その他
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その他 2019年05月02日 18時00分
潜伏キリシタンの残滓〜長崎県南松浦郡
私は東シナ海に浮かぶ五島列島のひとつ、中通島にいた。五島列島は隠れキリシタンが多く暮らした土地として知られている。 江戸時代、迫害にあったキリシタンたちだが、その後の運命は大きく2つに分かれる。迫害を受けつつもカトリックの教義を頑なに護り続け、明治になって禁教が解かれたとき、その信仰を公にした者たちを「潜伏キリシタン」。そして、潜伏しているうち、カトリック本来の教義が忘れられていき、仏教や神道と融合して独特の信仰を持つようになったのが「カクレキリシタン」という。 カクレキリシタンの多くは、禁教が解かれてもカトリックには戻らず、独自の信仰に留まり続けた。 今日、五島列島のある長崎県などで数多く見られる教会は、「潜伏キリシタン」たちによって造られたものである。中通島を歩いてみると、潜伏キリシタンによって建てられた青砂ヶ浦教会など、明治時代の貴重な建築が多く残っているのが分かるだろう。 中通島をはじめ、五島列島に住んだ潜伏キリシタンの多くは、同じ長崎県の外海地方から江戸時代になって入植した者たちである。江戸時代中期以降、五島列島では大虫害による飢饉が起き、農村の人口が激減する事態にみまわれた。その窮地を打開しようと移住が奨励されたが、それに応じたのがキリシタンたちであった。 しかし、五島列島に移住したはいいものの、漁獲量の多い入り江やわずかばかりの平地にはすでに先住者がいて、キリシタンたちには山間にある猫の額ほどの土地か、漁業にもまるで向かない海辺の土地しか残されていなかった。彼らは苦しい生活を強いられたわけだが、支えになったのが信仰であった。 時の流れの中で、五島列島は過疎化が進み、潜伏キリシタンたちの集落は、廃村となっているところが多々ある。廃村になった場所を訪ねると、そこは昼なお薄暗い常緑樹の森となっていて、石垣がところどころに残されているだけだった。斜面をのぼり樹林を抜けると、約100メートル四方の開けた土地に出た。そこは墓地の跡だった。数柱の十字架を残して墓は移転し、石で区切られた区画だけが往時の面影を残していたのだった。
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その他 2019年05月02日 15時00分
真田幸村が鎌を打ち込んだ“縁切り所”〜円珠庵鎌八幡(大阪市天王寺区)
JRの大阪環状線玉造駅から徒歩15分のところに位置する円珠庵(えんじゅあん)鎌八幡。神社ではなく真言宗の寺院だ。こじんまりとした佇まいながら、ある圧倒的なシンボルでもって、他の寺院を圧倒するパワーを振りまいている。 実はここ、絶大な効果のある﹁縁切り寺﹂として有名なのだ。境内には榎えのきの大木がそびえ立ち、鎌八幡大菩薩を宿しているとして信仰されてきた。その昔、かの真田幸村が大坂冬の陣に出発する際、この榎に鎌を打ち込んで戦勝を祈願したところ、見事に戦勝を挙げたとの逸話を持つ。それ以来、多くの人が鎌を打ち込んで祈願するようになったのだ。御神木に鎌を打ち付けることで、悪縁を断ち良縁を結ぶ心願成就が祈願されている。 ご神木の榎は現在もいきいきと葉を茂らせ、また、容赦なく鎌が打ち込まれているさまは、異様な迫力を持つ。残念ながら境内の撮影は厳禁で、無断撮影した場合は撮影機材ごと没収されるので注意が必要だ。さらに、鎌や絵馬をじっくり見ることも禁止されている。
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その他 2019年05月02日 12時00分
東京・地下鉄「軍用路線説」の真相
大都市・東京。その地下に、蜘蛛の巣のように張り巡らされている地下鉄網。東京メトロ、都営地下鉄を合わせれば、全部で13の路線が走っている。古いものでは戦前から建設がはじまり、戦後の1960年代から70年代にかけて多くの路線が建設された……というのが公に知られている“事実”である。 しかし、地下鉄の路線網をつぶさに見ていくと、果たしてそうなのか、疑問に思える地点が多々見られるのだ。東京の地下事情に詳しい専門家A 氏は、「地下鉄の路線の多くは、戦前から軍事目的で建設されていた」と言う。 「路線図を一目見ればわかると思いますが、地下鉄は皇居の下を通っていません。皇族が暮らしている場所の下に地下鉄を通すこと自体が不敬だから、とかなんとか理由が付けられていますが、果たしてそうなのでしょうか。地下鉄のトンネルを造るためには、地上の土地を所有している人から賃貸しなければいけない。そのため、道路に沿ってトンネルを掘ることが多いのですが、だったらいっそのこと皇居の真下にトンネルを通した方が話は早い。皇居は国の持ち物であり、戦後の地下鉄建設ラッシュ時は、戦前のように『天皇を敬うべし』という雰囲気はなかった。にもかかわらず、トンネルがないというのには、何か特別な理由があるからに他ならないのです」(A 氏) そして、その答えのひとつが、「戦前からすでに地下鉄のトンネルが出来上がっていた」というものだ。「地下鉄のほとんどの路線は、国会議事堂や首相官邸、官公庁のある永田町周辺を通っています。一方で、繁華街である新宿や池袋、渋谷、六本木、赤坂などを通る路線は意外なほど少ない。これも不自然です。つまり、地下鉄のトンネルは、利用者が多い場所を通るように造られたのではなく、永田町を利用する役人や政府首脳が利用するために造られた、何よりの証拠とは言えないでしょうか」(A 氏) 確かに、いくら官公庁が集まるエリアとはいえ、永田町周辺には地下鉄の路線が集まり過ぎている。国会議事堂前駅や永田町駅から国会に通じる“秘密のトンネル”があるというのは、もはや公然の秘密。それはすでに戦前から建設されており、いざという時に政府要人が避難するための通路として、利用されていたのではないかと推察されるのだ。●霞ヶ関駅建設中にタイミング良く巨大防空壕跡が発見 ただ、現実的に考えれば、有事に際して対応の拠点となる官公庁や国会、首相官邸などを中心に地下鉄が建設されるのは、不思議でもないような気もする。それに新宿や渋谷などの繁華街は、山手線の外周沿いに多い。山手線の内側の交通網という地下鉄の役割を考えれば、繁華街に多くの路線が集中していないというのも、それほど違和感はないのではないか。 「もちろん、そういう考え方もできますし、可能性は否定しません。ですが、私の抱く疑問を裏付けるような事実もあるんです。例えば実際に公表されているものとしては、霞ヶ関駅の建設時に巨大な防空壕の跡が発見されて、爆破処理したというものがあります。これは、地下鉄の建設史にも残されている事実。防空壕の一部はそのままトンネルとして利用されているそうです。しかし、たかだか20年程度前に造られた防空壕が“発見”されるというのは、どうなのでしょうか。田舎町などで住民が勝手に掘ったような防空壕ならばともかく、天下の霞ケ関の地下ですよ。当然、計画通りに造られたものであると考えるのが妥当でしょう。図面などは終戦時に廃棄されたのかもしれませんが、存在すら誰も知らないというのはどう考えてもおかしな話。とすれば、あらかじめ多くのトンネルが掘られており、その事実から目を背けさせるため、でっち上げたものだという考え方に何の不思議もないでしょう」(A 氏) 戦前から存在していた地下鉄は、現在の銀座線のみ。銀座線は1932年から1939年にかけて建設された。そして、ちょうどこの間の1936年には二・二六事件が勃発。多くの政府要人らが命を落としている。こうした事態に備えるべく、建設中の地下鉄路線を利用した“緊急避難経路”が計画されたとしても、それは何ら不自然なことではない。 事実、銀座線以外の地下鉄も、すでに計画や建設が進められていた。赤坂見附駅で銀座線と接続している丸ノ内線は、戦前から数億円規模の工費が投入され、赤坂見附から新宿に向けた工事が行われていたのだ。しかし、戦況の悪化によって丸ノ内線は完成しなかったとされている。 「赤坂見附には、ご存じ赤坂御用地があります。皇族がここから新宿、すなわち郊外に向けて避難することができる。銀座線のトンネルを利用すれば、政府首脳の避難路としても使えます。おそらく、建設は中断されておらず、国費を投じて最後まで掘り進められたはずです」(A 氏) 戦況が悪化して東京にもB‐29が飛んでくるような頃ならばもちろん、皇族の極秘避難経路が建設されるのは至極もっともだ。●有楽町線と副都心線“乗り入れ”真の目的 さらに、戦後に建設された地下鉄路線にも、気になる点は多い。例えば、地下鉄有楽町線である。有名な話だが、有楽町線は自衛隊関連の主要施設を結んでいるのだ。別の鉄道ジャーナリストが言う。 「有楽町線が乗り入れている東武東上線沿線には朝霞駐屯地、平和台駅近くには練馬駐屯地、そして市ヶ谷の防衛省、永田町、そして桜田門の警視庁前を通ります。また、戦前には思想犯を収容していた巣鴨プリズンも沿線。これが偶然と言えるでしょうか」 もちろん、公式には有楽町線が“軍用路線”であるとは言われていない。しかし、飯田橋〜市ヶ谷間は列車が4本並んでも余るほどの大きなトンネルになっているなど、不自然な点は多い。 「東京メトロや鉄道に詳しいマニアたちは、これについて車両留置所として使われていることを指摘して、『軍用路線は都市伝説』と切り捨てます。ですが、よく考えてみてください。軍事利用はあくまでも有事限定。目を凝らせば電車の中からでも見える広大なスペースを、ただそのままにしておけばますます疑念は深まってしまいます。そこで、平時には車両留置所として使い、いざとなれば自衛隊員や戦闘車両の輸送に使われる。おそらく、そうしたオペレーションがメトロと自衛隊の間で定められているはずです」(A氏) また、有楽町線は現在、副都心線ともつながっており、新宿御苑や明治神宮も結んでいる。そこに“なにか別の目的”を感じ取っても何ら不思議ではないだろう。 こうした論調に対する反論としてよく言われるのが、『地下鉄の中は、戦車は走れない』というもの。確かに、線路も敷かれているし、トンネル幅を考えれば戦車が走るのは難しい。しかし、東京でテロやクーデターが発生した際、戦車が出動する可能性はどの程度あるのか。むしろ、自衛隊の精鋭部隊が秘密裏に徒歩で移動するために造られていると考えられる。 また、大江戸線で自衛隊が輸送訓練を実施したという事例や、地下鉄以外にも主要幹線道路の地下約50メートルに巨大なトンネルがいくつも建設されているなど、歴然とした事実もこうした“地下鉄の秘密”を裏付ける。地下の巨大トンネルは、通信ケーブルや電線などを埋設するため、もしくは洪水時の水の逃げ道として、造られていると言われている。しかし、こうしたトンネルが緊急時の避難経路となりうることは間違いないだろう。 21世紀に入り、ますます東京への一極集中が進む中、政府の要人や皇族の避難用として、そしてテロやクーデターへの備えとして、戦前から東京の地下に張り巡らされた秘密の地下トンネルは、戦後も“地下鉄”という公然の形を取りながら、さらなる拡大を続けているのだ。
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その他 2019年05月01日 18時00分
千葉の「ヤミ畑」問題 至る所で国有地が蹂躙されている!!〜千葉市花見川区
近年、首都圏や関西圏で土地所有者に許可なく耕作地として使用する“ヤミ畑”が急増している。中でも特に多いことで知られているのが、千葉市花見川区の花見川流域河川敷だ。 写真のヤミ畑は、花見川区役所近くにあるものだ。丈の長い雑草に覆われ、最低限のカモフラージュをしているものの、河川敷沿いの遊歩道からはほぼ丸見え。隠している感じはなく、家庭菜園だと言わんばかりだ。 実は、この花見川流域には数多くのヤミ畑が存在している。毎朝ジョギングしているという地元の会社員に聞くと、「農作業をしている人に普通に挨拶していた。まさか不法占拠の畑とは思わなかった」と驚いた様子で話す。●3坪ほどの畑には10種類以上の野菜が… メディアが報じたことで最近はヤミ畑と認識する人も増えたが、地元では今も正規の家庭菜園だと勘違いしている人が多い。いずれの畑も2〜5坪程度の広さで家庭菜園なのだろうが、人の土地を許可なく耕したことには変わりない。 実際、あるヤミ畑で作業中の中年男性に声をかけると、3坪ほどの畑にトマトやキュウリ、ナス、インゲン豆、ジャガイモなど10種類以上の野菜を育てているという。しかし、男性が所有する土地なのかを尋ねると、「違う」とあっさり不法占拠であることを認めた。 「私だけじゃないし、何年も畑やってるけど文句は言われないよ」 反省する様子はまったくないが、気になったのは、男性の話す日本語がカタコトである点だ。聞けば、日本に移り住んできた中国人だという。実は、ヤミ畑として周囲一帯を不法占拠するのは中国人が圧倒的に多く、男性も「同胞から聞いて始めた」という。 ちなみに河川敷の多くは国の土地であるため、勝手に占有することは民法の不法行為に抵触する。だが、弁護士は「行政は取り締まるにも人手不足で、獲れた野菜も生産者に所有権が認められる場合があるため、事実上放置されているケースが多い」と指摘する。 違法であるのは間違いない。だが、しばらく“開墾した者勝ち”という状態に変わりはなさそうだ。
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その他 2019年05月01日 15時30分
本好きのリビドー(251)
◎快楽の1冊『パートタイム・デスライフ』 中原昌也 河出書房新社 2200円(本体価格)★職場から逃亡した男に襲いかかる悪夢「夏が、終わろうとしていた。」 80年代から90年代初頭にかけ活躍したある人気女性作家の代表作の書き出しだ。この一行をすんなり抵抗なく受容できる読者はむろん素直で幸福なほうで、筆者のごときすれっからしになり果てるともういけない。 というより、「夏が」の後の「、」の段階で内心吹き出してしまう。いかにも“小説”な出足の感じ、さも“見事に決まった”臭が耐え難く恥ずかしくて、とてももたない。所詮、摩滅した感受性の問題にすぎないと片付けられればそれまでだが、綿密に練られたプロット、周到に張り巡らされた状線の上で予想外に展開する物語と、そこに彩りを添えるキャラ立ちした登場人物…といった「よい作品」を構成する要素の数々が、一切合財煩わしくなる瞬間が不意打ちのように訪れるものだ。 典型例でいえば三谷幸喜氏の舞台や映画、あるいはひと昔前のTV『エンタの神様』ならキプロクオ(単語の意味をめぐる互いの勘違い)を土台にしたアンジャッシュのコントなど最適解だろう。確かに細部にわたってよくできている。完璧だ。だが「それで?」。 受け手として最悪の、飽食的傲慢さに満ちた感想なのは十分自覚してもなお、しかし、救いようのない本音であることは否定できない。筆者を含むそんな面倒極まる層にとって絶好の毒薬、いな妙薬が中原昌也氏の作品群。作家デビュー20周年記念の本書にも、「文学」とか「小説」というジャンルや形式自体と、さらにそれをのこのこ読んでいる側までナメ切ったかのような黒い愉快犯性が漲って冷や水を浴びせられる。入念で端整な殴り書き、とでも呼びたい文体にほとんど呆れ返りつつ、数頁に一度は必ず笑わされる中毒性を帯びて、悔しい。(黒椿椿十郎/文芸評論家)【昇天の1冊】 昭和57年に爆発的なヒットとなった裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』を思い起こさせる官能小説が発売された。タイトルは、『奥さま限定クリーニング』(二見書房/722円+税)。著者は元航空会社CAの蒼井凜花さん。女性にも支持者が多い官能小説作家だ。 物語の主人公は、高級住宅街にある実家のクリーニング屋を手伝うことになった22歳の健二。極度の“匂いフェチ”である。セレブ妻がクリーニングに出そうとした衣服の中から下着がこぼれ落ちたのをきっかけに、イケない性癖がムクムクと顔を出す。 以来、何かにつけて人妻との情事を重ねるようになる。自ら名付けたキャッチフレーズが「僕はクリーニング屋です! 衣服だけじゃなく、奥さまのお体もキレイにいたします」。 2日風呂に入っていないというマダムが相手でもお構いなし。粘っこい舌技で全身リップに精を出す。お得意さんは外資系投資銀行員の妻・32歳や、ネイルサロン経営者の肩書きも持つ32歳のS気たっぷり長身美女ら、いずれも絶品。年下でM気の強い健二を手玉にとるような強欲セックスがこれでもかと描写され、興奮度は高い。 蒼井さんの作品は、女性目線で男が感じる様子が描かれているところが特徴だ。男に奉仕されたい、玩具のように弄びたいという女の密かな性欲を看破しており、そこが女性読者の心をつかんでいるようで、読み応えがある。 表題の他、『人妻の乱れ姿』『僕だけのプライベートCA』など短編6作を収録。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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その他 2019年05月01日 15時00分
商売の神様は“お礼”を求める〜伏見稲荷大社(京都市伏見区)
日本各地に、約3万社以上あるといわれている稲荷神社。その総本宮が、朱色の千本鳥居と白い狐で有名な伏見稲荷大社だ。主祭神は、宇迦之御魂大神(う かのみたまのおおかみ)。配神として佐田彦大神(さたひこのおおかみ)と大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)。711(和銅4)年に創建されて以来、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などの神として崇められてきた。 広大な境内を誇り、稲荷大神が鎮座する稲荷山全体がパワーの源だ。鳥居の数は、稲荷山を含めて1万基超。しかも、鳥居はすべて信仰者からの奉納で、願いがかなったお礼だというのだから、超メジャー級のパワーを持っていることがわかる。霊感と無縁な人でも、伏見稲荷大社へ行くと「ただ事ではないオーラを感じた」という声が多いのだ。 だが、パワーが強いぶんマイナスの効果も大きいという。お稲荷様は、商売の神様らしく、きっちりと利益を求められるのだ。万が一、報告やお礼を怠ったら、それ相応の厄が巡ってくるだろう。 なお、お礼の方法として、知っておくべき「適正価格」を紹介しておく。商売の場合は、利益の1割をお支払いすると良いとされている。1割=体の一部という意味を持つからだ。お稲荷様は、自らの体の一部と引き換えに、参拝者に利益や成功を与えてくださったからだ。そのため、この世で清算できなければあの世、あの世でもできなければ来世にまでわたって払うことになるという。1万基地もの鳥居が奉納されている背景には、こういった話が隠されているのだ。
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その他 2019年05月01日 12時00分
終電間際、ないはずの駅が浮かび上がる?
「幽霊駅」をご存じだろうか。文字通り解釈すれば「幽霊が出る駅」ということになる。では、どんな駅ならば幽霊が出るのか。「人身事故があった駅」なんてものが頭に浮かぶが、さにあらず。本当の幽霊駅とは、今や使われていないかつての廃駅で、それがそのまま地下にひっそりと佇んでいるものを言うのだ。 かつてはそこに列車が停まって多くの人が行き交ったものの、いつしか存在すら忘れられる存在に…。そんな幽霊駅が、東京の地下にはいくつも潜んでいる。その最たるものが東京メトロ銀座線で、“幻の新橋駅”こそ有名だが、他にも旧表参道駅や萬世橋駅が「幽霊駅」として、往時の遺構そのままに残されている。●消えているはずの駅名標が、終電間際になると… では、この幽霊駅の何が恐ろしいのか。いずれの幽霊駅も“幻の地下鉄駅”として東京メトロも認めているし、ときには一般公開をするようなこともある。しかし「なら怖くないね」で終わるほど簡単ではない。 例えば旧表参道駅。この駅の解説として一般的なのは、「千代田線の開業に合わせて表参道駅を改築したときにホームを移転、旧駅が廃駅となった」というものだ。しかし、ここにはもうひとつの真実がある。もともとこの表参道駅は、「青山六丁目駅」として開業したのである。ただその後、駅名が変わったので、「青山六丁目」の駅名標はすっかり見えなくなっているはず。ところが…、ある銀座線ユーザーは語る。 「地下鉄なので車窓を楽しむなんてことはなく、車内にいる客の顔が窓に反射して映っているのを、ぼんやり見ていたんです。で、表参道駅が近づいてきたら、フッと反射する乗客が消えて、妙にくっきりした文字で『青山六丁目』って…。怖さは感じなかったんですけど、あれは何だっただろう。それからもたまに終電間際に乗ると見るんです」 果たして、この経験談が真実なのかどうかは闇の中。ただ、このユーザーは地下鉄の知識もなんにもないただの乗客。かつて「青山六丁目」という駅があったことはまったく知らなかったという。なぜ見えないはずの駅名標が見えるのか。それは、誰にもわからない。
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その他 2019年04月30日 18時00分
この神社で「呪いの儀式」が行われていた…〜高知県香美市
高知県と徳島県の県境付近に位置する高知県香美市物部町(旧物部村)。国道から車一台がようやく通れるかという断崖絶壁の細い道を20分ほど進むと、突如として異様な雰囲気を醸し出す「K神社」と書かれた鳥居に行き着く。この神社こそ、陰陽道の流れをくむとされる民間信仰「いざなぎ流」の神を祀る神社のひとつだ。 この地域には「いざなぎ流」の神を祀る神社が無数に点在しているが、中でも、この「K神社」は氏神社として強い力を持ち、K姓を名乗る者たちが代々守り抜いてきた。 「いざなぎ流では呪うことを“因縁調伏”と言います。K神社はもともと平家の落人だったK氏が建てたもの。年に一度、全国各地に散らばったK姓が集まり、儀式を行うんです」(K一族の末裔)●太夫が身につける面と笠には強力な呪力が 神社周辺の民家の表札を見ると、確かにK姓が多く見受けられる。だが、過疎化が進む彼の地では、集落から離れてしまう者も増えてきた。それでも年に一度だけ、呪いの儀式のために、全国各地に散らばったK一族が集結する日があるという。 そもそも「いざなぎ流」とは、村民に古くから伝わる祭儀、祈祷、占いを総称した呼び名だが、それはあくまでも表の顔。陰陽道の流れをくむということからもわかるように、「いざなぎ流」には悪霊と闘い、病を祈祷で治すなどという裏の顔を持っている。 「その中に“因縁調伏”という呪いの祈祷秘術が存在し、個人の家に呪術師が訪れ、作法にのっとって呪いたい相手に災いをもたらすのですが、我々は一族に仇なす敵を打ち倒したり祓ったりするために、この儀式を行うのです」(前出・K一族の末裔) こうした祈祷を行う呪術師は「太夫」と呼ばれる。普段は他の村民と変わらぬ生活を送っているが、いざ祈祷が始まると呪術師と化し、1週間に及ぶ祈祷によって、太夫は強力な呪力を操ることができるとされているのだ。 「太夫が身につける面と笠には、強力な呪力が宿って悪霊を集めると言い伝えられています。太夫以外の人も因縁調伏を行うことがあるんですが、それをこの村では『シキを打つ』と言う。だから、各個人宅には、その打たれたシキを食い、呪いを無力化する『シキ食い面』というのもあります」(同) 四国山地に囲まれた集落で育まれた、独自の民間信仰「いざなぎ流」。閉鎖的な空間で生まれ出た呪いの儀式は、一族の繁栄のため、この神社とともに今も存在し続けているのだ。
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その他 2019年04月30日 15時00分
SNS映えスポットは丑の刻まいり発祥の地〜貴船神社(京都市左京区)
縁結びの神様として有名な貴船神社。平安時代から「恋愛に効く神様」として信奉され、あの和泉式部も、夫の離れた心を呼び止め、復縁という結果をかなえたとの伝説がある。 結社(ゆいのやしろ)には、木花開耶姫命(こ のはさくやひめのみこと)の姉姫である磐長姫命(いわながひめのみこと)が祀られている。近年は、紅葉の時期の美しさ、七夕の飾り付けの優美さ、幻想的なライトアップの様子などが注目され、SNS 映えを狙う女性客や、外国人観光客でにぎわっている。 大人のデートにも最適な雰囲気だが、実はそこに落とし穴があった。男女で参拝すると、陰陽のバランスが崩れて破局を招くのだという。対策は、「鳥居をくぐる際に、別々にくぐること」とされているが、触らぬ神になんとやら。というのも、貴船神社には「丑うしの刻まいり発祥の地」という恐ろしい側面があるのだ。時代劇の話かと思われるかもしれないが、儀式は廃れることなく、いまも密やかに行われているらしい。境内から、「カーン、カーン」という音が聞こえてきたという話や、木に五寸釘と藁わら人形が打ち付けられていたとの目撃談は今も絶えない。 なお、丑の刻まいり(呪いの儀式)が行われているところを見てはならない。呪いとは、人間の負の感情の中で最も恐ろしく、尋常ならざる“気”に満ちているからだ。目撃した者にも同一の呪いが降りかかるとされている…。
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その他 2019年04月30日 11時00分
歴史上最強の“絶倫”徳川幕府第11代将軍「徳川家斉」の驚愕セックス術とは?
徳川幕府第11代将軍の徳川家斉は、精力絶倫過ぎて『オットセイ』とまでいわれたという。家斉は江戸城の『大奥』に22人もの愛妾(愛人)を持ち、昼夜を問わず“ご乱行”を繰り広げていたそうだが、実は家斉は極めて独創的ともいえる、さまざまな「性生活改革」をしていたことでも有名だ。 例えば、これは「あだ名」の由来でもあるのだが、「強い性欲」を維持するために家斉は「オットセイのペニス」を自ら刻んで、すりつぶして乾燥させ、それを毎日服用していたといわれている。 嘘のような話だが、実際にオットセイのペニスは、性交時の持続力と快感を高める媚薬として高い効能があり、現在でもカナダではオットセイの仲間である「アザラシのペニス」を配合した媚薬が販売されている。 そしてもう1つ、家斉はセックスの質を大幅に高める「驚くべき秘策」を考え出した。とても信じられないことだが、何と家斉は大奥の1部屋を大改造して「全面鏡張りの部屋」を作ってしまったというのだ。しかし、この当時はまだ現代のような「鏡張りの技術」が日本では確立されておらず、どうやって作ったのかは不明だという。 ともあれ、これは200年以上も前のことで、事実であれば間違いなく「ラブホテルの元祖」と言えるだろう。 この全面鏡張りの部屋で“どんなこと”が行われていたのかは分からないが、当時としては十分に刺激的だったはずだ。そのためか、家斉は69年の生涯で、男子を26人、女子を27人も作っている。これはよほど励まなければ達成できる数字ではなく、事実「毎日励んだ」からこそ、これだけの子供が生まれたのだろう。 まさしく「エロを極めた男」であり、ここまで来ると「いやらしい」という感想はなく、むしろ清々しい息吹まで感じられるのが、とても不思議だ。
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