群発性頭痛というものをご存知だろうか? 患者の絶対数が少ないためあまり聞きなれない症名かもしれないが、別名・自殺頭痛とも呼ばれその激しい痛みから自殺を考える人も続出するという恐ろしい頭痛なのだ。目の奥から側頭部まで広がる突き刺すような激しい痛みは「スプーンで目玉をえぐり出されるよう」と例えられるほど。その表現を聞いただけでも、いかに耐え難い痛みかは分かるだろう。そんな強烈な痛みが一度始まると15分〜3時間くらいは続き、半年〜3年に一度訪れる群発期には、1〜2ヶ月も続くというから自殺を考えるのもよく分かる。
群発性頭痛はハッキリとした原因は分かっておらず、根本的な治療方法はないのが現状だ。患者は特に男性に多く20〜40代の年齢に多く見られ、1000人に1人がこの頭痛に悩まされているらしい。飲酒やタバコがトリガーになる場合が多いそうなので、予防策としてはそれらを控えて少しでも確率を下げるしかなさそうだ…。