引っ張り切れない手応えだった先週の3頭併せ(5F65秒9)に続き、日曜日も坂路で800m51秒1(ラスト1F12秒1)の猛時計。村山助手が「やれば50秒を切っていたかもしれませんね。馬自身がレースが近づいているのを分かっているようです」というように、臨戦態勢は万全だ。
ここまで報道陣の取材に「課題は順調にレースを迎えること」といい続けてきた陣営だが、その言葉と前記の動きをそのまま拝借すれば、不安材料は皆無といっていい。シーザリオにより、牝馬クラシックのなんたるかを熟知したスタッフのこの言葉が何よりも心強い。
「オンとオフがはっきりしていて、前走もレースが終わるとスッと元に戻れた。体重に関してもこちらの予定通りに推移してくれるし、非常に調整はしやすいですね」
いうまでもなく、舞台は阪神JF→チューリップ賞でマーチャン、スカーレットに完勝を果たした阪神1600m。逆立ちしても死角など見当たるはずがない。