説明会の中でJRAは調教師会とともに開催再開へ向けて最大限に努めていくことで合意。また、調教師会は全休日の今日20日、今週の出走予定馬の検査を行う。厩務員、調教助手などの組合側からの協力もあり、従業員は休日返上で管理馬のチェックにあたる。
<馬インフルエンザ問題 ウオッカは“白”>
ダービー馬は“セーフ”。栗東トレセンで秋の復帰に向け、調整されているウオッカ(牝3歳、栗東・角居厩舎)は18日、検査を受け、陰性が確認された。
「今は涼しい時間帯を選んで乗り運動を中心に調整しています。蹄球炎も治まりましたし、何とか無事にいってほしいですね」と角居師。
<サムソン一転 凱旋門賞挑戦が再浮上>
18日に仏遠征を断念したメイショウサムソン(牡4歳、栗東・高橋成厩舎)にラブコール。フランス競馬を主催するフランス・ギャロから“来仏”を求める声が、JRA貿易課を通して18日夜、陣営に届いた。
高橋成師は「参加するだけの挑戦ではなく、勝ちに行くための挑戦としてやってきた。一度、計画が狂うとね」と慎重な姿勢だが、当のサムソンは陽性反応が出ながらも元気に調教を積んでいる。
近日中に陰性が確認されれば、当初、目標にしていた10月7日の「凱旋門賞」(仏GI、ロンシャン=芝2400m)出走も日程的には可能となる。一転、挑戦となるか今後の動向が注目される。