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芸能 2012年05月05日 17時59分
国内でのアイドル発掘が限界気味に陥ったジャニーズ事務所
SMAP、嵐ら多くの男性アイドルグループが所属するジャニーズ事務所が、中国人アイドルグループを発掘してプロデュースすることを各スポーツ紙が報じている。 報道によると、ジャニー喜多川社長が発掘のために年内にも中国に赴き、オーディションを開催。「人数はまだ決めていないが、年齢は中学生くらいになると思う」と構想を明かしたという。新グループは11月から東京・帝国劇場で上演されるHey!Say!JUMP主演の舞台でお披露目されるというが、この背景には行き詰まる国内での男性アイドル発掘の実態があるというのだ。 「かつて、喜多川社長の“眼力”はかなりのもので、しっかり売り出せばほぼ売れた。中には、すでに法廷でも証明されているように、喜多川社長の“ホモ・セクハラ”に耐えかねて逃げ出した有望株もかなりの数だった。ところが、最近では、アイドルでも売れそうなイケメンがほかの事務所からデビューすることが増え、ジャニーズの新人発掘もかなり厳しくなってしまった」(芸能プロ関係者) ここ数年ではHey!Say!JUMPのほか、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneらがデビューしたが、SMAP、嵐らのように国民的人気グループに成長しそうな気配は今のところまったくない。 「すでに、喜多川社長の後継者は、喜多川社長の姉で副社長のメリー喜多川氏の娘の藤島ジュリー景子氏に決定。喜多川氏はすでに国内でのアイドルの発掘・育成に情熱を注ぐモチベーションがなくなってしまったようで、そのため、ジャニーズが力を入れているアジア進出の一貫として中国市場に目をつけたようだ」(同) とはいえ、中国で発掘したアイドルグループの人気が日本で爆発するとは思えないが…。
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レジャー 2012年05月05日 17時59分
新潟大賞典(GIII、新潟芝2000メートル、6日)藤川京子のクロスカウンター予想!
新潟11R、新潟大賞典は◎ダノンバラードが長い直線の追い比べを制します。 皐月賞3着馬が、昨秋復帰し(3-3-2-3)着。行きたがる面があり折り合いが課題ですが、前々走の日経新春杯では2400メートルをスムーズに追走し、直線では一旦先頭に立つ見せ場十分の内容。最後は勝ち馬の決め手に屈しましたが、トゥザーグローリーの2着確保。相手は一線級馬ですし、距離もこの馬には長かったので上々の内容でした。新潟は初ですが、小回りより広いコースの方が好位で流れにも乗りやすいし、右にモタれるので左回りは合います。 暖かくなり体の使い方も良くなって、状態は更にアップ。詰めは甘いですが、横一線の追い比べで根性を見せます。(9)ダノンバラード(12)スマートギア(1)ヒットザターゲット(7)トーセンラー(4)メイショウカンパク(3)ダノンスパシーバ(13)ナリタクリスタル馬連 (9)(12) (1)(9) (7)(9)3連単 (9)-(12)(1)(7)(4)(3)(13)ダノンバラード 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年05月05日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(5/6) NHKマイルカップ 他4鞍
☆東京11R「NHKマイルカップ」(芝1600メートル) 昨年の2歳王者、アルフレードが頂点を極める。 1600メートルは朝日杯FSを含め3戦3勝と実績、適性とも群を抜いている。トライアル・スプリングS(12着)は道悪馬場で能力半減。完全に良馬場が見込めなかった皐月賞は潔くパス。NHKマイルに全力投球してきた。目標レースだけに、もちろん仕上がりはパーフェクトに近い。左回りは新潟(きんせんか賞)で経験済みで全く心配無用。このときは、上がり32秒5(メンバー最速)と鳥肌の立つような鬼脚を発揮している。 日本一広い東京が舞台だけに、8枠17番も能力に影響することはないだろう。差し切りが決まる。 相手は、新潟2歳チャンピオンのモンストール。ノドなり手術明けを2戦して完全復調を遂げた。好勝負に持込みそう。穴は、マウントシャスタ。(1)(1)(2)着とまだ底を見せていないのは魅力。1600メートルは初めてだが適性は高い。アッと言わせるシーンがあっていい。◎17アルフレード○4モンストール▲8マウントシャスタ△5カレンブラックヒル、14ジャスタウェイ☆東京10R「ブリリアントS」(ダ2100メートル) 昨年のジャパンダートダービーの覇者、グレープブランデーが貫録勝ちを決める。 ここはJDダービー以来、約10ケ月間のブランクを抱えているが能力で克服する。ダートに限れば、GI勝ちを含め<4300>と安定感は抜群で信頼度は高い。 休み明けを2連勝中の上昇馬スマートタイタンが相手。穴は、逃げ鋭いオースミイレブン。◎12グレープブランデー○6スマートタイタン▲11オースミイレブン△9トーセンアレス、15キクノアポロ☆新潟11R「新潟大賞典」(芝2000メートル) 昨年の皐月賞3着以降、(3)(3)(2)(3)着と歯がゆいレースを繰り返しているダノンバラードが今度こそ決める。勝てなかった原因は脚部不安を抱えていたから。その不安が解消した以上、もう言い訳は出来ない。力を出し切ればチャンスは十分だ。 相手は、昨年の菊花賞3着馬トーセンラーと、中日新聞杯を圧勝(0秒3差)し勢いに乗るスマートギア。◎9ダノンバラード○7トーセンラー▲12スマートギア△1ヒットザターゲット、13ナリタクリスタル☆京都11R「鞍馬ステークス」(芝1200メートル) 得意の京都コース(2勝)に満を持して出走してきた、ルナキッズが狙い目。逃げ、先行馬がやり合う展開もおあつらえ向きで、差し脚を爆発させる。休み明け2戦目で走り頃のショウナンカザンと、上がり馬のテイクアベットが相手。◎11ルナキッズ○10ショウナンカザン▲6テイクアベット△8ヘニーハウンド、9アンシェルブルー☆京都10R「白川特別」(芝2400メートル) 昇級戦の前走で小差2着と、早くもメドを立てたエアサポートメサ。地力強化の跡は歴然でチャンスは大きい。遅れてきた素質馬、ミッキーマスカットが相手。長休明け3戦目((5)(3)着)で好勝負必至。昨年のセントライト記念(5)着馬で、休み明け2戦目のトウシンイーグルも要注意。◎9エアサポートメサ○12ミッキーマスカット▲11トウシンイーグル△5クリサンセマム、6タマモグランプリ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年05月05日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(5/6NHKマイルC)
日曜の勝負レースはNHKマイルC。データ的にはニュージーランドT組の連対が多いわけですが、だからと言って勝ち馬となったカレンブラックヒルから入るのでは危険かも。このデータは条件付きで、ニュージーランドTの着順は問わないんですよね。つまり、中山マイルと東京マイルでは求められる力が違う。東京のように長い直線と坂がある阪神コースと相性のいい馬がいいと見ます。ニュージーランドT組で評価できる馬がいるとすれば、アーリトンC(06年1着ロジック)を使っている、せめて中山マイルでも朝日杯(10年2着ダイワバーバリアン)での善戦があるというケースだと思うのですが、今回にそのようなメンバーはいないわけで…。 ということで、狙うのはアーリントンCの1・2着のジャスタウェイ、オリービン、毎日杯2着のマウントシャスタ。この3頭を中心に馬連・3連複で勝負です。オリービンは近5走全てマイルを使い、阪神では1着、2着2回、京都と中山では馬券に絡まず。東京と似た阪神だけで好成績を挙げていて、穴をあけそうなニオイがプンプンしませんかねぇ。しかも鞍上は川田騎手です。やっぱりクサい。 ヒモに加えるのは阪神のマイル戦、チューリップ賞を勝ってるハナズゴール、あくまで調教を評価してカレンブラックヒル。そして、ベスト距離ではないものの、キレる末脚のあるレオアクティブも抑えます。 というわけで勝負馬券は…。馬連(8)-(14)に200円、(13)-(8)(14)に100円ずつ。そして、3連複フォーメーション10点。(8)(13)(14)-(8)(13)(14)-(8)(13)(14)(7)(5)(3)最もオッズが低くなりそうな組み合わせ(5)(8)(14)には200円、その他は100円で!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。応援宜しくお願いします! Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年05月05日 17時59分
桜井聖良のむぅむぅ予想! 5・6 〜NHKマイルカップ〜
私の本命はこちら!◎レオアクティブ 距離不安も囁かれていますが決め手はトップクラスのこのお馬さんに期待します! 確固たる逃げ馬もいないのでスローもしくはやや遅めの平均ペースになると思われますが、東京コースの馬場状態は悪くないようなので、週中からの雨の影響もなく瞬発力勝負になる気がします。レース前半はゆっくり流れて後半からペースが早くなり最後に瞬発力勝負になった場合、9戦して7戦が上がり最速を記録してるようにこのお馬さんの出番かと思います。乗り替わりになりますが鞍上の蛯名騎手は過去に騎乗した事もありますし、折り合いに不安も無くなり内枠になった事でロスなく競馬を進めてくれれば、何とか距離はこなしてくれると思います。○カレンブラックヒル 先行しても最後まで脚を残す事の出来るこのお馬さんは、安定性としては一番信用があるのではないでしょうか。前走もやや早いペースで先行したにも関わらず上がりも早く、脚が衰えることなく2枚腰を使った強い競馬でした。実際に先行して上位に残ったのはこのお馬さんだけですし、横綱相撲と言える競馬だったと思います。今回も自分の競馬に徹するでしょうし前が止まらない展開であれば、持久力のあるこのお馬さんに期待が持てます。▲マウントシャスタ 一瞬の抜け出す脚は魅力的なお馬さんです。前走は早めに抜け出して押し切りを狙いましたが、馬場の悪い内側を通ってしまい勝馬に交わされてしまいました。しかし直線で抜け出す時の脚は凄いのものでしたので、うまく馬群を捌ければここでも面白いかと思います。ちなみに状態は最高に良く、あとは初の長距離輸送でテンションが上がらないかだけ。△セイクレットレーヴ 決め手と言う点ではこのお馬さんもヒケをとりません。距離は違えど東京コースで早い上がりも出していますし、休み明けを一叩きされて調子も上がっているようです。中団からも競馬が出来ますし前走で見せたロングスパートも東京コースに変わるのはプラスになるかと思います。鞍上も引き続き横山典騎手ですし、恐い存在の1頭です。△ジャスタウェイ 当日の馬体重に注目です。切れ味は一級品のお馬さんなのですが、感冒の影響からか減っている馬体重が戻っていないようで、輸送もありますしさらに減っていないか心配されます。万全の状態でレースが出来れば良いのですが、馬体重が大幅に減っていないか様子見です。 混戦模様の3歳マイル戦! 本当に難しい一戦ですが面白味もあります。買い方はこの中からお好きな買い方でどうぞ!3連単なら(3)(5)-(3)(5)(8)(9)-(3)(5)(8)(9)(14)の18点買い。馬単なら(3)-(5)、(5)-(3)、(3)-(8)、(5)-(8)、(3)-(9)、(5)-(9)、の6点買い。馬連・3連復ならボックスで10点買い。(ウマドル 桜井聖良)※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2012年05月05日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(5/6) NHKマイルC
◆東京11R NHKマイルC◎マウントシャスタ○カレンブラックヒル▲アルフレード△マイネルロブスト△ジャスタウェイ△ブライトライン△レオアクティブ 無傷の3連勝で大一番に臨むカレンブラックヒルは、皐月賞で1番人気ながら5着に敗れたグランデッツァと同じ平田厩舎。皐月の悔しさをここで晴らしたいのは当然だろうし、3連勝の内容が桁違いのカレンならその可能性は高い。逃げ、好位差しと脚質は自在。道悪も苦にしない重厚さも併せ持っており、単純に「能力の違い」を感じさせるだけに、初めての左回りも何ら問題はないだろう。最終追い切りでの絶好の動きを披露、まず崩れることはないだろう。カレンと同様に高い素質を感じさせるのがマウントシャスタ。前走・毎日杯で2着に敗れたものの、ソエの痛みが影響したもので敗因ははっきりしている。ソエがスッキリした分、今回はデキが違う。連勝に土が付いて評価が若干下がっているなら文句なしに買いだ。インバルコ(古馬OP)と併せた今週の追い切りでは、ラスト1Fであっという間に3馬身突き放す圧巻の瞬発力を見せた。騎乗した岩田騎手も動きを絶賛しており高い能力を秘めているのは間違いない。完成度の高いカレンの総合力も魅力だが、前走からの上昇度、将来的な期待度でマウントに◎。 以下、スプリングSからの巻き返しに期待がかかる2歳王者アルフレード、前2走が道悪で全く力を発揮できなかったマイネルロブストも良馬場なら見直しが必要、アーリントンCで最後方からの差し切り勝ちを演じたジャスタウェイ、粗削りながら重賞戦線で好戦しているブライトライン、展開がカギになるも強烈な末脚を持つレオアクティブも前崩れなら台頭可能。3連単のヒモにおさえておきたい。なお、桜花賞を右後肢蹄球の負傷で回避したハナズゴールは、仕上がりに疑問。ひと月前に一頓挫あった馬が連絡みするほど甘くはないだろう。【馬連】流し(8)軸(3)(5)(10)(11)(14)(17)【3連単】フォーメーション(5)(8)→(5)(8)→(3)(10)(11)(14)(17)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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ミステリー 2012年05月05日 17時59分
鬼門にある心霊スポット
丑・寅こと北東の方角は鬼門と呼ばれ、陰陽道では鬼が出入りする、万事に忌むべき方角とされている。 鬼門は元々中国古典の『山海経』にある記述がもととなって生まれた考え方であるが、日本に入ってきてから忌避すべき方角と考えられるようになった。この考えは平安時代頃に根付いたもので、都市計画にも反映され、都をつくるときには災いを防ぐために鬼門に寺社仏閣を建立することが多かった。また、戦国時代などに建てられた城郭にも鬼門の概念が適用されており、例えば城郭で鬼門の方角に当たる部分を削り落としたりするケースなどがあった。 東海地方の某所にある城は、元気の出るパワースポットとして知られている。この城の周囲には堀の水位を調整するための水路が周囲に巡らされており、水路に沿って街路樹が植えられた散歩道が付けられている。風景も良いため散策する人も多いのだが、地元の人にはむしろ「自殺者が多い場所」として知られているのだ。しかも、その場所は必ず決まっており、水路が城の敷地を出て、川に流れ着くところの近辺だと言う。 実は、この水路とそれに隣接した道は「厄落としの道」と呼ばれており、水路の水の流れに沿って歩いていくことで自身の身に付いた汚れを払い、最後に水に乗せて川に流してしまう事で生まれ変わる、と伝えられているのだ。そして、この水路と川の合流地点が城の鬼門に当たるのである。 鬼門は前述の通り、災いが入ってくるとされる方角。ここに 内側から外側への水の流れを作ることで、入ってこようとする災いを遮ろうとしたのでは、と考えられている。 普通の人ならば厄落としになるのだろうが、どうあっても払いきれないもの−−例えば非常に大きな債務を抱えている、などの事情を抱えていた場合、「水に流すことが出来ないくらい辛い未来しかないのならば、いっそ人生そのものを流してしまおう」となってしまうのではないか、と考える人もいる。 また、遮ろうとしても入ってこようとする災いがこの周囲に溜まり、結果として災いに巻き込まれ、何かに誘われるようにこの地で死を選んでしまうのではないか、という意見もある。 所詮迷信だろう、と現在では考えられている「鬼門」。実は、先人達が避けようとしたのにも正当な理由があったのかも知れない。(山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2012年05月05日 17時59分
新星・宮國椋丞が完封劇で思い出した 「元甲子園速球王」は今…
20歳の新星・宮國椋丞が完封勝利を飾った(5月1日/対広島)。この日は“稀少なゴールデン・タイム”でのプロ野球中継が行われており、『将来のエース候補』のこの上ないお披露目となった。また、3日の同対戦カードでプロ4年目の笠原将生(21)が先発。勝利投手にはなれなかったが、原辰徳監督も試合後に「(チームの)編成上、ファームのリリーフと代わると思いますが、次に投げるチャンスが来る切符は手にしたと…」と、目を細めていた。 しかし、両若手投手の好投で、思い出した投手がいる。05年・高校生ドラフト1位投手、辻内崇伸(24)である。 辻内は昨秋のプロ・アマ交流戦で甲子園時代を彷彿させる150キロを投げ、オフはプエルトリコ冬季リーグにも派遣された。3月17日のオープン戦で“一軍登板”したが、対戦打者の鋭い打球がスネに直撃…。一軍昇格の好機を逃し、今季も二軍で悶々と暮らしている。後輩の宮國たちが好投した3日時点で、辻内は二軍戦8試合に登板し、防御率5.14。『投球回数は7イニング』だから、現在は先発ではなく、リリーバーとして奮闘していることが分かる。「リリーバー」と言えば、こんなこともあった。辻内が左肘の再建手術を受け、ピッチング練習再開の許可が下りた09年春季キャンプ中でのこと。ネット裏に陣取っていた数球団のスコアラーたちが、内野の連携プレーに入った辻内を見ながら、「中継ぎに専念させるんだったら、戦力になる」と“警戒”を強めていた。 “未完の大器”が一軍デビューする日は近い−−。そう思ったが、スコアラーたちの言葉には『悪い意味』も含まれていた。 あくまでも、その視察した当時のスコアラー陣の心象だが、「辻内は先発では通用しない」と見ていた。甲子園時代はストレートの速さで圧倒してきたが、言い方を換えれば、「相手を力でねじ伏せるピッチングしかできない」。球種も少なく、コントロールも決して良い方ではない。長いイニングは投げられない投手だと判断していたのだ。 「中継ぎに専念させるのなら」の言葉には、変化球や緩急を取り入れたピッチングを今から教えるよりも、短いイニングに専念させれば、『長所(=速球)』が引き立つという意味も込められていた。 試合前の練習を見ていると、「身体が硬いなあ…」と、ガッカリしてしまう。ルーキー時代からだが、前屈や股関節系のストレッチをするとき、いつも顔をしかめている。「身体の硬さ」も故障の原因ではないだろうか。 巨人関係者によれば、宮國の完封の裏には「数日前に即興で覚えた2種類目のツーシームが功を奏した」という。握り方を少し変えただけらしいが、「発想の柔軟性」が感じられる。笠原にしても、昨季からパワーアップをテーマにしていたが、ウエイトトレーニングではなく、走り込んで高めた筋力だから「柔軟性」がある。宮國、笠原に共通して言えることは「力一杯」ではなく、「いかに効率良く身体を使うか」だ。 故障した辻内の左肩、左肘は癒えているという。辻内がその素質を開花させるには『発想の転換』が必要なのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2012年05月05日 17時59分
中日・高木監督プロ失格!? ファンの悪質ヤジに応戦!
サッカーJリーグでは、サポーターが敗れた応援するチームに対して、辛らつなヤジやブーイングを浴びせ、選手側が敗戦を謝罪するシーンも少なくはないが、こと昨今のプロ野球となると、ファンはおとなしめの印象が強い。 そんななか、球場が凍りつく出来事が起きたのだ。5月4日、横浜スタジアムでのDeNA対中日戦。9回表を終わって、3-1で中日のリード。9回裏に登場したのは、“守護神” 岩瀬仁紀投手(37)。中日ファンの誰もが、この時点で勝利を確信していたはずだ。 ところが、岩瀬はこの7日間で6試合目の登板で疲れがたまっていたのか、無死からアレックス・ラミレス外野手(37)、中村紀洋内野手(38)に2者連続本塁打を被弾。あっという間に、3-3の同点となった。試合は岩瀬がなんとか、後続を打ち取って、引き分けに持ち込んだが、三塁側の中日ファンには落胆の色がありあり。 その状況下で、ベンチに引き揚げる中日ナインに、スタンドから厳しいヤジが飛んだ。「こら岩瀬、○んでしまえ!」といったキツ〜いヤジが飛び、怒った和田一浩外野手(39)、平田良介外野手(24)らが、「カネ払ってるなら何言ってもいいのか!」などと応戦し、球場内は不穏なムードに…。ホコ先は指揮官の高木守道監督(70)にも向けられ、「守道、使い方を考えろ!」と怒号。これに、高木監督は「考えとるわ、バカヤロー!」とケンカ腰でやり返した。怒った監督の両脇を関係者が抱えて、ベンチ裏まで引き戻したが、「頭に来るなこのヤロー。考えとるわ!」と興奮。 中日にとっては、ビジターとはいえ、ファンはカネを払って入場している“お客様”。むろん、客にも観戦マナーは必要で、度が過ぎたヤジはご法度。とはいえ、一選手がヤジに応戦したのはまだしも、現場責任者の指揮官が客にやり返すのは、さすがにまずかろう。マナー違反といっても、客は客だ。 前日、3日の阪神戦(ナゴヤドーム)ではコーチがサインの伝達ミスを犯し、怒った高木監督は6回以降、指揮権を放棄し、ノーサインで闘った。試合後には今季初の会見拒否。連日の指揮官のエキサイトぶりに、中日には重いムードが漂った。4日現在、単独首位を守った中日だが、監督がこの調子では、先が思いやられるのでは…。(落合一郎)
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社会 2012年05月05日 17時59分
群馬県の高速ツアーバス事故の被害者・家族らに楽天トラベルが非常識メール配信
4月29日、群馬県藤岡市の関越自動車道で、「陸援隊」(千葉・印西市)所有の高速ツアーバスが道路脇の遮音壁に激突し、乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負う大事故が起きた。そのバスのチケットを販売した楽天トラベル(東京)が、事故翌日の30日に被害者や家族らに非常識な電子メールを送信していたことが、5月3日に分かった。 メールの内容は「ご乗車はいかがでございましたか?」として、乗務員の対応、バスの設備、料金などへのアンケートの回答を求めるもの。同社のウエブサイトを通じて、チケットを購入した会員20人に送信されており、被害者や家族に届いた。同社によると、メールは出発日の翌々日に自動送信されるシステムだったという。 被害者や家族は「あまりに無神経ではないか」と激怒。悲しみに打ちひしがれている最中に、こんなメールが届けば、その怒りも増幅されるのは当然のこと。ある被害者の家族は「楽天トラベルからは、このメール以外に何の連絡もない。チケットを売った責任を感じていないのか」と憤る。 メールが送信されたのは事故の翌日。購入者はわずか20人で、自動送信される予定のメールを止める措置を取る時間はあったはず。止めるのが無理であれば、せめて、お見舞いのメールを送信するぐらいの配慮があってしかるべきだ。 そもそも、楽天のメール配信には問題点も多いという。楽天の会員だという30代会社員の男性(東京都在住)は、「楽天に入会したら最後。営業メールの多さには閉口します。ほとんど迷惑メール状態です。昨年3月の東日本大震災の後も、不謹慎にもしばらく続きました。メール配信停止の手続きを取っても、『メールの配信を希望されない場合でも、重要なお知らせなどのメールは送信させていただきますのでご了承ください』と称している」と、あきれ顔。 メールは時として、冷たい印象を与える。その上、時と場合をわきまえなければ、企業としての信頼にもかかってくるだろう。(蔵元英二)