芸能
-
芸能 2015年08月27日 12時00分
【バラエティ黄金時代】全723回の平均視聴率21.4%! 驚異的な数字を叩き出した『なるほど!ザ・ワールド』
今年2月28日付けで、フジテレビの益田由美アナウンサーが定年退社した。同局で女性アナウンサーが定年したのは初めてだ。早稲田大学出身、エリートアナウンサーだった益田さんのその名を広めたのは、『なるほど!ザ・ワールド』(フジ系)。1981年に、愛川欽也&楠田枝里子の絶妙な司会者でスタートした、クイズバラエティ番組だ。 世界中の話題を、現地に派遣されたリポーターがクイズ形式で紹介。海外クイズ番組のパイオニアと呼ぶにふさわしかったが、同時に、愛川と楠田によるスタジオ展開、ENGカメラ(フィルムを伴わない、ビデオカメラとレコーダーの一体型)を使った高性能で最先端な映像、レポーターの体当たり取材も魅力だった。先の益田アナが“ひょうきんアナ”の愛称で親しまれたのも、物おじしないレポートが共感を呼んだからだ。 家族団らんで見られる番組だけあって、およそ15年、全723回の平均視聴率は21.4%という驚異的な数字。初回こそ1ケタだったが、第9回目で早くも20%超えを果たした。最高視聴率は、83年12月に叩き出した36.4%。その前月から18週連続で30%台を突破している。 国民で知らない人はいないというほどのおばけ番組だったため、流行語も生まれた。そもそも、愛川が「な〜るほどザ」と発したあとに、楠田が「ワールド」と続けるタイトルコールからして、当時は誰もが知っていた。また、やや高めの声で「楠田枝里子です!」と自己紹介するものまねも、お笑い芸人を中心にはやった。 番組オンエア期間中にはじまった『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で、愛川が広めたと思われがちな挨拶「おまっとさん」も、“なるほど”のほうが先。また、解答者チームが不正解を出すと、愛川が解答机を叩きながら「はい、消えた」と口にするのも、お決まりだった。 先の益田アナしかり、多くのスターを輩出したのも大きな特徴だ。意外なのは、明石家さんま。全国的知名度が浸透しだしたころ、当時のアイドルだった高田みづえをパートナーにして、準レギュラー出演していた。さんまは、みずえが大人気力士の若島津(当時)と交際しているのを知っていたが黙っていると、さんまとみづえの熱愛報道が出た。真実を明かせないさんまは、若島津から冷ややかな視線を浴びながら、悶々としていたという。 国内外のレポーターには、いかりや長介(故人)や安達祐実、泉ピン子や堺正章、松坂慶子、デーモン小暮、八代亜紀など、ジャンルにとらわれない面々が挑んだ。みのもんたにいたっては、国内取材の常連で、番組ナレーターも担当していた。 そのナレーションも、豪華だった。平常時は、アニメ『ドラゴンボール』の孫悟空の声優・野沢雅子が務めていた。特番では、国民的アニメ『サザエさん』のサザエ役・加藤みどりが担当して、交代でおこなうこともあった。 一般人として出演していたのは、藤原紀香。同番組は途中から旭化成の1社提供になったが、視聴者からのハガキ募集を告知する際、数秒だけキャンペーンガールがアップになった。このうちのひとりが、藤原だった。当時、旭化成とアサヒビールのイメージガールも兼任していたが、売れるために必死だった。 番組史上もっとも悲しいオンエアとなったのは、85年。日航ジャンボ機墜落事故がおこった翌日の8月13日は、「200回記念」が放映された。この収録には、同事故に巻き込まれ、番組にほぼレギュラー的に出演していた坂本九が、妻の柏木由紀子と一緒に出演していた。制作側は、安否がつかめない坂本の出演シーンを検討したが、事前収録であるテロップを入れて、あえてそのまま放映した。最後に、放映に踏みきった経緯を文章で説明。「坂本九さんの無事をお祈りします」というコメントを寄せた。その翌日である、坂本の訃報が伝えられたのは…。 時代の変遷とともに、VTR、海外、現地からのおもしろルポが当たり前になり、より新しいものが希求されたことによって、“なるほど”はその使命をまっとう。開始から15年弱で華々しく散り、その後、同枠はドラマ枠に切り替わった。それでもなお、“復活してほしいバラエティランキング”で、上位を占める。愛川が逝去した今、完全再現は不可能だが、昭和から平成にかけて、同番組が燦然と輝いていた記録だけは色あせない。(伊藤雅奈子=毎週木曜日に掲載)*画像イメージ
-
芸能 2015年08月27日 11時45分
周囲が危惧する堀北真希のハートをゲットした山本耕史の“肉食ぶり”
今月22日に女優の堀北真希と電撃結婚した俳優の山本耕史だが、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)がその“肉食ぶり”を報じている。 山本といえば、先日、テレビ番組のインタビューで堀北への“手紙攻撃”でハートをゲットしたことなど、結婚に至った経緯を明かしていた。 同誌によると、山本は以前、女性誌で自身のラブレター術を「君がいないとベイビー!みたいなことも書いてきましたね」と明かしていたという。40通送ったという堀北へのラブレターの中にもそのフレーズが使われていたかも明かしてほしかったが…。 また、山本といえば、これまで松たか子、上原多香子、牧瀬里穂、スザンヌらと交際し“共演者キラー”として名をはせた。そのため、所属女優との共演をNGにしている事務所もあるほどだとか。上原の結婚前には、深夜に都内のダイニングバーに上原を呼び出すと、太ももをタッチしたり、上原を自分の膝の上に載せたり人目をはばからずにグイグイ口説いていたという。 さらには、ギターやバグパイプなど多趣味で手品が特技。会話によく下ネタを織り交ぜるものの、言われた方は嫌な感じにならない絶妙な話術の持ち主だというのだ。 「男性に免疫のない堀北にとっては、“未知の生物”といった感じで新鮮だったのでは。山本は比較的、自分がグイグイ行けるおとなしめの女性を好む。そのため、ドラマで共演した観月ありさのような肉食系女子にはまったく興味を示さない」(テレビ関係者) 結婚はしたものの、その“肉食ぶり”は周囲にとって悩みの種になりそうだ。 「堀北は浮気を心配することになりそう。一方、今後、共演する女優たちは不倫関係を疑われないように気を付けなければならない。そのため、山本と所属女優を共演NGにする事務所が増えることになりそう」(芸能記者) かつて大ヒットドラマ「ひとつ屋根の下」で純粋な青年を演じていた山本とはまるで別人のようだ。
-
芸能 2015年08月27日 11時45分
石原さとみ NYでプロレス観戦し大興奮!
女優の石原さとみが26日、都内でキヤノン『PlXUS 新CM発表会』に出席した。 新CMと同じ白いレースのブラウスに朱色のスカートという爽やかな衣装で登場した石原は「CMでは笑顔で明るい雰囲気で写真を撮るシーンが多かったです。私の好きな明るい色の衣装に助けられて楽しく撮影できました」とニッコリ。 新CMに起用された石原は「すごく嬉しいです。私の父が昔キヤノンさんとお仕事をしたことがあり、このCMが決まった時には真っ先に父親に電話して一緒に喜びを分かちあいました」とCM出演が思わぬ親孝行になった様子。 新CMでのキャッチフレーズ「いいじゃん」にひっかけて最近いいじゃん! と思ったことを問われると「先日ニューヨークのクィーンズに行った時にプロレスを見て『いいじゃん!』と叫びました。アメリカのプロレスラーは迫力満点で最高でした」と大興奮。 新CM『PIXUS キャ!撮る!いいじゃん!ピッ!篇』は9月4日(金)から全国でオンエア。(アミーゴ・タケ)
-
-
芸能 2015年08月27日 11時45分
向井理、かつての過酷な減量生活を告白「塩と水だけの生活でした」
俳優の向井理が26日、都内で行われた雪印メグミルク『恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト』新CM発表会に出席した。 同社の新CMでも着用したという真っ白のスーツで登場した向井は司会者から「真っ白ですね」と突っ込まれると、「なかなか着る機会がないので新鮮味と恥ずかしさを味わっています。ドラマや映画で白いスーツを着るときは変な役の時。普段はあんまり着ることがないですね」と照れ笑い。 2013年の同社CM出演時に“ヨーグルト男子”に任命され話題になったが、その後2年が経ち、「ヨーグルトを毎日食べるようになりましたよ。任命されてそこが一番変わりました」としみじみ。「毎朝、起きて一番最初に口にするのがヨーグルト。飲んだりもしますし、固形をサラダに使ったりもします。結構合うんですよ」と述べ、「ヨーロッパでそんなふうに食べていると聞いて家でも試しています。内臓脂肪が減るということで健康管理にもいいですし、ヨーグルトを食べ始めて体重も落ちました。今は食べることが習慣になっています」とヨーグルト愛を力説。 体重が落ちたことに絡め、映画やドラマの中での体作りについても質問され、自身の減量経験を問われると、「自分がいつも危惧している体重がだいたいプラスマイナス6キロ。(減量の最高は)12キロくらいですかね」とにっこり。「一か月で4キロとか8キロくらい下げたこともあります。その時は本当に塩と水だけの生活でした」と役作りのための過酷な減量生活も明かしていた。向井が出演する新CMは29日より放送される。(取材・文:名鹿祥史)
-
芸能 2015年08月27日 11時15分
渡辺直美プロデュース・ファッションブランド「PUNYUS」売り上げ前年比200%、好調の要因とは…
オンナ芸人・渡辺直美プロデュースのファッションブランド「PUNYUS(プニュズ)」が28日、東京・新宿ルミネにLUMINE EST SHINJUKU店をオープンする。2014年4月にSHIBUYA109店がオープンしてから、わずか1年4か月で都内に3店舗目のオープンとなる。なぜこんなにも快進撃を続けているのか、リアルライブ編集部は好調の要因を取材した。 渡辺といえば、オンナ芸人として活躍する一方でファッションリーダーとしても女性から注目されている。ツイッターフォロワー数は約79万人、インスタグラムのフォロワー数は約190万人を誇り、SNSに写真を投稿すれば、たちまち「可愛い!」などのコメントが殺到。国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」に出演するなど、ファッション業界でも活躍している。 そんな渡辺がプロデュースするファッションブランド「PUNYUS」は、ジャンルに捉われる事なく、全ての女の子にファッションを楽しんでもらうというコンセプトのもと、フリーサイズから6Lサイズまで豊富なサイズを展開している。購入層について、広報担当者は「10代後半〜20代前半のヤング層が中心ですが、30代〜40代まで幅広くご購入いただいています」とコメントした。 幅広い層からも支持を得ている同ブランド。やはり気になるのは売り上げ。具体的な数字は控えたものの「前年比200%以上で、好調に推移しております」と回答した。 なぜ、そこまで好調なのか? 「他ブランドには見られない目玉焼柄やモチ柄などといった大胆でコミカルでポップなモチーフを使ったアイテムや、Tシャツやブルゾンなどを、あえてビッグサイズでトップにボリュームを持たせたスタイリング提案が、ぽっちゃりのお客様だけでなく、標準体型のお客様にも受け入れられました。プロデューサー渡辺直美さんのポジティブで飾らないキャラクターや、SNSなどでの発信力も、人々を惹きつけているのだと思います」と好調の要因を分析。 芸人がプロデュースするだけに奇抜なデザインが魅力の同ブランド。渡辺直美のセンスがブランドのデザインクオリティを引き上げているようだ。「PUNYUSならではのPOPな柄使い、色使いはもちろん、サイズごとの細かい着心地に対するニーズに応えるため、1サイズごとにパターンの細部を調整したり、非常に伸縮性のある生地を使用するなど、機能性にもこだわっています」とデザインのこだわりについて説明した。 さらに、「エンターテインメント性の高いブランドとして、国内外のファッションイベントでは、パフォーマンスを交えたファッションショーなどを行ったり、SNSでスタッフコーデや、おすすめのスタイリングなどを配信し、トレンドに敏感なお客様への訴求を行っています」とブランド戦略を明かした。モノが溢れた現代では、“待ちのスタンス”でモノを売っているだけでは、商品は売れない。イベントを立ち上げ、さらにSNSを活用してターゲット層に有益な情報を率先して配信するという非常に積極的なプロモーション方法で売り上げを伸ばしているようだ。 ただ、芸能人がファッションブランドをプロデュースして、成功することは容易な事ではない。記憶に新しいのは2014年、元AKB48の篠田麻里子プロデュースのファッションブランド「ricori(リコリ)」が、全3店舗を閉鎖。ricoriの運営会社である株式会社レゴレは自己破産。人気芸能人のファッションブランドだっただけに、衝撃が走った。 様々なブランドが乱立しているファッション業界。そんな競争が激化している中で勝ち残ることは非常に難しいが、今後の目標について「ファッションエンターテインメントブランドという新しいジャンルを世界中に浸透させていくこと」と掲げ、「『着て! 見て! 触れて! 楽しい!』ブランドとして世界中の女の子を笑顔にしたいです」とコメントした。
-
-
芸能 2015年08月26日 17時19分
ナイツ初の漫才CD発売決定 さらに公開収録にファン200名招待
漫才コンビ『ナイツ』が初の漫才CD「ナイツベスト漫才集(仮)」を発売することが分かった。 これまで独演会の模様を収録したDVD等は発売されていたが、CDの発売は初めてとのこと。数多くあるネタの中から本人達が厳選した漫才を新たに収録、映像なしでも十分に楽しめる内容になりそうだ。 今回は、無料公開収録という事で、収録会場にファン200名を限定で招待するとの事。収録に立ち会える滅多にない貴重なチャンスだ。≪公開収録詳細≫■日程:9月16日(水)19:30開演(19:00開場)■場所:ベルエポック美容専門学校イベントホール(東京都千駄ヶ谷3-57-6)■出演:ナイツ、中津川弦■募集人数:200名様■募集期間:8/26(水)〜9/6(日)■募集サイト:http://www.dreamusic.co.jp/knights/
-
芸能 2015年08月26日 15時37分
ブランド力弱まったNHK大河ドラマ 2017年作品「おんな城主 直虎」の主演は柴咲コウ
NHKは2017年の大河ドラマが「おんな城主 直虎」に決まり、主演は同局のドラマ初出演となる柴咲コウが務めることを発表した。 同ドラマは、戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主」井伊直虎(柴咲)の生涯を描いた作品。脚本はNHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」(杏主演/13年度後期)、「JIN-仁-」(大沢たかお主演/TBS/09年10月期、11年4月期)、「とんび」(内野聖陽主演/TBS/13年1月期)、「天皇の料理番」(佐藤健主演/TBS/15年4月期)など、数々のヒット作を手掛けた森下佳子氏。 柴咲は「GOOD LUCK!!」(木村拓哉主演/TBS/03年1月期)、「Dr.コトー診療所」シリーズ(吉岡秀隆主演/フジテレビ/03年〜06年)などに代表されるように、これまでヒロイン役が多く、連ドラで主演したのは「オレンジデイズ」(妻夫木聡とのW主演/TBS/04年4月期)と「○○妻」(日本テレビ/15年1月期)の2作のみ。 唯一の単独主演となった「○○妻」では全話平均視聴率14.3%(数字は以下、すべて関東地区)を獲り、まずまずだった。 かつては、視聴率20%前後を確実に獲り、ブランド力も高かった大河ドラマだが、12年の「平清盛」(松山ケンイチ主演)が平均12.0%と、大河史上ワーストとなる視聴率を出して以降、数字も低下。 13年の「八重の桜」(綾瀬はるか主演)は14.6%、14年の「軍師官兵衛」(岡田准一主演)は15.8%とイマイチだった。 15年の「花燃ゆ」(井上真央主演)は当初から低迷を続け、すでに1ケタ台を4度も記録するありさまで、ヘタをすれば、「平清盛」のワースト記録を更新する可能性もある。 16年の「真田丸」では、「半沢直樹」(TBS/13年7月期)の空前のヒットで、“新・視聴率男”となった堺雅人を主役に起用し、起死回生を図る。 すっかり、かつてのブランド力が弱まった感が否めない大河ドラマだが、16年の堺、17年の柴咲で、どこまで巻き返しできるか注目されるところ。(坂本太郎)
-
芸能 2015年08月26日 15時30分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol43 イワイガワ)
最初は、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)の“見学人”だった。しかし今では、ひな壇に座っている。岩井ジョニ男。相方は、元役者の井川修司。ふたりは、コント師なのです。(伊藤雅奈子) −−ジョニ男さんは“向上委員会”で活躍中ですね。 岩井「最初は、差し入れを持ってご挨拶に行っただけなんですよ」 井川「厳密にオファーは?」 岩井「ない…」 ふたり「ですね(笑)」 井川「事務所の大先輩の関根(勤)さんがやってらっしゃる舞台『カンコンキンシアター』を、(明石家)さんま師匠が毎年観にいらっしゃってて。そのときから、ジョニ男とずんの飯尾さんがやっている「誰だ?」、(松山千春のものまねで)「俺だな」っていう、今の“向上委員会”でやってるネタを、師匠がえらく気に入ってて、キャイ〜ンさんが一緒に食事に行かれるとき、僕らも連れて行っていただいた経緯があったんですね。で、去年の“27時間テレビ”(フジテレビ系)のなかで、師匠と飯尾さんがそれをやりあってて、関西でやってる『痛快!明石家電視台』(MBSほか)に呼ぼうということになったんですけど、あのふたりじゃ弱いということで(笑)、関根勤座長を筆頭に、キャイ〜ンさん、ずんさん、イワイガワの“浅井企画チーム”で呼んでいただいた。そこから、ですね」 岩井「さんまさんは、『“しょうゆうこと!”の次にクルのはあれ』って言ってくださってますね。“向上委員会”がはじまるというとき、挨拶に行ったんですね。呼ばれてないんで、楽屋もないんで、エレベーターの前で待ってたんです、さんま師匠が好きな駄菓子の、100円ぐらいのイカフライを持って(笑)。その日は事務所ライブがあったんで、見学できずに帰ったんですけど、次の週、また行ったら、『おまえ、今日はイケるか? モニターの横、おれ』とだけ言われて、カバンを持ったまま立ってた…というスタンスですね」 井川「それが今月から、ひな壇ですよ。前代未聞ですよ、イカフライでレギュラー獲った人なんて(笑)」 岩井「ジャパニーズドリームならぬ、コメディアンドリームですよね」 井川「僕は、テレビの前で“がんばれ!”で見守ってる感じ。ジェラシーとかは、まったくないですよ」 −−今後の目標は? 井川「たとえば、賞レースで優勝することって、飛び級のチケットやと思ってるんです。夢のチケットではあるけど、成功へのチケットではない。手にしたからといって、安泰なわけでもないから、僕らはそこに焦点を絞ってネタを作ってないんですね」 岩井「まぁ、タイプがありますからね。僕個人に関しては、女子高生からキャーキャー言われることは、この先もずっとないですから(笑)。そのためにこの世界に入ってきたわけでもなくて、おもしろい先輩がいっぱいいて、その人たちを笑わせたいんです」 井川「テレビで活躍してる人たちが、必ずしも賞レースでトップクラスの成績を残したわけでもないですからね。ネタで番組に呼んでいただけるときも、ないときもあって、そのなかで葛藤してるんですけど、今回の“向上委員会”みたいなことがありますし。勝ちに行くネタを創るんじゃなくて、僕らがおもしろいと思うネタで勝負せんと、違うよねっていう話はしてますね」 岩井「長く芸人でいたいですから。賞レースがとか、ネタ番組がとかじゃなくて、どういうことになってもネタをやってるってことで続けていかないと。『M-1(グランプリ)』に落ちて解散するコンビとか、いましたけど」 井川「甲子園で敗れて、野球やめちゃうみたいなね。いや、芸人をやりたかったんちゃうの? って」【プロフィール】井川修司(左)'73年5月生まれ、兵庫県出身。岩井ジョニ男 年齢不詳、千葉県出身。8月30日(日)、19時〜、東京・下北沢シアターミネルヴァで「イワイガワとトークライブ(2)」を開催(ゲストは永野)。浅井企画所属。2003年コンビ結成。(次回は15年9月最終週に更新)
-
芸能 2015年08月26日 15時30分
博多華丸大吉という安全地域
出しゃばることが大嫌いな博多華丸・大吉の安定感が、今なおテレビ番組で重宝されている。全国的に知名度を広めたのは、華丸の『R-1ぐらんぷり2006』の優勝。この大舞台で、児玉清(故人)のものまでで見せる“あいうえお作文”を披露すると、ネタのおもしろさだけで堂々優勝。その後に、漫才コンビであることが広まったほどだ。 吉本興業が九州地方に初めて設立した吉本興業福岡事務所の1期生。90年にデビューした九州芸人のなかでは、群を抜いたおもしろさとマスクで、あっというまにレギュラー番組を抱えた。同期は、ナインティナイン。しかし、笑いの本拠地・大阪で、アイドルのような派手な活躍をするナイナイには、著しい温度差を感じており、若いころは別世界の偉人だと感じていた。 しかし今では、大吉と同学年であるナイナイ・岡村隆史は大の親友。真剣に交際相手を探している岡村に、何度も女性を紹介しては、その行く末を見守っている。 「社長との癒着」をはばかることなく自慢するのも、彼らの持ち味。企業の社長、強力なスポンサーを見定める審美眼が長けているため、地方や地元の営業に呼ばれることが多かった。グルメであり、接待上手なのも、九州時代に培ったノウハウ。それをネタに昇華させると、『THE MANZAI 2014』でまさかの優勝。原点である漫才の腕を落とすまいと、テレビの仕事がスケジュールの大半を占めるようになった今でも絶対に、舞台に立つ。その真摯な姿勢が、長年にわたって芸人から愛されている大きな理由だ。 華丸は13年に、辛子明太子を日本で初めて製造・販売した「ふくや」の創業者・川原俊夫さんの半生を描いたドラマ『めんたいぴりり』(テレビ西日本制作)で、初の連ドラ主演。大好評につき続編も放映され、第30回ATP賞・奨励賞や、第51回ギャラクシー賞・奨励賞を受賞した。今年は舞台化までされた。丸坊主になって挑んだ力作を、SMAP・中居正広やダウンタウン・松本人志も鑑賞して、絶賛している。 どんな偉業をなしとげても、つねに低姿勢。番組では、与えられたポジションを遂行する。そんな華丸大吉は、テレビ業界が絶大な信頼を寄せるセーフティネットなのだ。(伊藤由華)
-
-
芸能 2015年08月26日 12時00分
SMAP・木村主演の映画『HERO』まさかの苦戦でフジ大混乱
フジテレビがジャニーズの難癖に頭を抱えている。木村拓哉(42)主演の映画『HERO』の番宣PRを8月以降も継続するよう要望されているというのだ。ある幹部局員が苦虫を潰したような顔をして囁く。 「映画版『HERO』の興収が、ここに来て急激に落ち込み出した。プライド高き木村が納得せず、イライラモードに突入している。その結果、木村の意向を受けたジャニーズサイドが映画のPRを再徹底するよう上層部に申し入れてきたそうだ。正直、現場はそんな余裕はない。しかも、予定にないPRを仕掛ければ局の持ち出しになる。すでにドラマで2億円、今回の映画で3億円の赤字が出ているんです。大混乱ですよ」 映画公開当時(7月18日公開)こそ、2週連続1位を獲得し、累計210万人の観客を動員したのだが、いまやアップアップの有り様なのだという。 「三浦春馬主演で実写映画化した『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が初登場し、いきなり1位を獲得した。しかも、映画『ミニオンズ』がまさかの2位に初登場し『HERO』が3位に転落。おまけに4位の『バケモノの子』は徐々に数字を伸ばし順位が入れ替わるのも確実な状況です。当初、『HERO』の興収は50億円越え確実と言われていたが、いまや30億円も危ない状況ですね」(映画配給会社) 本来ならばジャニーズサイドのリクエストを無視したいフジテレビだが…。 「それができないんです。『HERO』は来年7月にドラマ版シーズン3が放映されることが決まっている。木村の気分を損ねるとドラマに出演しないと言い出しかねない状況なんです」(フジテレビ関係者) 映画の『HERO』のように、スッキリ解決とはいかないようだ。
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分