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小倉記念(JpnIII 小倉芝2000m 3日) 藤川京子 ダブルティンパニーで一獲千金よ!

 ◎ダブルティンパニーが、持ち前の先行力を生かして粘り込みます。
 昨12月に1600万のオリオンS(芝2400m)を鮮やかに逃げ切り、オープン馬に昇格。今年から重賞戦線への仲間入りを果たしたわけですが、4戦して結果は(13)(15)(8)(10)着。まだ経験が少ないですし、着順も厳しいものがあります。でも、少しずつ勝ち馬とのタイム差を縮めてきているのは確かです。もちろん、それだけでは本命に推す根拠にならないことは分かっています。注目していただきたいのは、前走の七夕賞です。この一戦はティンパニーが重賞でもやれるメドがついたことを証明しています。

 道中は2、3番手をキープ。そして、前半5F通過が60秒3。条件馬でも楽に追走できる流れにもかかわらず、ティンパニーは4角で7番手まで後退してしまいました。一瞬、故障したとも思えるような失速でしたが、「いったん気を抜いてしまった」とは手綱を取った戸崎圭騎手。そこから立て直し、4角では大外を回るかなりのロス。それでいて差は0秒9ですからね。競馬にタラレバは禁物ですが、まじめに走っていたら、上位争いに加わっていたはずと…。
 もともと、2000mは最も得意としている距離で、ポカをやってしまった前走を除けば<3111>とほとんど崩れていません。今季は脚元もしっかりして、調教でもちゃんと追えるようになってきましたし、ハンデも据え置きの53kg。乗りかわる鮫島克騎手の豪腕をもってすれば、もう途中で気を抜くなんてズルはできません。最後まで踏ん張りまくります。

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