「あ〜あ、やんなっちゃった」で知られたウクレレ漫談家の牧伸二(本名・大井守常)さんが29日午前0時15分頃、東京大田区の丸子橋から多摩川に転落して亡くなった。
遺書は見つかっていないが警視庁田園調布署は自殺とみているが、牧さんは前日28日の夕方に東京・浅草で予定されていた公演をドタキャン。同所にあるなじみの喫茶店を退店してから転落するまでの足取りが不明だが、一部スポーツ紙などで牧さんが会長をつとめる任意団体「東京演芸協会」で大きなイベントを行う時や、協会運営で資金が足りなくなった時などに、会長の決裁で補てんするプール資金として歴代の会長から受け継ぎ管理していた約650万円が昨年から不明になり、牧さんの責任を追及する声が高まっている金銭トラブルが死因のひとつなのでは、と報じられた。
「同協会は文化庁の文化芸術振興費補助金を受けており、昨年は530万円が支給されたが、事務局の家賃や局員の給与、イベントの場所代などでほとんど手元に残らない。約110人の協会員は年会費を8000円を収めているが、年会費総計でも88万円にしかならず、650万円という大金をどうやって残したのかが謎。牧さんは質素な暮らしをしており、何にそんな大金を使ったのか? 通夜、葬儀・告別式は身内のみで行われたが、協会内ではすでに“追求ムード”がなく、このままうやむやになりそうだ」(演芸関係者)
牧さんは足の調子が悪く杖を手放せなかったようだが、“相棒”だった杖のみが牧さんの死因を知っているに違いない。
(ビッグダディ夫妻の告白本で売れたのはどっち?)
テレビ朝日の人気大家族ドキュメンタリーシリーズ「痛快!ビッグダディ」のビッグダディこと林下清志さんの初の著書「ビッグダディの流儀」(主婦と生活社)が先月末に発売され話題になったが、今月に入って林下さんの前妻・林下美奈子さんが自身の壮絶な過去を告白した書籍「ハダカの美奈子」(講談社)を発売した。
今や“時の人”となった2人だけに、その売り上げが注目されたが、意外な結果になったという。
「林下さんは発売直後に都内の書店でイベントを開催したが、もともとあまりメディアに出たがりではないため、PRはそのイベントのみ。一方、もともと、積極的にテレビに出たがりだった美奈子さんは写真誌『フライデー』(講談社)で初のグラビアに挑戦し、林下さんの本に“真っ向勝負”を仕掛けるその中身を『東京スポーツ』があおった。林下さんの半生はテレビでほとんど知られていたが、美奈子さんについてはほとんど知られていないこともあり、林下さんの本の売り上げ見込みが15万部なのに対し、美奈子さんの本は30万部だとか。ダブルスコアで美奈子さんの圧勝となりそうだ」(出版関係者)
単純計算による印税収入は、林下さんの本が1000円(税込み)なので約1500万円、美奈子さんの本が1260円(同)なので約3800万円。とはいえ、2人とも多くの子どもを抱えるだけに、いくら稼いでも足りないに違いない。
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