被告人質問で伊藤被告は「海老蔵さんが自分の胸ぐらをつかんだ」と、きっかけは海老蔵だったことを初公判の時と同様に強調。東京地検は懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め結審し、判決は14日に言い渡されるが、「検察側から過去の犯歴に聞かれたり、子供がいるのに今回の犯罪を犯したことを厳しく追及され、伊藤被告が口ごもる場面もあった。裁判官への心証は悪かったはずで、執行猶予がつくかは微妙」(社会部記者)
そんな伊藤被告は週刊誌などでそのケンカの強さゆえの過去の“武勇伝”を散々報じられているが、昨年12月、元アイドルの豊川誕がブログでかなり興味深い書き込みをしていたのだ。
豊川の12月6日付けのブログによると、当時、海老蔵事件が連日ニュースで大々的に取り上げられていたことに触れ、「もう1年半ぐらい前に管理人の●●さんと秋葉原のミスタードーナッツでコーヒー飲んでたんですね〜そしたら海老蔵さんを殴ったという26歳ぐらいの人にシツコク喧嘩売られましてね〜 あんまりしつこいもんだから俺の体って我慢できなくなって気が付いたらそいつの喧嘩を受けて立って足がそいつに向かってそそくさと歩いてました(笑)」となんと、伊藤被告にケンカを売られたかのような文章がつづられていたのだ。
豊川は元プロボクサーとはいえ、“ケンカ無敗”の伊藤被告とガチンコで戦えば“フルボッコ”にされる危険性もあったが…。
豊川は結果について、「それでお互いやりあったんですが、その若いのは相当自信があったからイチャモンつけてきたんですが、僕のパンチ一発で入り口近くの壁に体が弾かれてそこから倒れました(中略)だから僕は言ったんです、これはお前が喧嘩したんじゃないんだから何も俺に向かって近寄り難いその顔をヤメロヨ〜って言いました。だけどこれってもう随分前だから今話せるけど、僕は相手を殴りながら警察しか頭にありませんでした(笑)」とつづっているから事実上の“KO勝ち”。伊藤被告に勝ったならば、芸能界最強と呼ぶにふさわしかったのだが…。
「どうやら、豊川は『伊藤被告と同世代の若者とケンカした』らしく、そういうニュアンスを伝えたかったが、まるで伊藤被告とケンカしたような文章になってしまったようだ」(豊川を知るレコード会社関係者)
さすがに、伊藤被告が相手ではなかったようだが、まだまだ若者をKOできる豊川の拳の威力はかなりのものだ。