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大量のバット、トレーニング施設、ブルペン! 上地雄輔ら横浜高校野球部OB、母校への寄贈がスゴい!

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浜田雅功

 22日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、横浜高校野球部OBである多村仁氏(元プロ野球選手)、上地雄輔(歌手・タレント)が出演。自身を含むOBたちが、様々な形で母校に寄付・寄贈をしていることについて語った。

 1942年の創立以降、様々な部活動で実績を残してきた横浜高校。中でも有名なのが硬式野球部で、これまで甲子園には春夏合わせて32回出場。“平成の怪物”松坂大輔(現中日)を擁した1998年には、史上5校目となる春夏連覇の偉業を成し遂げてもいる。

 加えて、これまでに64人(内現役18人)のプロ野球選手を輩出するなど、日本屈指の名門校として名高い横浜高校。その強さの秘密について、今回番組で語られたのは「OBからの寄付がスゴい」というものであった。

 多村氏によると、甲子園に出場するとOBからの寄付が数多く寄せられるとのことで、自身の在籍時にも愛甲猛氏(元プロ野球選手)が金属バットを数十本寄付してくれたのだという。また、多村氏も甲子園出場時には20ダース分のボールを母校に贈っていると口にしている。

 今回、多村氏と共に出演した上地は、2009年にバッティングケージを寄贈しており、ケージの傍らには「寄贈 上地雄輔 平成21年4月」と書かれたボードも取り付けられている。「僕、プロ野球選手でもなんでもないのにしてる」と語っていた上地だが、その心意気が後輩たちの助けになっていることは間違いないだろう。

 番組内では他にも、筒香嘉智(横浜)や増田珠(ソフトバンク)といった面々が、プロ入団時にウェイトトレーニング施設やブルペンを寄付したということも紹介されている。OBたちによるこうした1つ1つの“恩返し”が、横浜高校を今日まで強豪校たらしめている理由の一因といっても過言ではないのかもしれない。

 OBからの期待を一身に受ける母校の後輩たちは、23日時点で南神奈川大会準決勝まで駒を進めている。果たして彼らはこのまま甲子園出場、並びにOBからの“粋な”寄付を勝ち取ることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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