違い、すべて牡馬との戦いだ。 昨秋は(2)(1)(3)着と秋の天皇賞1勝に終わった。しかし、今年はすべて勝つという意欲がヒシヒシと伝わってくる。自信の源は精神面の成長。年内いっぱいで現役生活にピリオドを打つのが惜しくなるぐらい、今、女王は充実している。 「これだけの実績と人気を備えた馬。だからすべてのレースをベストの状態で出走させたい。そして、すべていい結果を出したいんです」 だれも追いつけないほどの領域へ、ウオッカの自分自身を超える旅が始まる。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
京都大賞典(GII、京都芝2400メートル、11日) マイネルキッツ 天皇賞馬の底力見せる
童話「ウサギとカメ」に例えれば、マイネルキッツはカメに似ている。 重賞初挑戦は何と、デビュー20戦目。5着に終わった昨年のエプソムCだった。これを皮切りに重賞挑戦を続け、(3)(2)(4)(2)(4)(4)(2)着。健闘はするが“善戦マン”の域を出ることはなかった。 しかし、歩みは遅くても、着実に成長はしていた。晩成型の本領を一気に発揮したのが今春の天皇賞だ。単勝12番人気の低評価を覆すべく、3角から一気のスパート。初重賞制覇がGIという快挙を達成した。 GI連覇を狙った宝塚記念は、ドリームジャーニーの前に7着。だが、敗因は能力以外のところにあったという。 「天皇賞がピークの状態で、目に見えない疲れが残っていました」と佐藤助手は振り返った。栗東に滞在するなど陣営は工夫を凝らしたが、12キロ減の馬体重からも、調子に陰りがあったことはうかがえる。 「レースも内でゴチャついて、スムーズさを欠いた。阪神コースも合わなかったし、不完全燃焼でしたね」。厳しい条件がいくつも重なったとはいえ、同助手はGIで続けて好勝負する難しさを痛感したという。 復帰戦には、早くから京都大賞典が選ばれた。が、この秋の最大目標はジャパンC。そのため、目イチの仕上げといかないのは仕方ないだろう。30日、美浦のWコースで行われた1週前追い切りも、完成された牡馬としては食い足りなかった。 6F84秒1→69秒2→54秒9→40秒8→14秒4(馬なり)。同助手は「本来が使われて良くなるタイプだし、久々の割引は必要でしょう」と控えめに話す一方、「来週やれば9分近くまで持っていけるでしょう」との見方も示した。 仕上がり途上でも陣営を強気にさせるのは、馬のたくましさとコース相性だ。「ひと夏越して、全体的にパワーアップしている。仕上げも以前より楽になったし、手間取らないのが何より」と頼もしそうに見つめた。 さらに「京都は天皇賞を勝った相性のいいコースですから。この馬の底力があれば、十分チャンスはあるでしょう」と締めた。 サクセスストーリーはまだこれから。カメの行進は簡単には終わらない。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年毎日王冠 グラスワンダーを振り返る
名馬グラスワンダーにとって、全9勝のうち最も地味な勝利は1999年の毎日王冠だったかもしれない。 驚異的なレコードをマークした朝日杯3歳S、骨折明けの不振から見事に立ち直った98年の有馬記念、スペシャルウィークを問答無用に3馬身ちぎった99年の宝塚記念、そして同じ年の有馬記念でも、再度スペシャルを撃破した。 こうみてくると、語り継がれるようなパフォーマンスを演じたのはすべて右回りの中山と阪神。対照的に左回りの東京では、印象に残っているレースがあまりない。 さて、99年の毎日王冠は勝つか負けるかではなく、勝ち方が問われるレースだった。キングヘイローやメジロドーベルといったGI馬はいたものの、前者は不振の真っただ中、後者は久々で仕上がり途上。他のメンバーといえば、一枚も二枚も落ちるレベル。単勝支持率は66.3%、1・2倍の1番人気も当然だった。 ふだんは強い相手を徹底マークして、直線で一気に交わすのが勝ちパターン。ところがここにはそれほどの強敵がいない。敢えて4、5番手の王道ポジションから、胸を貸す競馬を展開した。 直線に入り余裕を持って抜け出すグラス、と思いきや、逃げたアンブラスモアをなかなか交わせない。やっと抜き去ったかと思うと、今度は後方から猛然と追い上げてきたメイショウオウドウに並びかけられた。何とかハナ差しのぎ、面目は保ったものの、王者の強さを堪能するため東京競馬場を訪れた多くのファンからため息が漏れた。 ところが、この辛勝には理由があったという。鞍上を務めた的場騎手(現調教師)が後に語ったところによると、前々走の安田記念(2着)で、外国馬のムータティールに接触され、それが府中への嫌なイメージとして定着したのではないかと振り返っている。 苦しみながらも逆境を跳ね返したことが、次の有馬記念で多いに役立った。リベンジを期すスペシャルウィークが、宝塚記念とは一転、グラスをマークする側に回った。プレッシャーを与える側から受ける側に追い込まれたグラスだが、ぎりぎり4センチ差で勝利を手にしたのは、毎日王冠の苦しい経験が生きたからではないだろうか。
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スポーツ 2009年10月05日 15時00分
全日本 三冠王小島に大逆風
全日本プロレス新三冠ヘビー級王者の小島聡にいきなりの大逆風が吹き荒れた。4日、埼玉・青伸産業運輸特設リングで行われた全日プロ秋祭り大会で、アジアタッグ王者・浜亮太が三冠挑戦をぶち上げ、さらに諏訪魔からは王者の姿勢を猛批判された。発足したばかりの新政権だが、早くも“小島おろし”の機運が高まっている。 9・26横浜大会で高山善廣を下し、GURENTAIから三冠ベルトを奪還した小島。同時に政権交代にも成功し、第2次小島内閣を発足させた。 だが、新チャンピオンを待ち受けていたのは、思いもよらぬ反応だった。アジアタッグ王者の浜には「個人的には、体調もいいし、勢いのあるうちに早く三冠に挑戦したいと考えています。お世話になった人に勝つのが恩返しといいますか、角界のしきたり。恩返しをしたいと思います」と挑戦状を叩きつけられた。 それだけではない。8・30両国大会で高山に挑戦した諏訪魔からは「ひとつ言わしてもらうよ。小島聡、(横浜での)あのマイクなんだよ。客にこびんなよ。『オレが全日本引っ張っていく』って何で言えないんだよ。今のチャンピオンは認めません」と非難を浴びた。 まさか浜から挑戦表明を受け、味方から批判されていることなど、知る由もない小島は「初めて聞いたことなんで、きちんと考えてから返答します」と保留した。 この日は、メーンでKAI&大和ヒロシとのF4トリオで武藤敬司&カズ・ハヤシ&近藤修司と対戦。大和が武藤のシャイニングウィザードにごう沈し、初陣を白星で飾ることは出来なかった。 まさに踏んだり蹴ったり。それでも「俺はどんな試合会場でも、どんな街に行っても、三冠のベルトを持っているのを頭に入れて試合をやっていきたい」と巻き返しを誓っていた小島。第2次政権は前途多難な船出となったが、小島の反撃が見ものだ。◎船木がみのるとの再戦準備 船木誠勝が“怨敵”鈴木みのるとの再戦に向けて、準備を整えている。 この日、河野真幸と組み“無我の哲人”西村修&真田聖也と対戦した船木。序盤のグラウンドでの静かな攻防だったが、船木が西村のお株を奪うエルボースマッシュを叩き込むと、同じ技で反撃された。 さらにコブラツイストを食っても、コブラツイストで返すなど一進一退の攻防。西村との初対決を十分満喫した。 最後は、ミサイルキック、ソバット、バックドロップの波状攻撃で真田を仕留めた。 次期シリーズ開幕戦(11日、東京・後楽園ホール)でみのるとのタッグ戦が控える船木は「意外に早かったですね。不完全燃焼で終わってしまったんで、ひと区切りができなかった。それでいいと思います」と語る一方で「シングルは当分いらないですね。向こうはしたくないと思ってるだろうし、もうやらないと思います」と見切りをつけていた。
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スポーツ 2009年10月05日 15時00分
ドラディション 藤波があの百田氏に触手
レジェンド路線拡張を目指す藤波辰爾が百田光雄(フリー)に参戦を呼びかけた。 方向性に迷いはない。ドラディション10・1新宿大会では、初参戦を果たしたドン荒川がレジェンド・タッグマッチに参加。肌を合わした藤波の記憶によれば「新日本旗揚げ初期以来の対戦」で、37年ぶりの激突が実現している。「常にいいコンディションをキープしている荒川さんからは見習うべき点がいろいろとあった」と大いに刺激を受けた藤波は4日、茨城・大子町大会で長州力と組み、グラン浜田&GENTARO組と対戦。安定感のある試合運びをみせ、ドラゴンスリーパーでGENTAROを下した。 そして、試合後には「荒川さんに限らず、我々の世代でスポットライトを浴びた選手はまだまだいるはず。百田さんにも声をかけてみたい。失礼のないようにレジェンド絡みの試合を打診して、百田さんの勇姿をドラディションでお披露目したい」と、レジェンドの輪をさらに広げていくことを宣言。百田との対戦が実現した場合は「日本プロレス以来で38年ぶり」となる。
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スポーツ 2009年10月05日 15時00分
JWP 春山が無差別級7度目防衛
JWPが今年3回目の後楽園大会を開催した。メーンではJWP無差別級王座を賭け、王者の春山香代子が米山香織と激突。春山が米山を退け、7度目の防衛に成功。同タイトルの防衛記録を更新した。 試合序盤では勢いに勝る米山が気を吐いたものの、徐々に春山ペースに。米山はジャンピング・二ーから得意技の米ーZOUを敢行するも決めきれない。逆に春山が粘る米山にラリアート放ち、最後はキーンハンマーで沈めた。 春山は次回の挑戦者について「もう一回同期とやりたいというのもあるし、同世代よりちょっと上の世代ともやりたい」とし、具体的な名前には高橋奈苗、さくらえみを挙げていた。 もうすでに王者の目は次の闘いに向いている。防衛記録はいつまで続くのか。
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スポーツ 2009年10月05日 15時00分
極悪同盟 ダンプ “血祭り”ジャガーに敗北
ダンプ松本率いる極悪同盟の自主興行「極悪血祭り9」が4日、新宿FACEで開催された。メーンではダンプ松本がHydraと組み、ジャガー・横田&立野記代組と対戦。ダンプは興行名にふさわしい悪の限りをつくした。竹刀を持って登場したダンプ。まず、リング上にいたファンをその竹刀で叩き、リングアナウンサーのマイクに向かっても振り下ろした。 ゴングが鳴ると暴走特急はさらに加速。竹刀攻撃に飽きると今度はジャガー横田をフォークで串刺し刑に。ジャガーの額から鮮血がしたたり落ちる。それを見て、ダンプは満面の笑み。さらには一斗缶攻撃だ。 最後はダンプが飛びつき式の前方回転エビ固めでジャガー横田にうまく押さえ込まれ敗北。それで不満が爆発したダンプはレフェリーのTommyを客席に向かって投げ飛ばした。 試合後、ダンプは「ふざけやがってカウント早かったよな。肩は上がってたんだけど、レフェリーが自分の腕が太くて分からなかっただけ」と負け惜しみで笑わせた。 「毎回来てくれてありがとう」。極悪な興行だったが、さすがのダンプも最後には感謝の言葉。 なお、堀田祐美子が「『血祭り10』でお前とシングルやってやる。時間無制限でな」とダンプに宣戦布告。まだまだ極悪の闘いから目が離せそうにない。
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スポーツ 2009年10月05日 15時00分
西口プロレス・アントニオ小猪木 涙と笑いの格闘人生
皆さんは西口プロレスをご存知だろうか? 同プロでは長州小力やハチミツ二郎などの芸人レスラーがリングに登場し、爆笑プロレスを展開する。 その中で、芸人とは思えない身体能力と技の数々で異彩を放っているのがアントニオ小猪木だ。これまで武藤敬司、高山善廣、ザ・グレート・カブキなど数々のトップレスラーと「名勝負」を繰り広げてきた。 芸人としてプロレスに交わっている男の笑いあり少し涙ありの人生にスポットを当てた。 埼玉県志木市出身の小猪木が初めてプロレスを見たのは小学4年生の時。 「親がプロレス観戦反対だったけど、兄が誕生日の前日に『誕生日プレゼントに見せてやって』と言ってくれたんですよ」。その日、大宮の会場で控室にいたスタン・ハンセンが今も心の中に残っている。 中学・高校ではプロレスごっこに明け暮れた。「中学生になったらクラスの連中とリーグ戦やってましたね。誰と誰が組んだら面白いか授業中に投票させて。さすがにバレて先生に投票用紙を奪われたけどね」。 高校生の時に役者を目指したが「才能はなかった」。それでも喜劇をやりたいと思い、卒業後芸人の道へ。 モノマネを得意としていた小猪木は新日本プロレスの大会にゲリラで出没。お客さんとともに「ダッー」をやるようになった。猪木引退興行の時には群衆と一緒に「大猪木コール」を巻き起こしたこともあった。◎小猪木になった時 30歳になった2001年、同年旗揚げした西口プロレスから入団のオファーが来て、しばらくして入団、小猪木の人生が変わり始めた。西口プロで本格的にアントニオ猪木のモノマネに専念するようになったのだ。 旗揚げした西口プロレスは興行を開くので精いっぱいで「新宿のビアガーデンの興行のギャラがビールと唐揚げ。ビールは1人1杯、唐揚げは1人1個くらいでしたね」と当時を振り返る。 ようやく団体が軌道に乗り出した旗揚げ3年目の時、JDスターとコラボが実現。ここから名勝負の歴史が始まった。◎ベイダー戦 まず、ビッグネームではビッグバン・ベイダーと対戦。「そりゃめちゃくちゃ怖かったですよ。あいさつに行ったら『ノープロブレム』って追い返されて」 リングに上がると「カモン、カモン」と手招きするベイダー。思いっきりぶつかっていくと本当にショルダータックルで倒された。最後は腕ひしぎ逆十字でタップも奪ったが、その後、ボコボコにされるオチがついた。◎鈴木みのる戦 名勝負の中で対戦したレスラーからはさまざまなことを学んだ。「絶対遠慮するなよ」と言われていた鈴木みのるとの対戦では面白いやら恐いやらの心理戦があり、舌戦も展開した。「とにかくプロレスの魅せ方を教えてくれた」。今思うとお笑いプロレスで一番重要な間合いを引き出してくれたと感じるという。◎武藤敬司戦 武藤敬司からはリングでの最初の1分間の大事さを学んだ。 「その1分で負けない気持ち、コンディションの良さ、そして自分のキャラクターを充分アピールしないといけない」 今でも最初の1分を意識してリングに上がる。◎曙・新田戦 名勝負の中では、やりにくい人もいた。それが第64代横綱曙と全日本キックボクシング王者・新田明臣だ。「間合いがプロレスじゃなかったですね。相撲とキックボクシングの間合いで。新田さんも曙さんも立ち技の圧力があった。これぞ世界の間合いだった」◎A・猪木戦? このほかにも藤原喜明、小島聡、高山善廣らと戦ったが、まだ対戦したくても実現していない相手がいる。尊敬するアントニオ猪木だ。「猪木さんには今のレスラーにない心がある。ブルース・リーのように観客をひきつける。感情移入できる試合がしたいですよね」◎今後の目標 目標はプロレスの面白さの入り口になること。「若者でプロレスを見る人間が減っている。彼らのきっかけになれれば」 お笑いプロレスというジャンルを開拓することを目指す。 「もっと認知されたいです。芸人さん達がいろいろとプロレスをやっているのでコラボできればいいですね」とやりたいことは数え切れない。「自分のやっていることが、いつか評価されればいいですね。猪木さんのマネをする芸人で僕が一番動けますよ」意気軒昂の小猪木である。◎西口プロレス・小猪木興行日程10月27日 西口DXプロレス東京・渋谷0-EAST 19時30分開始11月5日 アントニオ小猪木芸能生活20周年記念イベント東京・新宿ロフトプラスワン歌舞伎町 19時30分開始<プロフィール>あんとにお・こいのき(本名=田村暢人)1971年8月22日の38歳。埼玉県志木市出身。158センチ、56キロ。血液型はB。西口プロレス所属。獲得タイトルは西口ヘビー王座、小IWチービーヘビー級王座など。趣味はダンス。好きな芸能人は天海祐希。年間試合数は120試合以上。
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