関東学生アメリカンフットボール連盟は同月17日に臨時理事会を開き、慶大アメフト部の1部下位リーグへの降格処分を決めた。現在行われているリーグ戦で慶大は2勝1敗だが、他チームの勝敗にかかわらず残り4試合を不戦敗として最下位(8位)扱いとなる。
昨年の日大アメフト部の「危険タックル問題」に続く名門クラブの不祥事。一体、何があったのか。
慶大アメフト部は毎年夏に合宿を行っている。今年も、8月下旬に静岡県の温泉地で1週間ほど夏合宿を敢行。部員や熱心なOB、保護者たちの総勢120人が参加したという。
「合宿のさなか、複数の部員が女子マネジャーたちが入浴している露天風呂を盗撮したのです。ある部員は露天風呂に盗撮用のカメラを仕掛け、また別の部員はのぞき見しつつ、スマホで盗撮しました。その動画には、女子マネジャーたちの全裸姿がくっきり映っていたそうです。そして、盗撮動画がその日のうちに大半のアメフト部員たちへ拡散されました。この拡散された動画が被害者側に伝わり、大騒ぎになった。コーチ、監督、部長らが知ることになり、合宿はその時点で即中止。部員のハレンチ行為は箝口令が敷かれました」(慶大アメフト部関係者)
主犯格の2人は退部処分、動画を拡散させた部員らは謹慎処分になったという。
当然のことながら、ピチピチの裸を盗撮された女子マネジャーたちのショックは大きい。中でも、合宿に参加していた被害女性の父親は「問題にする」と息巻いていたそうだ。
「部内で隠蔽を図ろうとしていたが、宿泊施設や被害女性たちの周りにマスコミの取材が及び始め、2カ月たって公表せざるを得なくなったのが真相のようです。慶大アメフト部の女子マネジャーは美人学生が多い。今年は中止になったが、『ミス慶応』クラスがゴロゴロいましたよ」(社会部記者)
“盗撮のすゝめ”に、福沢諭吉先生が泣いている。