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社会 2011年09月06日 11時45分
またTwitter書き込みで大炎上! 製薬会社がお詫びする事態に
Twitterの書き込みでまた大騒動、ついには当該会社がお詫びするハメに−−。製薬会社の医薬情報担当者と思われる女性が、8月29日、自身のtwitterで「うちの社員、仲良い薬局からハルシオンをまとめ買いして飲み会の時に酒に入れたりしてる」と書き込み、ネット上で身元特定され大炎上した事態を受けて、女性が勤めている日本新薬株式会社(京都府)がHPで「ネット書き込みに関するお知らせ」として騒動の経緯を説明する事態になった。 日本新薬では『先月末より、インターネット上で「日本新薬社員がハルシオン後発品を不正使用」という内容の書き込みが頻発しております。本件について社内調査を実施致しました結果、以下のような事実が判明致しましたのでお知らせ致します』としたうえで、書き込みは、女性社員が宴席での話を聞いたことで、本人が直接目撃・体験したものを書き込んだものではなかったとした。 また、そのような事実がおこなわれていたかについては、『本医薬品をお酒に入れて飲ませた行為につきましては、ある男性社員が、同宴席において2名の男性社員のお酒の中に、安易な気持ちで1錠ずつ入れたことが判明致しました』と事実関係を認め『関係者に対して適正なる処分を行うとともに、このような事態を二度と引起さないよう対応策をしっかり検討した上で、社員へのコンプライアンス教育と意識改革の更なる徹底を図って参ります』としている。 ハルシオンは睡眠障害やうつ病患者に処方される向精神薬だ。ちょっとしたいたずら心だったとしても、アルコールに混入させるなどは言語道断。しかも、いちばん薬品の扱いにはデリケートであるべき製薬会社の社員がこれでは…。この件には捜査機関も関心を寄せていると言われ、今後、刑事事件に発展する可能性もある。
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トレンド 2011年09月06日 11時45分
『江〜姫たちの戦国〜』第34回、主体的に意思決定した細川ガラシャ
NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の第34回「姫の十字架」が、9月4日に放送された。今回は関ヶ原の合戦の前哨戦として細川ガラシャ(ミムラ)の悲劇を描く。 徳川家康(北大路欣也)は反逆を名目に会津の上杉討伐の兵を進める。家康の不在を付く形で石田三成(萩原聖人)は挙兵する。大阪城に入った三成は徳川方に味方した大名の妻子を人質として大坂城に集めようとし、ガラシャの住む細川屋敷にも兵を送る。 『江』は江(上野樹里)が主人公であるが、『姫たちの戦国』と「姫」が複数形になっており、江以外の姫にとっての戦国時代も描く。今回はガラシャにとっての戦国であり、「姫の十字架」はガラシャの十字架であった。 多くの歴史作品ではガラシャの夫の細川忠興はガラシャに執心で嫉妬深かったと描かれている。ガラシャの美しさに見とれた植木職人を手打ちにしたとの逸話もある。2006年放送の大河ドラマ『功名が辻』では忠興(猪野学)がガラシャ(長谷川京子)に「人質にされるくらいならば自害しろ」と命じている。 これに対して、これまでの『江』の忠興(内倉憲二)は薄情な人物として描かれていた。本能寺の変後に忠興はガラシャを幽閉するが、これはガラシャよりも世間体を優先させたものであった。離縁ではなく、ほとぼりが冷めるまでの幽閉にとどめたことを忠興の情愛の深さとする解釈もあるが、『江』は採用していない。そして忠興が側室と戯れる姿を見て、ガラシャは忠興に愛想を尽かし、信仰に生きがいを見出す。 ところが、今回の忠興は異なっていた。会津攻めへの出発直前にガラシャに「そなたには寂しい思いをさせて参った。すまぬ」と詫びる。忠興の真心に接したガラシャは忠興の妻として生きることを決意し、それが史実の壮絶な最期につながった。『功名が辻』のガラシャは夫に従う武将の妻の覚悟を描いたが、『江』のガラシャは愛を原理として主体的に意思決定する女性であった。 ガラシャの生き方は徳川秀忠(向井理)に「百姓になって生きる」ことを提案する江とは対照的である。現代的な江に対する古いタイプの女性として対比的に描くことも可能であった。しかし、細川家に殉じるという封建的な行動でありながら、『江』はガラシャを主体的に生きる現代的な女性に描いた。(林田力)
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スポーツ 2011年09月06日 08時00分
懸案事項が多過ぎ!? 「阪神は試合前に疲れている…」
混戦セ・リーグにおいて、その緊張感からくる疲労度がもっとも高いのは阪神ではないだろうか。全て重要ではあるが、ゲームセット後の懸案事項があまりにも多すぎるのだ。 「9月3日、国内FA権を取得する鳥谷、同じく新井がそれを再取得します。4月に藤川球児が国内FA権を取得したのと同時に、球団は慰留を要請しました。鳥谷、新井に対しても、即日に残留要請をする予定です。ペナントレースの佳境であり、ゲームに集中させるべきですが、藤川に“誠意”を見せ、新井たちが後回しとなれば…」(プロ野球解説者) そのため、フロント要人も8月下旬からグラウンドを右往左往していた。しかも、8月30日からの中日3連戦の最中に、来季の補強事項を整理する編成会議も行われた。これには真弓監督も出席しているが、「他に全員が揃える日がなかった」とのことで、敵地・名古屋で“強行開催”となった。 こんな情報も聞かれた。 「打撃不振の新井を三塁から一塁にコンバートしました。レギュラー陣の守備位置が代われば、サインプレーの確認もしなければなりません」(メディア陣の1人) しかも、中日3連戦後、一塁にコンバートした新井貴浩(34)を三塁に戻すことが決まった。コーチ陣は「(一塁コンバートが)新井のお願い」とその理由を話していたが、『試合前の練習時間』を余計に作らなければならない。試合前の練習といえば、『捕手の2人制』にも“修正”が入れられた。 現在、藤井彰人(35)、小宮山慎二(26)の捕手2人が一軍登録されている。 「試合の経過次第では、どちらか一方を交代させた後にアクシデントが発生するかもしれない。その緊急措置に備えて…」(前出・同) 外野手にコンバートされ、現在、一軍登録されている狩野恵輔(28)をバッテリー・ミーティングに招集したのである。 試合前の守備練習を見た限りでは、狩野はキャッチャーミットを使っていなかったが…。ブラゼルの故障離脱後、新井の不振も重なり、打撃担当のコーチスタッフは打順の組み替えにも躍起だ。編成会議、慰留交渉、守備、打順…。先発投手の好不調やリリーバーの状況を確認するのも、監督の日課だ。試合後は報道陣に囲まれる。今年の夏も暑かった…。心身ともにお疲れ気味の真弓監督にとって、いちばん落ち着くのは試合中ではないだろうか。
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芸能 2011年09月05日 15時30分
必見のミュージカル『ドラキュラ』東京公演残りわずか!
2004年にブロードウェイで初演後、ヨーロッパ各地で上演された話題のミュージカル『ドラキュラ』。現在、東京国際フォーラム・ホールCにて日本初上演中だが、いよいよ残すところ1週間となった。 ヴィクトリア朝文学の傑作と謳われ、100年以上の時を超え世界中の人々に愛されてきたブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」を、『ジキルとハイド』をはじめ、数々の傑作を輩出してきた世界的作曲家フランク・ワイルドホーンの作曲、ドン・ブラックとクリストファー・ハンプトンの作詞・脚本で、ミュージカル化された『ドラキュラ』。今回の日本版で主演のドラキュラ伯爵役を演じているのは、宝塚歌劇団の元宙組トップ男役、現女優の和央ようか。これまで世界各国にて様々な形で上演されてきた同作だが、女性がドラキュラ伯爵役を演じるのは世界でも初めてのケースである。 そんな彼女の演技は、「和央ようかさん演じるドラキュラ伯爵は妖しい魅力たっぷり。中世ヨーロッパの世界の雰囲気がよく出ていた。初めてのミュージカル観劇がドラキュラでよかった!(28歳女性)」、「全身から伝わる声の波動やエネルギーが、生演奏と重なり合って、胸に響くものがあります(34歳女性)」など、実際に観賞したお客さんから賛辞の声が多数上がっている。 そんな注目のミュージカル『ドラキュラ』が、今週末の9月11日(日)で終幕となる。
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社会 2011年09月05日 15時30分
山口敏太郎の直言(5) 「天才肌の関西芸人を、東京でも見たいものである」
関西ではローカルの人気番組に出たり、人気のある芸人なのに、何故か東京ではブレイク出来ない芸人がいる。関西と関東では笑いのツボが違うと言えばそれまでだが、関西で売れた後、関東でも通用する芸人がいることを考えると、そこに何か秘密があるのかもしれない。 例えば、メッセンジャー黒田、吉本新喜劇を支える若き座長・小籔千豊、ミュージシャンとしても活躍している二丁拳銃、隠れた実力者としてマニア受けの良い千鳥などは、関東でもっと評価されても良いはずである。 最も指摘されることは、キャラの立て方である。関東でもキャラの立つ芸人は人気者になることが多いが、そのキャラは自虐キャラであったり、どこか愛される部分があるキャラであったりする。 志村けん、出川哲朗、江頭 2:50、ダチョウ倶楽部、東京で売れるキャラ芸人は、まず自分をいじるところで笑いをとっている。 だが、関西で受ける芸人は、お笑いへのプライドが有りすぎるからだろうか。己を堕としてまでも笑いをとることをしない。高い目線から、一般人や視聴者を罵倒したり、いじり倒すことが許容されている関西芸能界に慣れてしまった芸人には、一般人に媚びるような自虐ネタはなかなか出来ないのである。 最も大きな理由は、日常生活で有名人や芸能人を頻繁に見かけるため、芸能界になれてしまった東京において、関西から出てきた関西芸人を特別視しない事である。 関西においては、テレビに少し出るだけで特別扱いされ、町中でもおばちゃん連中に頻繁に声をかけられ、 大して売れてない芸人でも勘違いするような状況になるのだが、関東に出てきた途端、まったく無関心の状況におかれる。 関東の場合、見てないふりをして、こっそり見ているのだが、積極的な関西のおばちゃんとは違って、声は絶対にかけない。これはテレビの現場でも同じである。やたらに声をかける関西スタッフと違って、関東のスタッフはクールでビジネスライクである。この違いは単なる地域性なのだが、それに気がつかない関西芸人は「東京は冷たい」という安直な答えを出してしまい、関東に敵意を持ってしまう。これが悪循環を生むのだ。 また強すぎる関西愛や関東への不快感も、関東の視聴者は嫌うようだ。良い形で郷土愛を出せば問題ないのだが、東京への ライバル心という形で関西愛を強調した場合、それは関東での成功を閉ざすことになる。 才能あるお笑い芸人が関西には沢山いるが、関東進出の場合は関東に永住するぐらいの気持ちで来ないと成功は難しいであろう。いや中途半端な形で関東に出るぐらいならば、関西で独自路線を極め、俺を見たいならば、関西まで来いという姿勢を打ち出すのも戦略ではないだろうか。(山口敏太郎)
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芸能 2011年09月05日 15時30分
蘇る! いしだ壱成、どん底から復活できるか?
かつて、90年代に流行った野島伸司のドラマ作品に数多く出演、人気俳優として活躍したいしだ壱成が、今どん底の中で必死に蘇ろうと努力している。 人気絶頂だった2001年8月20日、大麻・LSDの所持容疑で逮捕され、有罪判決を受けた事から歯車がずれ始める。2003年に俳優復帰後、支えてくれた元タレントの三宅えみと結婚し子供をもうけるが、破局に終わっている。その後、細々と舞台などの仕事を続けるが、全盛期の勢いはなく、メディアの表舞台から遠ざかっていった。 そんな苦境の中で、いしだ壱成は役者であることに目覚め、演技する喜びを実感するために中国に渡り、まったく中国語が出来ないところから中国での役者人生にスタートを切った。 驚くべきことだが、その姿勢は終始徹底しており、なんと中国人の新人俳優たちに交じり、台詞もろくにないようなエキストラからキャリアを始めたのだ。 この真摯な姿に、感銘する者も増えていき、2010年には中国ドラマの「孔子」の中で孔子の一番弟子である顔回を演じる事が出来た。また2011年には「孔子」を撮影した監督の紹介で、中国語が少ししゃべれる日本人青年という主役を貰えることになった。確実にいしだ壱成は、自分の地位を中国で築きつつある。 俳優という職業にこだわりを持って、自分の可能性に挑み続けるいしだ壱成の姿勢を評価していこうではないか。 ちなみにいしだ壱成は大コーラ党であり、しかもよく冷えた瓶に入ったコーラが好きだという。さらに、栓を開けた後は長く空気に触れてしまうと炭酸が抜けるので、最初の一口目しか飲まないというこだわりぶりである。 勿論、経済的に困窮している今では、このような飲み方は出来ないだろうが、いつかまた瓶コーラの一口目を心置きなく飲める日が来るかもしれない。このコーラに見せるこだわりぶりを、俳優という仕事に対しても発揮して、個性のある、味のある国際派俳優として成長してもらいたいものだ。 いしだ壱成の中国での一口目は、なかなか辛口であった。だが、その味はいずれ努力で甘く変わっていくであろう。
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スポーツ 2011年09月05日 15時30分
「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 北海道日本ハム編
今年もドラフト直前で『1位入札選手』が一変するかもしれない。昨年は他投手を1位候補に決めていたが、山田正雄GMの「責任を取る!」の“決断”で、斎藤佑樹に変更。斎藤はまだプロの壁に悩んでいるふうにも見えるが、今オフは、絶対的エース・ダルビッシュの米挑戦も実しやかに囁かれている。『チームの看板』になり得るスター選手の獲得は間違いではなかったはずだ。 8月のスカウト会議を前後して、キーマンとなる山田GMは「競争は覚悟しなければならない」と発言している。左腕・藤岡貴裕投手(東洋大)に決まりつつあるようだが、この発言は「巨人との一騎討ちに臨む」とも解釈できる。菅野智之投手(東海大)の入札も消えたわけではない。 この2人のどちらで行くにせよ、競合は避けられない。『外れ1位リスト』が大きなポイントとなるだろう。 日本ハムの育成には定評があるが、03年2巡・須永英輝(現巨人)、05年高校3巡・木下達生(現中日)、06年高校1巡・吉川光夫など上位指名の高卒・有望投手が伸び悩んだ。大卒では八木智哉(06年希望入団)の故障の多さも気になる。本来、主軸投手になるべく彼らの伸び悩み・退団が、外国人投手への依存度を高くした。 今年の高校生投手は“磨けば光る原石”も多い。しかし、須永、木下、吉川の失敗もあったため、「より慎重に、細部に渡った調査を続けていく」と聞いている。また、『お目当ての即戦力投手』の入札球団があまりにも多かった場合、別の選択肢を取るのではないだろうか。こちらが取材した限りだが、今のところ、2通りの選択肢が見えてきた。 1つは「別の即戦力投手」を一本釣りすること。ネームバリューこそ、藤岡、菅野に劣るが、白崎勇気投手(駒沢大)がいる。白崎投手に関しては、山田GMに勝るとも劣らない発言力を持つ今成泰章スカウトが視察を重ねている。“地元出身”なら、JR北海道・武藤好貴投手もいる。 2つ目は、『ポスト稲葉』に切り換えること。東京六大学リーグの関係者によれば、慶応大学のスラッガー・伊藤隼太外野手の視察にも熱心だと言う。やはり、日本ハムも高橋周平内野手(東海大甲府)を高く評価しているそうだ。投手の補強は不可欠だが、「欲しい選手を確実に獲る」のなら、今年は高橋内野手をいきなり1位入札する戦略に“直前変更”するのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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トレンド 2011年09月05日 15時30分
バカ事件FROMアメリカ・ニューメキシコ州編
まっ昼間に制服姿で車のボンネットの上で青姦していた警官、まさか! 防犯カメラにお楽しみの一部始終を録画されていたなんて…。 ニューメキシコ州サンタフェ郡の警官バート・ロペスは大胆にも日中に、車のボンネットに女性を寝かせて野外セックスを勤しんでいたが、近くにあった防犯カメラには気付かなかったようだ。しかも、ソノ時にロペスは警官のユニフォームを着たままで、お楽しみだったという。 さらにその防犯カメラというのが、事件の現場となった牧場への不法侵入者を撮影するためにサンタフェ警察によって設置されたモノだったという皮肉な結果になった。 結局、この事件から警察をクビになったロペス、実は過去8年もの間、制服警官として勤務し、2009年にはその年のベスト警官にもノミネートされたほどのベテランだった。 また件の防犯カメラの映像に、一連の行為をすぐそばで一生懸命に傍観しているチワワが映っているが、もし裁判になった場合でもこのチワワ、汚いモノを見せられて意気消沈したために証言はしないと見られている。
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ミステリー 2011年09月05日 15時30分
ベルメスの顔
スペイン南部アンダルシアの小村ベルメス・デ・ラ・モラレに暮らすべレイラ家の妻マリアは、1971年8月23日朝、台所の床のタイルに等身大の男の顔が浮き出ているのを見つけた。あまりにも表情がはっきりしており、怖くなったマリアは夫を呼んだ。夫妻は、誰かの悪戯だろうと雑巾で擦り始めたが、顔は消えるどころか悲しげな表情に変化した。恐怖を覚えながらも、顔がタイルではなくコンクリートに浮き出ているとわかると、タイルを剥がしセメントを流し込んだ。 しかし3週間後、顔はまた浮き出てきた。以前にも増してはっきりとした顔は、表情の変化を見せる。噂は村中に広まり11月2日、村長の提案で村人達が見守る中、顔の部分を丁寧に切り取ると壁に掲げ、花を供え供養した。事態を見過ごせなくなった地方当局が調査したところ、床下2mあたりで多くの人骨が発見され、家は17世紀の墓地の上に建てられていたことがわかった。調査後、床はセメントで塗り固めたが、今度は別の顔が浮き出てきた。更に、その顔の周りを囲むように小さな顔が18個も浮き出てきた。すると、今度は声まで聞こえるようになった。超高感度マイクを設置してみると、うめき声や泣き声、どこのものかわからない言葉が確認された。堪りかねたべレイラ夫妻は、台所を完全 改装した。その後しばらくは何事もなく落ち着いた生活を取り戻していたが、1982年から、また顔が浮き出るようになった。 その後、家は売りに出されたが、ある筋によると、床下から発見された人骨には頭蓋骨が一つも無かったという。そして最近では、浮き出てくる顔は、スペイン内戦で虐殺されたべレイラ家の者だと囁かれている。(七海かりん/山口敏太郎事務所)画像参照URL:belmez.jpg
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社会 2011年09月05日 15時30分
第一原発からの撤退認めていたら東北は全滅していた…菅内閣の元側近が明かす3・11直後の官邸VS東電ドキュメント
3日に千葉県の船橋中央公民館で開催された市民団体「景観と住環境を考える全国ネットワーク」(日置雅晴代表)の全国集会で、五十嵐敬喜・前内閣官房参与が菅直人政権の震災・原発対応の裏話を披露した。 法政大学教授の五十嵐氏は古くから菅直人前首相のブレーンと目されている人物である。弁護士として建築紛争で不当な建築によって権利を侵害される側の弁護活動に携わり、日照権という言葉を生み出した。また、都市政策論を専門とする研究者として、神奈川県真鶴町の「美の条例」制定を支援するなど、美しい都市創りを提言している。 全国集会「私たちは震災から何を学ぶのか」で五十嵐氏は「東日本大震災と『美しい都市』」と題する基調講演を行ったが、8月30日の菅内閣総辞職に伴い、五十嵐氏も内閣官房参与を辞任した。そのために講演内容の一部を変更し、辞任後だから話せる菅内閣の裏話を語った。 3月9日に内閣官房参与に任命された五十嵐氏は11日の東日本大震災を首相官邸で経験したという。ちょうど内閣官房参与としてのレクチャーを受けている最中であった。大きな揺れが襲ったが、秘書官から「ここは日本で一番頑丈な場所ですから、ご安心ください」と言われた。この11日は毛布一枚で官邸に宿泊した。 福島第一原発事故対応については、菅首相(当時)の対応を擁護した。菅氏が東京電力に出向き、「撤退はあり得ない」と死守を迫ったという話は、怒鳴りつけるだけの“イラ菅”というネガティブな文脈で報道された。 これに対して五十嵐氏は、事前に東京電力が福島第一原発の撤退を打診しており、それに対する死守命令であったと説明する。その上で「もし東京電力の撤退を許していたら、東北は全滅していたと考える。もっと菅前首相は評価されてもいいのではないか」と述べた。 笹森清内閣特別顧問によると菅氏は3月16日に「東日本が潰れることも想定しないといけない」と語ったとされる。不謹慎と批判された上記発言を首相官邸は公式に認めていないが、五十嵐氏の「東北は全滅していた」との言葉から官邸が深刻な危機感を抱いていたことが裏付けられた。 五十嵐氏は東日本大震災復興構想会議の検討部会専門委員に任命され、復興構想に携わることになる。復興会議の違和感として、被災3県の知事の主張がバラバラであることを挙げた。達増拓也・岩手県知事は復興のための増税に反対し、村井嘉浩・宮城県知事は復興には増税が必要と主張した。一方で佐藤雄平・福島県知事は原発事故処理の優先を訴えた。 菅氏が退任に追い込まれた要因としては、浜岡原発の停止などの脱原発的な政策に対する政権内の亀裂と分析した。これに関連して五十嵐氏は脱原発デモに万単位の参加者が集まる動きを評価しつつも、「脱原発デモが首相官邸に来たら政治が動いたのではないか」と指摘した。 退任を決意した菅氏は原発事故対応で2つの重要な意思決定を明らかにした。第一に原発周辺地域は長期間に渡って居住が困難になると判断し、立ち入り禁止措置を継続することである。第二に放射性廃棄物の中間処理施設を福島県内に建設することである。 これらは福島の県民感情からすれば受け入れがたい内容であり、実際に猛反発を受けた。それでも五十嵐氏は誰かが伝えなければならなかった内容であったと述べる。菅氏としては野田佳彦新首相にパスすることもできたとして、菅氏を評価した。(林田力)
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