細川の“黒い交際”を報じたのは9月末に発売された「週刊新潮」。同誌によると、細川のほか、小林旭、松原のぶえ、角川博、中条きよしの5人が9月中旬に広域暴力団組長の誕生日を祝うゴルフコンペに参加。コンペの後には歌謡ショーが開かれ、角川と松原が司会。細川は泥酔して顔を真っ赤にしながらヒット曲「北酒場」を、大トリの小林はヒット曲「熱き心に」を熱唱したという。
同誌の報道を受けNHKがそれぞれの事務所に事実関係を確認したところ、いずれも参加したことを認めたため、所属事務所やレコード会社と協議の上で出演見合わせを決定。今月8日には「公共良俗に反する組織とのつながりは、公共放送としてふさわしくないと判断した」とコメントを発表した。年末の紅白歌合戦に出場するかどうかは未定というが、「5人の中で出られそうなのは細川だけだったが、絶望的でしょう」(NHK関係者)。さらに今回の不祥事で紅白から細川の“追放”が決定したというのだ。
「細川は06年の第57回紅白まで32年連続出場していたが、昨年は出資法違反事件で警視庁から強制捜査を受けた、健康食品会社『エル・アンド・ジー(L&G)』の広告塔を務めていたことを報じられ、紅白を辞退し連続出場記録が途切れた。そして今年も不祥事で出場できなくなった。イメージが悪すぎて来年以降、出場する可能性はほぼゼロ」(同)
細川のほかにも多数の歌手が「L&G」の広告塔を務めていたが、同社の事件での被害を拡大させたとして、出資者が損害賠償を求め細川と大学教授らを提訴している。
「他の歌手はみんな細川が窓口となって出演していた。細川のギャラは1回1200万円で、イベント出演は50回以上。しかも、他の歌手のギャラをピンはねしていたようなので、訴えられても仕方がないでしょうね」(司法記者)
本業以外の副業絡みで、問題を起こしたわけだが、今、細川は歌手生命最大のピンチを迎えているという。
「細川の所属事務所社長は業界の有力者ですが、本業がおろそかになるとの理由で副業嫌いで有名。ところが、細川があちこちで小銭と稼いでいるのを聞いて腹に据えかねていたそうです。NHKの無期限出演見合わせ処分もその社長の胸中を代弁したものでしょう。他の民放各局も細川の起用を当分見合わせるそうです」(レコード会社関係者)
細川のイメージ回復は難しそうだ。