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フジテレビの大晦日は今年もRIZIN!那須川天心対フロイド・メイウェザーの放送は?

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フロイド・メイウェザーと那須川天心

 総合格闘技イベントRIZINは、31日にさいたまスーパーアリーナで開催する『RIZIN.14』をフジテレビ系列の地上波で、18時から23時45分まで、5時間45分に渡って全国中継すると発表した。

 今年は那須川天心対フロイド・メイウェザーのスーパーファイトが注目されているが、このカードが発表された際、RIZINの榊原信行実行委員長は「調整中」とコメント。1976年のアントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦は、新日本プロレスを中継しているテレビ朝日が後援に名を連ねていたのに対し、地上波でRIZINを独占放送しているフジテレビは、会見にカメラクルーが入り、ニュース番組や『ノンストップ!』でメイウェザーのインタビューなどを報じていたが、大晦日の放送については明言を避けている。

 今回、『RIZIN.14』の大会の中継は発表されたが、天心対メイウェザーが放送されるかはまだ発表できないのが現状のようだ。榊原実行委員長はルールも含め、メイウェザー側と「侃侃諤諤」状態であることを明らかにしており、そこには放映権の問題なども含まれていると思われる。日本よりもアメリカの方が権利ビジネスに関しては厳しく、猪木対アリも再放送やDVD化されるまで35年以上の時間を要した。榊原実行委員長は「アメリカの人にも朝早起きしてもらったり、夜中に起きてもらって見てもらう。我々がオリンピックとかサッカーのワールドカップを見るのと同じですよ。日本でやるわけですから」と、当初は「日本ファースト」「会場ファースト」を強調していたが、年またぎ興行になる可能性も示唆しており、まだ流動的な部分が多いのは確か。

 天心対メイウェザーはフジテレビ的にも『打倒!紅白』と久々にアピールできるコンテンツになりそうな気もするが、榊原実行委員長は「朝青龍が出たほうが、お茶の間には響くんじゃない。曙対ボブ・サップ(2003年の大晦日でTBSが放送し、瞬間視聴率でNHK紅白歌合戦を上回った)のようにはならない。メイウェザーはアメリカでは凄い知名度が高いんだけど、日本のお茶の間には届いてないと思う。この試合をメインにするのも違う気がする」と話していた。しかし、その後のメイウェザー発言により、天心対メイウェザーを実現させることが最優先になっている感じは否めない。

 先日発表されたその他の11試合は、堀口恭司、浅倉カンナによるRIZIN初のタイトルマッチ、真珠・野沢オークレアの1年ぶりとなる復帰戦、去就が注目されていたRENAの再起戦など、現在のRIZINが持ち得る全てを出し切ったカードの数々は格闘技ファンの間で期待感が高まっている。さらに数試合、カードは追加される模様で、「参戦したい」とアピールする格闘家が絶たないようだ。

 この大会の試合開始は15時。さいたまスーパーアリーナ史上最長興行になる可能性も出てきたが、大会の全貌が明らかになるまではもう少し時間がかかりそう。メイウェザー対策の練習のため渡米中の天心の願いは「日本の格闘技を広めること」。世紀の一戦は最高のシチュエーションでお茶の間に届けてもらいたい。

取材・文・写真 / どら増田

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