-
芸能 2014年06月10日 17時40分
関ジャニ∞大倉忠義ほか、芸能人のうらやましい話
居酒屋チェーン「鳥貴族」が7月10日にジャスダックに新規上場する。若者の酒離れが指摘される昨今、初値がいくらになるか投資家に注目されているが、今回の上場はそれ以上に芸能マスコミの注目を集めている。 「同社の社長は関ジャニ∞大倉忠義の父親なのですが、上場申請のための有価証券報告書を見ると大倉が1万株を保有していることが判明。現役ジャニーズアイドルで上場企業の大株主。まるで少女漫画の世界だと話題になっているのです」(女性紙記者) 株主の芸能人といえば、フリーアナの夏目三久はイー・ガーディアンの創業一族で、当初、2万4000株を保有していた。また萬田久子は、亡くなった夫が社長だったリンク・セオリー・ジャパンの株がファーストリテイリングに買収された際、約60億円の利益があったとされる。 大倉はボンボンと言われることはよくあるようだが、「実家の店が大きくなったのはここ最近で、ボンボンらしい生活はしてない」と話していたとか。そうはいっても、うらやましい限りだ。
-
芸能 2014年06月10日 16時58分
「凍らせ芸人グランプリ2014」でダチョウ倶楽部が圧勝「上島竜兵=神」
10日、都内で凍らせプッチンPresents「凍らせ芸人グランプリ2014」が開催された。お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右はプッチン大使として、相方の増田英彦はMCとして登場。イベントでは、プッチンプリンも凍ってしまうような“凍らせギャグ”を持つ、ダンディ坂野、安田大サーカスのクロちゃん、小島よしお、ダチョウ倶楽部らが自慢の芸を披露した。 ダンディはお得意の「ゲッツ!」、クロちゃんは「クロちゃんです!」、小島は新ネタであるゴボウの歌、ダチョウ倶楽部は「ヤー!」「クルリンパ」「どうぞどうぞ」などの芸を繰り出し、極寒の世界へ誘った。クロちゃんが芸を披露した際には、TBSの大ヒットドラマ「半沢直樹」の大和田常務に扮した安田大サーカスの団長が助っ人として駆けつけた。ドラマの名シーンである土下座を披露するも、思った以上にウケず、会場を凍らせていた。 各芸人が芸を披露した後には、「凍らせ芸人」を決定するために取材陣や来場していたお客さんによる投票が開始。結果はダチョウ倶楽部が圧倒的な得票数を獲得し、見事グランプリに輝いた。2位のダンディは「来年はリベンジしたい」、3位の小島は「来年はピーマンの歌でやりたいと思います」、最下位だったクロちゃんは「残念、無念、また来年」と悔しがった。 優勝したダチョウ倶楽部はこれといった気の利いたコメントがなかったため、ますだが「ダチョウ倶楽部とプッチンプリンはロングセラーですから」とフォロー。一方の岡田は上島のことを“神”と崇めていた。 そして、イベント開始から「ギュウッ!!」「ワァオ!!」などのギャグで会場の空気を凍らせていた岡田は、締めのコメントでも「閉店ガラガラ」とお得意のギャグを披露し、最後まで会場を凍らせていた。
-
芸能 2014年06月10日 15時30分
なかなか“いい話”が出て来ない山岸舞彩
先週発売の「週刊文春」(文芸春秋)でプロアイスホッケー選手・菊池秀治との熱愛を報じられた山岸舞彩だが、このスキャンダルが“キャスター生命”を脅かしかねないというのだ。 「山岸といえば、日テレの『NEWS ZERO』でキャスターをつとめているにもかかわらず、4月にスタートしたフジテレビのインタビュー・ドキュメンタリー番組『ワンダフルライフ』に出演。日テレの夜の看板ニュース番組を背負っているという意識がまったくなく、おまけに『文春』には“車チュー写真”が掲載され、プロ意識の希薄さが浮き彫りになってしまった。メインキャスターの村尾信尚とも折り合いが悪く、秋頃をめどにキャスターを“更迭”されそうな気配」(日テレ関係者) “肉食女子”のイメージが強い山岸だが、男性スキャンダルが露呈したのは初めて。しかし、菊池との交際は“略奪愛”である可能性が浮上しているというのだ。 「昨年11月元フィギュアスケーターでタレントの澤山璃奈が信頼していた先輩の女性タレントに悪口を言いふらされ、好きな男性を奪われたことを告白。澤山は菊池と同じ法政大学出身で、山岸と同時期に同じ芸能プロに所属していたことから、今になって略奪愛疑惑が浮上してしまった」(芸能記者) 仕事でも日テレとフジに“二股”をかけている山岸だが、「ワンダフルライフ」は鳴り物入りでスタートしたにもかかわらず、このところ視聴率は3〜4%台を連発する“低空飛行”続きで、「このままだと、秋の改変期までで打ち切られる可能性が高い」(フジ関係者)というだけに、オファーを受けた山岸の思惑通りには行かなかった様子。 このままだと、来年は民放キー局のレギュラーがゼロになる可能性もありそうだ。
-
-
芸能 2014年06月10日 15時30分
総選挙で不振だったNMB48 注目メンバーはこんなにいるぞ!
第6回AKB48総選挙で不振であったことが話題になっている大阪・難波を拠点に活動するNMB48。第1期生とチームNのキャプテンで第6位となった山本彩も、壇上で悔しさを見せた。ただ、そんなNMB48には、今回で圏外となり、まだまだ知名度は低いものの、魅力的なメンバーが多くいるのだ。 第1期生の門脇佳奈子は、「釣り」が得意なメンバーだ。「釣り」といってもアイドルがファンを釣るというものではなく、門脇の場合、本当の魚を釣る正統派だ。スポーツ紙の連載や釣り番組に出演するなど、実績も残している。SKE48でも加藤るみが「釣り」が得意と公言し、実際に「釣り」関係の仕事も得ているため、今後、加藤にキャラ争いで勝てるかどうかが、門脇の躍進のポイントになるだろう。 千葉県出身ながら大阪・難波を拠点にするNMB48に加入したのが石塚朱莉だ。ただ、生まれは大阪であるため、関西弁である。バラエティを得意とするNMB48でもトップクラスのお笑いキャラでもある。まだまだ関東での露出が少ないので、今後に期待したい。 17歳の室加奈子はAKB48グループでトップクラスの色気のあるメンバーである。彼女がGoogle+にアップする写真を楽しみにしているファンは多い。お笑いを得意とするNMB48では異色のキャラクターだが、その中で色気を持つ室はファンに大きなインパクトを残している。 一度は卒業するも再び研究生として戻ってきたのが城恵理子だ。秋元康にも絶賛された彼女。少し大人になって戻ってきた彼女は、6月30日から昼ドラ「碧の海〜LONG SUMMER〜」に出演することもあり、注目度はアップすることは間違いないだろう。 他にも、“上沼恵美子の後継者”とも呼ばれるようなトーク力を持つ木下春奈、バラエティの常識を破る言動で話題の近藤里奈、非常にマジメなキャラクターだがグループ随一の巨乳というギャップが魅力の山口夕輝、香川県出身であることから「うどんの国のお姫様」というナゾの設定を持つ川上礼奈など数えていけばきりがないほど人材は豊富だ。 これらNMB48が、今年の悔しさをバネに飛躍させることができるのか、注目したい。*写真は木下春奈(左)と門脇佳奈子(右)
-
芸能 2014年06月10日 15時30分
新恋人&巨額の借金が発覚したTBSのバツイチアナ
09年に元プロテニスプレーヤーで実業家の杉澤修一氏と離婚したTBSの木村郁美アナが新恋人と交際中で、杉澤氏の借金問題に巻き込まれいまだに巨額の負債を抱えていることを発売中の「フラッシュ」(光文社)が報じている。 同誌によると、5月下旬の金曜日、木村アナは同局関係者と局近くのレストランに入店し、退店時にはその局関係者と、日に焼けた50代と思われる“チョイ悪風”の男性と一緒で、局関係者が帰宅すると、木村アナは残った男性に指を絡ませ、甘えるように体を預けて歩き、コンビニに立ち寄りタクシーに乗り込んだという。 同誌に掲載された写真からも、その男性との親密ぶりが伝わるが、木村アナはかなりの借金を背負わされている可能性が高いとか。というのも、前夫の杉澤氏は事業で失敗を重ね、経営していた会社は24億円の負債を負ったというが、木村アナは5000万円を元夫の会社に貸し付けてパーになったうえ、自身の名義で3億4000万円を借り、前夫の会社に貸し付けていたと考えられるため、その分を負債として抱えていると思われるというのだ。 「かつてはエース並の売れっ子だった木村アナだが、最近ではほとんど出演番組がない。というのも、06年に杉澤氏とド派手に挙式を行ったものの、杉澤氏の借金問題が露呈するにつれ、日に日に痩せて行き、心労でまともに仕事ができる状況ではなかった。とはいえ、年収は1000万円を超えるだけに、借金を返済するためにも会社を辞めることができない状況のようだ」(芸能記者) 前夫はイケメンの実業家。写真を見る限り、新恋人も前夫と同じ“系統”のような気がするのだが…。
-
-
芸能 2014年06月10日 15時30分
“内村光良の従兄弟”放送作家の内村宏幸 若手芸人が売れるには「ネタが面白いでしかない。そこは怠らないでほしい」
NHKのコントバラエティ「LIFE!」の放送作家で、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良の実の従兄弟である、内村宏幸氏が昨今のお笑い芸人について赤裸々に語った。 まず、放送作家という立場からお笑い芸人に求めるモノについて「ネタでしかないんですよね。まぁ、何かの企画でポンと売れちゃう人もいますけど、ネタが面白いって言うのがまずは入り口ですね。でも、今はコント番組やネタ番組がなくなっちゃって、芸人さんが出て行く場所がドンドン少なくなっていますよね。その状況の中で、出て行く場所を用意してあげるのが僕らの仕事なんですよね」と明かした。 また、最近では大学中退や脱サラしてまでお笑い芸人を目指す人が増えており、芸人人口が爆発している状況だが、「その割には出口がないっていう。今、ものすごく飽和状態だって聞くんですよね。ほんとに厳しい時代だなって思いますよね。ちょっと前のネタ見せ番組のブームの時に、あそこからまたグッと多くなったと思います。でも途端に番組がなくなっちゃったんでね。なかなか、このタイミングで出てくるのは難しいと思いますね。でも、目に留まるっていうのは、ネタが面白いでしかないですからね。最初の入り口はね、そこは怠らないでほしいなぁとは思うんです」と若手のお笑い芸人たちにエールを送った。 昨今、増え続けているトーク系の番組やひな壇芸人については「今はもう、どこもやってて。わりと芸人さんから聞くのは、もう話すネタがないというか、色んな番組で同じ話をしてて、やっぱそりゃそうだなって思うんですよ。いくら面白い芸人さんだとしても、そんなに毎日面白ことが起こるワケでもないので、それは大変だなとは思うんですけどね。もう今、ピークは過ぎたというか、いつまで続くのかはわからないですけども、ネタがなくなってくれば自然とそういう番組もなくなってくるだろうし、そうなるとまた違う流れが生まれるかもしれませんね」と放送作家の視点から予測した。 現在、内村氏は「内村宏幸 放送作家Class」を開設し、放送作家を育成している。「僕もこれといったものがないままきちゃったんで、偉そうなことは、何1つ言うべきことはないんですけど(照笑い)。テレビを作るのが好きだって言うことぐらいしかないですよね」と放送作家に必要な能力について語った。また、放送作家講座に募集してくる年齢は、20代ではなく意外と30代の人が多いという。「驚くんですよね。35歳以上の方が結構いたんですよね。結婚している方や、良い大学を出て本当にビックリするぐらいの企業に勤めている方もいますからね」と明かした。 若手芸人や放送作家を目指す人を応援し続けている内村氏。穏やかな口調の中にも、熱いメッセージが込められていた。【内村宏幸】「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」「夢で逢えたら」「ウンナンの気分は上々。」など人気番組に携わってきた、日本を代表する放送作家の1人。現在でも第一線で活躍しているが、「内村宏幸 放送作家Class」を開設し、専任講師として未来の放送作家も育成している。カリキュラムは全20回。毎週金曜日19:00〜21:00。条件は18歳以上の男女。募集人員は20〜30名。渋谷区内の貸会議室にて。WEB通信コントClass講座も実施中。詳しくはマセキ芸能社ホームページまで。【LIFE!〜人生に捧げるコント〜】お笑い芸人と俳優&女優がコラボした新感覚コント番組。NHK総合 毎週木曜日22:00〜22:43放送。出演者:内村光良(ウッチャンナンチャン)、田中直樹(ココリコ)、西田尚美、星野源、石橋杏奈、坪倉由幸(我が家)、池田一真(しずる)、臼田あさ美、ムロツヨシ、塚本高史、塚地武雅(ドランクドラゴン)
-
芸能 2014年06月10日 15時30分
【週刊テレビ時評】視聴率急降下のテレ朝で救いとなった小栗旬主演の「BORDER」
昨年、ゴールデン帯、プライム帯で民放視聴率1位となり2冠を達成したテレビ朝日だが、今年4月以降、苦戦が続いている。 4月のゴールデン帯の平均視聴率は民放4位にまで急降下。5月は民放2位と回復の兆しを見せているが、不振のひとつの要因となっているのが、同帯で放送している刑事ドラマの低迷だ。 同局では、人気刑事ドラマシリーズの「相棒」(水谷豊主演)に続けとばかりに、今クール、3本の刑事ドラマを放送した。 そのうち、小澤征悦主演「TEAM〜警視庁特別犯罪捜査本部」(水曜日午後9時〜)は第8話までの平均視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は9.5%と低調。石塚英彦主演「刑事110キロ」(木曜日午後7時58分〜)に至っては、初回(4月17日)の9.7%が最高で、1度も2ケタ台に乗せることもなく、第6話(6月5日)で最終回を終えた。最終回は2時間スペシャルだったが、視聴率は7.4%と散々だった。 そんななかで、救いとなったのが、小栗旬主演の「BORDER」(木曜日午後9時〜)だ。初回(4月10日)は9.7%と1ケタ台のスタートで、当初は低迷。同日放送開始となった裏の同じ刑事ドラマ「MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜」(TBS/西島秀俊主演/木曜午後9時〜)に3週連続、視聴率で負けていたが、第4話から上昇機運に乗り、形勢逆転。 最終回(第9話=6月5日)は14.4%の好視聴率をゲット。裏の「MOZU」第9話(同5日)は7.7%と過去最低で、“木曜夜9時の刑事ドラマ対決”は「BORDER」の6勝3敗で終わった。「BORDER」の全話平均視聴率は12.2%とまずまずで、これがコケていたら、今クールのテレ朝のゴールデン帯の連ドラは全滅するところだった。 池井戸潤原作の2作、「花咲舞が黙ってない」(杏主演/日本テレビ/水曜日午後10時〜)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(唐沢寿明主演/TBS/日曜日午後9時〜)は依然好調をキープ。「花咲舞が黙ってない」第8話(6月4日)は15.8%で前週より0.2ポイントダウン、「ルーズヴェルト・ゲーム」第7話(同8日)は14.5%で前週より0.3ポイント下げただけにとどまった。 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第23話(同8日)は16.0%で、2週連続16%台をマーク。 また、フジテレビで7日に放送された「AKB48第6回選抜総選挙 生放送SP」は第1部(午後7時〜9時22分)が16.2%、第2部(午後9時22分〜11時10分)が11.4%だった。 同局は3年連続で「AKB総選挙」の生中継を行ってきたが、昨年(6月8日)が20.3%、一昨年(6月6日)が18.7%で、過去最低。大島優子らの卒業が視聴率に響いたようだ。(坂本太郎)
-
ミステリー 2014年06月10日 15時30分
人を殺す「スカイフィッシュ」? 白いニョロニョロは死を招く
右の写真は2013年6月頃、千葉県船橋市にある山口敏太郎事務所で撮影されたものである。 かなりブレてしまったいわゆる失敗写真の一枚であるが、この写真には一点不可解な点がある。 写真右側の赤枠で囲った部分にご注目いただきたい。ニョニョロとした棒状の発光物体が浮遊しているのがおかわかりいただけるだろうか。 一見、ただの光が映り込み、シャッタースピードの設定ミスでこのように見えているだけにも思えるが、撮影場所は天井のライト以外に光源はなく、このように一線の光が映り込むような光はなかったとのことである。 それではこの光はいったいなんなのだろうか…。 この写真が撮影された経緯をご説明しよう。これは2013年夏に岐阜県で開催された山口敏太郎プロデュースのお化け屋敷「恐怖の細道」の第2シーズンのポスター用写真のために撮影された一枚である。 中央に写っているのはイメージキャラクターの口裂け女に扮する牛抱せん夏、左側は事務所スタッフである。 場所は山口敏太郎事務所の台所で、口裂け女が包丁を持って人を襲うシーンを撮影していたとのことである。 形状としては本ミステリー記事でもたびたび紹介している飛行生物「スカイフィッシュ」とよく似ている。しかし、多くのスカイフィッシュはまばゆい光を放っていたり、ヒレのようなものが付いているタイプがほとんどで、今回の写真のように糸ミミズのようなニョニョロタイプはスカイフィッシュは全く違う生物ではないかとする説もある。 事務所の代表でオカルト研究家の山口敏太郎氏は以下のように解説した。 「『うる星やつら』のアニメ オリジナルのエピソードには『うどんが人を襲う』という不条理なシーンが出てくる。実はこれと似たような話が江戸時代にもある。とある侍が川原を歩いていると後ろから白いヘビみたいなものが着いてくる。気持ち悪いと思い近くのお茶屋に入るとそのヘビのようなニョロニョロはまっすぐ山の方へ飛んでいった。しばらくするとニョロニョロの入り込んだ山で首吊り死体が発見される。もしかすると、あのニョニョロは人に首を吊らせるように誘導する化物だったのでは、という話がある。自我をもったヒモ状の生物は日本に存在している可能性はある」 写真に写っている牛抱せん夏、事務所スタッフは非常に霊感が強く数々の心霊現象を体験している。幸いにも2人とも健在であるが、霊感の強い2人が揃ったがためにこの謎の生物を呼び出してしまった可能性は考えられる。 白いニョロニョロ物体には要注意である。(山口敏太郎事務所)
-
レジャー 2014年06月10日 15時30分
夜を棄てたキャバ嬢たち〜ナンバー1でいることに耐えられなくなった美羽〜
勝つものがいれば負けるものもいる。私達人間は幼い頃から順位を付けられ競争社会を生きてきた。キャバクラの世界でも日々、熾烈な争いが繰り広げられ、順位は定期的に入れ替わる。美貌やトークなど様々なスキルが必要とされる場所でナンバー1になるのは簡単な事ではないだろう。だがナンバー1になる事よりも、トップを維持し続ける事の方がさらに難しい。美羽(仮名・24歳)もまたナンバー1を維持することの苦しみを味わった嬢である。 「キャバクラ時代は、お客様のどんなお話にも嫌な顔せず、興味のない政治も勉強したりして必死にがんばってきました。昔から学校のテストもスポーツも1番を取ったことなんてなかったので、店でナンバー1になれた時は本当にうれしかったですね」 美羽はナンバー1になるための努力を欠かさなかった。客の顔はもちろん、仕事先、趣味志向、なんと誕生日までをすべて暗記していた。仕事を終えると忘れないうちにその日来た客の身体的特徴と詳細をメモに取る。そして寝る前に再びメモを開き、必死でその情報を頭に叩き込んでから体を休めるという生活が続いた。せっかく手に入れたナンバー1という地位。その居場所を簡単に手放すわけにはいかなかったのだ。しかしそんな日々も長くは続かない。 「精神的に限界が来てしまったんですね。出勤以外の日も、お客さん達がどうしたら喜んでくれるか、どのようなことを勉強すれば私に興味を持ってもらえるのだろうと、起きている間はずっとそんな事を考えていました。それで、ふと思ってしまったんです。この仕事を一生続けれるわけじゃない。そろそろ身を引こうって」 多くの欲望が渦巻く夜の世界はメンタルの強さも重要視される。自分は大丈夫と思っている人間でも、ある日突然、何かが音を立てて崩れていく瞬間が訪れるかもしれない。 精神的な苦しみと将来の事を真剣に考えはじめた美羽は夜の世界を棄てた。その後、キャバクラ時代に貯めていた貯金でネイルサロンをオープン。今では経営者として都内で働いている。(文・佐々木栄蔵)
-
-
社会 2014年06月10日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第79回 蟻のひと穴
日本経済を安定的な成長路線に「引き戻す」ために、必要な政策とは何だろうか。ずばり、国民の実質賃金を引き上げる政策になる。 すなわち、安定的な雇用を増やし、国民が将来にわたり「所得の上昇」を確信できる環境を構築する必要があるのだ。 日本国民の労働人口の多くが安定した雇用を手に入れ、将来不安が払拭されてはじめて、国内の消費という需要(民間最終消費支出)が最大化される。 当たり前だが、将来についての不安に苛まされている人は、安心して消費(及び住宅投資)を増やすことはできない。 2014年第一四半期の民間最終消費支出は、対前期比2.1%増という驚異的な伸びを見せた。とはいえ、別に説明が必要とは思わないが、第一四半期の消費の伸びは、単に消費税増税前の「駆け込み消費」があったに過ぎない。 あまりにも駆け込み消費が多かったため、逆に第二四半期以降の落ち込みが心配になるほどであった。 さて、日本国民の「安定的な雇用」を実現するための政策とは何だろうか。 特に難しい話ではなく、政府が国内に需要(仕事)を創出しつつ、過去に「緩和」が進んでしまった労働規制を「強化」することになる。 労働規制を強化することで、企業が正規雇用を増やさざるを得ない状況にする。同時に、政府が国内の需要を創出することで、労働分配率(売上に占める人件費の割合)が上昇しても、企業が利益を出すことが可能な環境を作るのである。 ところが、現実の安倍(晋三)政権は「真逆の方向」に舵を切っている。労働規制を緩和し、実質賃金を切り下げる政策ばかりを推進しているのだ。 竹中平蔵氏は、5月10日のテレビ愛知『激論コロシアム』の討論で、筆者らに対し、正規社員は「既得権益である」と明言した。パソナ・グループの取締役会長にして、産業競争力会議の「民間議員」(という名の民間人)である竹中氏が、「雇用の安定」を忌むべきものと認識していることがわかる。 現在、様々な「労働規制の緩和」が推進されているが、その一つが「正規社員の残業代廃止」、つまりは正規社員という「岩盤規制」の破壊である(いわゆるホワイト・カラー・エグゼンプション)。 正規社員に残業代を払うと、企業の人件費が上昇し、「グローバル市場における企業の国際競争力(という名の価格競争力)が低下する!」という話になってしまう。 日本国民の実質賃金を引き下げ、貧困化させ、他国民との「底辺への競争」に放り込み、企業のグローバル市場における価格競争力を高めるためには、とにかく何でもやってくるのが「彼ら」である。 5月27日、厚生労働省が「高度な専門職」かつ年収が数千万円以上の人を労働時間規制の対象外とし、仕事の「成果」だけに応じて賃金を払う新制度を導入する方針を固めたとの報道が流れた。 厚生労働省は「民間人(主に経営者)」を中心とする産業競争力会議の提言を受け、労働時間規制緩和の妥協案を公表したのだ。 筆者は元々の産業競争力会議の提言も読んだのだが、仰天してしまった。年収要件が「なし」だったのである。【産業競争力会議の案】●年収要件:なし●対象職種:(一定の責任ある業務、職責を持つリーダー)経営企画・全社事業計画策定リーダー、海外プロジェクトリーダー、新商品企画・開発、ブランド戦略担当リーダー、IT・金融ビジネス関連コンサルタント、資産運用担当者、経済アナリスト●条件:労使の合意、本人の同意 当初の産業競争力会議の案に対し、厚生労働省の対案は以下になる。【厚生労働省の案】●年収要件:あり(数千万円以上)●対象職種:世界レベルの高度専門職、為替ディーラー、資産運用担当者、経済アナリスト●条件:未定 厚生労働省の案の場合、日本の正規社員のほとんどが無関係ということになる。そうであったとしても、「ああ、自分は関係ないのか。良かった」などと安心することはやめて欲しい。 我が国の「派遣労働の解禁」は、中曽根(康弘)政権時代に解禁され、橋本(龍太郎)政権期に業務の範囲が一気に拡大し、小泉(純一郎)政権期に、ついに「製造業」でも認められる、というプロセスを経て拡大していった。 我が国の派遣解禁、拡大の歴史を振り返ってみよう。●1986年:専門的な13業種のみの派遣業認可(ポジティブ・リスト)。後、26業務に拡大●1999年:派遣業についてネガティブ方式に(禁止業種以外は解禁)変更●2004年:製造業の派遣について解禁●2007年:製造業の派遣の期間延長(1年から3年に) 要するに、最初は「門戸が狭い」ポジティブ・リスト方式で「蟻のひと穴」を開けられ、その後、次第に対象が拡大し、ネガティブ・リスト方式に変更、さらにネガティブ・リストの縮小という形で「規制緩和」の範囲が広がっていったのだ。 同じことを、「労働時間規制緩和」についてもやられはしないか、非常に危惧している。と言うより、「彼ら」は確実にやってくるだろう。 筆者は「雇用の安定」こそが、かつての日本の企業の「強み」だったと確信している。 特定の会社に勤め、安定的な雇用の下でロイヤリティーを高めた「人材」が、自らの中に様々な技能やノウハウ、技術を蓄積し、同じく雇用が安定した「同僚」とチームを構成し、世界に立ち向かう。 これこそが、グローバル市場における「本来の日本の勝ちパターン」であったはずだ。 労働規制を緩和すると、人件費削減が可能となり、確かに企業の短期的な利益は増える。 とはいえ、企業は短期利益追求のあまり、中・長期的に競争力を喪失していないだろうか、という問題提起を、今こそしたいわけである。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分