まず、意外にも評判がいいのが『朝まで生テレビ』(テレビ朝日系)や『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演するウーマンラッシュアワーの村本大輔だ。村本は“専門家”が集う番組でもひるむことなく意見を出す。その積極的な姿勢を評価する人が多いようだ。
「ゲスキャラで売り出した村本さんですが、『THE MANZAI』で社会風刺ネタを披露するなど、社会を変えようという意識が高い。漫画家で評論家の小林よしのり氏が以前、政治問題にコメントした村本に宛てたと思われる批判を、自身のブログで展開していましたが、それほど相手を本気にできるということ。話してみると、村本さんは常識人で知識が豊富。話の組み立ても上手で驚きます」(芸能記者)
他には、『バイキング』(フジテレビ系)などに出演する土田晃之も好評だ。辛口でありながら難しい問題をうまくかみ砕いて説明できる。また父親の立場から物事を見られることも大きく、出演依頼が舞い込んでいるという。
「土田さんの魅力は、ギリギリのラインまで言うべきことを言えること。土田さんのコメントは視聴者をスッキリさせていると思います。ただ、以前、生放送中に『殺すぞ!』と言ってしまったことがありました。話の流れからは冗談だとは分かりますが、番組中に謝罪することになってしまった。ちょっとした気配りができない点は今もまだありますね」(前出・関係者)
また、最近じわじわと人気を集めているのは髭男爵の山田ルイ53世だ。コメントに嫌味がなく、使いやすい言葉を並べることができる。「自分が出すぎず、番組のことを考えられる」と評判で、共演者からも「やりやすい」と好感を集めているようだ。
とはいえ、芸人コメンテーターに対する賛否は多い。どれだけ視聴者に好かれるかも重要な要素だろう。