「『風のガーデン』は、初回が放送される4日前に、中井貴一の父親役として出演している緒形拳さんが亡くなって注目されました。結果、視聴率は20.1%を記録。回を追って18.0%、15.1%と落ちてはきていますが、大健闘の数字だと思います」(芸能ライター)
このドラマは、倉本氏の“富良野3部作”の完結編で、北海道・富良野にある600坪の敷地に作られた庭を舞台に、絶縁した父親(中井)と家族の再生を描いたもの。
「緒形さんの“訃報特需”なんていう声もささやかれていますが、注目は中井の娘、白鳥ルイ役を演じている黒木メイサです。妻子ある男との不倫に悩みながらも、イギリスでガーデニングの勉強をして来たという設定で、花の名前や花言葉を覚えなくてはならず、大変苦労しています。持ち前の負けん気の強さで頑張っているそうです」(芸能リポーター)
人を射るような強い目力。均整のとれたボディー。そして彫りの深い端正な顔立ちが魅力の黒木。
「今回のキャスティングは、倉本氏の強い要望でそろえられたようです。特に娘役は黒木しか考えられないという思いが倉本氏にはあったようです。決め手はやはり“目”だったようです」(芸能プロ関係者)
黒木は沖縄・名護市の出身で、中学2年のときスカウトされ、15歳で単身上京。ファション誌上でモデルとして活躍するかたわら、04年、つかこうへい氏演出の舞台「熱海殺人事件 平壌から来た女刑事」で、初主演デビューを果たした。
「外見から醸し出す雰囲気のせいなのか、存在感がすごくある。そのため黒木は“大物キラー”とも言えそうです。このまま成長していけば、日本を代表する女優になるでしょう」(同)
絶対負けたくない相手は、現在「イノセント・ラヴ」(フジテレビ)に主演している堀北真希。
「年齢も同じなら、所属事務所も同じ。意識するなという方が無理というもの。お互い“自分の方が上”と思っているようです」(芸能ライター)
いずれにせよ、黒木の将来が大いに楽しみだ。