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地上波テレビはもうオワコンか? 名物特番から垣間見える視聴率低下の傾向

 季節の変わり目に放送されるテレビの特番。各局とも趣向を凝らして放送しているが、一番多いパターンは、その局の人気番組を時間拡大したスペシャル編成の番組だ。

 そんな中で、独自の特番を作り、それが半年に一度の名物長寿番組になっているものもある。それがTBSが放送している『オールスター大感謝祭』だ。今年の春で実に48回目。話題のタレントや有名人、著名人ら150人以上が出演し、クイズに答えたり、スポーツに挑戦したりする番組だ。以前は島田紳助(59)が第1回目から第40回まで司会者を担当。総合優勝者には賞金200万円。その他にも過去には高級車やラスベガス旅行、小判がプレゼントされたこともあった。団体戦では超高級旅館が30泊分や、家電300万円分という目の玉が飛び出るような豪華な商品も贈られ、出演者の休憩時間には全国の名物料理が食べ放題で並んだ。
 そんな豪華さが受けて、長時間の生放送にもかかわらず、90年代の視聴率は25%以上を叩き出し、30%以上の回もあった。1994年の秋に放送された際の最高瞬間視聴率は41.1%。みのもんた(71)が、『赤坂5丁目ミニマラソン』を走った瞬間だった。91年秋から始まり、当初は174分だった番組も、紆余曲折があり、ここ29年間はずっと318分に固定されている。

 今年も5分間の前番組『もうすぐオールスター大感謝祭』で始まり、30分の『オールスター感謝祭』に続き、『大感謝祭』という流れだった。今年の視聴率は12.6%。7時には日本テレビ系『天才・志村動物園2時間SP』(114分)が12.8%。同じく7時から始まるNHK『ニュース7』(30分)が12.7%。18時55分からのフジテレビ『めちゃ2×イケてる春の超3時間SP』(198分)は15%。出演人数の多さや豪華出演陣でナンバーワン視聴率を誇ってきた『大感謝祭』だったが、数字だけを見るとマンネリ感が出始めている感じがする。
 「始まったころは、滅多にテレビに出演しない女優や俳優が出演していて、これが新鮮だった。いまの出演者は、毎日どこかのテレビには出ているお笑い芸人が中心。これでは飽きられてしまう。今後は視聴率も下がる一方になるのでは」(テレビ週刊誌記者)

 昨今、テレビ全体での視聴率が下がってきており、『大感謝祭』だけが視聴率を下げているわけではない。テレビ界全体が過度期を迎えたことを『大感謝祭』が示しているのかもしれない。

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