LAPD(ロスアンゼルス市警)は、1日火曜日、行方不明になっていた高級ネックレスを1月22日の日付で、リンジーが試着しているところが収められた防犯ビデオが発見されたことで、ロサンゼルス空港地区裁判所に対し、ヴェニスビーチにあるリンジーの自宅における家宅捜査令状を要請していた。
ところが、捜査令状が発行される前に、リンジーの友人と名乗る人間が警察に証拠品として、このネックレスを引き渡したという。LAPDパシフィック・ディビジョンのジェフ・バート警部補は、「リンジー・ローハンの代理と主張するある人物が、1日火曜日の午後8時30分にLAPDの捜査官にネックレスを渡しました。LAPDは、既に1月23日から捜査をしていました。ネックレスは、ヴェニスのブティックから盗まれたものだと言われています。もし、ロスアンゼルス郡地方検事局が告発することになりますと、重窃盗罪ということになり、重罪だということです」
ネックレスは現在、証拠品として警察のロッカーに保管されているという。また検察は、今日時点で告発をするかは決定してない。
裁判所からの命令による3か月のリハビリ治療を1月初めに終了したばかりのリンジー、2007年に起こした飲酒運転に関連する罪で現在も執行猶予期間中だ。
なお、盗難されたといわれるネックレスの価格は、2500ドル(約20万円)で、900ドル(約73000円)以上の価値があるために、リンジーの容疑は重罪になる可能性もある。
またリンジーは、リハビリ治療中に入所していたベティ・フォード・センターで、昨年12月12日、職員に暴力行為を行ったとも言われていて、これに関し刑事責任を問われる可能性もある。
リンジーはこれまでに5回のリハビリ施設入りをしており、2月24日に行なわれる審理までの間、無作為に実行される薬物とアルコールのテストを受けることになっている。
もし、リンジーがこの暴行と窃盗の罪に問われた場合、前科のDUI(飲酒または薬物影響下での違法運転)を複数回行ったことと合わせても、スリーストライク法(90年代から始まった過去2回の重犯罪プラス3回目の有罪で自動的に終身刑)により、最悪の結果になる可能性も予想される。