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芸能 2013年11月07日 13時30分
ラーメンズ片桐がUHA味覚糖本社で個展を開催「14年間、潜伏していました」
お笑いコンビ、ラーメンズの片桐仁とUHA味覚糖(本社=大阪府大阪市)が、新たなアートプロジェクトをスタートさせる。今回は片桐が作成したUHA味覚糖「e-maのど飴」のオリジナルケース「e-ma-ライオン」を筆頭に、個展「感涙の大秘宝展〜年度と締切と14年〜in UHA味覚糖」をUHA味覚糖の本社で開催。11月6日(水)に同会場で記者会見を行った。 会見会場に、自身が作った、冒険家ジンディー・ジョーンズ博士の衣装で登場した片桐、出展した作品について、「デザイナーさんが考えたモノを粘土で使いにくくしてしまったり、モノによっては使えなくしてしまったりするものもあります」と語った。ちなみに、個展の中でも、「ジンディー・ジョーンズの世界」として、博士が発掘した代表的な作品が展示されている。 片桐がこのスタイルを思いついたのは、14年前に雑誌の連載が決定した時で、相方の小林賢太郎に、「毎月なにか粘土に盛ったらいいんじゃない?」とアドバイスされたことがきっかけ。「14年間潜伏していました」と説明すると、会見に参加していたUHA味覚糖の山田泰正社長は、「14年間の思いがここで爆発されました」とうなずいていた。 また、同社の商品「e-maのど飴」コラボ作品の携帯タブレット「e-ma-ライオン」と「e−matab」コラボ作品の「e-maタブノオトシゴ」を披露。「e-ma-ライオン」は個展での販売も決まり、「誰かの家の“居間”に置かれると思うとうれしい」と喜びを語った。 UHA味覚糖本社での個展開催期間は11月6日〜12月2日。これに伴い、会場では数量限定で「e-ma-ライオン」のレプリカを抽選販売する。
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その他 2013年11月07日 12時00分
知っておくだけで大違い 効き目を最大限に活かすクスリの飲み方(2)
ではここで、疾患についての“魔の時間帯”を見ることにしよう。●急性心筋梗塞、狭心症など虚血性疾患 自律神経が副交感神経へスイッチする午前4〜6時の間は、心臓の脈拍数や血圧が急上昇するため、心臓への負担大きくなり、不整脈が起こりやすい。ピークは目が覚めてから2時間以内に起こることが多い。その次のピークは夕方だ。●気管支喘息 朝4〜5時という朝の目覚め前に発作が起きる事が多い。気管支の太さが夜眠ると細くなり、明け方が最も細くなる。明け方は免疫力が衰えている上、気管支粘膜の過敏性を刺激する朝の冷たい空気も引き金になる。就寝前に発作を抑える薬を飲むと効果が出る。●胃潰瘍 胃酸の分泌は夜間高まるため、胃潰瘍も夜中に出来やすい。夜中に食べると更に胃酸の分泌を高めることになる。潰瘍の薬は、夜服用した方が良いということになる。●脳梗塞 心筋梗塞と同じように、脳の血管が詰まるために起きる病気。心筋梗塞と同様、早朝から午前中が起きやすい“魔の時間帯”といえる。●ガン細胞の増殖 細胞の増殖やホルモンの分泌など、体の代謝が最も活発になるのが睡眠中。昼間傷ついた細胞などを整備する時間帯で、ガン細胞もこの時に増殖する。ただ、残念ながら有効な治療法が少ない現況にある。しかしドキソルビシン、シスプラチンの抗腫瘍薬を投与時刻を考慮したスケジュールで治療したところ、有効データが確認されており、今後に期待される。 薬の正しい飲み方として、一般的には、体内の目的の場所で最も薬の効果が発揮されるように、薬は形状や飲む時間帯と間隔、量などが工夫されている。そのため、「1回2錠、1日3回食後30分以内に水またはぬるま湯で飲む」など、定められた用法、用量をきちんと守って服用することとされている。 ほとんどの罹患者は、飲み方や、注意書きを読んで忠実に実践してきているはずだ。ところが近年、治療に用いる薬物治療の効果を高めることが可能になる1日の中で、最も適切な投与時刻を設定する必要性がクローズアップされつつある。 「薬の効果的な投与時間や投与方法を選べば、副作用が少なく、効果が高い治療が期待できる。ですから新たに生体リズムという観点から医学を見直さなければならなくなってきたといえるでしょう。薬の効き目はいろいろな要因で左右されますので、一概には言えませんが、薬を処方する医師もこれからは食後3回といった固定した考えではなく、体のリズムに合った有効時間を選ぶ姿勢に方向転換していくようになるでしょう」(日本薬学会関係者) しかし大事なことは、患者が勝手に飲み方を変えるのは危険ということ。「この時間帯なら効き目がある」といった自己判断は絶対にやるべきではない。医師や薬剤師に相談してから服用することが肝要である。
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芸能 2013年11月07日 11時45分
まだまだ語り尽くしていなかったみのもんた
次男の逮捕を受け、10月26日に会見を行いTBSの2番組の降板を発表したタレントのみのもんただが、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)に3時間にわたるインタビューが掲載されている。 会見後、みのは一般紙やテレビの報道番組で活字メディアを批判し、その中でも特にやり玉にあげているのが次男の逮捕以来、毎週、みのに対して手厳しい記事を掲載し続けてきた同誌だが、今週号では記者の厳しい追及に対して洗いざらいぶちまけている。 次男は事件によって日本テレビを諭旨解雇処分となったが、コネ入社かどうかについて聞かれると「確かに“コネ”だと思います」、「試験は次男が言うには『難しくてわかんなかった』そうですが、結果的に受かった。ですからコネクションがあったからだと思います」と認めたが、TBSでプロデューサーをつとめている長男がどうかについては言葉を濁した。 また、同誌の記者に対し、「まだまだ僕への批判は続くでしょう。『週刊文春』のせいですよ」と言い放ち、テレビが自身を「守ってくれたか」どうかを聞かれると、「守ってくれていたら、僕辞めてません」、「もし僕を守るならこのまま突っ走ってくれただろうし、スポンサーを説得してくれたと思う」と本音をぶちまけた。 「残る日本テレビのバラエティーと文化放送のラジオ番組もいつまで続けるか局内で話し合われているというが、昵懇のTBSの会長とは密約があり、来春のバラエティー特番でみのを“復帰”させ、徐々に同局の報道番組復帰を後押しすると言われているが周囲は猛反発しているだけに、このままレギュラー番組が0になる可能性が濃厚」(芸能記者) テレビ各局はもはや“テレビ界の帝王”と呼ばれたみのを必要としていないようだ。
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芸能 2013年11月07日 11時45分
3年間仕事がなかった滝クリものまねタレントが「7年は仕事に困らない」
「滝川クリサヘル」として滝川クリステルのものまねをするモデルでタレントのサヘル・ローズが6日、都内で開催された、WDLCの「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーン記者発表会に、同キャンペーンのメインキャラクターを担当する予備校講師・林修氏とともに登場し、トークショーを行った。 業界の枠を超えた116社の企業が参加するWDLCでは、同日からWindowsXPのサポートが終了する来年4月まで、ウィルスらの脅威からパソコンを守るため、個人向けにパソコンの買い替えを促す「最新パソコン、買うなら今でしょ!」キャンペーンを展開する。 林先生が販売員のハッピ姿でトークを行っていると、「新語・流行語大賞」が話題にあがった。林先生いわく、一番のライバルは「お・も・て・な・し」とのこと。そこで、滝クリのものまねをするサヘル・ローズが登場。林先生の「今でしょ!」との対決になるかと思われたが、「(滝川クリステル)ご本人よりもすてきなんじゃないですか!」「先生も、かっこいいですよ!」とお互いに褒め合いを始めた。「滝川クリサヘル」は4年前にテレビ番組から生まれたキャラクターというが、サヘル・ローズが「3年くらいずっと仕事がなかったのですが復活しました」、「お・も・て・な・し」が「新語・流行語大賞」を取れば「7年は仕事に困らない」とじみじみと語り始めると、林先生は、「そこまで切実に言われると、『どうぞ』と言いたくなります」と笑いを誘った。(中村道彦)
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芸能 2013年11月07日 11時45分
ナンパされた渡辺直美が「エロい気持ちで行ったのにまったく何もなかった」
タレントの渡辺直美とお笑いトリオ「パンサー」が6日、都内で開催された、ファッションメーカー「ポイント」のオリジナルキャラクター「レピ丸」の発表記者会見に出席し、トークショーを行った。 「レピ丸」とともに発表された「ポイント」と渡辺直美のコラボアイテムである「レピ丸×ナオミコラボマフラー」を首にまき、「レピ丸×ナオミコラボバッグ」を手に登場した渡辺は、2、3週間前にデートをしたことを告白。お相手はネプチューンの名倉潤似の一般男性で、渡辺が食事をしていたら、「今度、ごはんを食べに行きましょう」と名刺を渡されたことがきっかけという。2人で1時間半ほど盛り上がったが、「仕事の価値観についてケンカをしました」とのこと。渡辺は、「ちょっとエロい気持ちで行ったのにまったく何もなかった」としみじみ語った。(竹内みちまろ)
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レジャー 2013年11月07日 11時45分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(11/9東京・11/9京都)
先週ピックアップした2頭。東京デビューの注目馬・オメガハートロックは、まずまずのスタートを切ると5、6番手の位置取り。道中は行きっぷりが良すぎて、鞍上が少し強めに抑えながらの追走。直線に入ると何度か進路を変えるロスがあったが、前が開くとサッと抜け出して1着。ゴール直前では手綱を緩める余裕があった。着差以上の快勝で、クラスが上がっても即通用するだろう。京都デビューの注目馬・ロザリンドは、まずまずのスタートを切ると、馬の行く気に任せての位置取りで、道中は16番手からの競馬。折り合いもすんなり付き、3コーナーから押し上げて行く。手応え良く直線に入るが、思いのほか伸びず11着。それでも道中の走りは悪くなく、初戦で力を出し切れなかったも のだろう。次走は見直せる。 今週の東京デビューの注目馬は、11月9日(土)第6R芝2000m戦に出走予定のデルフィーノ。馬名の由来は「イルカ」。牝、青鹿毛、2011年4月5日生。美浦・牧光二厩舎。父ハーツクライ、母レディアーティスト、母父フレンチデピュティ。生産はケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額1575万円。半兄にはダート1800m戦で2勝を挙げ、伏竜Sではコパノリッキーの2着に入ったロードクルセイダー(父フジキセキ)がおり、叔父にラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)やAJCC(GII)を勝ち、本年の宝塚記念(GI)で2着に入ったダノンバラ−ド(父ディープインパクト)がいる。本馬は頸が長く、 すらっとした伸びのある馬体をしていることから距離は長めが合いそうだが、やや頸の位置が高いため2000mあたりがベストではないだろうか。兄はダートで活躍したが、本馬は母よりも父に似ており芝向き。トモの造りからキレよりも長く良い脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には後藤浩輝騎手を予定している。 京都デビューの注目馬は、11月9日(土)第5R芝1600m戦に出走予定のロードヴォルケーノ。馬名の由来は「冠名+火山」。牡、鹿毛、2011年3月22日生。栗東・笹田和秀厩舎。父キングカメハメハ、母ジャズキャット、母父Storm Cat。生産はケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額2730万円。半兄には芝のマイル戦で5勝を挙げたロードマジェスティ(父ブライアンズタイム)がおり、近親には1994年のプリークネスSとベルモントSを勝ち、米2冠馬となったタバスコキャットがいる。本馬はキングカメハメハ産駆としては脚長で、如何にもマイラーといった胴の詰まった馬体をしている。トモには良質な筋肉を持っており、バネがある。胸前には深さがあり、前駆の造りも力強い。繋ぎは程良い長さと角度をしており、全体的にバランスの良い。賢そうな顔つきをしており、自在に立ち回れそう。父、母父と血統は同クラブの代表馬・ロードカナロアと似 ており、否応なしに期待したくなる1頭だ。なお、鞍上にはC・ルメール騎手を予定している。※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
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スポーツ 2013年11月07日 11時45分
井端退団に揺れる中日 落合新GMが非情の大減俸を断行
今季、12年ぶりのBクラスに転落した中日ドラゴンズが11月4日、長年、チームの主力選手として活躍してきた井端弘和内野手(38)の退団を発表した。 球団は詳細について明言を避けたが、関係者の話を総合すると、不振と故障で不本意な成績に終わった井端に対し、球団は契約更改の下交渉で、1億9000万円から野球協約の減額制限(1億円超は40%、1億円未満は25%)をはるかに超える80%以上減の3000万円前後を提示した。 これに難色を示した井端と球団は、話し合いの場を何度も持ったが、井端の意志が固く、退団に至ったという。 井端は10月に右ヒジ、右足首の手術を受けており、春のキャンプに間に合うかどうかも微妙な状況。井端問題について、落合博満GMは「彼に対しては、それなりのものを例年払ってきている。故障がちでメスも入れたし、億以上を出して球団がリスクを背負えるか、という判断」と説明。また、「戦力外の選手には金額提示はしない」と来季の構想外ではなかったことを強調した。 井端ショックから一夜明けた5日、12球団のトップを切って中日の契約更改交渉がスタートした。従来は若手選手から始め、主力は最後に行うのが球界の慣例だが、落合GMの発案で初日から主力が登場した。 井端同様、今季、不振だった荒木雅博内野手(36)は1億7000万円から、減額制限ギリギリの40%ダウンの1億200万円でサイン。 2勝36セーブ、防御率1.86で、昨季以上の成績を残した守護神・岩瀬仁紀投手(38)は、3億7000万円の現状維持だった。 翌6日も、主力が続々登場。主砲の和田一浩外野手(41)は142試合に出場、打率.275、18本塁打、76打点で、まずまずの成績だったが、3億3000万円から24.2%減の2億5000万円でサイン。 右ヒジの故障のため、わずか1勝に終わったエース・吉見一起投手(29)は2億9000万円から、減額制限ギリギリの40%ダウンの1億7400万円で白旗を掲げた。 右肩の故障で、前半戦をほとんど棒に振り、34試合の登板にとどまった中継ぎエースの浅尾拓也投手(29)は2億2000万円から、25%ダウンの1億6500万円となった。 また、通算218勝の大ベテラン、山本昌投手(48)は今季5勝を挙げたが、それでも、6000万円から減額制限を超える33.3%ダウンで、若手並みの4000万円で更改。 FA権行使も考えられた森野将彦内野手(35)は、2年契約で現状維持の1億7000万円でサインした。 2日間を通じて、主力選手は軒並み大幅減で、岩瀬と森野のみ現状維持という厳しい査定となってしまった。 中日の観客動員数は11年から3年連続で減少。13年は95年以来、18年ぶりに200万人を割り込んだ。その一方で、13年の中日の日本人選手の平均年俸は5198万円、年俸総額は31億7080万円で、いずれも巨人に次いで、球界2位だった。 チーム成績もさることながら、年俸が高くて、観客動員は悪いという悪循環に陥っていた中日。そのためには、ドライな大減俸を断行する必要があったのだ。 04〜11年まで8年間、監督として指揮を執り、4度のリーグ制覇を成し遂げた落合GMに逆らう選手は、退団した井端以外には、さすがにおらず、2日間で全17選手が一発サインした。 12年ぶりのBクラス、非情に徹した落合氏のGMとしての復帰で、中日ナインにとっては、まさに厳冬更改となってしまったようだ。※金額はすべて推定(落合一郎)
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社会 2013年11月07日 11時45分
岩手・大船渡の生活指導の中学教諭が交通違反を繰り返す
生活指導を担当する中学教諭が、交通違反を繰り返すという、生徒に顔向けできない不祥事を起こした。 問題の教諭は、岩手県大船渡市立越喜来(おきらい)中学校(同市三陸町越喜来字前田)の男性教諭(47)。 同市教育委員会によると、教諭は9月5日午前5時頃、市道交差点で運転中に一時不停止で大船渡署員に呼び止められ、酒気帯び運転も同時に判明した。そのため、10月10日に免許取り消し処分を受けた。 それでも、教諭は無免許でマイカー通勤を続け、10月23日午前7時20分頃、市内の国道45号で、出勤時に運転しているところを同じ同署員に目撃され、無免許運転で摘発された。摘発後、教諭は所在不明となったが、同日午後11時頃、警察に発見された。 教諭は最初に摘発された際、職業を「市体育協会職員」と偽り、校長にも報告しなかった。2回目の摘発時に県警が協会に問い合わせ、偽称が発覚した。教諭は「免職になるのが怖くて(職業を)偽った」と話している。 市教委に対し、教諭は交通違反を繰り返した理由について、「(酒気帯び運転は)アルコールが残っているとは思わなかった。(無免許運転は)通勤手段が他になく、運転をやめると変に思われると考えた」と説明しているという。 教諭は3年生の学年主任で、生活指導も担当。市教委は「申し訳なく、心よりお詫びする」としている。(蔵元英二)
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社会 2013年11月07日 11時00分
文化庁と芸術文化振興会の怠慢 映画補助金大盤振る舞いの実態
これは大問題ではなかろうか。 映画補助金を製作会社が黙って懐に入れている、という疑惑が囁かれている。 ひと言でいえば、回収金ゼロということだ。 文化庁の補助を受けて製作され配給・公開された映画は、公開収入の一部を国に納付(返還)することになっている。ところが、実態はゼロで、われわれの税金は映画製作に使われっ放しとなっているのが実情。これは、文化庁と日本芸術文化振興会に原因があるといえまいか。 では、その実態はどうなっているのか。 劇映画やアニメの製作には、最高5000万円の補助金や助成金を出すことができる。検査院が発表したところによると、'07年〜'11年度で198件、交付総額36億9896万円を調べたところ、1件当たりの補助金は1868万円となった。 だが、完成から5年間に公開収入があれば、経費を差し引いた額の一部を国に納付することが義務づけられている。 「国家返納については約束がきわめていい加減で、納付額の算定方法や手続き、期限は決められていません。そのため納付、返還した製作サイドはゼロとなっています」(映画製作関係者) 今年も11月27日から12月3日まで、また翌'14年も5月28日から6月3日まで募集している。そこには、これまでの回収ゼロのことなどまるで触れられていない。 「請求しないから製作側も払わない、という癒着構造がそこに出来上がっている」(前出・映画製作関係者) 繰り返しになるが、補助金は庶民が収めた税金の一部である。 検査院ももっとよく調べて、問題があれば訴訟手続きまで進めてもいいレベルの話だ。
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レジャー 2013年11月06日 17時50分
私はこうしてお客様に落とされた 〜七瀬・ホステス(26歳)〜
お酒が入って酔っ払ったときの姿こそ、本来の自分の姿を現しているんだと、この世界に入って強く感じた。 仕事や家庭での不満をたらして泣き上戸になるお客様や、普段はシャイな振りをしているのに急にエロくなったりするお客様。でも、これって女性にも言えることだし、毎晩、そういうお客様を見ている私たちからすれば、可愛い部分を見れたようで何だか嬉しく思っちゃうの。 ただ、一番厄介なのが、お酒が入ると急に喧嘩っ早く、キレ口調になる男性。 こういうお客様にあたると、大体のホステスは慌てる素振りを見せながらも、内心冷めきってしまっている。一言で言えば、面倒臭いから。 今宵も、お酒の勢いで、他のお客様に絡みだして暴れるお客様がひとり。そのひとりのお客様から始まり、他のお客様も巻き込まれ、野次を飛ばすお客様も現れ…。 別の席に付いていた私は、自分の中で決められたマニュアル通り、慌てて止めに入る素振りを見せながらも、さりげなくフェードアウトして、元にいた席へと戻ろうとした。 その場にいた女の子たちや責任者であるママやオーナーは慌てふためいていたけど、正直、私には関係ないと思ったから。 店の前の路上から、飛ばされる罵声を耳にしながら、店に戻ると、いきなりの騒動を目のあたりにして、怯えきった新人の女の子がカウンターの片隅でしゃがみこんでいた。そして、その前には、先程まで、私がついていた席にいた米倉さんがグラスを片手に座っている。店には、その二人しか残っていなかった。 不安にこちらを見つめる女の子をロッカールームへ連れて行き、ようやく、米倉さんの元へ戻ってきた。 「結構酔っぱらってるのに、ああいうお祭りごとには参加しないんだね、米倉さん」 俺は関係ないみたいな顔して飲んでいる米倉さんを見て、嫌味交じりに私が問いかける。 「飲み屋にいる時点で、想定内の出来事だろ?」 そういって、空になったグラスを私の前にボンっと置く。 多分、私がイライラしているのは、こうやって暴れるお客様が騒動を起こしたからではない。そうではなく、どんなことにも応じない、広い心を持っている米倉さんを目の前にして、少しでも動揺してしまった自分にイライラしているんだと思う。 でも、こういう人がいつも傍にいてくれれば、私ももっと冷静な判断のできるいい女になれるんだろうなと、思ってしまったんだけどね。取材・構成/LISAアパレル企業での販売・営業、ホステス、パーティーレセプタントを経て、会話術のノウハウをいちから学ぶ。ファッションや恋愛心理に関する連載コラムをはじめ、エッセイや小説、メディア取材など幅広い分野で活動中。http://ameblo.jp/lisa-ism9281/